「すごい人ごみじゃな」  
ジョセフ・ジョースターは辺りを見回して言った。  
どうやら今日は地元の祭りらしい。  
夜の街には屋台が並び、買い物客か冷やかしか、人だかりが出来ている。  
そのため、そこここで人の流れが滞る。  
「やれやれだぜ」  
承太郎がため息とともにいつもの口癖をもらす。  
 
 
こんな人ごみに揉まれる事になったのも、元はあの少女の一言からだった。  
「今日はお祭りなんですって!もちろん皆行くでしょ?」  
香港から船に密航して、あげく巻き込まれ、  
そして今はなんとなく流れで一緒のホテルに泊まっている家出少女だ。  
もちろんアヴドゥルは反対した。  
「どこから敵が襲ってくるか分からないこの旅で祭りなど!危険すぎる!」  
対してポルナレフはかる〜く答える。  
「大丈夫だろ〜。そんなひっきりなしに襲ってくるかよ」  
まさに今日、敵(呪いのデーボ)に襲われたばかりの人間とは思えない返答である。  
そのあまりの軽さにアヴドゥルが声を荒げた。  
「まあまあ、落ち着け。滅多にない機会ではあるし、どうじゃろう。  
 皆で固まっていればそうそう危険もないんじゃなかろうかな?」  
見ればジョセフもお祭り気分に当てられてウキウキしている。  
「・・・ジョースターさんがそう言うのであれば・・・」  
そして今に至るのであった。  
 
屋台などを覗きながら通りを歩く。  
さすがの承太郎も人ごみの熱気にはうんざりしたようで  
胸元をだいぶ肌蹴ていた。  
(素敵…。あの胸に抱きしめられたい…)  
少女の感じる暑さは人ごみにせいだけではなかったようだ。  
承太郎を見つめているだけで身体の芯がじんわりと熱くなる。  
しかしそれが何なのか、少女はまだ知らない。  
いつもドキドキして、モヤモヤとした気分になる。  
スッキリしたいのにどうすればいいのか分からない。   
 
   
ふと気が付くと、今まで目の前にいた承太郎がいなかった。  
あわてて辺りを見回したが見慣れた人物はどこにもいない。  
(えッ!皆どこ!?もしかして私…迷子ッ!?)  
青ざめてひとりあたふたとしていると背後から声がかかった。  
「ここにいたのか。みんな先に行ってしまったよ」  
「花京院さん!!よかったぁ〜。置いてきぼりかと思っちゃった」  
「ポルナレフは「放っておいてもきっと戻ってくるだろ」なんて言ってたけどね」  
「…あんの野郎」  
クスクスと笑う花京院。むくれる少女。  
「さあ、行こうか」  
花京院に促され、また人ごみを歩き始める。と、  
『ドーーーーーーン!!パラパラパラ…』  
ワァッ!!と歓声が沸いた。  
「わぁ〜!綺麗〜!!」  
次々と花火が打ち上げられ、人の流れが止まった。  
(JOJOと一緒に見たかったなァ…)  
そう考えると、先ほどのドキドキが戻ってきた。  
身体がどんどん熱くなってくる。  
「どうしたの?気分でも悪い?」  
モジモジしていると花京院が心配して声をかけてきた。  
「!うッ、ううん!!なんでもないのッ 気にしないで!!」  
 
「…承太郎のこと考えてた?」  
いきなり耳元で囁かれた。  
(えッ!?どうしてそんな… 何でバレてるの!?)  
顔は燃えるように熱い。きっとトマトのように真っ赤になっている事だろう。  
「図星かい?君はいつも承太郎のことみてるからね…」  
フフ…と花京院は怪しげに微笑う。  
「そうして欲情しているわけか…」  
「!!よ、欲情なんてそんなッ…」  
「おや?違うのかい?なら何故そんなにモジモジとしているのかな?」  
耳元で囁かれるたびに微かに息がふきかかる。  
身体の中心がそれに反応するように疼く。  
(欲情ですって…?あたしが…!?)  
自分に罪悪感を覚えた。汚いと思った。その年頃の少女らしい潔癖さで。  
愛だ恋だ憧れだと、綺麗な言葉だけで飾られてきた想いが汚されたような気がした。  
そしてそんな自分を嫌悪した。  
 
