爽やかな風が頬を通る。初夏の到来を感じる昼下がり。
大人に混じりカフェで談笑している中学生二人。
どー見ても学校をサボってる様に見えるが
実体はギャングのボスだったりするから困る。
「ねぇジョルノ」
「何ですか?」
エスプレッソを口に含む姿はどこか気品に溢れている。
吸血鬼の父親譲りなのか?
「ねぇ?ちょっとした疑問なの。ホントちょっとした」
くりくりと愛らしい瞳で見つめてくる彼女に
内心どんな可愛いらしい質問が来るのかと期待する。
「ミスタとデキてるってホント?」
ブーーーーーーー!!
美しきボス。コーヒーを噴射。
「な……何を言ってるんですか!?」
「あはは!図星?サンタルチア駅で
くんずほつれづな二人を見たって聞いたわよ!うふふ〜
『痛くしないで』『ギャングなんだから我慢して』の仲なんでしょ?」
ジョルノのあまりの狼狽様にトリッシュはキャッキャと質問を続ける。
始末の悪い事に
「戦の後はプチコーフンすんの?」
とか
「どっちから誘ったの?男臭いミスタ?」
なんて、話はどんどん発展していく。
「トリッシュ」
ガタンと椅子を引き立ち上がるジョルノ。
「ちょっと良いですか?」
「え?」
言うが早く、手首を掴み強引に立たせる。
「え!ちょっと!」
しかし、返答は無かった。
「痛い!痛いわよジョルノ!どうしたのよ!?」
しばし無言で彼女を引っ張る。
やがて、路地裏に辿りついた。
「どうしたの?なんでこんな所に……」
くるりと振り返る。
バンと大きな音。
「…きゃっ!」
真正面、すぐ近くまで近づく顔。
トリッシュは壁とジョルノの間に挟まれた状態になった。
身長差はそれ程ある訳でも無い。
しかし、無表情でトリッシュを見つめるその瞳は
有無を言わせない圧倒感がある。
「勘違いされちゃ困りますよ。あれは誤解も誤解。僕は至ってノーマルなんですよ」
ーそれはアナタが一番良く知ってるくせに
不意打ちを食らい、ふっと耳元で囁かれた。
「んっ」
びくんと反応する身体。
瞬間、細い指がスカートの中に潜り込む。
「あっ……!ジョルノ!」
しかし、彼女の制止を聞かず慣れた手つきで、パンティを下ろす。
「待って……!こ…ここで?」
「ええ」
サラリと返答。
「や…やだ……」
人通りの全く無い路地裏だが、こんな昼下がり、誰が迷い込んでくるか解らない。
もし……こんな姿を見られたら……
不安がるトリッシュの気も知らず、
指は恥丘のもっと深い所、敏感な肉芽に触れる。
「あぅ!」
唇が開いたのを見逃さない。瞬間、舌が滑り込んできた。
「んっ……むぅう…」
ちゅくちゅくと、キスの音が路地裏に響く。
下部では細指が花弁を掻き分け入り口を弄っている。
「んんんん!うーーーー!」
ぬぷりと指一本が侵入する。
「んーーー!!」
唇は大きく跳ねた所でやっと開放された。
「ぷはっ…や……だ…駄目ぇ……」
「さっき……」
「?」
「なんて言いましたっけ?」
「え……?」
ずぶりともう一本の指が侵入する。
「あはぁっ!」
「アナタ、言いましたよね〜?『ミスタとデキてるの?』って?」
「あうん……うん……」
そういえばそんな事も……
今起きている状況がアレなだけにすっかりと忘れていた。
だが、ジョルノは淡々と語る。
「人に何か(おかしな)質問するって事は『オシオキ』されるかもしれないって
事、理解してますよね?」
言葉の末端に怒気を感じるに従い、何時もより乱暴に膣内をかき回す。
「やぁあ!ごめん!許して」
涙をぽろぽろ流し、必死に懇願する。ジョルノはクスリと笑うと
「イヤです」
ピンっと肉芽を弾いた。
「ひぁあーーー!!」
全身が、ガクガクと震え、透明な液体が太ももを伝う。
「こんな所でイキましたか?ふふ…破廉恥な人だ」
指に絡みつく液体をすくうと
やっと満足したのか指を離した。
「うう……酷いわよジョルノ…」
それにしても……
涙を流し、バシバシと彼の胸板を叩くトリッシュを
見ていると嗜虐心がムクムクと刺激される。
「そうだ……面白い物があるんですよ」
取り出したのは「エロスと平和の国、ニホン産魚肉ソーセージ」
色々な意味で男子中学生の大好物のアレだ。
「な……何それ?ちょ!!まさか!!」
焦るトリッシュとは裏腹にやりと笑う。
「G・E!魚肉ソーセージに生命を与える!」
「ちょっと!待って!それって!!それってぇ!!」
そのまさかのまさか。
「これこそ黄金体験!さあ、覚悟してもらいますよ」
生命を与えられ変化していく魚肉ソーセージ。
それはまるでd