「あたし・・・赤ちゃんができたの・・・」  
こう未希に言われたのは昨日のことだった・・・  
智志は仮病で学校を休んで考えた  
今朝、母・静香から昨日、未希の両親が来たことを伝えられた  
「14歳で妊娠なんて子が子なら親も親よねえ〜」  
そういいながらじっと顔を睨まれた  
カマかけられたみたいだ。あの顔は間違いなく感づいているだろう  
未希の両親の言っていることが真実であることも  
自分の今の風邪が仮病であることも・・・  
 
『俺はどう答えればいいんだ・・・』  
悩む智志の脳裏にいろいろなものが浮かんでくる  
未希、静香、自分を捨てた父親、友人、親戚、先生・・・  
 
数時間後・・・  
 
智志は未希に電話した  
本当は昨日行くと約束したあの公園まで行かなければならないのに・・・  
 
『行けなかった』  
 
『怖かった』  
 
とてもわずか14歳で孕ませてしまった彼女と顔をあわせて話す勇気がなかったんだ  
 
かけた電話の内容も思い出したくないぐらいひどいものだった  
「友達がひくから・・・」「いまの自分をすてなくちゃならないから・・・」  
「全て忘れよう・・・」  
思い出しても情けなくなるような言葉だらけ・・・  
最後には未希に  
「忘れられないよ・・・だって・・忘れるってことは桐ちゃんを好きでなくなるってことだもん!」  
と強く言われて電話が切れた・・・  
『ああ・・・』  
智志は頭を抱えた  
 
『そうなんだ・・・あいつはいつでもまっすぐで・・・たまに無茶もするけど  
俺はそんなあいつが好きなはずなのに・・・なのに俺は自分の体裁ばっかり考えて・・・  
でも僕らがこの年で父親、母親になるっていうことは本当にいいことなのか?・・・』  
 
『これって・・・いけないことなのかな?・・・』  
 
行為の前に未希が智志に問うた言葉が頭に蘇る  
 
「いけないことなのかな?・・・」  
智志は自問した  
 
翌朝、智志は学校に行く直前、母に真実を告げた  
「俺が赤ん坊の父親なんだよ!」  
バシッ!!  
すかさずビンタが飛んできた  
「取り消しなさい!!・・・取り消しなさい!!」  
2発3発と繰り出される母のビンタ・・・  
だがどうしようもない。これは真実なのだから・・・  
「しょうがねえだろ!これが事実なんだから!」  
智志は逃げるように家を出た  
 
土砂降りの中、傘も差さずにいつもの通学路を駅へと向かう  
すると目の前にスーツを着た男が現れた  
横を素通りしようとしたら止められた  
「待ちなさい!君は桐野智志君か?」  
『なぜ俺の名を?・・・』「・・・はい」  
「私は未希の父親だ、話がある、一緒に来てくれ」  
『一ノ瀬の父親・・・』「・・・はい・・・」  
断ることはできなかった  
 
未希の父親・忠彦の車の中で今日、未希が妊娠中絶手術をすることを聞かされた  
「智志君・・・今回の事に関して君を恨むつもりはない・・・  
たしかに父として、娘があんなことになってしまったのは腹立たしい・・・  
だがこれも未希と、そして君の素直な気持ちの表現だったんだろう・・・」  
「・・・」  
「未希はね・・お腹に宿した子を『産みたい産みたい』って言っていたんだ  
『この子が彼との愛の証明だから』と・・・」  
「・・・」  
「それが今日になって手術をすると決心した  
のは君の言葉によるものなんだろう?」  
「・・・はい・・・」  
「君にとっても難しい判断だったと思うが君たちはまだ若い・・・  
これからいくらでもやりなおせる・・・  
だが、未希は今日の手術で心にも体にもとてつもなく大きな傷を抱えるだろう・・・  
男として・・・君にはちゃんとけじめをつけてもらいたい」  
「・・・わかりました・・・」  
『そうだ・・・これは俺の責任でもあるんだ・・・  
せめてあいつの苦しさを少しでも共にしないと・・・  
逃げてはいけないんだ!』  
 
