4th.STAGEを0ポイントで終え、ディエゴは宿場から離れた丘へとやって来ていた。  
その手には『今アメリカで大流行!誰にでも効くジョーク集』と題された雑誌を携えている。  
嵐の夜とは打って変り穏やかな陽気の中、彼は1本の巨木へと近づき腰を下ろした。  
持ってきた雑誌に一通り目を通してみるものの「オレのセンスを超えるものはない」と判断し、  
5分もすると読むのを止めた。  
「実に、実に良い天気だ」  
どこか疲れた感じでディエゴは呟く。そして何を思ったかスタンド『スケアリー・モンスター』を発動させた。  
徐々に研ぎ澄まされていく感覚・・・その時、違和感に気が付いた。  
「ヒトがいる・・・」  
微かな、本当に微かな呼吸音。彼から10時の方向にある岩場から聴こえてくる。  
普段なら気にしないところだが、目に見えない何かが彼を其処へと向かわせた。  
 
「・・・のん気なものだな。お供も連れずに昼寝か?ルーシー・スティール」  
ディエゴ自身の影によって彼女の寝顔は分かりにくかったが、それでも  
その幼さの残る顔からは疲労の色が窺えた。  
「何をすればこんなに疲れた顔が出来るんだ」  
呟きつつディエゴはルーシーの傍らへとしゃがみ込んだ。じっと彼女を観察してみる。  
真白な額、柳のような眉にすっきりとした鼻梁。彫りの深い顔立ちで、  
瞼に薄い灰色の影を落としている。薄く開いた桜色の唇からは真珠のように輝く歯が覗いている。  
ゴクリと生唾を飲み込むのをディエゴは意識した。コイツを貪り尽してやりたい。  
彼は両手に嵌めた手袋をするりと外した。そしてそっとルーシーの頬に手を添える。実に柔らかい。  
「ココのところレースのお陰で女とは無縁の生活だったからな。悪く思うなよ」  
にやりと笑い、彼女の胸元へと手を伸ばす。瀟洒なブラウスのボタンを外していき、下着をずらす。  
「ん・・・」  
「おはようとでも、ルーシー?」  
驚愕に見開かれる瞳。やたらと胸元に風を感じる違和感から、彼女は自らが『女性としての危機』に立たされている事を悟った。  
「な、何をしているのですッ、Mr.ブランドー!」  
「何と言われてもねぇ。君は人妻だろう?これから起こる事くらい分かるはずだ」  
怯えるルーシーの表情を楽しみながらディエゴは答えた。自分の中の加虐の精神が膨れ上がっていく。  
「君がいけない。年頃の娘ともあろうものが1人で無防備に眠っているなど」  
言いつつ彼はルーシーの衣服を一気に剥ぎ取った。彼女の年相応の、いや、よく発達した双丘が夫以外の男の目に晒される。  
「嫌ぁ・・・あ、アナタ」  
とめどなく涙が溢れ落ちる。震える手で前を隠そうとしたが、ディエゴはそれを許さなかった。  
「もう一度言おう、君が悪いんだ。ま、リラックスしなよ。楽しもうぜ」  
朱鷺色の乳首を軽く擦りながら、ディエゴはルーシーの唇をちろりと舐めた。  
 
「ん?」  
突然ディエゴが視線をルーシーから外した。何やらじっと音を聞いているような感じだ。  
「残念だな。どうやら今はタイミングが悪いらしい」  
剥ぎ取った彼女の服を器用に着せながらディエゴは言った。  
「また、明日のこの時間、ココに来い」  
「だ、誰がノコノコと来るものですかッ!」  
「・・・『大統領』が探していたよ」  
何故この男が知っているのか。ルーシーは自分の顔から血の気が引いていくのを感じた。  
その様を見て冷たく微笑みながら「この雑誌、君にやるよ」と言い、ディエゴは足早に去っていった。  
 
