「はあ!・・・はあ!・・」  
智志は全力疾走で走った・・・  
未希の手をしっかり握って二人で逃げていた・・・  
「まてこらーー!!」  
後ろからは不良の輩が追っかけてきている・・・  
男が3人、女が1人  
『なんなんだ?あいつらは・・・』  
智志の頭には疑問がわいていた。  
今思えば彼らの行動は明らかに変だった。  
いくら比較的治安の悪いといわれるゲームセンターとはいえ  
あんな他の人がたくさんいる場所で絡んでくる奴などいるわけがない  
だけどそれを彼らは平然とやってのけた・・・  
そのことは彼らの行動の異常さを物語っていた  
 
しかしそんなことを考えていても仕方ない・・・  
とにかくあいつらから逃げなければ・・・  
『ゲーセンの時点で大声を出すべきだった・・・』  
智志は後悔するがもはやどうしようもない・・・  
『せめて人の往来のあるところに行かなければ・・・』  
そう考えたときにはすでに人っ気のないところまで来てしまっていた  
それでも逃げるしかなかった・・・  
そして逃げて逃げて・・・あと少しで人のいるところまで逃げ切れる・・・  
そんなところまできた・・・  
『この公園さえ突っ切れば・・・助けが呼べる!』  
そう確信して公園に逃げ込んだ  
 
が・・・  
 
彼らの前に工事中の看板が立ちはだかる  
その公園は現在工事中で住宅街まで突っ切るための道が寸断されている!  
 
『くそっ!!こんなときに!』  
智志は唇を噛んだ  
 
「また長い距離走ってくれたじゃねえか、ええ?!」  
「俺たち疲れちまったぜ」  
「疲れた分も払ってくれるのかしら?」  
 
振り向けばあいつらが自分たちと同じく息を切らせながら立っている  
 
進路は封鎖されている  
退路はすでに追っ手が来ている  
 
この状況に未希は青ざめた  
「どうしよう・・・キリちゃん・・・」  
「・・・・」  
未希の問いに返す言葉が浮かばなかった  
まさにどうしようもない状況・・・  
 
四人がじりじりと迫ってくる・・・  
まるでじらすかのように互いの距離をゆっくり縮めてくる  
『なにか変な感じがする・・だが何でなのか分からない・・・』  
智志はなんともいえない違和感を覚えながらなにもできず未希の前に立つのみだった・・・  
 
不良の1人が近づいてきて智志の胸倉をつかみ殴りかかる  
「ははははは、てこずらせやがって!」  
「ぐぁっ!!」  
倒れたところに他の奴が蹴りを入れる  
「がっ!!・・ぐうぅ!」  
「おらおら〜〜!」  
「がはっ!」  
未希の眼前で暴行を受ける智志  
『キリちゃんを守らなきゃ!』  
未希は勇気を振り絞って不良に立ち向かう  
「ちょっと!やめてよ!!」  
小さい体で体の大きい不良たちを押しのけていく  
 
「やめて!」  
手を広げ、倒れる智志の前に敢然と立ちはだかる  
 
「へへへへ・・・」  
だがその未希の勇敢なまなざしをあざ笑うように不良たちは笑みを浮かべている  
 
「なによ!」  
気丈に振舞う未希  
 
だがそんな気丈さをものともせず1人が近づき彼女の腕を掴む  
「なにするのよ!」  
「じゃあお嬢ちゃんが払ってくれるのかい?」  
「離してよ!」  
 
智志は痛む腹を押さえ未希の腕を掴む不良の顔を見た・・・  
『そういえば・・・さっきからあいつらはみんな未希を見ている・・・それは俺が寝てるからじゃない・・・  
さっき違和感を感じたのもまさにこれだ・・・  
あいつらは前に立ってた俺ではなくて後ろにいた未希をじっとみてた・・・  
まるで獲物を狙う獣のような目で・・・  
まさか・・・こいつらの狙いは金じゃなくて・・・』  
智志の脳裏に最悪の予感がよぎる・・・  
『だとしたらこんなところで寝てる場合じゃない!』  
その瞬間、智志は立ち上がり、未希の手を掴んでる奴を突き飛ばした  
「くそーーー!!」  
「うわっ!!」  
予想外の奇襲に倒れる不良  
「一ノ瀬!!!逃げろ!!!!」  
「え・・・・な・・・なに?・・」  
いきなりの智志の奇襲に状況が飲み込めない未希に  
「早く!!逃げろ!一ノ瀬!!!」  
すさまじい形相で智志は叫ぶ  
「で・・・でもキリちゃんは?・・」  
「必ず俺も逃げるから!!早く!!」  
4対1で逃げ切れる保証なんてどこにもない・・・  
だけど早く未希を逃がさなくてはならない気がした  
どんなでまかせを言ってでも・・・  
 
