「有森…」
「ねえ…名前で呼んで、達彦さん…」
「…桜子…ああ、夢みたいだ…今、俺の腕の中にきみがいる…」
「あ…達彦さん…そんなに強く抱かんで…私、壊れてしまう…」
「あ、ご、ごめん…」
「ううん…でも…嬉しい…」
「桜子…いい匂いだ…それになんて白い肌…綺麗だ」
「イヤ…達彦さん…そんなに見つめんで…」
「…桜子…その胸…きみ、もしかして…男?」
「ひ、ひどいよ達彦さん!斉藤先生は私の胸、綺麗だって言ってくれたよ?!」
「え…有森…きみ、まさか斉藤先生と…」
「関係ないよ、達彦さんには」
「有森…」
「先生はとっても素敵だった…私をうんと愛してくれたよ」
「そ、そんな事言うなよ!俺だけを見ろよ!!」
「イヤ!触らんで!達彦さんなんか大嫌い!!」
…先生は私をうんと愛してくれたよ…
…達彦さんなんか大嫌い!!…
「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」