困ったな。  
前、博士との初体験の話を書いたのを読んだ人もいると思う。今度は、その続きを書いてくれという依  
頼なのだが…。どうしたもんだろう。  
前回の寄稿も、結局エリア51の招待券はもらえなかったし。  
まあ、今度出来がよければ、パプワニューギニアのニオマコド面とイースター島への片道切符をくれる  
ということなので、頑張ってみようか。でも、エリア88四名様御招待も捨てがたいな。  
とりあえず、俺が博士相手にどう初体験をして、それがなぜ羽美にばれたかについては、前書いたもの  
を見て欲しい。それは知ってるものとして、続きを書きだすことにしよう。  
 
その夜、俺の家に帰る足取りは重かった。  
2002年12月25日、博士と初体験をしたホテルからの帰りのことだ。  
俺と博士の関係を知ってしまった羽美が部屋で待ってるのだから当然だろう。まあ、修羅場になるかど  
うか分からないが、羽美が笑って博士と俺の関係を認めてくれるはずもない。ただ、  
『帰るのが一時間遅れるごとに、羽美ちゃんの機嫌が直るのが一日多くかかるわよ。』  
と言った博士のセリフに背中を押されるように、仕方なく帰途についたのだ。  
とらうま町につき、クリスマスの飾り付けを早くも取り外し始めた駅前商店街を暗い気持ちで歩く。  
 
うちに帰ったのは、結局午後10時を回っていた。意を決して部屋に入った。  
羽美は、「なぜか」部屋の片づけをしていた。  
前の日のクリスマスパーティー(予約の女の子でごった返した)は居間でやったので、自室はもともと  
全然散らかっていない。本来、片づけをする必然性など何も無いのだ。  
黙々と片付ける羽美の背中から、「私は忙しいんだからね話しかけないでよ」という雰囲気がものすごく  
立ち昇っていた。  
 
「なあ羽美、さっきの博士からのメールはな…。」  
話しかけたが案の定反応はない。なんとなく片づけの動作がわざとらしく大きくなった。  
「そう深く考えるなって。ちょっとした、なんてゆうか…な?」  
答えない。実は上の二つのセリフには、30分ほど間隔があいている。極度の対話拒否に声をかけづら  
い事この上ない。  
 
こいつは昔からこうだ。子供の頃、この部屋でケンカすると、俺にぷいっと背を向けて、わざと大きな  
音を立てながらこれ見よがしにおもちゃ箱を片づけ始めたりしたもんだ。  
 
「俺だって、たまに、ムラッと来る事もあるさ。一回だけだし…それに、頼んだらお前やらせてくれた  
わけでもないだろ?」  
苦し紛れにちょっと挑発的な事を言ってみた。  
羽美は突然片づけを打ち切り、布団を敷くと、割烹着だけ脱いで寝具に潜り込んだ。  
むこうを向いて寝ているふりだ。しかし寝ていないのは明らかだ。電気ついたままだし。  
「全く、何をいじけてんだよ。そんなんなら、殴られたほうがまだましだぞ…。」  
出し抜けに羽美は起き上がり、無言で電灯を消すと、また布団に潜った。  
 
仕方が無い。一旦部屋を離れ、風呂に入った。  
風呂から出ると母が居間から廊下に出てきており、心配顔(珍しいことだ)で俺に尋ねた。  
「改蔵一体羽美ちゃんと何があったの?日が暮れた頃から、あの娘ものすごくそわそわして落ち着かな  
くて、可愛そうなくらいだったわよ。今どうしてるの?」  
「寝てる。」  
他に言いようがなかった。母は釈然としないようだったが、居間のTVの前に戻っていった。  
 
部屋に戻っても、羽美は俺が風呂に入る前と全く同じままの状態だった。  
俺は風呂に入ってる最中から、部屋に戻ったときの行動を決めていた。それを実行に移す時だ。  
一つ呼吸をし、羽美の背中に言い放つ。  
「入るぞ。」  
布団に潜り込む。  
羽美が無言のまま、布団から飛び出そうとする。予測してた事なので、身体を抱え込むようにして布団  
に引き戻した。しばらく布団の中で揉み合った。博士とは肉付きの違う、しなやかで柔らかい身体。羽  
美が初めて口を開いた。  
「離してよ!止めてよ、馬鹿!スケベ!止めてってば!」  
 
2人にしか聞こえない小声で言い争う。  
「話を聞けよ、落ち着けって、あんな事に…いてて、ちょっと待て…」  
「改蔵の浮気者!強姦魔!スケベ男!女の敵!裏切り者!ガチャピン!犯罪者!けだもの!変質者!」  
「ひ、ひっかくな、だいたい浮気者って何だよ、そういう事の言える関係じゃなかっただろ俺達…」  
「どいてよ!重いわよ、どけってば!どかないと呪うわよ、出てってよ…どいて…ふえ…え…」  
泣き出した。  
「…こんな…こんなクリスマス…最低…」  
布団の中、抗いながらしゃくりあげる羽美の身体を上から押さえつけながら、俺はなんで自分はこんな  
必死なんだろうと考えていた。薄暗がりの中、なぜか羽美の泣き顔だけが妙にはっきり見えた。  
 
