夜の墓場。  
 シンと静まり返り、暗闇の中にお墓が並んでいる。  
 その静寂を、テッテッと小さな足音が駆け抜けていった。  
 小さな女の子。いかにも夜の墓場には似合わない。  
 赤い着物に、黒いおかっぱが可愛らしいまだほんの小さな童女。  
 まるで日本人形がそのまま生を受けて動き出したかもような容姿だ。  
 だが童女は人間ではない。   
 座敷童女。家に住み着き幸運をもたらすと云う、ちょっと恥ずかしがりやの可愛い童女妖怪。  
 その座敷童が小さな脚をせっせと動かして、墓場の間をすり抜ける。その後ろから無数の影が迫っていった。  
「キキ」  
 座敷童を追うのもまた人間ではない。  
 お腹の大きく膨れ上がった小鬼。餓鬼だ。  
それが複数。集団で座敷童を追いかけている。  
 
 いつものように妖怪退治に出掛けた天乃杜神社の巫女姉妹、天神かんなとうづき、そして半鬼の木島。  
墓場で餓鬼の群れとぶつかり、交戦中に仲間の妖怪の座敷童がはぐれてしまった。  
 回復は得意だが直接戦闘は不得手な座敷童。その可憐な童女妖怪を、醜悪な餓鬼が取り囲むように迫っていく。まるで狩りのように。  
「はぁはぁ」  
 小さな口から白い息を吐き座敷童は足を止めた。  
 周囲を無数の餓鬼に取り囲まれ、もう逃げ場は無い。そして木島にかんなとうづき、友達の姿は無い。  
 
 足を止めた座敷童に一体の餓鬼が踊りかかる。鋭い爪を立て。  
「え〜い」  
 目を閉じて座敷童はぽかぽかと殴りかかった。まるで駄々っ子のように腕を上下に振り回す。  
 ぽかぽかと小さな手が迫った餓鬼の頭を打ち、たまらずに仰け反った。  
 だが一体目を退けたのも束の間、左右と後ろから一斉に飛び掛かってくる。  
「キャー!」  
 静かな墓場に小さな金切り声が響く。鋭い爪が赤い着物を引き裂き、白い肌が晒された。  
下着は身に着けていない。白い滑らかな肌に赤い引っ掻き傷が走り、可愛いらしい顔が苦痛に歪んだ。  
「きゃっ」  
 そして怯んだ座敷童の引き裂かれた着物を引っ張り、墓の石畳へと引きずり倒す。  
背中に固い石畳がぶつかり、座敷童は「んっ」と唸った。仰向けに倒れたその小さな体に、  
無数の手が伸び、爪で切り裂いた赤い着物をさらに破いていく。  
「や、やめて……」  
 大きな瞳に涙を溜めて懇願するが聞いていない。興奮した瞳は真っ赤にギラついていた。  
 その瞳を真上に見上げ、座敷童はビクッと震えてしまう。  
 同じ妖怪とはいえ、大人しい座敷童と凶暴な餓鬼とではあまりに違う。  
「きゃっ」  
 胸が大きくはだけられ、その平坦な胸に横から手が伸びる。  
「やっ……あうぅ……」  
 小さいとはいえ胸手で触れられ、座敷童は墓場で小刻みに震え、そして怯えた。  
 羞恥心よりも漠然とした恐怖に小さな体が震える。  
「やめ……やめて……」  
 