少女の感じていたその感情が、感覚が、言葉によってかたちを得てしまった。  
いままでは誤魔化すことが出来た。『それ』が何なのか分かっていなかったから。  
でも今、『それ』はモヤモヤとした煙のような存在ではなく  
はっきりと刻み込まれてしまった。  
 
この目の前の優しげな男によって。  
 
花京院は少女の後ろに回りながら言葉を続ける。  
「こんな人ごみの中で愛しい彼を思いながら欲情するのかい?  
 フフ…はしたないな」  
「…そ、そんな事…ないもン」  
恥ずかしさと罪悪感でそれだけ言うのが精一杯だった。  
否定する事でしか自分を守れない。  
「そうかい?じゃあ確かめてみよう」  
「えッ!?」  
いきなり身体が動かなくなった。  
まるで見えないロープで縛られてしまったかのようだ。  
「なッ 何よこれ…!?どうして…あッ」  
花京院のハイエロファントだ。  
 
足元から何かが這い上がってくる。無数の蛇のような動きだ。  
肌にわずかに触れる距離を保ってざわざわと蠢く。  
それは既に股間へと達し、さらに上へと向かっていく。  
「さあ静かに…でないと恥ずかしい目にあうよ」  
身体が宙に浮き上がる。こんな不思議な光景にも周りの人たちは  
花火に釘付けで気付きもしない。  
 
花京院は少女のオーバーオールの隙間に右手を滑り込ませた。  
下着の上から撫でるように割れ目に指を這わせる。  
そして一番敏感であろう部分を柔らかく刺激しはじめた。  
「やッ…ん…そんなとこ…触らないで…ェ」  
初めて味わう感覚に身体も感情も付いていけない。  
羞恥と恐怖と罪悪感と。甘やかな快楽がない交ぜになって少女を襲う。  
もう片方の手が膨らみかけた胸をまさぐる。  
まだブラジャーもしていないが、しかしその先端は硬くなりはじめていた。  
「硬くなっているよ…もう感じてるのかい?」  
「ち…違…んッ…!」  
唇が耳に触れるほどの距離で囁く。息がふきかかり、さらに言葉で攻められ、  
少女の感覚は鋭敏になっていく。  
「こんなになってしまうのでは、いつまでもノーブラではいられないんじゃないか?」  
そう言いながら首筋に舌を這わす。  
「う・・・ンッ」  
快感が突き抜ける。  
「かわいい声を出すじゃあないか。フフ…もっと啼いてごらん?」  
先端を摘まれ少女の身体がビクンと跳ねた。  
「ぁ…はァ…ん」  
少女の声に幼いながらも甘いものが混じってきた。  
「下着が濡れているぞ…一体どうした?」  
意地悪な言葉を投げかけながら下着と肌の境目をゆっくりと指でなぞる。  
それだけで少女の身体はさらに熱くなった。  
まだ小さな蕾を下着の上からとはいえ攻められた後なのだ。  
 
「…触って欲しい?」  
優しく淫らな誘惑の声。  
身体中に蠢く見えない蛇は、決して強い快楽を与えてはくれないが  
ざわざわと産毛が逆立つような感触を残す。  
それがさらに少女の焦燥感を煽った。  
「そこまで言わせるのは酷ってものかな」  
クスリと笑い、胸の先端に抓るように刺激を与えると、右手を下着にもぐりこませた。  
「!! 嫌ッ…」  
少女は身を捩ってせめてもの抵抗を表すが、それこそ無駄というものだった。  
まだ産毛しか生えていない恥丘を撫で、中心へと指を進める。  
「ヤダ…駄目…触らないでェ…ッ」  
少女の懇願はあっさりと無視され、そこへ到達する。  
熱い粘膜に冷たい指が触れる。身体中の毛穴が開いたような感じがした。  
「…自分でもこうやってしてるのかい?」  
「そッ そんな事しないもン!変なこと言わないで!!」  
必死で否定する。自分で触った事もないのにいつもこんな事をしていると  
思われては堪らない。  
「おやおや。あまり大きな声を出さない方がいいよ。こんな所を視られては大変だろう?」  
ハッとして周りを盗み見る。あたりの喧騒と花火の音で気付かれてはいないようだ。  
ホッとしたのも束の間、花京院の指が動き始めた。  
 
