ある晴れた日の午後。ヴェネチアのとある病院の一室で  
黒い髪の青年がベッドに横たわり、戦いで受けた傷を癒していた。  
筋骨隆々とした肉体をしていたが、上半身には腕が片方しか見られない。  
 
究極生物・カーズとの戦いから無事に生還した、ジョセフ・ジョースターその人であった。  
海に落ちた後 幸運にも漁船に助けられ、病院に担ぎ込まれた彼を甲斐甲斐しく世話する人物がいた。  
リサリサの元でお手伝いをしていた少女・スージーQである。  
 
 
毎日食事の世話をしたり、着替えを手伝ったりとスージーQは懸命にジョセフを看病していた。  
彼女の献身のおかげで、隻腕になったもののジョセフは少しずつ健康を取り戻していた。  
いつしか、スージーQの存在はジョセフにとって大きなものとなりつつあった・・・。  
 
ふわ〜っと大きな欠伸をして、ジョセフは片方しかない腕を思いっきり伸ばした。  
横ではスージーQが、リンゴの皮を器用にくるくると剥いている。いつものように  
「ハイ、あ〜んして。」と言いながら食べさせてくれるんだろうな、と思いながらその美しい横顔を眺めていた。  
 
修行時代には気づかなかったさまざまな表情を、彼女は看護の合間に見せてくれる。  
 
お粥を食べさせてくれる時に、フーフーしながら冷ましている顔 退屈している自分を笑わせるために冗談を言う顔  
花瓶に花を活けながら、きれいでしょ?と語りかけてくる顔  寝る前に子守唄を歌ってくれる顔・・・。  
 
すべてが魅力的で、愛らしくて、抱きしめたい衝動にかられる表情だった。  
豊満で形のいい胸、くびれた腰、丸みを帯びているお尻、きゅっと締まった足首・・・。退院したら、すぐにでもスージーの肌に触れたい。  
ただ眺めているだけでも、スージーQの体はジョセフの体を熱くさせるのだった。  
 
(あの柔らかそうな胸を揉みたいな〜。お尻もナデナデしちゃったりして、な〜んてな。)  
 
スージーQの姿に見とれているうちに、ジョセフは下半身がカ〜ッと火照ってくる感覚を覚えた。  
入院してからもう10日程経っただろうか。元気を取り戻しつつあったジョセフは、そっちの方も回復していたのだった。  
 
(やべっ。こんなところ見られたら、ヘンタイ扱いされちまうよ・・・。)  
なんとか気づかれないようにしなければ・・・。手をあてて、己を落ち着かせようとしたその時・・・。  
 
「あら、どうしたの?どこか痒い所でもあるのかしら。」  
リンゴを剥き終わったのか、スージーQがじっとこちらを見ていた。  
 
「なっ、なんでもね〜ってば」  
「ウソよ。痒かったら、あたしが掻いてあげるって言ってるじゃないの。」  
「いーってば。スージーちゃん、それより俺 リンゴが食べたいな〜」  
「はいはい。たくさん剥いたから、よく噛んで食べてね」  
 
くすくす笑いながら、スージーQはフォークを取りに立ち上がろうとした・・・。  
次の瞬間、ジョセフのゴツゴツした大きな手が、スージーQの細い腕を掴んでいた。  
 
「きゃっ。どうしたのよ、ジョセフ。リンゴ食べたいんじゃ・・・」  
「あのさあ、俺・・・・。リンゴよりもっと欲しいもんがあんだよ。」  
「なあに?他に食べたいものがあるなら、市場で買ってくるわ」  
「違うよ。食べもんじゃなくてさ、もっとこう・・・」  
 
モジモジしながら、ジョセフはダメもとでお願いしてみることにした。  
 
「スージー、俺とニャンニャンしないか?」  
 
「にゃんにゃん? 何それ、流行語かしら・・・。」  
「ちがうって。あれだよ、親しい男女がベッドの上でするスポーツがしたいんだって。」  
「すぽーつ? それって・・・あの・・・きゃああああ!」  
 
恥ずかしさのあまり、スージーQは顔を真っ赤にして悲鳴をあげた。  
やっぱり、いきなり頼むのはよくなかったかな?と思いながら、ジョセフは熱い視線を彼女に向ける。  
 
「頼むよ、入院してからずっと溜まってるからさあ・・・。今も俺のマグナムがビンビンで困っちゃう。」  
「何考えてんのよっ!そんなことしていいのは、結婚してからに決まってるじゃない!」  
 
あれあれ。イタリアの女性はもっと情熱的で、そっち方面も激しいと思ってたのに。  
もうっ、シーザーちゃんの嘘つき! 聞いてたのと全然違うぞ!  
 