 弱々しい声が墓石に虚しく響く。  
 醜悪な手は二つ三つと座敷童の小さく平坦な胸を無遠慮に撫で回していった。  
「んっ!」  
 陥没した乳首が抓られ、背筋がビクッと上がった。小さな手が弱々しく左右の餓鬼の胸を叩くが、あまりに弱々しい。  
「きっき」  
 下半身に回った餓鬼が、、帯のほどけた着物をめくり、股間を晒す。そしてその鋭い爪で丸い小さなお尻を掴んだ。  
「ひっ!」  
 お尻に紅い傷が走り、血が滲む。目に涙が滲んだ。  
 今度は爪を立てないように丸いお尻を撫でていく。そのまま上に上がった手が割れ目に触れた。  
「あっ……!」  
 思わず声が上がる。  
 そして胸を撫でていた餓鬼も、小さな乳首に吸い付いていった。二ついっぺんに。  
「んんっ!」  
 きゅっと座敷童の形の良い眉が曲がる。  
 恐怖に引きつった顔に赤味が差した。  
 さらに股間に手を置いた餓鬼も、腐臭の漂う口を寄せて、幼い桃色の割れ目を舌で舐め始める。  
「やっ……ああっ……」  
 乳首と秘所、敏感な三箇所を同時に舌で責められ、座敷童は潤んだ瞳でその幼い肢体をくねらせる。  
 挿入前にじっくり愛撫しようというのか。餓鬼にしては珍しい事だ。同じ妖怪だかだろうか。  
「やっ……ああんっ」  
 小さな乳首がチラチラと舌で転がされ、形を変えられ、唾液をまぶしていく。  
その度に、小さな胸がビクンと震えた。  
「ああっ!」  
 股間に顔を埋めた餓鬼が舌で、桃色の割れ目を突付くと、小さなお尻がビリリッと痺れ、足がモジモジ揺れた。  
そして内側からしっとりと濡れていく。  
「ああっ……やだ……こんな……」  
 幼い顔を上気させ、嫌々と首を振る。おかっぱの頭がさらさらと揺れた。  
 と、股間を舐めていたが餓鬼が顔を上げ、腰を突き出す。その股間からは生臭い黒い肉竿が勃起していた。  
「あっ……ひっ……」  
 涙の滲む大きな瞳でそれが見えたのだろう。座敷童がヒッと怯える。  
だが胸を舐め続けられ、甘い疼きもまた感じていた。小さな乳首が舌で転がされるうちにぷっくりと勃起していく。  
「あっ……アアッ……」  
 モジモジと擦り合わされる太股を、別々の餓鬼が左右に広げていく。そして囃し立てるように奇声を上げていた。  
他の餓鬼もまた全て勃起している。幼い座敷童の痴態に欲情したのだ。  
 人間が男が見ても幼い座敷童に欲情を催すだろうが。  
 そしてその欲望を、餓鬼は遠慮なく小さな秘裂に叩きつけた。  
「ひいいいっ!!?」  
 股間に圧迫感を感じ、座敷童の顔が恐怖にひきつる。赤い頬で。  
 そしてズリッ、とナニかが肉を引き裂いて、入ってきた。  
 
「ぎゃああああああーっ!!!」  
 
 ほんの先端が入っただけだが―  
 座敷童には身を引き裂くような痛み、そして屈辱だった。  
 
「やだぁ! やだあああっ!」  
 顔に似合う小さな女の子のように泣きじゃくり、座敷童は身を暴れさせる。いや暴れようとした。  
だが両脚は餓鬼に押さえられ、手も虚しく宙をかくだけ。  
 胸を舐めていた餓鬼が、その泣き顔をじっくりと見下ろしていた。  
「ううぅ」  
 ぽろぽろとこぼれる大粒の涙。可愛い顔が苦痛に歪むのを見ているだけで、口から涎を垂らして興奮していた。  
 ズブッ、と先端がさらに幼い割れ目に深く埋まっていく。  
「やあああぁぁぁーっ!」  
 大きく引き裂かれた結合部からは真っ赤な鮮血が滲んでいた。破瓜の血、どころではない。  
乱暴な挿入に傷付いたらしい。濡れてたとはいえ座敷童はあまりに小さい。  
「はががあっ! あぐううぅぅぅ!」  
 押さえつけられた足がじたばたともがく。手が墓場の石畳を引っ掻いて血が滲んだ。  
そしてグイグイと肉竿を埋められる秘所からも血。  
「いた…いたい……ぬいてぇ……」  
 大きな目を限界まで見開き、座敷童は涙をこぼして痛みを訴えた。だが餓鬼は許さない。  
ニヤニヤと笑いながら座敷童を見下ろし、挿入していた餓鬼がパンっと腰を強く打って、  
内臓にまで届くような強い衝撃が胎内にまで響いた。  
「ひぐううっ!」  
 痛みで座敷童の膣までビクッと痙攣する。それが狭い絞めつけに加えて刺激となった。  
 
 ドクン! ドクンドクンっ!  
 