羽美は10分ほどで泣き止んだ。もう抵抗もしない。  
二人は一つの布団の中だ。俺は寝る時の格好だが、羽美はさっきまで片づけをしてて割烹着を脱いだだ  
けなので、上はブラウスとカーディガン、下はトレーナーのズボンを身に付けたままだった。  
 
その気になれば、大声を出して俺の母に助けを求めることも出来たはずだ。だが羽美はそれをしなかっ  
た。浮気した俺への嫌悪感はあるが、拒絶が自分に不利でしかないことも判っていたのだろう。  
博士は俺がホテルから出る間際こう言った。  
『羽美ちゃんは、自分のほうが浮気相手の私より親密にならなくちゃと焦っているはずよ。嫌悪感を取  
り除き、閉ざした心を開けば、自分から改蔵君を受け入れようとするわ。それができれば、女の子の扱  
い方の第一段階はクリア。だからがんばってね。明後日までの宿題よ。』  
女の子ってそんなふうに男に都合良く出来てるものかと尋ねたが、博士に言わせると、少なくともその  
時の羽美の心理状態はそうなのだとの事だった。  
しかし、どうやって心を開けというんだ…?  
 
もともと小さい頃から、羽美とケンカしても、俺から仲直りしようとしたことはあまり無い。幼馴染と  
いうのは腐れ縁なので、泣かせてもいつのまにかなし崩し的に元通りになっているものなのだ。  
大体、俺が羽美を泣かすより、羽美が俺を泣かせた回数のほうがずっと多いんだが。  
俺は必死になって、数少ない俺からの仲直り行為の内使えそうなものをピックアップしようとしていた。  
 
小学校に入ってすぐ、公園で思い切りドッジボールのボールをぶつけてしまった時は、泥だらけになっ  
た泣き顔を濡らしたハンカチで一生懸命拭いてあげていたら機嫌が直った。使えない。却下。  
 
3年生のとき、二人一緒に風呂に入って手のひらで叩き合ってもみじマークをつけて遊んでて、調子に  
乗って胸も尻も腿も真っ赤になるまで叩いて泣かせてしまった時は、100個近い人形の股を縫い合わ  
すのを強要されたっけ。これもこの状況では使えない。  
 
6年生の時、羽美の弟と、羽美が寝ている間に顔に落書きをした時は、PG15のスプラッタ映画を歳  
をごまかして観に行くのに無理やり付き合わされた。やはり却下だ。  
 
中学1年になって、膨らみかけの裸の胸を見て興奮し、押し倒して揉んでしまった事もあった。そうい  
えばあの時は、髪を撫でてあげたら泣きやんでおとなしくなったっけと思い出した。  
あの事件は結構後に影響があり、翌日から羽美は俺を「改蔵」と呼び捨てにするようになった(それま  
では「改蔵君」と呼んでいた)。まあ、俺も対抗して「羽美」と呼び捨てるようになったのだが。それま  
での無邪気な「互いに好意を曝け出している幼馴染」でなくなったのは、思えばあの時からだ。  
俺は羽美の髪を撫で始めた。あの時と同じように。  
 
やがて、羽美の表情がとろんとしてきた。あの頃と同じ、猫がのどを撫でられる時のような表情…とは  
ちょっと違うか、上手く表現できないが、うっとりとした表情。  
意外だったが、うまくいきそうだ。  
随分長い間、俺は羽美の髪を撫でつづけた。身体の緊張が解け、たまに俺を見つめ返すようになったの  
は、我が母親が寝付く気配が聞こえてきた後だった。  
 
次に進むべき時が来ていた。  
撫でていた手を、カーディガンの胸の一番上のボタンに持って行く。羽美の表情を見る。拒絶しない。  
ボタンを外してゆく。外している間も羽美は無反応だった。OKという事なのか。単にもうどうでもい  
いやと思っているのか。どっちにしろ、俺は行動を変えるつもりはなかった。  
次にブラウスのボタンを外しはじめた。  
羽美は妙にばつの悪そうな表情をしている。ボタンを全部外し、胸を開く。  
羽美の下着は、いわゆる「ババシャツ」というやつだった。  
ばつの悪そうな表情をしていた理由がわかった。  
まあ、こういうシャツは暖かいらしいが。まさかこんな事になるとは思わず、一番ダサイのを着てしま  
ったのだろう。ベージュで、洗い過ぎて襟がよれよれになっている。少しほつれている所もある…。  
 
