「あんた……『覚悟』してきてる奴よね。ネコ耳を付けて人前に出るってことは、  
 自分が『ネコ』として屈服させられるという貞操の危機を  
 常に『覚悟』してるってわけよね……」  
ゴゴゴゴゴゴ……という効果音を背後に滲ませながら、  
「ボスの娘」トリッシュはゆっくりとギアッチョに歩み寄る。  
ギアッチョは「娘」の目を見た瞬間彼女のS心の深さを理解した!  
彼女のSっぷりはただのワガママではない! ドSだった! 真性のSだった!  
普通の男は貞操の危機を感じたとき逃げようと考える。  
だがギアッチョは違った!ギアッチョは!  
(奴はハッタリだッ!オレの氷とS心を貫ける奴なんていやしねえッ!)  
逆に襲いかかった!  
しかしその瞬間!氷の装甲は溶けるようにギアッチョの体から脱げたッ!  
「え……え!?」  
どこかのリーダーのように一瞬思考停止したギアッチョの首を、  
スピードA・パワーAのスパイス・ガールの手が掴む。  
1ミリも動かせない視界の端で、帝王の娘は唇の端を釣り上げた。  
「ダイヤだろうと氷だろうとプライドだろうと、  
 私の前で柔らかくならないものは無いのよ……  
 さあ、まずは地面とキスしてもらおうかしら」  
 
ピンクのロマンポルノ ギアッチョ-その調教-  
to be continue…  
 

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