「手錠は服従させるためにある・・・か。なるほど、君は私を服従させるつもりか。」
クスクスと笑い出したプッチ神父に徐倫は嫌な予感を感じずにはいられなかった。
身体能力、スタンドの性能は徐倫の方が上回っているし実際今も徐倫の方が押している。
手錠で繋がれて逃げる事は出来ない。
そんな状況で何故笑っていられる・・・?
「ならば私も君を服従させる事が出来るな。私達は同じ状況下にいるんだから。」
そう言うとさっきまで戦う気満々だったプッチ神父が急に隙だらけになった。
父のDISCがかかっている。相手が戦闘態勢を解いたからといって
こっちが攻撃を止めるわけにはいかない。
「オラァ!!」
すらりと長い足で蹴りを入れたが、その足はプッチ神父の手の中に収まってしまった。
丸空きになった股に手がすべり込む。
「うあっ!?な・・・何考えてるんだ!!この変態!!!」
プッチ神父に掴まれている足を離そうと必死に動くが、
ホワイトスネイクの力も借りているようでビクともしない。
「変態扱いは酷いな。・・・それはそうと、君顔が赤いよ。」
「!!!あ・・・当たり前だ!いきなりこんな事されたら誰だって・・・・・・。」
「ふうん・・・でも・・・まんざらでもないって事だよね。」
プッチ神父がグイッと徐倫の足を引っ張ると、バランスが崩れて仰向けに倒れこんだ。
その上にプッチ神父が多い被さる形になる。
徐倫は急いで押し退けようとするが、その手には自分でも驚くほど力が入らなかった。
(あたしは・・・期待しているのか?この神父に今からされる事を・・・)
プッチはニヤリと笑うと先ほどの擦るような動きではなく、絡み付くように・・・徐倫の蕾の形を確かめるようにじっくりと指を動かした。
「・・・・・・ふあ・・・っ!」
思わず情けない声が出る。
―…気持ち良い。
当たり前だ。捕まってからというものSEXは愚か、密かな楽しみだった自慰すらしていない。
(ああ!フー・ファイターズとアナスイが生死の境を彷徨ってる時にあたしは何をやってるんだ!)
そんな事を考えている間にも、プッチ神父はクリトリスをいやらしく撫でまわしている。
(っ・・・もっと・・・奥を触ってほしい・・・だめ・・・こんな事を考えては・・・
少しずつ、フー・ファイターズとアナスイ・・・そして父さんのDISCの事が頭の隅に追いやられてきている・・・まずい・・・。)
「ふうん・・・大人しく言う事を聞いたら承太郎のDISCを返してやる、とでも言おうかと思っていたが・・・
どうやらその必要もないらしいな。」
「あ・・・ち・・・違う・・・・!これは・・・・・・・・は・・ぁん・・・」
ニチャリと音をたててプッチの指が徐倫の『中』に入る。
「何が違うのかな?君は随分と感度が良いようだね。ほら見てごらん・・・もうこんなに濡れているよ。」
そう言って徐倫の目の前に蜜のたっぷりついた指を差し出してきた。
「・・・・・・・・うそ・・・。」
気持ちが良いと感じてしまったがまさかここまで濡れていたとは思わなかった。
口をぽかんとあけて唖然としていると、ふいにその指が口に突っ込まれた。
「んっ!んん・・・・きたな・・・・」
「君が出したものだろう。汚いなんて事はないよ。さ・・・良い子だから全部舐めるんだ・・・・・・・・・・・ッ!?」
ガリッと鈍い音がした。浅黒い指から血が流れる。
「・・・褒めた途端にすぐこれか。今更抵抗なんて、遅すぎるんじゃあないかい?」
「こんな事するなんて頭おかしいんじゃないの!?調子に乗ってんじゃあないわよこのクソジジイ!!」
「・・・・・・・・・・・。」
『ジジイ』という響きに機嫌を損ねたのか、プッチはムッとした表情で黙り込んだ。
プッチは承太郎よりも年下・・・ジジイ扱いするにはまだかなり早い。
(流石にジジイは言いすぎたかしら?いや知るもんか!良い気味だわこんな奴!良くやったわあたし!)