まあいい、とにかく脱がせてしまえば、何でも同じだ。ムードがどうとか言ってられる状況ではなかっ  
たのだ。ババシャツを下からめくり上げ、胸を出させる…つもりなのだが、羽美は完全マグロ状態なの  
で、これが難しい。かなり無理に引っ張って、ブラジャー共々ようやくめくり上げた。  
 
数年ぶりに、羽美の乳房を見た。  
(…なんだ、ほとんど大きくなってないな…)  
羽美はばつの悪そうな表情のままだ。両腕は上に力なく曲げ、顔は少し左を向けて俺から目をそらして  
いる。薄暗がりの中でも、彼女の頬が真っ赤なのが良くわかる。  
数時間前に博士の豊満なおっぱいを見て触ったばかりなので、羽美の乳房が余計小さく感じた。羽美が  
恥ずかしそうに身じろぎするたびに、プルプル揺れて自己主張する。乳房自体が小ぶりな分、大きめの  
乳首が目立つ。呼吸につれ、胸全体が上下していた。  
俺は乳房に触ってみた。羽美がビクッ、と反応する。  
「恥ずかしいか?」  
コクコク頷く。結構可愛い仕草だ。手で優しく揉んでみる。  
呼吸が大きくなり、胸の上下する振幅が広がった。感じてるようだ。  
指先を乳首に持って行った。既に硬くなっていた。どうやら軽く揉んだだけでそうなってしまったらし  
い。随分と感度がいいみたいだ。俺は左腕を羽美の脇から背中に回し、強く抱きしめキスをした。唇を  
吸い合う音がする。羽美とこういうキスをするのも久しぶりだ。  
薄暗い室内、しばらくはキスの音だけがしていた。  
数分後。そろそろ下半身を脱がせようと、唇を離し、彼女のズボンの腰のゴムに手をかけて言う。  
「なあ…脱がせるから腰を上げてくれ…。」  
羽美はぽかんとしていた。もう2回言ってやっと意味が通じた。かなり戸惑っている、というか、こう  
いう時どうすればいいかわかっていなかったようだ。  
 
羽美は、上半身は服を着たまま胸を露出し、下半身は靴下しかはいていない状態になった。  
茂みに触ってみる…けっこう毛深い。  
布団を被っていたので羽美の股間は真っ暗で見えないが、陰毛は博士より羽美の方がずっと多いようだ。  
羽美は顔全体が真っ赤になっていた。気にせず陰毛をかき分けて指をアソコに到達させる。  
身を硬くする。他人に触られるのは生まれて初めてか。  
 
少し予想していた事だが、かなり濡れていた。湿った熱い肉のひだが、俺の指にねちっと絡みつく。博  
士のそれより薄く柔らかい。濡れ具合もかなり違う。  
膣口の周囲の特に濡れている所、そこをなで回すようにする。前方の硬く尖ってきた部分を触る…。ま  
もなく羽美は大きな声を出し始めた。  
「ちょっと待て、あまり大きな声出すなよ…。おふくろが起きちゃうよ。」  
羽美は両手で口を押さえた。声を押し殺す。  
この仕草を、俺はその夜以降、毎晩のように見る事になるのだ。  
「んっく、んーん…っ、んふぅ…ん、んーっ…」  
ちょっとかわいそうだが仕方ない。口で左の乳首を吸う。右手でアソコをいじり続ける。  
唇を乳首以外のところにも持ってゆき、あちこちにキスをした。羽美は風呂に入ってないのか、かなり  
汗臭かった。恐らく、本人はババシャツの件よりこっちを後悔していただろう。  
 
羽美は感じている声を出す以外は無言だった。こうして欲しいとも、これは嫌とも言わない。まだ心を  
許していなかったのだろう。俺も必要最小限のことしか言わなかった。かなり緊張していたんだと思う。  
時計を見たら、もう夜中の1時だった。  
羽美はぐしょぐしょだし、俺のモノも、もうはち切れそうになっていた。羽美に入れたくてたまらなか  
った。こんな気持ちになったのは久しぶりだった。  
以前はその気持ちは抑えていた。だがこの時は、実際にそれを行動に移すべき時だった。  
 
「羽美…入れるぞ、いいな?」  
羽美は頷いた。だが、拒否しても強引に挿入していたと思う。そのくらい俺は昂ぶっていた。  
 
しかし、そこからが結構手間取ってしまった。  
まず、入り口にあてがうのが意外と難しかった。手で弄って挿入位置の見当をつけておいたつもりだっ  
たのに上手くいかない。その瞬間まで忘れていたが、俺もその日の昼まで童貞だったのだ。博士は手で  
導いてくれたのだが…。何度か失敗し、ちょっと焦って、やっと探り当てた。  
(…ず、ずいぶん下にあるな…女の子により位置がだいぶ違うもんだとは聞いていたけど…。)  
まだある。  
腰を前進させようとすると、とたんに羽美は身を硬くしてずり上がるのだ。三度試して、三度ともずり  
上がってしまい、どうにも入れられない。肩を押さえ込んでみたが、今度は腕を突っ張って抗った。  
心は拒否していないのだが、身体が本能的に逃げてしまうらしかった。  
俺はどうすればいいのか判らず困ってしまい、だんだん可笑しな体勢になっていった。二人とも真剣だ  
ったのだが…。この時試そうとしたことを描写するだけで、1本コメディが書けるのだが止めておこう。  
そして最終的には、いろいろ試して上手くいかなかった末、結局元通り普通の体勢でしようとした時に  
それは起きた。ごく自然に身体を重ねて位置を確かめ腰に力を入れたら…羽美が小さな悲鳴をあげた。  
 
