始めに自己紹介からしたいと思います。  
私の名前はジョースター。イギリスの貴族ジョージ・ジョースター卿の一人娘です。  
生まれて間もない頃に母を亡くし、父と二人で暮らして来ました。  
そしてその今までの生活は私に弟ができてから大きく変わっていったのです。  
弟といっても...私と同じ年頃の血の繋がらない家族、義弟なんです。  
彼の名はディオ・ブランドー。今日は彼について話をします。  
 
 
ディオがジョースター家に来てから、一度だけ殴り合いの大喧嘩をしたことがあります。  
だけどそれ以来、彼とは一度も喧嘩をしていません。彼の方から謝罪と共に右手を差し出したからです。  
その日からディオと私は仲の良い兄弟という評判があっという間に周りに広がっていきました。  
でも、私は...正直彼に友情を感じずにいたのです。  
エリナの事、ダニーの事......。  
彼は私に対して良く接してくれるのに何故私はディオにその時の疑惑を持ち続けてるのでしょうか。  
私は...そんな自分に嫌悪を抱いていたのです。  
 
これまでの生活から本当に変わっていってしまったと身をもって感じたのは......いつからだったでしょうか。  
そう......あれは...。彼に...。  
ディオに......処女を奪われてから......。  
今まで私は男の子の様な格好で外を走り回っていて、  
父に少しはレディらしくしなさいと言われてから、  
女の子らしい服を着始めて髪も伸ばしだした頃のことでした。  
突然のことでわけのわからない状態だったし、ディオの鋭い眼の光に捕われてしまい、  
私はそのまま、自分の中にディオを受け入れてしまいました。  
その日以来、ディオは私の部屋に来るようになったのです。  
その事を知っているのは、もちろん彼と私だけでした。  
 
ある晩、私は自室に石仮面を持ち込み、それの研究をしていました。  
自分の指先を小さなナイフで傷つけ、  
そこから血は、仮面に滴り落ち、ひび割れた表面に吸い込まれていきました。  
すると仮面は自分から小刻みに震えだし、ガシャン、と骨針を次々に飛び出させたのです。  
私はペンにインクを付け、その様子をノートに走らせていきました。  
一通りノートに書き綴って、石仮面を机の引き出しにしまい、  
ベッドに転がると、色々なことが頭の中に浮かんで来ました。  
石仮面を買った亡き母の事や、この研究を知ったらディオは何て言うのか、といった事がゆらゆらと......。  
ゆらゆらと頭の中を通り過ぎ、消えていく...。そして私の目の前はゆっくりと暗くなっていきました。  
 
「ジョジョ」  
聞き慣れた声で私はハッと我に返りました。  
すぐ目の前に部屋の灯りでブロンドの髪が煌めいていて、  
そしてその髪の持ち主がすぐに誰なのか私は認識したのです。  
「ディオ...」  
私はベッドから起き上がり、机にある時計を見て時間を確認しました。  
どうやら短い間、眠ってしまったらしく、そのままディオが部屋に入ってきてしまった様でした。  
「勉強して居眠りをしてしまったのか?」  
ディオは置いたままにしてあった考古学の本を手に取り、目をそれに向けたまま、私に尋ねました。  
「ええ、どうやら、そうみたい...」  
目線がそれたので、私は内心少しホッとしてディオの問いに答えられることができました。  
ディオは私の隣に座り、顔をこちらに向けて薄く笑うと、  
「考古学が金になるのかい?」  
そう言い、私に本を差し出しました。  
私はその問いには答えられませんでした。  
彼の発言は図星ををついていたのもありますが、  
じっと彼に見つめられると、何もかも見透かされているようで、何も言えなくなってしまうのです。  
 
私はそこから逃げる様に腰かけたベッドから立ち上がると、  
彼に渡された本と共に、他の本をまとめ、書架へ向かいました。  
決められている位置へ本を一冊ずつ戻していく手が、とても遅く感じられました。  
あの日の事が頭に鮮明に映り、私は彼の所へ戻るの事を恐怖していたのでしょう。  
胸の奥から激しく鼓動が聞こえ、自分でも動揺しているのがすぐわかりました。  
「ジョジョ」  
いつの間にかディオが私の後ろに立っていました。  
「怪我をしてるじゃあないか。どこかにひっかけたのか?」  
彼はさっき私が自分で傷つけた手をとりました。  
大丈夫、たいしたことはない、と言いかけた時、私の言葉は止まりました。  
ディオが私の指先を自分の唇で包み込む様にくわえたからです。  
手に持っていた本は落ちていき、大きな音を立てて広がりました。  
私は他の女性より背は高めな方でしたが、それでもディオは男の人で、  
私は彼の目線の前で行われている事をただ見上げていることしかできませんでした。  
指先の周りはとても温かく、指の背の辺りに柔らかいものを感じられました。  
舌だ、と認識した時、滲んだ血が口の中で彼の舌と共に私の指に絡みついてきたのです。  
「んっ......」  
自分の目の奥が何故か熱くなりだし、口からは思わず声が出てしまいました。  
その声に反応したかの様に、ディオは指を口から離し、  
私の手のひらを掴み、自分の頬へと撫でるように持っていきました。  
 