「奥様ァ!何処にいらっしゃるのです?奥様〜!旦那様がお呼びですよぉ」  
使用人の声が聞こえる。ルーシーは急いで涙を拭いながら「ココよ」と返事をした。  
 
その夜の事である。ルーシーは以前読唇術を習っていた小男に、ディエゴ・ブランドーに関する資料を  
何でもよいから集めて来いと言った。小男は「奥様もミーハーですねぇ〜。美男ってのは羨ましいもので」とのん気に言い、  
呆れつつもディエゴに関する様々な資料を集めてきてくれた。その後ルーシーは部屋に閉じこもり、  
一心不乱に彼に関する資料を読み耽った。スティーブンはそんな妻の様子を、まあ年頃の娘だからと解釈し、  
さして不審に思う事もなく妻よりも先に床に就いた。一方ディエゴは「あの雑誌のジョークを  
彼女は面白いと感じるのかな」などと真剣にベッドの中で考え込んでいた。  
 
穏やかな風が頬に触れ、柔らかな木々の香りを運んでくる。今日は昨日以上にポカポカと暖かく、  
とても良い天気だった。ディエゴは軽く伸びをしながら視線をルーシーへと向けた。  
「こんにちは。今日も良い天気だね」  
「ごきげんよう、Mr.ブランドー」  
おや、とディエゴは思った。葬式の参列者の様な顔でやって来るかと思いきや、彼女の顔はキリッとし、  
瞳には強い意志が宿っていた。こうでなくては面白くないと考えながら、ディエゴは「移動しよう」と告げた。  
 
目的地に着くまでの間、彼らは昨日の事には一切触れず(ただしジョーク集だけは別である)天気の事や、  
年の差のある夫婦生活のあれこれをお互いに話し合った。  
「ところで・・・昨日あげたジョーク集、どう思う?」  
「そうねぇ。どれも似通ったものばかりだったわ。スパイスが効いていないというか・・・  
せっかく頂いたのに悪いけど、面白くなかった!」  
「そうだろッ!アレ、面白くないよなぁ。やはり英国人のジョークには敵わないというか」  
顎に手をやり真剣に考え込むディエゴを見て、ルーシーは本当に昨日対峙したのは彼だったのかと思った。  
「お、着いたぞ」  
ディエゴが足を止める。なるほど、ココなら昨日の様に誰かが来るという事もないだろう。ルーシーの体に緊張が走った。  
 
「なぁ」  
ディエゴがくるりとルーシーの方を振り向く。瞬間、彼女の体がビクリと震えた。  
「・・・君はオレよりも『死体』と『大統領』の関係について詳しいかもしれない。  
考えなかったのか?本当に君の事を彼に話したとしたら、オレが切り捨てられるとは」  
「・・・」  
「それでも来たのは君も溜まっているからかい、ん?」  
「そんな理由で来たと思ったのですか」  
静かにルーシーが答える。とても14歳の少女とは思えない反応に、ディエゴはワクワクとしてきた。  
本当にこの小娘は面白い。  
「あなたの事を調べ上げました」  
傍らの木から小枝を折り、ディエゴは「どんな事が書いてあったのかな」と尋ねた。  
「財産目当ての結婚か?妻を殺したというアレか?泣かせてきた女の数か?」  
「・・・あなたのお母様の事です」  
ディエゴの瞳に危険な色が宿る。  
「ほぅ・・・だから何だと言うのだ」  
暗い、地獄を知っている者だけが出せる声で答え、ゆっくりとルーシーの元へと歩み寄る。  
殺されるかもしれないと感じつつもルーシーは続けた。  
「あなたが権力に執着するのも、世間に復讐しようとするのも・・・  
全ては根底にお母様への『想い』があるからだわ!」  
「三文小説にも出てくるような美しい考えだな」  
出来る限り落ち着いてルーシーはディエゴを観察した。コレは彼の『聖域』に触れる話。  
明らかにディエゴは動揺している。  
「大統領と手を組むのも、異常なほどトップを目指すのも!亡くなったお母様を幸せにしてあげたかった  
反動なのよッ!!とてもとても苦労して生きてきた、一生懸命2人で生きてきたのに世間は・・・  
運命はあなた方に味方しなかった!」  
「黙れッ!」  
ルーシーの首に手を掛けディエゴは叫んだ。ルーシーは感情の高ぶりによって涙が滲んできた。  
視界がぼやける。本当に泣きたいのは彼のはずなのに・・・  
「あなた・・・くぅ、今・・・本気になっているッ」  
息も絶え絶えに彼女は述べる。ディエゴは黙れ黙れと言い続けている。華奢な首を締め上げる力が強まっていく。  
「貴様なんぞに!貴様なんぞにオレ達を理解できるものかッ!」  
「そう、理解できない・・・ぐぅ!」  
「理解できないならば何故?!」  
「私、あなたの事を知りたいの。理解しようと・・・努力したいの!」  
一瞬ディエゴの腕から力が抜ける。  
「だって、あなた寂しそうなんですもの」  
 