別に何か破れる感触がしたわけでもない。が、羽美は傷ついた人間特有の悶え方をしていた。  
「痛いか?」  
羽美は涙を流しながら首を縦に振った。だからといって続きをしないわけにもいかない。  
まだ途中しか入っていなかったのを押し込む。熱くぬめっとした感触の肉を貫く。さすがに狭い。  
羽美は俺の腕を必死に掴んでいた。すごい握力で爪を立てられて痛い。それはなんだか羽美の痛みが伝  
わって来ているような気持ちだった。  
 
羽美の息の匂いがする。俺を見つめている。汗の浮き出した身体を密着させ、男物の布団の中で2人は  
不器用に蠢いていた。  
羽美の痛そうなうめき声と、俺の荒い息の音が続く。  
博士とした時は長時間保たせようと必死になっていた俺だが、こんな時にこらえていては可哀想だ。羽  
美はまだ痛そうにしていたのだ。俺は意図的に早めに終わらせる事にした。  
挿入部に意識を集中する。じかに擦れ合う濡れた粘膜の感触。処女の膣内…。俺はすぐにたまらなくな  
っていった。抜いて外に出すような精神的余裕などなかった。  
下半身の全ての体液が股間に集まって行くような感覚…それが根元の部分にぎゅっと溜め込まれ、そし  
て出口を求めて大きくふくれあがり…その日3回目の快感…どく、どくと羽美の中に全て出てゆく…。  
 
「終わったぞ…。」  
羽美はほっとしたような安心した顔だ。俺の顔をまじまじと見て、それから恥ずかしそうに微笑み、自  
分からキスをしてきた。軽い唇を触れあわせるだけのキス。  
両腕を俺の首に回し、俺を静かにぎゅっと引き寄せた。遠くで犬が吠えていた。俺達は繋がったまま、  
結構長い間抱きしめ合っていた。  
抜く時また少しだけ痛がった。羽美はぐったりしてしまってたので、俺は自分のもののついでに彼女の  
陰部もティッシュで拭いてあげた。  
それは単に親切なだけではなく、見ておきかった事があった訳だが。  
 
ティッシュには、わずかだが血がついていた。  
 
腕枕をしてあげると、羽美は目をつぶり、俺に甘えるように身を預けた。幸せそうだ。  
まもなく、寝息が聞こえてきた。  
 
 
「改蔵、羽美ちゃん、もう朝よ。冬休みだからっていつまで寝てちゃ駄目よ。改蔵、起きてる?」  
いつのまにか朝になっていた。二人とも完全に寝入っていたようだ。俺は慌ててパジャマの下をはき、  
さも押し入れから出てきたかのような音を立てて偽装する。うちの母が、必ずドアをノックし、OKが  
あるまで開けない性質なのでこういう時は助かる。ドアを2センチだけ開けて会話した。  
「んー、起きてるよー。」  
「ご飯出来てるわよ。羽美ちゃんも起こして。」  
「ほーい。」  
母が去り、振り向くと羽美は上体を起こしていた。くしゃくしゃの髪を撫で付け、ババシャツを下まで  
引き下ろしながら、前の晩俺が脱がせ放り出したパンツを探している。  
「聞いたろ?もう飯だとさ。早く着替えて行こうぜ。」  
二人の視線が交差する。  
俺はあれっと思った。  
「まだ許してないからね」という目つきなのだ。  
俺は思い出した。  
こいつは初体験させてあげたくらいで機嫌がすっかり直るほどさっぱりした性格じゃないという事を…。  
 
朝食が終わると、羽美は買い物に行きたいと言い出した。  
何となく、有無を言わせないような雰囲気がある。  
今さらながら、博士の言った、「一晩じゃなだめきれないだろうけど」のセリフが思い起こされた。  
(仕方ない。昼間機嫌を取って、今夜もう一回なんとかしよう…。しかしつくづく、扱いの難しい女と  
幼馴染兼同居人兼肉体関係になってしまったもんだ。他の女ならこんな苦労しないんだろうな…。)  
 