「わ・・わかった・・」  
未希はまだ状況が把握できない中で、  
ただ智志の鬼気迫る表情に押されるままに出口に向かって走り出した  
 
『お願い!・・・助かってキリちゃん!!』  
そう願いながら・・・  
・・・がその刹那  
 
「待たんかーーい!!!」  
 
不良の1人の叫び声が未希の背中に突き刺さる  
「お前が逃げたらこいつは俺らに弄り殺されるで!」  
「!!・・・」  
その恐ろしい言葉は未希の足を止めさせた  
「それでもええんかぁ?」  
いやらしいまでに残酷な言葉が未希の心を引き止める  
 
ゆっくり後ろを振り返ってみる・・・  
さっきは混乱の中で咄嗟に逃げろと言われて従ったものの  
今改めて考えてみれば4対1の状況・・・・何とかなるわけがない・・・  
どうみたって智志は助からない・・・  
『キリちゃん・・・まさかあたしを逃がすために・・・』  
 
逃げたい気持ちと智志を置いていけない気持ちが未希の中でひっぱりあって  
動くことができない・・・  
 
「はやく逃げろ!」  
もう智志の声も届かない・・・  
 
『くそっ!!』  
智志は強行突破を試みるが  
2人がかりで捕まえられ、倒され  
馬乗りに乗られてしまった  
 
「くそっ!!はなせ!!」  
「はなさねーよ。てめえを痛めつけてあの子に戻ってきてもらわなきゃいけねえからなぁ!」  
ふりかぶった拳が智志の頬に直撃する  
 
「うあっ!!・・・っくっ!!」  
「はぁーーっはっはっは!!」  
奴は馬乗りになり、抵抗できない智志を未希の前でまるで見せしめのように殴り続ける・・・  
智志の意識も朦朧としてきた・・・  
だが奴は殴る手を止めない・・・  
「うぅっ!!!!・・」  
「ははははは!」  
ただ智志のうめき声と不良の下衆な笑い声だけが静かな公園に響く・・・  
 
『もうやめて・・・・・もうやめて・・・もうやめて・・もうやめて』  
「もうやめて!!」  
未希は智志の所に駆け出した  
「どいて!!」  
 
馬乗りになっている不良を押しのけて智志の体をゆすった  
「キリちゃん!!・・キリちゃん!・・」  
「・・・一ノ瀬・・・はやく・・にげろ・・」  
意識があるのかないのか分からないぐらいの様子でうわごとのように訴える智志  
「キリちゃんを置いてなんていけないよ!・・・早く起きてよ!」  
智志を起こそうと体をゆすり続ける未希・・・だが背後から伸びた手が  
未希の肩を掴み、思いっきり引っ張って智志の体から未希を引き剥がし  
未希の体を芝生に押し倒した  
 
「ああっ!!」  
「おい嬢ちゃん。こんなおねんねしてる男はほっといて俺らとあそぼ〜ぜ♪」  
 
気持ちの悪い笑みを浮かべ魔の手を未希に伸ばす不良たち・・・  
「やめてよ!!」  
その手をふりはらうように抵抗するが両腕をつかまれて頭の上で拘束される  
 
「ああっ!・・離してよ!何なのよあんたたち!!」  
「へへへへ・・・・君いい子だねぇ〜」  
「傷つく彼氏を見捨てられず帰ってくるなんて泣かせるじゃね〜か」  
「でもねお嬢ちゃん、よく覚えておきなさい。人間ってのはね、美しいものを  
ぐっちゃんぐっちゃんにしてやりたい感情ってものがあるのよ♪  
そう・・・あなたみたいな娘をね♪」  
「どうも彼氏の方は気づいてたようだがお嬢ちゃんは気づかなかったみてえだな  
俺らの目的が・・・」  
「?!・・・・目的?・・」  
「へへへへ・・・まだ分からねえのか嬢ちゃん・・・  
それはおめえの体だよ!!」  
そう言った男の手が未希の胸をつかむ  
 