先程とは打って変りルーシーは静かに言った。ディエゴは彼女から手を離し後ろへ下がった。震えている。  
「オレに近づくヤツは・・・オレの名声や容貌ばかり見て、ちっともオレ自身を見てはくれなかった」  
「・・・」  
「そんなヤツ等ばかりだったから、何をしても良いと思った。利用して利用して  
最後は襤褸クズの様に捨ててやった。皆不幸になって・・・こんなオレだったから母さんは・・・死んだの?」  
今にも消えそうなほどの小さな声で喋りながらディエゴは背後の木にもたれ掛かり、そしてずるずると座り込んだ。  
両手で頭を抱え込んでいる。  
「ディエゴ」  
「・・・」  
するりと何かを解く音がした。  
「ディエゴ、あなたのせいではない」  
ゆっくりと顔を上げてみると、そこには胸元のリボンを解き、真白な乳房を露にしたルーシーが立っていた。  
「な、何をッ」  
彼女はディエゴの傍らにしゃがみ込むと、そっと彼を抱き寄せた。形の良いラインを描く頬が柔らかな胸に押し当てられる。  
離れようと思ったが、何故かこのままの状態でいたいと思い出来なかった。  
「どうしたらそんな考え方が出来るの。お母様が亡くなったのはあなたのせいではないでしょう?」  
幼子をあやす様によしよしとルーシーはディエゴの頭を撫でた。  
「ひねくれ過ぎよ。少し素直におなりなさい。ね?」  
優しい子守唄のような声が耳に入ってくる。まるで、母の様な・・・ディエゴの頬を熱いものが流れた。涙だった。  
「ふッ・・・くっ!うぅ〜・・・」  
「しっかり泣きなさい」  
慈母の様な微笑みを浮かべながらルーシーは言った。ぎゅうっとディエゴがしがみ付いてくる。  
正直痛いほどだ。そんな彼を相も変わらず優しく撫でながら、彼女も強く強く抱きしめた。  
 
30分程ばかりそうしていただろうか。今ではディエゴの嗚咽も止まり、そのまま寝入ってしまったのでは  
ないかというほど彼はピクリとも動かなかった。ルーシーは何も言わずに彼を抱きしめている。  
さて、これからどうしようかと彼女が考えていると、少々かすれた声が聞こえてきた。  
「なぁ・・・」  
「なぁに?」  
「誰にも・・・この事を言うんじゃあないぞ」  
ふふっと苦笑しながらルーシーは答えた。  
「はいはい。誰にも言いませんよ。大体誰に言うの」  
「ジャイロとか、ジョニィ・・・絶対に言うなよ」  
「まるでちっちゃな坊やのようね」  
「坊やか・・・」  
ふっとディエゴが顔を上げる。そして暫くの間ルーシーの胸元を見つめていたかと思うと、  
突然彼女の乳首を口に含んだ。  
 
「!!」  
あまりにも急な展開にルーシーは声を出す事も出来なかった。技巧も何もなく、まるで赤子の様に乳首を吸ってくる。  
何だかくすぐったい。突き放そうにも、『母性』というものが働いて彼女には出来なかった。これは浮気になるのだろうか、  
それとも純粋に母親役をしているだけなのか・・・やや混乱しながらルーシーが考えている間もディエゴは吸い付き、  
舐め、カリリと胸の突起を噛んでくる。そして・・・皮手袋を嵌めたままの左手がつつぅっと彼女の太腿を伝っていった。  
スカートの中に潜り込む。胸への刺激も快楽を呼び起こすものへと変化した。  
「な、何をして」  
「坊やの真似」  
「坊やはこんな事をしませんッ!やめて頂戴、私には『夫』がいるのよ!」  
ルーシーの抗議を無視してディエゴは行為を続けていく。そっと下着の上から彼女の秘所を撫でる。  
「うぁ!」  
「君といると何だか落ち着ける、気持ちイイんだ・・・1度でいい」  
すがる様な目でディエゴがルーシーを見る。ああ、やっぱり坊やだと思い、彼女は抵抗するのをやめた。  
『母性』の前に夫への貞操義務は吹き飛んでしまった。そんな状態のルーシーを確認して、ディエゴはそっと彼女を横たえた。  
 