「アアアアアーッ!」  
 胎内に流し込まれる熱い衝動に、座敷童は幼い嬌声で泣いた。その声も夜空に吸い込まれる。  
「あ、あああぁ……」  
 座敷童の狭い膣をすぐさまいっぱいに満たし、結合部からも漏れ出す熱い白濁液。  
人間で言えば精子だが、妖怪のそれは卵だ。それを座敷童の胎内に植え付ける。  
 
 妖怪の生殖行為は男が女の胎内に卵を植え付ける事だ。そして人間の女だけでなく、  
もちろん妖怪の女でも構わない。むしろ妖怪同士の交わりこそ自然だと云える。  
 例え座敷童のような見た目が幼い童女妖怪でも。  
 
「あ、アアっ……」  
 だらんと開ききった脚の間から血を流し、座敷童が呆然とした声を出す。  
瞳は虚ろで、もう放心状態だった。  
 その座敷童に見ていただけの餓鬼が一斉に襲い掛かった。  
「ああっ……」  
 呻くだけの口に肉棒が無理矢理捻じ込まれる。  
 鼻をつく臭さに飛んでいた意識が戻る。  
「ぐううっ!」  
 おかっぱ髪を掴まれ、その髪にも肉棒が擦り付けられる。  
 口にモノを咥えさせられたまま、小さな体を回転してうつ伏せにされ、さらにお尻を持ち上げられる。  
「んぐっ」  
 自然四つん這いになった。  
 そのお尻にもすぐに肉棒が突き刺さる。  
 
「んぐうううううううっ!」  
 尻を貫く激痛に、虚ろな瞳が大きく開く。そして尻からはまた血が溢れた。  
「んんっ! んんぅぅぅぅぅ!」  
 それでも口に入れられた肉棒は外してくれない。必死に叫ぼうとする舌の動きが直に伝わり、  
強烈な快感をもたらした。  
口の中の暖かさと狭さと相俟って、膣に挿入するのと何ら変わらない。  
 そして座敷童のおかっぱの黒髪はとても艶々としていて艶やかで。擦り付ける醜悪な肉竿がビクンッと大きく飛び跳ねる。  
「んっ! んんーっ!」  
 髪も、口も、尻も、ただ犯される。  
 
 ドピュピュピュピュ!  
 
 そして一斉に射精し、白い身体を白濁液で染めていった。  
「あがあぁ」  
 ようやく口から肉棒が引き抜かれ、座敷童はガクッと地に顔を落とす。ぽかんと開いた口からはゴボゴボと白濁液がこぼれていた。  
そして高く上げられた尻からは、血と同じく白濁液。  
「ああっ……あはああぁっ……」  
 ただ泣き崩れる瞳がまた虚ろになる。  
 その小さな裸体にまた餓鬼が群がっていった。  
「ひいっ!」  
 また正常位にされ、正面から貫かれる。白い手に竿が握られ、無理矢理しごかれる。  
「ああっ! ふぁあああっ!」  
 いつしか座敷童は幼い声で喘ぎをもらし、小さな身体で悶えていた。  
 もう頭が真っ白で何も考えられない。  
「ああっ! アアアアーっ! あっ! あ、あ、……アーッ!」  
 ビクンビクンと背筋を仰け反らせ、小さな身体が絶頂に達する。  
 強烈な幼い秘肉の締め付けに、餓鬼も同時に達した。  
 膣と、そして両手に握らされた肉竿から顔に白濁液が降り注ぐ。  
「あああっ! はあああっ!」  
 熱いシャワーを浴びながら、座敷童は全身を緊張させ、そして脱力する。  
 
「はあぁ……はああぁ……」  
 もう何度目の射精だろうか。  
 座敷童の小さな身体は白濁液に沈んでいた。黒いおかっぱの髪から膣、足先まで。  
「ああぁ……あぁ」  
 白濁液を吐き続ける口も、もう何度精を受けたことか。いや卵か。  
 涙で濡れた瞳はもうずっと虚ろなままで。  
 その濡れた髪を掴み上げ、また餓鬼が口に突っ込む。  
「んむ」  
 抵抗はない。口の中まで弛緩しきっていた。  
 遠慮なく腰をガンガン振り、座敷童の頭も大きく揺さぶられる。  
 
 ドピュピュピュ  
 
 中で出された白濁液が口からこぼれ、白い喉を伝って胸まで流れていった。  
 その桃色の乳首もまた白く染まり……。  
「あぁ……」  
 餓鬼が口から引き抜くと、支えを失ったようにガクッと前のめりに倒れる。  
 そこへまた餓鬼が覆い被さっていった……。  
 一匹が終わったらまた次。  
 陵辱は延々と続いていく……。  
 