しかしすぐに徐倫はプッチに歯向かった事を後悔することになった。
「・・・・・私がわざわざこんな事をしたのは・・・君が私に生意気な口を利いたからで・・・
別に君の事が好きだったとか・・・天国に行くために必要だったとか・・・そんな事は全くない。
それに私は神父だからね。清らかであり続けなければならない・・・。」
「?何言ってるのよアンタ・・・全然分からないわ。」
「私を怒らせない方が良いと言っているんだ・・・もう遅いけどね。」
「!!!」
ヤバイ!と思った時には既に頭を鷲掴みにされた後だった。
「あ・・・・くっ・・・・」
「さて、どうお仕置きしようか・・・。私のモノでも舐めてもらおうかと思ったがさっきの様に
歯を立てられては困るからな。」
そう言いながらプッチは徐倫の目の上辺りに触れた。
その瞬間、徐倫の視界が真っ暗になった。
「!?な・・・何よこれ!!何したのよ!」
「君の視覚をDISCにして抜き取らせてもらった。君は今盲目状態だ。
安心して良いよ、そのうち返してあげるから。」
自分の鼓動が高鳴るのが分かる・・・視覚を失った事で次に何をされるのか分からない恐怖と・・・期待。
「・・・・きゃうっ!!」
嗅覚と感覚をフル回転させていると急に耳に舌を這わせられた。
唇・・・胸・・・そして・・・・・・プッチは色々な部分を刺激しその都度敏感に反応する徐倫を見て楽しんでいるようだ。
「あっ・・・・・ひゃあっ!・・・・・あぁん・・・・・・」
「やはり見えないとさらに敏感になるんだね。でもこれじゃあお仕置きにならないな・・・これを使おうか。」
「きゃあ!なっ・・・・・・?」
いきなり冷たいものが股間に触れた。
(プッチ神父のモノ?違う・・・・冷たすぎる・・・何なのこれは?)
「何なのこれっ・・・!」
「クスクス・・・今は秘密だよ・・・後のお楽しみさ。」
グチュグチュと音を立てながらそれが徐倫の中に吸い込まれていく。
異物感・・・きっとすごく変なものを入れているに違いない。
身を捩じらせて逃げようとしたが全身はもはや腑抜け状態であり不可能だった。
嫌だ・・・けど・・・どうしよう・・・・・気持ちいい。
「う・・・イヤぁ・・・はああぁん・・・あっ・・・」
「フフフ・・・こんな物を入れられて感じているのか。」
プッチがそれを膣内で掻き回す度に徐倫の体はピクンと跳ねあがり
愛液がとめどなく溢れ出してくる。
時には上下左右に動かし、時には円を描くように動かし、徐倫の中を弄っている。
「・・・・っ!あ・・・もう・・・・はうっ・・・・あああああああ!!!」
絶頂に達してしまった。
はあはあと息を乱し、目をうつろにしている徐倫にプッチは言い放った。
「いい気味だな空条徐倫・・・そして承太郎!」
「・・・・・じょ・・・たろ・・う?」
父親の言葉に反応した徐倫の目に光が戻る。プッチが視覚DISCを戻したのだ。
(プッチ神父・・・が右手に持っているもの・・・自分に入れた異物・・・)
徐倫は青ざめた。
―――・・・父さんのDISC
プッチは承太郎のDISCを円柱状に丸め、徐倫の中に入れていた。
「あ・・・・・あ・・・あたしは・・・!」
(あたしは父さんのDISCで感じて絶頂に達してしまったというの・・・?)
例えようのない罪悪感に襲われ肩が震え涙が溢れ出てくる。
「フフフ・・・このDISCなんだけど・・・私はもう読んだからいらないんだ。
君に返すよ・・・これで承太郎を生き返らすと良い。緑の赤子と交換しよう。」
そう言って徐倫の愛液がべっとりと付いたDISCを渡した。
徐倫はそれを無言で受け取る。
「空条徐倫。君は仲間が死にそうになっているのに自らの快楽に流された。
その結果自分の父親まで汚してしまったんだ。
でも良かったな、アナスイはF・Fが生き返らせたようだ。承太郎もそのDISCで生き返る。
全てが良い方向に転がったじゃあないか。」
「・・・・・・・・・・でも・・・・この罪悪感だけは消える事がない・・・お前を殺すまで。
今回の事は・・・あたし自身にも責任がある。精神が弱かったあたし自身にもね。
だから今回の件を恨んでお前を殺そうとするのは逆恨みかもしれない・・・けど・・・・
どっちにしろお前は殺さなければならなかったんだ!殺す理由がひとつ増えただけよ!!」
―・・・徐倫はDISCを握り締め、誓った。強くなってやると! 完