桜子「あしたは入営だね」
勇太郎「うん」
桜「戦死するかも知れないだら」
勇「だ、大丈夫だよ。皇軍は無敵だから」
桜「ばか」
桜「昔みたいにお姉ちゃんと一緒に寝よう」
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桜「ねえ、勇太郎寝た? 寝ちゃったの?」
桜「そっち行ってもいい?」
桜子、勇太郎の布団にもぐりこむ
勇「姉ちゃん、何?」
桜「勇太郎、女の子知ってる?」
勇「え?え?・・・」
桜「知らないのね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勇「ね、姉ちゃん。何を」
桜「黙って! じっとしてて」
勇「あ、あれあれ?」
桜「どう?」
勇「・・気持ちいい」
桜「これはどう?」
勇「う・・すごく気持ちいい」
桜「こんなのは?」
勇「うう・・すごくいい・・アーーッッ」
桜「ね、これは夢だよ。一生だれにも話しちゃだめなんだら」
かくして勇太郎は戦場に向うのでありました