 
 戦いが終わり、座敷童が救い出されたとき―  
 その小さな身体は外も内も白濁液で染まり、言葉すら失っていたという……。  
 
 そして天乃杜神社に戻って、次の日の夜。  
「木島さん。お願いします」  
 うづきがぺこりと頭を下げ、木島も神妙な顔でうなずく。  
 そそくさとうづきは下がり、木島は襖を開けた。  
 そこには敷かれた布団の上にぺたんと座敷童が座っている。いつも通り赤い着物を着て。  
 あれほど激しい陵辱を受けたというのに、もう平然としていた。さすが妖怪といったところか。  
人間の童女だったら死んでてもおかしくない。  
「もう、大丈夫なのか?」  
 ぺこりと座敷童が小さく頷く。  
 そして自ら手を握って、木島を布団へと導いた。  
「そ、それじゃ……検査するぞ」  
 ごくっと緊張した様子で生唾を飲み、木島はしゅるしゅると赤い着物を脱がしていった。  
彼にしては珍しいほどに固く緊張している。  
 目の前の着物の下の幼い白い肌に、さらに緊張を増してしまう。  
 
 妖怪に植え付けられた卵。そのまま放っておくと妖怪の子供を産んでしまう。  
 その除去は簡単だ。卵に人間の精子をかければいいだけ。  
 検査して、卵が植え付けられた場所に精液をかけて治療する。  
 それは今、天乃杜にいる唯一の男の木島の役割だった。  
 だが―  
 見た目はどう見ても童女の座敷童。  
 どうしても、童女に悪戯してる変質者のような気分になってしまう。  
 
 いやいや。これはれっきとした治療行為だ。  
 頭を振り、木島は小さな割れ目を指で開く。  
「んっ」  
 小さな呻き声に木島のほうが震えてしまう。  
「す、すまん。痛かったか?」  
 かんなはもちろん、うづきにも掛けないような優しい声。  
「ん。だいじょうぶ」  
 こくんと頷くと、おかっぱの髪がさらさらと流れる。  
「そ、そうか……」  
 やはり勝手が違う。  
 小さな白い体に触るたびに、手に柔らかい幼肉を感じ、「んっ」と漏れる声に興奮してしまう。  
「よ、よし」  
 汗の浮かぶ顔で検査を終え、いよいよ治療を行う。  
 ゆっくりと布団の上に小さな裸体を横たえ、木島は優しく髪を撫でた。  
「なるべく……優しくするからな」  
「ん」  
 木島の胸の中で座敷童が頷く。胸にさらさらと切り揃えた髪が触れた。  
 その頭を木島は抱き寄せ、鼻を寄せる。甘いミルクの香りがした。あれだけ穢されながら、もう匂いは残っていない。  
 木島はその幼い顔を見つめ―  
 
 ちゅっ  
 
 と口にキスした。かんなやうづきにはしたことはない。  
「やるぞ」  
 そして幼い座敷童に覆い被さり―  
 
 
 ちゅんちゅんと雀の声で目が覚める。  
 目を開けると、大きな顔が見えた。  
「あっ……」そうかと座敷童は納得する。  
 昨日はこの人に抱いてもらって、そのまま一緒に寝たんだ。  
と、その木島も目を開ける。  
「おはよう」  
 座敷童が無邪気に言うと、  
「あ、ああ。おはよう」  
 木島も挨拶し、ニターと座敷童は笑った。  
 クスクスと笑いながら座敷童は布団から出て、赤い着物を身に付ける。  
 木島も自分が裸なのに気付いて、慌てて服を着始めた。  
 
 昨日の夜、治療を終えても二人はそのまま抱き合っていた。いや、それはもはや治療ではなかった。  
恋人同士のような甘い情事。  
 
「ん」  
 着物を着た座敷童が木島の手を取る。  
「こっちに来るのか」  
 引っ張られるまま居間まで来ると、座敷童は箱を取り出した。  
 折り紙、手毬、お手玉、おはじきなどが入った箱。それは座敷童の遊び道具。  
「これで遊ぶのか?」  
「うん」  
 頷くおかっぱ頭に木島は手を乗せる。大きな暖かい手。  
 ふと座敷童の幼い顔に妹の歩が重なる。  
 無惨に犯され食い殺された妹。小さい頃はこうやってよく一緒に遊んだ。  
「よし。いいぞ」  
 座り込んだ木島に、ニターと笑う座敷童がお手玉を差し出した。  
 
 その日、仲良く遊ぶ木島と座敷童の姿が見られたという。  
 
(おしまい)  
 

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