真摯な態度でディエゴがルーシーを見つめてくる。彼女の既に解かれた胸元をさらに大きくはだき、  
指先を胸元から下腹へと滑らせていった。強い刺激ではないはずだが、ルーシーの体がビクンと反応した。  
まだ14歳だ。形だけの結婚で、夫とは結ばれていなかったのか。そんな事を考えながら  
彼女の白磁のような肌を観察してみると、枯れかけた花のような刻印が見つかった。  
「慣れていないだけか」  
呟きつつディエゴは上着を脱ぎ、引き締まった上半身を露にした。ルーシーの顔に朱が走る。  
そんな様子を初々しいと思いながら、ガラス細工の様な体に伸し掛かった。  
互いの肌が吸い付くように密着し、実に心地よい。成熟した女性とは違う、  
少女特有の匂いを漂わせる首筋に顔を埋め唇で愛撫してみる。  
「ん・・・」  
ため息の様な声を漏らし、ルーシーは小さく身じろいだ。この反応に気分を良くし、  
ディエゴは唇を鎖骨へと滑らし少し強めに吸い付いた。  
「ま、待って!」  
慌てた様にルーシーが彼に声をかける。  
「痕を付けないで・・・お願い」  
分かっていると答える代わりにディエゴは頷き、唇を離した後、今度は舌先でルーシーの  
なだらかなラインを描く肢体を下腹部に向かってなぞっていった。唾液によって銀色の道ができていく。  
「っ!」  
やはり過剰に反応しながらルーシーは体を強張らせた。  
 
「そんなに緊張するな。大丈夫だから」  
今度はディエゴがルーシーの頭を撫でる番だった。逞しいが、繊細さのある手でよしよしと撫でる。  
それに安心したのかルーシーの体からは力が抜け、薄っすらと彼女は微笑んだ。  
これならいけるかなと思い、ディエゴはゆっくりと彼女の秘所へと手を伸ばした。  
軽く触れてみたが酷く怖がっている様子はない。するりと彼女の下着を脱がす。  
「あ・・・」  
ひんやりとした風が股間を撫でていく。それが気持ち良くてルーシーは一瞬意識を遊ばせていたが、  
ディエゴの秘所への視線に気付き、真っ赤になりながら脚を閉じようとした。  
だがそれよりも早く彼はルーシーの脚の間に割り入ると、太腿を下から抱え込み肉芽にキスを落としていった。  
「ひぁ!」  
啄ばむ様に軽く軽くキスを落とし、時たま蛇のようにチロっと舐める。くすぐったい感じの快感が体を駆け巡る。  
「嫌ッ!」  
ルーシーは必死にディエゴの頭を掴み押し返そうとするがビクともしない。  
「やめて!こんなの、くぅっ・・・こんなの知らない!」  
泣きそうな彼女の声を耳にし、ディエゴはひょいっと頭を上げた。  
「旦那はしないのか?」  
ルーシーに尋ねてみる。彼女は小動物の様にフルフルと頭を振った。  
「そうか・・・なぁ、ルーシー。オレが君に酷い事をする様に見えるかい?」  
「・・・見えない」  
昨日の彼しか知らなかったら、彼女は首を縦に振っただろう。しかし今ではディエゴの純粋な一面も知っている。  
「こ、コレは普通の事なの?」  
おずおずとルーシーが尋ねてくる。ディエゴは首を傾げながら「どうだろう」と言った。  
「人によるのだろうな。でも気持ち良かっただろう。嫌ならやめるが、ん?」  
少し意地悪く聞いてみる。ルーシーは蚊の鳴くような声で「続けて」と言った。  
 