そうして車は的場医院に到着した  
しかし何か様子が異様にあわただしい  
忠彦が車を降りて医院の中に入っていくと  
携帯電話の画面を見て焦っている加奈子の姿があった  
 
「どうした?!母さん!」  
「それが・・・・未希が・・・手術の直前で飛び出していってしまったの!」  
「なんだって?!」  
「私が悪いの!・・・私が未希を思えば思うほど未希はお腹の子を・・・」  
「わ・・わかった!・・で未希の携帯は通じないのか?!」  
「それが・・・だめなの!」  
智志は未希の両親のやりとりを後ろで見ていた  
『あのばか・・・なんでお前はこうも・・・まっすぐなんだ!』  
智志は的場医院を飛び出した  
「あっ!智志君!!・・・」  
忠彦が追って飛び出したとき、すでに智志の姿はなかった  
「くそっ・・・母さん、俺たちも探しにいくぞ!」  
「はい・・」  
 
智志は雨の中、坂道を駆け上がっていた・・・  
とりあえず昨日の約束の公園に向かって走った  
『一体何があいつにそこまでさせるんだ?!・・・』  
彼女の言葉を思い出す・・  
『忘れられないと思う・・・だって・・  
忘れるっていうことは桐ちゃんを好きでなくなるってことだもん!』  
『俺をそこまで好きということなのか?・・・こんな情けない奴を・・・そこまで・・・  
俺の『好き』とあいつの『好き』なんて全然イコールじゃないじゃないか!  
俺は一体どんな風にあいつに話せばいいんだ?!・・・』  
 
智志は未希と今まで紡いできた思い出を脳裏に駆け巡らせる  
 
「よお!少年!!」  
「いってえ・・・何すんだ・・・」  
 
『あいつは明るくてガキみたいにちょっかいばっかり出す奴だったなあ  
そう・・・2人交わったあの日まで・・・  
あの日を境になんか大人しくなった気がするな・・・』  
 
「よしよししてもいい?」  
「?・・・」  
「桐ちゃんの頭・・・よしよししたい・・・」  
 
『俺、あの時そんなに弱々しかったのかなあ・・・  
でもああやって優しくされてたら感情が昂ぶってきて・・・  
でもそのときの気分だけじゃない・・・  
俺はあいつが好きで・・・  
あの日、俺は本当に死んだってかまわないって・・・・』  
智志の思考はそこで立ち止まった  
『死んでもかまわない・・・そうだ・・・あいつには怒られたけど  
俺はあの時死んでもかまわないと思ってた・・・  
それだけの覚悟があったんだ!  
そうだ・・・俺に足りなかったものは覚悟・・・  
あいつと同じ・・・いや・・・それ以上の覚悟・・・』  
 
土砂降りが一息つくようにやんだころ、智志は公園にたどり着いた  
 
そこには町の方を向いてベンチに座る未希がいた  
 
「やっぱりここにいたんだ・・・」  
「!・・・桐ちゃん?」  
振り返る未希の目には涙があふれていた  
「一日遅れだけど・・・来たよ」  
智志は未希を見てやわらかに微笑む  
未希の目からさらに涙が溢れ出す  
「桐ちゃん!・・・桐ちゃん!・・・」  
未希は智志に駆け寄り抱きついた  
「あたしできないよ!・・・この子を忘れることなんてできない!」  
智志は胸の中で顔をぐしゃぐしゃにして泣きじゃくる未希を包むように抱きしめた  
 
「できない・・・・できないよ・・・・桐ちゃん・・・」  
智志は未希を抱きしめながら意を決して口を開いた  
「そうだね・・・」  
「・ううっ・・・・桐ちゃん・・・」  
「忘れることなんかできないよね・・・というより忘れてはいけないんだよ・・・未希」  
「!・・・桐ちゃん?(今私を名前で・・・)」  
「俺、真剣に考えたんだ・・・未希が産むべきなのか・・・そうでないのか・・・」  
「・・・」  
未希は智志の胸から顔を離し、輝く瞳でまっすぐ智志をみつめた  
「俺は・・・未希が今子供を産むのは反対」  
「・・・・」  
昨日と同じ答え  
智志の言葉に未希の視線は地面へ向かって堕ちていく  
 