 
「っ!!!いやーーーーーー!!!!やめて!!放して!!!」  
 
四肢を封じられた未希にできることはただ大声をだすことだけだった・・・  
しかし彼らはそんな未希を嘲笑し彼女の抵抗できない体を蹂躙する・・・  
 
「はーーーーっはっはっは!たまんねえぜ!!この純真そうな娘を犯せると思うとゾクゾクするぜ!!」  
「よし!はやいとここいつの服ひっぺがしてみんなでマワそうぜ!!」  
「っ!!・・・・・」  
未希の脳裏に考えたくもない光景が浮かんでくる・・  
今目の前にいる者たちに陵辱される姿・・・  
「・・・い・・いや!!!やめて!!!はなして!!!いやーーー!!!」  
どんなに暴れたところでどうにもならない・・・  
そんなことは分かってる・・・  
だが自分がそんな目に逢うことをやすやすと認めるわけにはいかなかった・・・  
「やだ!!!やだ!!!はなしてえええ!!!」  
しかし未希の必死な叫びは彼らの支配欲を満たすだけだった・・・  
「そうやって暴れてくれなきゃこっちもやりがいがねえってもんだ!ははははは!!」  
彼らは笑いながら未希の服に手をかけ、力任せに引き裂く  
『ビリビリビリ!!!!』  
「あああ!!!」  
未希の服は縦一直線に引き裂かれ、裂かれた中から未希の体があらわれる  
 
「うへへへへ!!!」  
何か狂ったように未希の上半身に残ったブラジャーにも手をかけ  
それも力任せに引き剥がし上空に投げ捨てる  
 
空中に舞い上がったブラジャーは舞い落ちる花びらのように空を舞う・・・  
 
そんなブラジャーを尻目に彼らはまだ未発達な未希の胸の脂肪を動かし蹂躙する・・・  
「この女と子供の入り混じったような肌の柔らかさがたまんねえんだw」  
そういいながら未希の体全体を自由に彼らの手が這いずり回る  
「・・っ!!・・・・あっ!!・・・・・!!」  
肌を汚らわしい手が這いずり回る感覚・・・たまらなくいやだ・・・  
触られた場所から鳥肌の立つ感覚が生じる・・・  
 
気持ち悪い感覚苦しむ未希の表情・・・それが彼らの曲がった精神にさらに火をつける・・・  
 
「も!!もう我慢できねえ!!」  
1人がそう言うと彼らはたまりかねたようにスカートに手をかけひきずりおろし、  
その下の最後の一枚も待ちきれないと言った様子で  
同じように引き摺り下ろす  
「い・・・・いやっ!!!!!」  
未希が否定の声を上げると同時に  
「おおおおお!!!!」  
男たちの声が醜い歓声が響く・・  
未希は耐えられず目を瞑る・・・  
家族にさえ見せたくない裸体を最低の人間の前に晒されている屈辱・・・  
そんな状況を見たくはないし、認めたくない・・・  
「おお!嬢ちゃんあんまり毛生えてないねえwww」  
「まあ見た感じからしてこんなもんだわなwww」  
一つ一つの自分の恥ずかしい部分に関する表現が生々しく強烈に未希の羞恥心を煽る  
 
「じゃあこれから本番すっから足をひらこっか♪」  
1人が意気揚々と未希の足を開かせようとする  
が、未希は精一杯の力でそれを阻止する・・  
 
目を閉じ足も閉じ最後の最後、必死に耐える未希・・・  
だが  
「へへへ、嬢ちゃん、往生際が悪いぜwwwおい!手伝ってくれ」  
「あいよ〜♪」  
そばで見ていた女にそう言うと、2人で未希の両足を一本ずつつかみ・・・  
「うふふ♪ごか〜いちょ〜〜♪」  
2人で未希の股間をこじ開ける  
「あああああ!!!!!」  
 