「あんっ」  
始めのとは違い、ディエゴは丹念に秘所へと刺激を与えてくる。まるで貪る様に花弁と花弁の間にまで舌を這わす。  
くちゅっと水音が響く。ディエゴの頭部を押し返していたはずのルーシーの腕は、今では彼の頭を秘所へと押し付けていた。  
「イイ気持ちだろ」  
ディエゴが喋る時の秘所への吐息さえ、彼女の快感を呼び起こす。  
「うん」  
素直にルーシーは答えた。この娘(こ)を閉じ込めてしまって、自分好みに出来たらどんなに楽しいだろうかと想像しながら、  
彼は愛液の溢れる泉へと指を進入させた。  
「んッ」  
するっと指は入っていった。中はキツイが、それなりに夫を受け入れた事がある感じだ。  
続いてもう一本指を増やすとばらばらと動かし始めた。そうっとルーシーの方を窺ってみると、  
彼女は快楽のために苦しげに眉根を寄せ、瞳は涙で潤んでいた。愛らしい。  
「可愛いよ」  
体を移動させ、ディエゴが耳元で囁く。しかし、行為についていくのに必死なルーシーに伝わったかどうかは分からない。  
目元にキスをしながら右手は彼女の乳房(ディエゴはどうやらお気に入りの様だ)を揉む。  
左手では途切れる事無く秘所への愛撫を続けている。  
「あ、あの・・・私」  
ルーシーが辛そうにディエゴへ何かを伝えようとしている。限界が近い。  
「どうしたんだい」  
分かっているのにあえて聞いてみる。この娘の口から直接聞きたい。  
「どうして欲しい?」  
達してしまわない様に、刺激を弱めながらもう一度訊く。弱まった刺激に物足りなかったのかルーシーは「入れて」と言った。  
何をだとまで言わせるのは可哀想かと思い、一度彼女から離れるとカチャカチャと音をさせながら、  
興奮しきった己の分身を取り出した。ルーシーが目を逸らす。  
「硬くなるな」  
彼女の顔に手をやり、唇にキスを落とす。そして静かに中への進入を果した。  
「!!・・・いやぁ」  
夫とは違う。何て若々しい・・・やっぱりこんなのは知らないと考えながら、ルーシーはディエゴに抱きついた。  
汗で手が滑り、なかなか上手く抱きつけなくてもどかしい。そんな彼女の様子に微笑みながら、ディエゴはルーシーを支えた。  
「キツイ・・・少し力を抜いて。動きにくいから」  
幼い膣が彼を締め上げる。  
「無理か」  
仕方がないのでゆっくりとルーシーを突き上げる。速さを上げたら持っていかれそうだ。  
周りの木々や草花の香りに卑猥な匂いが混じり、それがよりお互いを興奮させた。どんどんルーシーの中は締め付ける力を上げ、  
ディエゴを追い詰める。また、ディエゴもルーシーを快楽の海に沈めようとする。  
「あ、あぁ!もう」  
「そうだな」  
互いに絶頂が近づき、ディエゴは挿入のスピードを上げた。パンッと打ち付ける音が周囲に響く。  
ルーシーは彼の背中にギリリと爪を立てる。それさえも甘い痛みとなってディエゴを襲う。グプッと音を立てながら、ルーシーの中を掻き回し、そして  
「や、だ、駄目ぇぇ!!」  
「うッ!」  
ルーシーがイッた瞬間の強い締め付けによって、ディエゴもほぼ同時に絶頂へと達した。彼女の最奥を白濁液が汚す。  
 
頂点を迎えた後も、しばらくディエゴはルーシーの胸元に顔を埋めていた。  
だんだんと調子を整えていく彼女の心音は心地よく、このまま融けてしまいたいと考える。  
「あ」  
ぼうっとした意識にルーシーの声が響く。  
「痛くはない?御免なさい」  
痛いとしたら彼女の方ではないのか。不思議に思っていると、細い指先が背中を這うのを感じた。  
「血が出てしまったわ」  
ああ、そうか・・・必死に掴んでいたからなっと思い、ディエゴは顔を上げて「問題ない」と言った。  
「良かったよ。『母さん』」  
悪戯っぽく言うと、頬を朱に染めながら慌てる彼女を尻目に、再び柔らかな胸へと顔を沈めていった。  
「困った『坊や』だこと」  
優しい声が聞こえてきた。  
 
その後、衣服の乱れを整え、来た時と同じ様に2人は取りとめの無い会話を交わしながら道を戻っていった。  
途中機嫌の良いディエゴが聞かせてくれた『ハイレベル』なジョークにルーシーは引きつつ、  
彼をこの道(乗馬)に導いたお母様は偉大だわっと、心の底から尊敬し、そして安堵した。  
 
 

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