心の中で天国の親友に毒を吐きながら、ジョセフは瞳をうるうるさせてスージーQを見つめた。  
 
「な〜 これも看病の一環だと思ってさ〜。本番がいやなら、下の方だけでもいいからさ〜。」  
「し、下の方だけって・・・具体的に何をするか、わからないわ。」  
「俺の硬くなったやつをさ、君のお口で優しく舐めてくれればいいわけ。」  
「はっ・・・はしたないわ。そんなの、やったことないし・・・」  
「いいから、いいから。」  
 
ジョセフは片手でズボンを降ろし、下着を脱いで下半身を露にした。  
股間では硬く大きくなった分身が、激しく脈を打っている。  
 
「いやだ、もう。何見せてるのよ・・・。」  
 
スージーQは思わず、両手で顔を覆った。  
尿瓶の交換のときに何度か見たことはあったが、こんなに近くでジョセフのそれを眺めるのははじめてだった。  
 
「ほれほれ、見ろよ。スージーがあんまり魅力的だから、俺のムスコがこんなになっちゃった。」  
「そんな、あたしのせいだって言うの・・・? きゃっ!」  
 
ジョセフはスージーQの手を引き寄せ、熱くなった己をそっと触らせた。  
 
「どうだ?触った感じは。」  
「・・・・・・・。すごく大きいし、熱いのね。」  
「だろ?こうなった責任はスージーちゃんにあるわけ。なあ、頼むよ。お口で吸って落ち着かせてくれよ。」  
 
子犬のように黒い瞳でじ〜っと見つめられては適わない。  
スージーQはため息をつきながら、答えた。  
 
「しょうがないわね・・・。ちょっとだけよ、初めてだからうまく出来ないかもしれないけどね。」  
「やったー! ハッピー うれピー よろしく頼むぜー」  
 
子供のようにはしゃぐジョセフを眺めながら、スージーQはちょっとほほえましく感じたのだった。  
 
(どうしよう・・・。私、こんなこと初めてだし・・・。)  
 
下の処理を頼まれたが、経験のないスージーQは戸惑っていた。  
男性の下半身についてるモノなんて、口にするものじゃないことぐらい頭ではわかっている。  
でも、目の前のジョセフは自分に舐めてもらうことを期待しているのだ。  
 
勇気を振り絞って、まずスージーQは真っ赤な口を開くと舌をそっと出す。  
試しに、ジョセフの先端をちろっと舐めてみた。  
 
「わっ!」「きゃあっ!」  
 
初めての愛撫に驚いた二人が同時に声を上げる。  
スージーQの舌に、人肌の暖かさと肉棒の感触が残った。  
 
(柔らかいような固いような・・・。とにかく、きれいに舐めてあげるしかないのね。)  
 
スージーQは舌を肉棒の表面に這わせながら、ゆっくりと上下に舐めあげた。  
暖かな舌の感触を感じ、ジョセフのものが硬さを増している。  
 
「うっ・・・はあっ・・・き、気持ちいいぞ・・・。」  
「んっ・・・ふっ・・・。」  
 
自分の舌を動かすたびに、スージーQはジョセフのぬくもりを感じていた。  
 
数分後、全体を舐めきったと思ったのか、スージーQはこんどは肉棒を口の中に収めてみた。  
 
「のわっ!」  
 
自身を口に含まれてジョセフは驚く。かまわずに、スージーQは先端から中ほどまでを咥えた。  
 
 
ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ  
 
病室に隠微な音が響きわたる。  
ジョセフの股に顔を近づけ、肉棒を口に含んで愛撫するスージーQの姿があった。  
 
最初はジョセフの分身を含むことに抵抗があったものの、慣れたのか口の奥まで咥えこむまでに到っていた。  
彼女の舌使いは絶妙で、アイスキャンディーを舐め回す要領でジョセフの一物を愛撫していた。  
 
「くっ・・・はぁ・・・」  
「んっ・・・。どう、気持ちいい?」  
「んっ・・・チョー気持ちいいぜ・・・。うはっ!」  
 
一番敏感な所を舐められ、ジョセフが悶絶する。  
限界まで硬く大きくなったものから、今にでも精があふれ出しそうだ。  
真っ白になりそうな意識の中で、ジョセフは亡き親友との思い出を巡らせていた・・・。  
 