実はそうでもないと後になって知るのだが、それはまた別の物語だ。  
 
クリスマスの翌日なので、街はあっという間に正月を迎える飾り付けに変わっていた。  
俺は羽美が買い込んだ衣料雑貨を両手に抱え彼女の後ろを歩く。もちろん金は全て俺が出したのだ。  
商店街は年末の福引のコーナーがにぎわっていた。  
景品は「SBT豪華客船で行く!南国楽園の旅」だ。例のペアでご招待のやつ。  
一瞬、羽美とその豪華客船に乗り、船室内で二人でやりまくるシーンが頭をよぎった。プチ予知能力だ  
ったのかもしれない。だが当時はそれより、羽美に街中を引きずり回されているそんな状況でも「ペア  
で旅行」というと当たり前のように同伴者は羽美だと発想する自分が理解できずにいた。  
デパートめぐりは続く。  
エスカレータで、足早に先に登って行く羽美のミニスカートの中が見えた。  
(そう言えばこいつ、もう処女じゃないんだよなー。しかも俺のせいで。)  
水玉模様のパンツの羽美の尻を見ながら俺は不思議な気分だった。  
歩く姿を見ても特に痛そうにもしていなかった。急に女っぽくなったようにも見えないのだが。  
まあ、処女を喪失しても、その瞬間から劇的に変わるタイプの女ではないのだろう。  
 
羽美の機嫌が直るには時間がかかった。一直線にだんだん機嫌が良くなって行った訳ではない。何度も  
波があり、機嫌は良くなったり悪くなったりし、前日の博士との事を何度も蒸し返し、泣きそうになっ  
たり怒りそうになったり、それが急にけたけた笑い出したりするのだ。ずいぶん振り回された。  
やっと一休みさせてもらったのは、4軒目のデパートの屋上だった。  
「うー疲れた…随分買ったな。もう気が済んだか?気は晴れたか?」  
「少しはね。でも、このくらいしてもらって当然でしょ?なんたって、改蔵は他の女と浮気したあげく、  
私の処女を無理矢理奪ったんだから。」  
「!?なんだよそれ!?べつに無理矢理奪った訳じゃないだろ?」  
「浮気者改蔵。強姦魔改蔵。」  
「ちょっとまてよー!」  
 
俺は耳を疑った。羽美が最終的に拒絶しなかったのには確信があった。だいたい、終わった後、あんな  
に幸せそうにしていたじゃないか。こういう電波は初めてだった。  
「レイプは重罪よ。わかってる改蔵?それを無しにしてあげようって言うんだから、感謝してよね。」  
「あのなあ。おまえなあ。なんていうかなあ。」  
「それに、浮気だって罪は重いわよ。人形で呪われないだけ、感謝してよね。」  
「だからなあ。それはなあ。つまりだなあ。」  
「ねえ改蔵。ここの秘密基地、覚えてる?」  
羽美がいきなり話題を変えた。  
 
昔はこの屋上は小さな遊園地になっていて、そこに粗末なお化け屋敷があった。開場してあっという間  
に閉鎖されたのだが、鍵が壊れている裏口を偶然俺が発見し、一年ほど二人で秘密基地にしていたのだ。  
「二人きりのファッションショーとかしたよね。」  
「俺を着せ替え人形代わりにしただけだろ。」  
「ははは。改蔵のお姫様姿、写真に撮っとけばよかったなー。」  
「不発弾になる所だったな。俺もお前がビール飲んで目を回してぶっ倒れた所、撮っとけばよかったぞ。」  
「…そんなことあったわね。あの時、改蔵、私にエッチなことしなかったでしょうね?」  
「誰がするかよ、小5のガキに。」  
「そうかなー。でも、夕べの改蔵は、私の処女を無理やり奪ったしね、わかんないよね。」  
またこれだ。  
とにかく、俺に気を許したような会話を振っておいて、こっちのガードが下がったと思うとこのセリフ  
を持ち出して俺にダメージを与える、それをこの日の羽美は繰り返したのだ。  
これだったら、普段の電波飛ばしてる羽美のほうがよっぽど楽だ、扱い方わかってるし…そう思った。  
新種の羽美地獄と言えよう。  
このとき俺は、羽美と肉体関係になってしまったのを、心底後悔していた。  
 
まあ、博士とした「浮気」の方は後悔していないのが、男の身勝手なのは判っているが…。  
うちに帰った時は、大荷物と心理攻撃でへとへとになっていた。  
「あらおかえり。まあ、大量に買い込んだわね。羽美ちゃん随分機嫌がいいじゃない。」  
「そーでーす。だいぶ晴れやかになりましたー。改蔵、早く、何してんの、荷物こっちこっち。」  
母は、俺とすれ違う時、小声で「何があったか知らないけど大変ねぇ」と囁いた。  
 