「そう・・そうだよね・・・こんな歳で母親なんておかしいよね・・・」  
「いや・・・おかしくないよ」  
「もし産んじゃったりしたら友達にも軽蔑のまなざしで見られちゃうもんね・・」  
「別にかまわないよ」  
「じゃあ何が不満なの!!結局桐ちゃんは自分の責任から逃げ出したいだけ!  
結局こんなことになっちゃった事を後悔してるんだわ!  
そんなにこの子が憎いの?邪魔なの?!」  
一瞬にして怒りに満ちた目を再び智志に向ける  
そのとき未希は見た智志の目から静かに落ちる涙を・・・  
「桐ちゃん?・・・」  
「逃げることはできないよ・・・この子の生命を絶つ罪からは一生・・・  
もしこの子を幸せに育てられるなら・・・2人で育てたいよ・・・  
だけどね・・・満足に育てられなければ俺のように不幸な子供を増やすことになるんだ・・・」  
「・・・」  
「さっき未希の両親に会ったよ・・・いい人たちだね。この厳しい現実を受け止めて  
未希にとって一番いい結果を探してくれてる」  
「・・・」  
「それに比べて俺の父親は俺が小さいときに俺とママを捨てたんだ」  
「・・・」  
「そして貧乏のどん底に落ちたママはそこから這い上がろうと仕事に没頭して・・・  
そして会社が成功したら豊かになったら金と地位だけが生きがいのひとになっちゃった  
・・・所詮俺もママにとったら父親を見返すための道具でしかないんだ・・・」  
「・・・」  
「結局親が物質的にも精神的にも充実してないと子供を育てることはできないんだよ・・・  
いまの俺たちがその両方を満たすことができると思う?」  
「そ・・それは・・」  
「産みたいというエゴだけで不幸な子を生むわけにはいかないんだ!  
俺のように『死んでもいい』なんて考える子を育てちゃいけない!」  
「でも・・・このお腹の中で生きてる子を殺すんだよ!  
・・・そんなの・・・そんなの私・・・耐えられない!」  
「未希の気持ちはわかる  
でもこれも僕らが背負うべき十字架なのかもしれない・・・  
確かに罪深く、悲しくてつらいことだけど、2人でこのつらさ悲しさを背負っていこう・・・  
このつらさ悲しさを忘れなければ、きっといつかこの子も帰ってくるよ・・・未希のお腹に・・・」  
「・・・・・うああああん!!」  
未希は泣き崩れた  
彼女も頭ではわかっていた・・・たとえ自分がどんなに望んでも子を育てるにはあまりにも無力なこと・・・  
でも認めたくなかった・・・認めれば彼と結ばれてできた子の存在を消すことになるのだから・・・  
でもどうすることもできない・・・それが現実・・・  
自分を説得する彼の目は逃げてなかった  
自分の言っていることの罪深さを見つめた上で  
まっすぐ未希の心に語りかけていた  
『今、どうするのが一番いいことなのかを・・・』  
 
空は再び暗さを増してきた  
「未希・・・また雨が降ってきそうだ・・・家にいこう」  
智志は未希の手をとり優しく立たせると手をつないだまま自分の家へと歩いた  
 
2人は家までの道のりを一言も話さず、ただ手をつないで帰った  
そして雨が再び降り出したころ、智志の家に着いた  
「さあ、入って」  
「でも桐ちゃんのお母さんが・・・」  
「ママは腹を立てると一晩中飲んだくれてくるから今日は帰ってこないよ」  
「・・・そう」  
 
2人は智志のベッドにならんで腰掛けた。  
 
「・・・・・」「・・・・」  
沈黙の時間が2人を包む  
その沈黙を破るように智志は話しかけた  
「ごめん・・・」  
「なんで・・・謝るの?」  
「いや・・・何を言っても結局俺のしたことで未希の体を傷つけちゃったわけで・・・」  
「いいんだよ桐ちゃん・・・それに・・・これはあたしたち2人でしたことなんだから・・・」  
「ごめん・・・」  
「ほらまた謝る(笑)・・・」  
「ふふ・・・」  
「ははは・・・」  
 