そのまま彼は反対の手で私の髪留めを一つずつ外し、  
編み込まれた髪を指ですいてほどいていったのです。  
どちらかというと父親似の、日頃とても気にしている癖の強い髪は彼の指に素直に従い、  
導かれて肩へ、背中へと降りていきました。  
私は、彼の手から離れていき微かな金属音を立てていく髪留めを、ぼんやりとしながら見つめていました。  
「ジョジョ」  
名を呼ばれ後ろを向いた時、突然に唇の温かい感触が重なりました。  
ちゅ、という音が軽く聞こえると、私のわずかに開いた口の隙間に彼の舌が入り込んできたのです。  
私はそのことがどうしようもなく恥ずかしい事と感じてしまい、  
堅く目を瞑り、顔を背け逃れようとしました。  
でもディオの手は、今度は私の顔をしっかりと捉え、唇を離してはくれませんでした。  
「ん、......むぅ、ふっ...」  
だんだんと息が苦しくなり、空気を求めて重なり合っている唇を離そうとすると、  
私の前歯と彼の前歯がこつん、とぶつかりあってしまいました。  
まるで不器用なキスみたいになってしまいましたが、彼は気にせず続け、  
私の顔から離した右手は、私の首に巻かれているリボンをほどきだしたのです。そして今度は、私のブラウスのボタンをゆっくりと外し始めました。  
 
「ぁ、ふ......ディ、ォん、くぅっ?!」  
言葉を紡ごうとした私に対してディオは私の全てを封じこめる様に、舌を絡みつかせてきました。  
ビクンッと私の身体は跳ね、彼の舌が私の口の中をなぞる度に、  
私の身体は震えだし、立っていられなくなるほどでした。  
「っは...あ......」  
ディオはようやく唇を解放して、そのまま開けたブラウスから覗く  
私の首筋、胸元を滑る様に上から順に口付けてきました。  
ディオは身を屈めている為、彼の綺麗なブロンドの髪が、  
まるで夕焼けの草原みたいに私の視界に広がっていました。  
吐息が漏れ、胸元にくすぐったい感触がして、私は彼の両肩を掴み離そうとしましたが、  
でも指に何故か力が入らずに、肩に手を添えることしかできません。  
ディオが顔を上げ、私と視線が合うと、  
今度は私の耳へと唇を近づけてきました。  
「君はどうしたいんだ」  
ディオの左手が私のブラウスの中へ入り込んできて、  
「ここを」  
指の腹で私の膨らみと、その先を撫であげて、  
「ん...ど...ぅっ...て......っあ!」  
だんだんと尖っていく先端を摘みだしました。  
私はいつの間にか...彼の左腕に手を添え、彼の指を導く様になっていったのです。  
 
私はベッドに座り、もう一度ディオから軽く口付けられていました。  
彼の顔が近づいてきて、彼の切れ長の瞳と長い睫毛がよく見えました。  
ディオは女の私から見ても、何て綺麗なんだろう、と思います。  
彼を見ている時にたまに考えることがありました。  
私と同い年のディオがひどく大人びた表情をしているのに比べ、  
自分はなんて子供じみているのだろう、と。  
自分の姿はよく他の人に父親に似ていると言われていることも、  
彼の瞳のなかに映る、太めだと思う眉も、あか抜けない顔立ちも、  
私にとって少しコンプレックスを感じるものだったのです。  
私がディオに友情を感じていないと思っているのは、本当は彼を拒絶しているわけじゃあなく、  
彼の危険に感じる魅力に惹かれる事を恐れているからなのでしょうか。  
私の前側は全て晒けだされ、彼の手は私の全身を這うように滑っていきました。  
さっきされたばかりの深いキスも、  
皮膚の上からなぞられ、皮膚の下から感じるむず痒い感触も、  
今まで何度もディオと同じ事をしているのにも関わらず、  
内側から私に不安と戸惑いを与えだしていたのです。  
 
ディオの手は、再び私の膨らみに触れだしました。  
先が触れられた瞬間、肌がゾクッとしだし、彼の体温を感じ始めました。  
私の膨らみは彼の手のひらに収まりきらず、  
余った部分が押し返す様に私の吐息と共にこぼれ出しました。  
膨らみの先の、まわりの部分が吸い付くように彼の指に密着していき、  
張りつめ、私の先はそれと共に固くなり立っていったのです。  
「ぁ、ふぅ......っ」  
彼の手のひらと、先を撫でる指先で触れられる部分を面と点としてそれぞれ感じ、  
自然に出てきてしまう自分の声を抑えても、指の間から漏れていってしまうのでした。  
ディオは愛撫を続けながら、今度は先をキュウッ...と摘みだしました。  
同時に、耳を軽く甘噛みされたので、私は思わず口から手を離して、  
部屋中に響く様な嬌声を上げたのです。  
「ん、くぅ...!そ、こ、は...っぁ!」  
次の瞬間、私は後悔しました。  
そうです。この家にいるのは私達だけじゃあないのです。  
「あ.........」  
もし、今の声が父達に聞こえたら......。  
私の胸の中が段々と恥ずかしい気持ちでいっぱいになっていきました。  
「ジョジョ」  
ディオは私の膨らみへの攻めをやめずに、私に話しかけてきました。  
「大丈夫だ。誰も聞いていない......」  
次に私の首にある星型のアザを舐め、そう言いました。  
「............」  
それでも声を抑えてる私を見て、  
「それでも心配なら、ジョジョ......」  
向き直り、私の首のほどかれたままのリボンをとり、私の口元へ持っていきました。  
「くわえるんだ、これを」  
 
 
 

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