夕食が終わって、二人とも風呂に入った(もちろん別々にだ)後、また一悶着あった。いきなりまたわ  
ずかな言葉尻を捕まえて、前日の博士との事を蒸し返す。羽美はまた布団に潜って背中を向けた。  
「なー。どうすりゃいいんだよ、もう機嫌直してくれー。」  
「…あんたって、昔っからそうよね。私の気持ち、ほとんど考え無しに突っ走って。」  
それはお互い様だろと思ったが黙っていた。その間も羽美は俺の罪状を次々リストアップする。  
「なんつうか…よく覚えてるなそんな事。」  
「夕べ思い出したのよ、大部分は。改蔵に犯されてる最中にね。」  
「…」  
「あはははは。おもしろーい。ね、初めてキスしたときのことは覚えてる?」  
「小3の時だろ。それまでは、キスすると赤ちゃんができるからって、しないでいたんだよな。」  
「そうそう、キスじゃ出来ないってわかって、じゃあ安心だねって、その日10回くらいしたのよね。」  
そんなにしたっけか。前の日、博士には「羽美とは今までに全部で10回くらい」とか言ったが、結構  
カウントに入ってないのがあったようだ。  
 
布団に入った羽美の脇に座り込んで、しばらく子供の頃の思い出話をした。羽美の機嫌取りだ。  
会話は慎重に行った。そろそろ俺も、踏んではいけない地雷がどこにあるのか見当がつき始めていた。  
これも身をもって覚えた女の子の扱い方のレッスンの成果なのかも知れない。  
 
「ねー。昔この部屋で、私改蔵に押し倒されて、裸の胸を揉まれたりした事、あったよね。中1の時か  
な。あの時私すごく抵抗したのにね。ほんっと鬼畜よね。」  
「何言ってんだ、あの時、気持ち良さそうにしてたじゃないかお前。」  
「んな訳ないでしょうっ。」  
羽美は真っ赤になった。  
あれっと思い、俺はカマをかけてみることにした。うまくいけば、形勢を逆転できるかもしれない。  
「嘘付け。昨日思ったけど、お前随分胸が感じやすいな。誰か他の男に揉まれて開発されたんじゃ…」  
「ちがうもん、それは自分でいじっていたから…あ。」  
「ほう。胸だけじゃないだろ、アソコもいじってんだろ?お、否定しないな?いつ頃からだよ?」  
「中2…。他の娘達が話てるのを背中で聞いてて、真似してみて…。」  
形勢は逆転した。俺は余裕で問い詰める。  
「なるほどなー。初めっから、ちゃんとイク事できたか?」  
「ええと、はじめはくすぐったいだけで、イクようになったのは半年くらい…って、やだ、私何話して  
るんだろう改蔵に?もういいでしょー?ねー。それより…キスしようよー。」  
「キスしたいのか?じゃあ…。」  
「…ちょっと、何でキスで布団に入ってくるのよ。」  
「いいんだよ。これでいいんだ。」  
布団に入るとキスのついでに新品のパジャマの上から羽美の身体をまさぐり出す。完全に俺のペースだ。  
「なあ、さっきの、お前のオナニーの話だけど…この部屋で暮らすようになってからもしてたんだろ?」  
「…ちがうもん。してないもん。」  
「正直に言えよ、してるんだろ?」  
俺はパジャマの上から彼女の股間をさすっていた。羽美は真っ赤のまま頷いた。  
「そうかそうか、やっぱりしてたか。いつしてたんだ?気が付かなかったぞ。」  
 
「…お風呂に入ってる時とか…」  
俺は羽美のパジャマを脱がせ始めた。その間も回数とかを聞き出す。  
「回数は…えっと…週に一回くらいかな…ねえ、脱がすなら電気消してよ…。」  
今度は明るいところでしたいと思ったのだが、まあ仕方ない。俺は灯りを消し脱がせはじめた。  
もれ入ってくる街灯の薄明かりが頼りだ。  
パジャマの下につけていたのは、高級そうなかわいらしいキャミソール風の下着だった。  
純白のシルクで、胸元に小さな赤いリボンのワンポイントがある。大量すぎて気付かなかったが、その  
日買ったものの中に入っていたらしい。  
俺に見せる為に着たのだろう。その夜も抱かれる事になるのを自分でも期待していた訳だ。前の晩はバ  
バシャツでひどくばつの悪い思いをしたので、二回目位綺麗に着飾って脱がせて欲しいと思ったようだ。  
これも女心か。  
 
大切な下着らしいので慎重に脱がせた。右の胸を揉みながら左の乳首を吸う。例によってビクッとなる。  
「やわらけー。ほんと感じやすいな、いいおっぱいじゃないか。小さいけど。」  
羽美は最後の一言に反応してむっとする。が、俺は構わず下を脱がせ始めた。  
パンツも新品のまっさらなやつだ。レースをふんだんにあしらった、夜の勝負用っぽいパンツだ。  
パンツを脱がせ全裸にし、改めて身体を観察する。  
胸が小さいのを除けば、まあまあなプロポーションか。  
中1の、押し倒して胸を揉む事件の時までは平気で俺の目の前で裸になってたものだが。その頃と比べ  
ると、尻の肉付き、腰のくびれ、陰毛の生え具合、乳首など…成長したもんだ。  
愛撫すると声が出始めた。  
「ん…ん、恥ずかし…、ん、改蔵…ぉ、んん…。」  
また口に手を当てて押し殺させた。胸から上を唇で刺激し続ける。  
 