ささやかな笑い声が部屋の中に広がる  
その声が再び静まると未希は切り出した  
「ところで桐ちゃん・・・ひとつだけ約束してほしいんだけど・・・」  
「何?」  
「この子をね・・・いつか、私のお腹に返してほしいの・・・桐ちゃんの手で・・・」  
未希は智志の手を握り締めた  
そして2人はお互いの顔を見つめあった  
「もちろんだよ」  
「きっと・・・きっとだよ桐ちゃん・・・」  
心の奥底まで語りかけてくるような未希のまなざしが突き刺さる・・・  
智志の体の奥底からなにか熱いものが競り上がってくる・・・  
 
『やっぱり俺の覚悟は間違っていなかった・・・この娘となら一生・・・』  
そう思った瞬間、智志は未希の唇を奪っていた  
「!・・・う〜〜!!!」  
未希は驚いて逃げるようにベッドに倒れこむ  
智志はそれを追いかけるように未希をベッドに押し倒す  
「うん・・・はぁ!・・・だめだよ・・・きりちゃん・・・」  
「・・・だめじゃないよ・・・それとも嫌?・・・」  
「いやじゃないけど・・・でも・・」  
「俺は未希が好きだよ・・・あの時もそうだったけど、今はもっと好きになった」  
「あたしも・・・」  
「僕らが一人前になったら結婚して今度こそ2人の子供をつくろう」  
「・・・うん、約束だよ」  
「ああ・・・」  
智志は再び未希にくちづけた  
「ん・・・ふ・・ん!・・・」  
お互いの唇で交わされる吐息の交換が非現実の世界へ彼らを誘う  
智志の手は未希の全身のいたるところを愛撫する  
肩、腕、脚、脇腹、腹、背中  
その触れる場所触れる場所にまるで全神経が集中しているかのような快感が駆け巡る  
 
智志は未希の服に手をかけ、一つずつボタンを丁寧に外し、服を脱がせていく  
服を一枚一枚脱がされるにしたがって未希の鼓動はどんどん速くなる  
どんどん体が熱くなる・・・  
 
服を脱がされるにしたがって子供を宿しているとは思えない華奢な体が次第にあらわになってゆく  
 
上半身ブラジャーのみにされると恥ずかしそうに顔を背けて体を隠すように抱く  
そのしぐさが華奢ながら色っぽい  
 
「未希・・俺をみて」  
「・・・恥ずかしいよ・・・」  
「きれいだよ・・・未希・・・」  
「・・・そんなこといわれたらもっとはずかしい・・・」  
智志は恥ずかしさでこわばる未希の手をどけてブラジャーをはずす  
まだ未発達な胸が智志の目に晒される  
智志の手がその胸に触れる  
「あ・・」  
ささやかな声が漏れる  
 
智志は未希を起こして背後に回ると後ろから未希の体を包み込むように抱き、胸を揉みしだき  
同時に首筋にキスをする  
愛撫する智志の耳元では未希のささやかで幸せな吐息が漏れている  
その静かな音を楽しむように智志はさらに愛撫する  
小さいながらも智志の手に翻弄されるように変形する胸・・・  
 
前に回って乳首に吸い付いてみる  
「あっ!・・」  
声を上げる未希・・・  
舌で乳首が上下左右に弾かれ、そのたびに未希の甘い声が智志の頭上で淡く響く  
やわらかく優しいものを手に口に感じる興奮と  
恥ずかしい部分を弄ばれる興奮とが部屋の中で入り混じる  
 
 
全身を愛撫しながらスカートとスパッツをゆっくり脱がせると  
あと未希の体を覆うものはパンティーのみ  
智志は頭のてっぺんから足の先までほとんど裸になった未希の体をまじまじと見つめる  
『ごくり・・』  
智志は唾を飲み込んだ。いくら二回目でも緊張する・・・  
 
