地下納骨堂の冷たい床にトリッシュを横たえ、ボスは一息ついた。
ブチャラティは今ごろエレベーターの中でどんな顔をしているのだろう。この娘の手首を持って。
改めてトリッシュを見る。15年間、生まれたことさえも知らなかった実の娘。
ドナテラによく似た面差しだが、まだあどけなさの方が勝っている。
それにしても生意気な胸だ。もう男を知っているのだろうか。
どっちみち殺してしまうのだからどうでもいいが。
だが……殺す前に少し『愉しむ』のも悪くはない。ボスの唇が妖しく吊り上がった。
黒く太いものを取り出し、それを握って気絶したトリッシュにのしかかる。
こいつでお前の可愛い顔を洗っても落ちない程に汚してやる。
自分の娘を穢すという、ドス黒い欲望の赴くままそれをトリッシュの顔に近づけ
マジックで額にエピタフを描いてやった。