風呂で全身念入りに洗ったらしく、羽美の肌からは今度は石鹸の香りがする。  
アソコをいじるくちゅ、くちゅ、という音がする。もちろん乳首も硬く勃起してしまっている。  
他に弄るところはないかな、と考えていて、小さい頃の羽美には、やたらくすぐったがるポイントが一  
箇所あったのを思い出した。  
ひょっとしたら、あのポイントは羽美の性感帯かもしれない。実行に移した。  
「ひゃ?あ、だめ、改蔵!待って止めて、そこ駄目、駄目だったら!あ、あうう…」  
「声出すなってば。」  
「ん、んーっ!ん…あ、や、やっぱだめ、やだぁ。あ、ああ!?」  
俺は構わず攻め立てた。大当たりだ。  
羽美が自分で口を塞がないので、俺の左手で彼女の口を塞ぎ、右手でそのポイントを弄った。大きく喘  
ぎ、脚をじたばたさせる。苦しがっているようでもあり、悦んでいるようでもあった。  
 
ちなみにそのポイントの位置は、絶対秘密と羽美に念を押されており、残念だがここには書けない。  
 
涙目になってきて、ちょっと可哀想なくらいだ。しばし休憩、手をどけて訊いた。  
「どうだ?すごくいいだろ?ん?」  
羽美はそれに答える代わり、おねだりし始めた。妙な口調だ。声が極端に甘ったるい。  
「ね、ねえ、ねーえ、改蔵…」  
「?なんだよ?」  
「ねえってばあ…ねえ、ねえー。」  
最初は何をねだっているのかわからなかった。かなり差し迫った要求らしいのだが…。  
「だからぁ…ね?お願い…ねえ…。」  
涙を浮かべ懇願する目を見て、やっと「入れて欲しいの」とねだっていることに気づいた。  
 
俺は前の晩ほど、入れたくて切羽詰った状態ではなかったが。そんな風におねだりされたら仕方ない。  
「入れて欲しいのか?…いまさらなこと聞くけど、お前今安全日か?」  
「…うん…」  
「じゃ…いくぞ?」  
「…うん…」  
2回目でも痛がる娘はいると聞く。しかし羽美はそうではなかった。  
 
すっかり入りきる。羽美はそれを味わっているような表情だ。俺はゆっくりと腰を動かし始めた。  
キスをする。舌を絡めあう。それに合わせるように、羽美のアソコが柔らかだがしっかりとした締め付  
けを繰り返す。俺の背中に手を回し、のたうつ柔らかな身体が艶かしい。  
俺の心の底の何かに火がついた。腰を激しく動かし出した。  
「あ、あっ…改蔵、そんなにしたら…」  
「声出しちゃ駄目だろ…。」  
「だ、だって…ん、んんー…、んー!」  
羽美はまた必死に口をふさぐ。  
繋がった所がぐちょぐちょと音を立て始めた。声を出すなといっておきながら、俺は質問した。  
「気持ち良いか?」  
「うん、うん…気持ち…いい…うそ、やだ、何これ…こんなの恥ずかしい…。」  
羽美は「恥ずかしい」を何度も繰り返した。俺のモノを入れられて感じている自分に戸惑っていた。エ  
ッチな女の子になったようで、ひどく恥ずかしいらしかった。  
前の晩は痛がってただけなのに、随分変わったものだ。  
遠くの大通りからこんな深夜にバイクの爆音が聞こえてきていた。  
 
「ね、改蔵、好き、好きだよ、ねえ、好きなの…。」  
羽美に「好き」といわれるのはいつ以来だったろう。  
答える代わりに俺は彼女の左手を右手で握り締めた。強く握り返してくる。長い髪が乱れて広がっている。  
何度も何度もキスをし、舌を絡めあった。俺に子宮を突かれるたびに、小さな乳房が可愛く揺れる。  
二晩目にしてやっと、俺はSEXという行為の真の心地よさを実感できるようになってきていた。  
ずっとそうしていたかったが、しばらくすると羽美の様子が変わってきた。  
「だ、駄目、私もう…だめぇ…」  
「ん?何が駄目なんだよ?イキそうなのか?」  
「うん、駄目なの、改蔵…だめ…駄目なの…」  
「まだだよ。俺はまだなんだよ…一緒にイクんだ。な?」  
羽美は困ったような顔になった。  
「そんなの…無理だよ、あ…あ…駄目だよ、だめ…だよ…お…!」  
と言うと同時にビクッと身体を硬直させた。俺が対処する隙もなく、ぎゅーっ…と俺に抱きついた。  
イッてしまったのだ。羽美のアソコはヒクヒクと締め付けて来る。  
初心者の2人が同時にイクというのはそうそう上手くいかないらしい。  
本人は恍惚の表情。気持ち良さそうというよりすこし苦しそうな…なるほど、羽美はイクとこういう顔  
をするのか。膣は依然として俺を小刻みに締め付けていた。  
 