しかし臆してばかりはいられない  
『初めての時は前戯が不足してたからな・・・』  
と反省を踏まえつつ、智志も上半身裸になり、  
未希の体に覆いかぶさると手を伸ばしパンティーの上から秘所を触る  
「っ!!」  
未希の体がガチガチにこわばる  
ガチガチな足の間に強引に指を割り込ませて刺激する  
「!!!・・・つ・・・」  
未希が耐えるような苦しい表情をみせる  
そんな未希の顔を見て智志は不思議とドキドキする感覚を覚える  
そしてこうも思ってしまう  
『いじめたい・・・もっといやらしい姿が見たい・・』  
智志は未希を確かめるように問いかける  
「気持ちいい?」  
「は・・はずかしいよ・・」  
未希の顔は真っ赤に色づいて今の感情・気分を如実に表している  
 
『もっともっとはずかしくしてあげる』  
 
好きだからこそ現れる智志の中の男としての悪魔がささやく  
 
「何が恥ずかしいの?」  
「きりちゃんに・・・こんな姿を・・・っ!・・みられるのが・・・!」  
「俺は未希のそういう恥ずかしい姿をもっと見たいな」  
「・・・っくっ!・・あっ!・・いじわる・・」  
『そう・・・俺はいじわるさ・・・だけど君が好き・・・だから全てが見たい・・・・  
いいところも、悪いところも、君が見られたくないところさえも・・・』  
智志は指をパンティーの中に鋭く滑り込ませた  
「!!・・・あああ!!!・・」  
「ここが気持ちいいんでしょ?」  
智志は楽しそうに未希の敏感な珠を見つけ刺激した  
 
智志の手が未希のパンティーの中で妖しくうごめく様はまさに未希の秘所に入り込んだ野獣のよう  
「あっ!・・あっ!・・あっ!・・あっ!・・い!・・・いや!!・・ん!!」  
智志の指の動きにしたがってリズミカルに発される声  
 
「はあ・・はあ・・」  
智志はがんばりすぎて疲れた  
手が未希のいやらしい液体で濡れている  
「はあ・・・はあ・・」  
未希はまるで身を守るように横向きに胎児のように丸まっている  
「ぐすん・・ひどいよ・・きりちゃん・・・」  
未希は恥ずかしくてたまらなくて泣いた  
『男子の前で裸になるのすら恥ずかしいのに  
あんな姿をみられるなんて・・・  
でもなんかこのまんまやられっぱなしはいやだな・・・』  
そう考えてたら少しいらいらしてきた・・  
 
「もう怒った・・・きりちゃんも同じ目にあわせてやるから!」  
「うわっ!!」  
未希は智志を押し倒し、学生ズボンをパンツと一緒に引き摺り下ろした  
『ビヨン』と跳ねるように智志の反りたったモノが顔を出した  
初めてのときはとにかく何もできなかった・・・  
ただただはじめてみる大きさのモノに見せつけられて終わったという感じだった  
あれ以来、未希も少しは勉強した  
男の子が喜ぶ、感じる方法を・・・  
未希の目の前にそびえたつタワー  
見方によってはかわいくもあり恐ろしくもある・・・  
未希は大きく口を開けるとそれを一気に咥えこんだ  
「うあっ!!」  
思わず声を上げる智志  
 
ただでさえ硬いモノが未希の口によってさらに大きく硬くなる  
「う・・ああ・・」  
智志の状況を彼の声で確かめながら舌も動員して彼の急所を責める  
「未希!・・・限界だよ!・・・」  
未希が舐めれば舐めるほど彼の声もモノも大きくなっていく  
臨界が近いのは明らかだった  
未希はさっきの智志の気持ちがわかった気がした  
『好きな人を快楽に引き込むことがこんなに楽しいなんて・・・  
きっと桐ちゃんもさっきはこんな気持ちで・・・』  
そう思うとさらにペースが速くなる・・  
「ああ!!・・未希!!ヤバイ!!・・・離れて!!・・・あああ!!!」  
『桐ちゃんのあえぎ声もなんか愛しいな・・・』  
と思った瞬間だった  
『どぴゅ!』  
「うっ!!」  
 