「やっと拝めたぜ!!お前のアソコ」  
「っ・・・・うぅぅぅ・・・・やめて・・・」  
未希の目から涙が流れる・・・  
「あ〜あ泣いちゃったw」  
「じゃあ気持ちよくしてやって下の口から涙を流させてやろうぜ!ww」  
「それい〜ね〜w」  
指が未希の股間に伸び、指が敏感な珠に触れる  
「ひっ!!!」  
「気持ちよくして下からダラダラ涙を流させてやるよ くっくっく・・」  
「いや・・・やめて・・・」  
未希の懇願も気にせず、ゆっくり男は未希の恥ずかしい部分を刺激する・・  
「っひ!・・・・くっ・・・あ・・・」  
恥ずかしさと恐怖の中、望まない快楽が未希を襲う・・・  
 
「気持ちいいんだろ?ww」  
未希は力のかぎり首を横に振る  
「嘘をつけ!本当は気持ちいいんだろ?!」  
世の中のなにもかも・・・今、目の前の現実すら否定するように未希は首を横に振る  
「そうかい!!これでモノ足りねえっていうならもっと強い刺激を与えてやるしかねえなあ!!!」  
男の指が撫でるものから責め立てるものへと変化する  
「!!!!・・・いや!!!・・いや!!!・・・いやあああ!!!」  
 
快楽から出る声を打ち消すように叫んで否定する・・  
だが未希が叫べば叫ぶほど・・・否定すればするほど・・・  
彼らの顔は喜びで色めきだってくる・・・  
「あははは・・・楽しいぜ嬢ちゃん!もっと嫌がれ!!もっと拒め!!!  
そうすればするほど俺らは燃えるんだ!!」  
 
「あなたたち・・・最低!・・・」  
 
泣きながら・・・でも力強く・・・精神的に打ちひしがれた中で未希は言い放つ・・  
が彼らには何の効き目もない・・・  
「ははは!!それは俺らにとって褒め文句だww  
そしてお前は今からそんな最低な奴らに貫かれて陵辱されるんだよ!分かったか!!」  
 
「・・・・(もうどうにもならない・・・あたしはこいつらにひどいことされて・・・もういやだ・・・死にたい・・・キリちゃん・・・)」  
未希は智志の方に目を向ける・・・  
気を失ったまま倒れている智志の体が奴らの体の間から見える・・・  
「(キリちゃん・・・)」  
「さぁ〜てそれじゃあそろそろ本番といくか、俺がお前を本当の女にしてやるぜwww」  
男の1人がズボンを脱ぎ、おぞましいまでに大きくなった男性器が未希の前に晒される  
「っ!!!・・・」  
「今からこいつをお前のその開いた股の中に突っ込んでやるぜ!!」  
「い・・・・いやーーー!!!」  
「ははは!!!もう無駄だよ!!おらいくぞ!!!」  
「やめて!!やめて!!!」  
 
まさにその刹那だった・・・・  
 
「お前たちー!!!な〜にやってんだーーーー!!!!」  
『ピーーー!!ピピピピーーーーー!!!』  
大きな声とホイッスルが鳴り響く  
 
中年の警官が自転車に乗ってけたたましく笛を吹きながら公園に入ってきたのだ  
未希の叫び声は夜の冷えた空気のなか遠くに響き、たまたま付近のパトロールにきた  
警官の耳に入り、彼は急いで駆けつけた  
「おい!!やべえぞ!!サツだ!!!」  
あわてて彼らは動き出す  
まるでお互い示し合わせたかのように自転車をまたいだ警官の両横を二手に分かれて一気にすれ違う  
 
「う・う・う・うおお!・・・」  
警官が右と左を決めかめている間に一気に抜けられあわてて自転車の方向を変え追いかける  
 
「まてーーーーーー!!!」  
警官は彼らを追って自転車で走り去る  
公園内に静寂が訪れる・・・  
しかしまだ未希の心は騒乱の只中にあった・・・  
助かったのは分かっている。しかしつい今までの恐怖がまだ未希の心を支配している・・・  
「はあ!・・・はあ・・・はあ・・・」  
心も呼吸も乱れる中、未希は考えた  
「(とりあえず助かった・・・・このままさっきの警官が戻ってこれば  
私たちは保護されて親のもとに返されるだろう・・・  
でも親はどう思うだろうか?・・・塾をサボり、男女で遊びに行って不良にからまれ、  
わたしは不良に襲われて、キリちゃんは殴られて怪我をして・・・  
親がよく思うはずがない・・・・どっちの親もきっと私たちを別れさせようとする・・・  
 
・・・・・・・  
 
ここにいちゃいけない!!・・・キリちゃんと別れたくない!!)」  
 
 

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