自分勝手に妄想してみた「達彦×桜子の新婚初夜」の模様です。  
連投規制や行数規制などで、途中で切れちゃったらゴメンなさい。  
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(第145話、桜子と達彦の披露宴終了後の続き…として、お読み下さい)  
山長、応接間。ソファーに桜子と達彦が並んで座っている。  
(副音声:達彦の肩に寄りかかる桜子)  
「達彦さん…あたし、幸せだよ。これ以上ないぐらいに幸せ」  
「俺もだよ」  
寄り添う二人。そして唇を重ね、長いキスをする。  
6年前の出征前夜に交わした、短い口づけとは違う。互いの温もりを、ゆっくりと  
確かめ合うことが出来る。  
「桜子、お前のすべてが欲しい」  
「うん」小さく頷(うなず)く桜子。「私のすべてを、もらって下さい」  
達彦は、桜子の純白のドレスを脱がせた−まるで、とっておきのプレゼントの包みを  
開ける時のように、丁寧に。  
そして下着姿になった桜子の首筋に、耳に、キスの雨を降らせた。  
「あんっ」びくっ、と敏感に反応する桜子。「あ、んふっ…ああん…くすぐったいよ」  
その下着も取ってしまい、桜子を生まれたままの姿にする。  
ほんのり上気したその肌は、桜の花のようだった。  
まさに今が盛りの、満開の桜の花。自分だけのために咲いてくれた、日本一美しい桜の花。  
達彦の眼差しは、それを愛(め)でていた。  
「やだ、そんなに見んで」胸元を隠し、恥らう姿がまた可愛い。  
「きれいだよ、桜子…」達彦も紋付袴を脱いで、素肌で桜子を抱きしめた。  
『俺は生きとるんだ。還(かえ)って来たんだ』それを、改めて実感する達彦。  
『達彦さんはここに居(お)るんだ。ずっと一緒なんだ』やっと、その幸せを掴んだ桜子。  
互いの肌の温かさが、じんわりと心地いい。  
 
達彦は露(あらわ)になった桜子の乳房に触れた−さほど大きくはないが、形のいい乳房だ。  
それを揉みながら、ピンク色の乳首に吸い付く。  
「あ…」またも敏感な反応を見せる桜子。「あんまり強く掴まんで。優しくして」  
「あ、ごめん」手を緩める達彦。今度は強すぎず弱すぎず、繊細なタッチで愛撫する−  
まるで、ピアノを弾くように。  
「あっ…ああっ、達彦さん…」桜子が甘い吐息を漏らす。  
 
達彦の唇は桜子の胸からわき腹へ下がり、茂みの中にある花びらをとらえた。  
「桜子。足、開いていいか」訊ねられて、頷く桜子。  
先程の柔肌がソメイヨシノの花ならば、処女の花びらは濃いピンクの八重桜といったところか。  
既にしっとりと蜜に濡れている花びらに、達彦が吸い付く。  
「あっ…ああん、ちょっと!ああっ、そんな…」桜子の中の、未知の官能に火がついた。  
恥ずかしさと快感で、体中が熱くなってくる。「ああ…達彦さん…あたし…」  
「気持ちいいだら?桜子」花びらからあふれ出る蜜をぴちゃ、ぴちゃと吸い続ける。  
「うん…。気持ちいいよ…」陶酔の中に居る桜子は、うわごとのように言う。  
あの桜子が−あの気の強い、真っ直ぐな女が−今はとろけるような眼差しで、自分を見ている。  
いつも見ている桜子とは、まるで違う顔である。達彦は驚くと同時に、嬉しくもあった。  
桜子が十分濡れたのを確認すると、達彦は自分の剛直を花びらにあてがった。  
「桜子、入れていいか」  
「うん…来て、達彦さん」  
 
桜子の固い蕾(つぼみ)に、挿入を試みる…  
「うぐっ!」やはり痛みを伴うようだ。  
「痛いか?今日はやめとこうか?」気遣う達彦を  
「ううん、気にしんで続けて」見つめ返す桜子。「達彦さんの、すべてを受け入れたい」  
「わかった」頷く達彦。蕾の中を、さらに切り開いていく。  
「うあっ!」押し込むごとに、桜子は痛みに悶える。それでも「痛い…けど、やめんで」  
と懇願する。  
一度少し抜いてから、もうひと押しする。  
「ひいっ!」下に敷いていた毛布(桜子がうたた寝していた時、達彦が掛けたもの)に、  
破瓜の血が滴る。  
 
そして何とか、達彦のすべてが中に入った。  
「ごめんな、桜子…」大切にしたいのに。守りたいのに。それなのに、痛い思いをさせてしまった。  
「ううん、大丈夫」目元に滲む涙を拭く桜子。「やっと達彦さんと、ひとつになれた…嬉しいよ」  
達彦はそのまま桜子の上半身を起こし、座った状態で抱きしめる。「桜子…離さないよ」  
桜子も達彦の上半身を抱きしめる。と、達彦が腰を突き上げ始めた。  
「ああっ!あっ、あっ、ああ…達彦さ…ん」突き上げられるのと同じリズムで、喘ぎ声が出る。  
「んっ…桜子、好きだよ…桜子…!」締め付けてくる蕾の奥を、さらに突き上げ続ける。  
ぐちゅっ、ぐちゅっ…と、蜜と肉の擦れあう音がする。リズミカルに刻まれるその音は、  
音楽のようでもある。  
 
相手の呼吸を読み、相手のリズムを感じながら、曲を奏でていく−その感覚は、  
ピアノの連弾にも似ている。  
マロニエ荘で「きらきら星変奏曲」を弾いた日も、婚約式でリストの「愛の夢」を弾いた日も  
同じように、常に相手のことを感じていた。  
擦れあう音のリズムが、次第に早くなっていく。  
「はあっ…ああっ、ああっ、うあっ!」無我夢中で、達彦の首にしがみつく桜子。  
達彦の思いは、極限に達した−今こそ。自分のすべてを、彼女にぶつけたい。  
「桜子…桜子、いくよ」  
「達彦さん…あっ、あああーっ」春一番の突風のように、桜子の中に快感が吹き荒れた。  
どくっ、どくっ、どくっ…達彦の体が大きく脈打ち、桜子の中に精を注ぎ込んだ。  
びくっ、びくっ…蕾から“開花”した桜子の花びらは、それを飲み込むように震えていた。  
 
達彦はそっと目を閉じ、快感の余韻に浸る。ピアノ曲を1曲、完璧に弾き終えた後の満足感にも似ていた。  
桜子は蕾に受けた痛みよりも、大きな幸福感を味わっていた。  
「桜子…」  
「達彦さん…」  
心身ともにひとつになった喜びを共有し、二人は夫婦となったのでした。  
−END−  
 

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