智志の警告は遅すぎた  
思いっきり未希の口内で暴発した  
 
未希の口内で熱い液体がどろどろと渦巻いている  
「おい!吐き出して」  
未希はゆっくりゴミ箱に精を吐き出した  
 
「ごほっ・・・・ごほっ・・」  
「むちゃすんなよ・・・大丈夫?」  
咳き込む未希を気遣う智志  
「ふふふ・・・もう・・桐ちゃんは節操がないんだから(笑)口に出しちゃってさ」  
振り向いた未希の口元に白い液体がわずかに残っている  
なんだかまたドキッとした  
「でもね桐ちゃん・・・私分かった・・・さっきの桐ちゃんの気持ち・・・  
好きだからこそ・・・愛したいし気持ちよくなってもらいたいし・・・いじめたくなるんだよね」  
未希は智志を抱きしめた  
「桐ちゃんが気持ちよくなってるのみててね・・・うれしかったの・・」  
「俺もだよ・・・未希が気持ちよさそうに喘いでるのみて楽しかったし・・なんか不思議な感じ・・」  
「人を愛するって・・・その人のいいところ悪いところも理解するってことなのかな?・・・」  
「どうなんだろうね・・」  
「だから子供を作るのもお互いが裸になって普段晒さないようなところもすべて出さないと  
できないのかな?」  
「そうかもね・・」  
「愛するって奥が深いね・・・」  
「うん・・・」  
「あっ!・・・そういえば桐ちゃんのもう一回元気にしなくちゃ!」  
すっかり萎えてしまったモノを見て未希が言う  
「い・・いいよ・・自分でやるよ(汗)・・」  
「大丈夫だよ、こんどは優しくするから」  
そういうと未希は再び奉仕を始める・・・  
まだ特有のにおいも消えてない、出したばっかりの状態でも  
躊躇なく舐めて咥えて刺激して・・・  
 
そんないやらしくて、そして健気な彼女が愛しくて・・・  
すぐに智志は元気になった・・・  
2人の興奮は心をこめて愛撫した女と心のこもった愛撫を受けた男の間で  
MAX状態だった  
 
未希を優しく寝かせて  
「じゃあ・・・入れるよ・・」  
「・・・・うん」  
 
智志が未希の中へと侵入を開始する  
ずぶっ・・・ずぶぶっ・・・  
「・・!!!・・」「ああぁ・・・」  
未希が声にならない声をあげる  
 
「じゃあ・・動くよ・・」  
「・・・うん」  
 
汽車が動きはじめたようにゆっくりと動き出す・・・  
その速度は次第に速くなって  
お互いの最も望む速度に収まる  
 
ゆれている・・・  
あのときのようにゆれている・・・  
ひとつになってゆれている・・・  
 
パンパンパン・・・  
「!!・・・あん!!・・・あん!!」  
互いの肉のぶつかり合う音と  
未希の喘ぎ声が  
智志のモチベーションとなってさらに激しい腰つきを繰りださせる・・・  
 
「!!・・・未希!・・・」  
「!!・・ん!!きり・・・ちゃん!・・・あん!!」  
 
何度もお互いを求め、呼び合い、抱きしめあい、互いの体温を感じて・・  
2人は最後の瞬間を迎えようとしていた・・・  
 
「!!・・・未希!!・・・い!・・・いくよ!!」  
「!!・・・はあん!!・・いいよ!・・・っ!・・・来て!・・・きりちゃん!・・・んあっ!!・」  
 
「うああああ!!!」  
「ああああああ!!!!」  
未希の中に熱いものが解き放たれる・・・  
世界が真っ白になってゆく・・  
混沌とした意識の中で未希は心で叫んだ  
 
 
 
『さようなら・・・私たちの赤ちゃん・・・そしていつかきっと・・・会おうね・・・』  
 
 
 