男同士つるめば、出てくる会話はスポーツや食べ物や猥談ぐらいのものだ。  
イタリア人は女性を見れば口説くのが礼儀らしく、シーザーはいつも道行く娘に声をかけていた。  
見事に玉砕した後、二人は何故かシモネタで盛り上がっていた。  
 
 
「あの時の感触は忘れられないな。気持ちいいを通り越して、快感だったな・・・。」  
「シーザーちゃん、お主もワルよのう。たくさん女の子を泣かせちゃったんだ。」  
「ばか。寄ってきたのは女のほうだぞ。おれはいつでも丁寧にレディを扱ってるさ。」  
「へいへい。羨ましい限りですな。」  
 
口を尖らせる親友の姿に、シーザーは口を開く。  
 
「ジョジョ、もしかして・・・。お前、女を抱いたことないのか?」  
「へっ?」  
 
いきなりの質問にジョセフが驚く。どうやら図星のようで、ジョセフの顔面は凍りついたままだ。  
 
「にゃ、にゃにお・・仰るやら・・・。」  
「ぷぷっ。まさか、その年でチェリー・ボーイだったとはな。アーハッハッハ!」  
「なんだよ。女と見れば誰でもいいシーザーちゃんには言われたくないやい。」  
 
ムキになって怒る親友の姿がおかしくてたまらない。  
追い討ちをかけるように、シーザーは自らの体験を話してやることにした。  
 
「俺の初体験は十代の半ばだったかな・・・。花街で一番の売れっ子におろしてもらった。」  
「なぬっ?つくづく羨ましい奴だな。で、感想は。」  
「最高だったね。 人生の中でも五本の指に入るな。」  
「・・・俺だってさ、チューまではいったことあんだよ。」  
「そんなの経験のうちにも入らんぞ。」  
「だってよ〜。エリナばあちゃんが『女性には優しく、紳士的な態度で接するのですよ』っていつも言ってたし。」  
 
「いきなり本番行為にいくのは、紳士じゃないだろ。」  
「ほうほう。で、紳士サマはいつになったら淑女をベッドに連れ込むんだい?」  
「さあね。」  
 
シーザーは親友の経験の少なさを心配していた。  
この調子だと、コイツは三十路になってもまだキスどまりだろうな・・・・。  
俺が何とかアドバイスしてやらないとな、と妙な使命感が沸いてくる。  
 
「なあ、ジョジョ。おまえ、スージーQを見て何か思うことはないか?」  
「んん?あの頭がお花畑のノーテンキ娘かい? 別に、何とも・・・。」  
「違うさ。彼女を抱きたいとか、思わないのかよ。」  
「げっ!シーザーちゃん、それイキナリ過ぎるよ。リサリサが傍にいるのに、手出しできるわけないじゃんか。」  
「意気地なしだなあ・・・・。先生の目を気にしてるようじゃ、いつまでも童貞のままだぞ。」  
「ああっ、もう!俺のお下のことまで気にかけなくていいからっ!」  
「落ち着けよ。人の忠告は素直に受け取っとくもんだぞ。」  
 
シーザーが自分のことを心配してくれるのはありがたかったが、プライベートな所に触れるのはよして欲しい。  
ジョセフは親友の気遣いに感謝すると共に、心の中で毒づいたのだった。  
 
(そりゃあ、スージーQは可愛いけどなあ・・・。いきなり抱くとか、そういう話に持ってくかな、フツー。)  
(やっぱり、シーザーは典型的なイタ公だな。情熱的な性格もここまでいくと、火傷するぜ)  
 
お礼ぐらいは言っておこうかと、ジョセフはシーザーに話しかけた。  
 
「なあ、全部かたがついたらさあ・・・」  
「うん?」  
「スージーも誘って、三人でどっか遊びに行こうぜ。もちろん、シーザーのおごりで」  
「この野郎。自分で払う気は元からないだろ!」  
 
拳を振りかざした親友を振りほどき、ジョセフは逃げ回る。  
 
「あはは〜。私を捕まえてごらんなさ〜い。」  
「まてよ、ジョジョ。二十歳過ぎて、鬼ごっこする趣味はねえんだよ!」  
 
すぐに幼稚な追いかけっこが始まり、二人は路地裏へかけていく。  
なんだかんだいって、とても楽しそうな日々を過ごしていた二人だった。  
 

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