 
「初めてなのにこんなに濡らしてるのか…いやらしいんだね」  
「や…ッそんなこと言わないでェ…はッ…あァ…」  
そう言われても仕方がないほどに少女は蜜を溢れさせていた。  
先程、周囲を意識してしまったせいでそれまでよりも敏感になっているのだ。  
(こんなとこ、もし誰かに見られたら…)  
そう考えるだけで羞恥心とともに快感が跳ね上がる。  
親指と人差し指で蕾を挟むように捏ね、中指は入り口を円を描くように刺激する。  
甘く、しかし刺すような快楽が身体を貫いていく。  
「うッ…んん…はッあぁ…」  
そろそろいいかな、という花京院の囁きが聞こえたかと思うと  
ぬるりと身体の中に何かが入ってきた。  
それが指なのだと気付く前に少女は小さな絶頂を迎えた。  
「ン?イっちゃったのかい?…フフ、かわいいね」  
指を巧みに動かしながら耳たぶを甘噛みする。  
次々に襲ってくる快楽の波に少女は弄ばれるばかりだ。  
 
「…痛くはないかい?…大丈夫そうだね、これだけ濡れていれば」  
「うんンッ…あっはァ…ふうぅん…」  
リズミカルに上下する指の動きにあわせて腰が動く。  
意識するわけでもなく、身体が更なる刺激を求めて勝手に動いてしまっていた。  
そして動くたびに蕾も擦り付けられ新たな快楽に飲み込まれる。  
「初めてでそんなに感じるなんて将来有望だね」  
ふわりとため息をつきながら胸の頂きを指で挟みこむようにして揉みしだく。  
もう片方の胸にはハイエロファントが帯状になり、その頂きにクルリと巻きつく。  
そして赤子が吸い付くように、しかし激しく蠕動しはじめた。  
 
 
最初は控えめに動かされていた指も、今ではぐちゅぐちゅと音がするほどの  
激しさで少女を掻き回していた。  
「ぁ…ゃあんッ…はっあぁんッ…ぁぁっ!」  
少女の反応もそれにつれて激しくなっていく。  
「…気持ちいいかい?」  
そう聞かれても答える余裕などありはしなかった。  
「そろそろちゃんとイかせてあげようか。潮時かな」  
そう言うと指を引き抜いた。  
「…んっあぁ…ん」  
いきなりお預けを食ってしまったようで身体の火照りは余計に高まる。  
(ヤダ…やめないで…)  
いつの間にか少女は嫌悪感すら浮かべていた「肉欲」に溺れていた。  
潤んだ瞳で見上げる。そこには微笑を浮かべた男の顔があった。  
と、いきなり冷たいモノが体内に入ってきた。  
(え?なにこれ?変ッ…でも…気持ちいいッ!!)  
それは先ほどの指とは比べ物にならない動きで少女を蹂躙していた。  
「フフ…僕のハイエロファントの味はどうだい?」  
ハイエロファントはヌメヌメとした液体を出しながら少女の体内へと潜り込む。  
ある場所では硬く、ある場所では柔らかく膣壁を擦りあげながら移動を繰り返す。  
(あぁ、もうダメ…)  
「皆が君を見てるよ…君の恥ずかしい姿を」  
その言葉が引き金となった。  
「!!ぁ…んぁあッは…うぁっあぁああッ――――!!」  
 
花火が散るように少女は絶頂を迎えた。  
 
少女は通りの端のベンチに腰を下ろしていた。  
正確には腰がたたなくなっていたので仕方なく座っていた。  
花京院が飲み物を両手に持ってこちらへ歩いてくる。  
「大丈夫?もう落ち着いた?」  
「落ち着くわけないでしょーーー!!」  
「あはは、ごめんごめん。あんなになるとは思わなくてさ」  
少女は思い出して真っ赤になった。  
「みんな見てるなんてあんな嘘ついて!酷い!!」  
「まあまあ、視られてなくてよかったじゃない」  
そういうことじゃない、と思いながらもいつもの花京院であることにホッとする。  
「立てるようになったら言って?皆のところに戻ろう」  
「うん……ねぇ、花京院さん」  
なに?と視線で答える。  
「どうしてあんな事したの?」  
「…僕も若い盛りだ…ってことかな。最後まで出来なくて残念だけど」  
まあそれは自分で処理する事にしよう、とひとりごちた。  
 
 
 

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