そして数日後・・・  
的場医院では未希の妊娠中絶手術が行われ無事手術は終了した・・・  
ベッドでまるで抜け殻のように呆然と天井を見つめる未希  
それを母・加奈子はみていた・・・  
いろいろ元気付けようと話しかけるが相当なショックのようだ・・  
そこに智志が入ってきた  
智志は軽く加奈子に会釈する・・  
未希は智志を見ると泣き出した  
「ううう・・・きりちゃん・・・」  
加奈子はいたたまれなくなった  
「智志君・・・あとはお願いします・・・」  
「・・・わかりました・・」  
加奈子は部屋を出て病室は2人きりになった  
「きりちゃん・・・」  
静かに泣く未希を智志は静かに抱きしめた  
「未希・・これからがんばろう・・・」  
彼女の涙が枯れるまで智志は未希を抱きしめ続けた・・・  
 
 
彼らは付き合い続ける中で1つだけ約束を決めた。それは  
『結婚するまで二度と体をかさねない』ことだった  
 
二度と今回のような悲劇を生まないための2人の誓いだった  
 
 
そして・・・時は流れ・・・  
「おぎゃー!おぎゃー!おぎゃー!・・・・」  
「やりましたね!桐野さん!かわいい女の子ですよ!!」  
看護婦さんが疲れ果てた母親に語りかける・・・  
「やったね!未希ちゃん!よくがんばった!!」  
医師も母親にねぎらいの言葉をかける  
「ありがとうございます・・・先生・・・はあ・・・はあ・・・・」  
全ての力を使い切った母親は息も絶え絶えに医師にお礼を言った  
 
この母親は桐野未希(旧姓・一ノ瀬未希)  
彼女はあれ以来ずっと結婚するまで智志と体を交わさぬ交際をつづけ、  
智志の就職が決まったその夏、大学の卒業を待たずに入籍。  
学生結婚に踏み切った。  
 
あれから数年・・・夫婦としての交際を続け、やってきたこの日、  
未希は初めて子供を出産した・・・  
 
「よくやったな未希!!」  
人生最大の戦いを終えた未希の病室に満面の笑顔の男が入ってきた  
彼の夫、桐野智志だ  
「智志・・・ありがとう・・約束守ってくれて・・・」  
彼は無言でうなずいた  
 
そこに後片付けを終えた医師・的場春子が入ってきた  
「あら、智志君!未希ちゃん元気な子供産んだわよ!おめでとう!」  
「ありがとうございます!」  
「それにしても本当にあなたたちはよくがんばったわ  
本当ならあの一件で交際を禁止されてもしょうがないくらいなのに  
あのときはあなたたちの必死さがすごい伝わってきてたねえ・・・  
もうご両親もあきらめたって感じだったわ・・・  
それから何年も交際を続けて結局ゴールインして子供まで産んじゃうんだからね  
ほんとすごい!未希ちゃんを見込んだあたしの目はやっぱ正しかったわね!」  
「そんなことないですよ、あのときお父さんもお母さんも智志も先生も本気で心配してくれて・・・  
あの出来事がきっと私を成長させたんです  
あのことでもっと智志を好きになったし・・・」  
未希ははにかんで答えると  
「ほぉーっほっほっほ!若いっていいわね!妬けてくるわ!  
・・・っと私はお邪魔虫だったかしら?じゃあ2人の赤ちゃんをしっかり見てあげてね!」  
医師は明るく部屋を去っていった・・・  
 
医師が去って静かな時間が訪れた・・・  
赤ちゃんが未希の横で静かに眠っている・・・  
 
「長かったね・・・」  
未希は壁にかかった日めくりカレンダーをみてつぶやいた  
「うん」  
智志もカレンダーを見て答える  
 
カレンダーは今日の日付を示していた  
 
2016年7月13日  
初めて2人が結ばれた日からちょうど十年を迎えた暑い日だった・・・  
 
「おかえり・・私たちの赤ちゃん・・・」  
未希は生まれたばかりの我が子を見て  
幸せいっぱいにつぶやいた・・・  
   
 
終わり  
 
 

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