羽美がクタッとなってから、俺は腰を動かすのを再開した。イッてしまったアソコの中はじゅくじゅく  
に熱くなっていた。それを何度も何度もつらぬいて突き上げた末、ついに俺も弾けた。  
搾り出すような強い吐出…同時に激しい快感が俺を突き抜け…前の晩三回も出したのにもうこんなにと  
いうくらい大量にしかも勢い良く…繋がった狭い隙間を満たし、さらに溢れ出していく…。  
 
数分の間、俺は羽美に全体重をかけて満足していた。こんな気持ちのいい射精は久しぶりだった。  
羽美がもぞもぞしだす。俺が重いのだろう、抜いて隣に横たわる。腕枕をしてあげると尋ねてきた。  
「ね、私の中でイッて、気持ちよかった?」  
「ん?」  
「私の中って、気持ちいい?」  
「ああ。すごく良かったぞ。」  
「んふふふー。」  
心底嬉しそうだ。  
羽実は上体を起こし、仰向けの俺に唇を重ねてきた。肌を密着させて舌を絡める。それで満足したらしく、  
コテンと俺の腕に頭を乗せて目を閉じ、幸せそうにため息をついた。機嫌は本格的に良くなったようだ。  
女の子の扱い方の第一レッスンが終了、というわけか。  
「寒いね。もっと体、寄せていい?」  
「ああ。」  
「んー、改蔵あったかーい…ね、これからも、ずっといっしょにいようね…。」  
「ああ。」  
ごく普通にそう答えた。別に嘘をついたつもりはない。  
「もう、浮気なんか、しないでね。」  
「ああ。」  
…これはちょっと本気でない。でも男ってのはそんなもんなのだから仕方なかろう。羽実はそれを見透  
かすように俺の目の奥を覗き込んでいた(博士の仕草に、驚くほど似ていた)が、話題を切り替えた。  
「私ね、前からやりたいと思ってたことがあるんだ。いい?」  
「なんだよ?」  
「あのね…大晦日から元旦になる瞬間を二人でコタツに入って待つの。でね、2003年が明けた瞬間、  
お互いに『おめでとうございます』を言うの。一緒に暮らしている二人にしか出来ないことでしょ?」  
 
なんだ…てっきりSEX関連のプレイの事かと期待したのに、子供みたいだ。  
「まあ、いいんじゃないか?」  
「…改蔵、じゃあこれは?新しい予約、入れていーい?私をお嫁さんにする予約。」  
「…」  
「あー。その気ないんだ。浮気する気なんだ。他の女と結婚する気なんだ。さーて、どうしよーかなー。  
私がレイプされたって、誰彼構わずメール送りまくろうかなー。それとも…うひゃうう!?」  
俺がまた羽美の例のポイントを弄りだしたのだ。羽美は悶絶する。  
「あふ、そこ、だめだっ…てば、ああもう、だいたい何で…そんなとこ知ってんのよ…やははは。」  
「小さいころから知ってるさ。昔から、ここくすぐるともうぜんぜん駄目だったじゃないかお前。」  
「ああん…お…幼馴染って…やらしい関係よね、弱点も恥ずかしい所も全部知られきってるんだもん…」  
言いながらまだ火照っている柔らかな肌を俺の腕の中でくねらせる。俺の心にまた火が点いた。  
そのまま二人はその夜二回目のSEXに突入した。  
二回目では二人は同時にイク事が出来た。強く絡み合い二人同時に高みに達する満足感に身を浸しなが  
ら、俺は昼間の「羽美と肉体関係になってしまったことへの後悔」を全面的に撤回する気になっていた。  
 
この話はこれで終わりだ。あれからだいぶ経った。もうすぐ次のクリスマスだ。  
俺が「女の子の扱い方」を覚えた後、俺と羽美とその周りの関係はかえってトラブルが増えた。博士が  
言った目論見とは逆の結果だが、実は今の状態が博士が真に目論んだものなのかもしれない。  
 
なお、羽美と関係を持ってしまった件に関しては、いまだに俺は、心底後悔してはそれを全面的に撤回  
するのを繰り返している。どちらに最終的に落ち着くのかわかるのは、まだ随分と先になりそうだ。  
まあ、こういう関係になった男女なんて皆そんなものなんじゃないかと思うのだが、違うだろうか。  
…特にそれが、幼馴染の二人の場合は。  
 
−完−  
 

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