【LESSON 3】
今日も、シュガーは彼の膝の上に乗って、日課の本を読んでもらっていた。
目のよく見えない彼女のために、どんな挿絵なのか、言葉巧みに説明してやるのだ。子供の「教育」としても、必要なことだった。
だが、それに集中できなくなっていた。
傍の少女の唇、太もも、胸の膨らみ、それを見ているだけで、どうしても、少女の「女」を意識してしまう。
「キカンシャってなんですか。海はどんな匂いがするんですか?」
何も知らない子どもなのだ。父として、いろんなところに連れていって、教えてやりたいと思う。
だが、もう、彼も以前のように彼女をただの「子ども」のように見ることは出きなかった。
あの服に包まれた肢体に、触れたいと思う。彼女への欲求を抑えきれなくなってしまうのだった。
「どうなさいました?」 シュガーは、黙っってしまった旦那様を、不思議そうに後ろを振り返った。
彼は、突然、後ろから少女を抱きすくめた。そのまま、不意を突かれて開いている少女の唇を奪う。
「あっ、旦那様♥レッスンはまだですよ」
「我慢できないよ、シュガー」
旦那様が、女の子に、積極的になっているのは、良いことかもしれない。
けれど、以前のように、「子どもらしく」扱ってくれない少し寂しいことだった。静かに本を読んでくれる、この時間が好きだったのに。
「君は、可愛い。なんというかスゴク魅力的だ。仕草もいい。夢中にさせるよ。最近、特にそう感じるようになった」
向かい合い、服を脱がして、おっぱいにむしゃぶりつく。
シュガーは、彼に何をされようが、拒まない。それがますます彼をエスカレートさせ、積極的にさせてるのかもしれなかった。
ちゅぱちゅぱ
最初に比べれば、彼の愛撫のテクニックは飛躍的に上がっていた。自分のことばかりでなく、シュガーの反応を見ながら、
責めるようになった。おっぱいばかりでなく、首筋や、鎖骨、脇にも、キスをし、乳首を機敏に摘まんでいく。
「あん、あああん♥」
彼に、愛撫され、感じている自分を、自覚してしまう。
次第に、レッスンという意識が彼女からも消えかけているのだった。もっと、してほしい。
他人から見たら、もうそれは、恋人同士がイチャイチャしているのと変わらないように見えただろう。
「はぁはぁ・・・旦那様、ずいぶん上手くなられましたわ。合格です」
シュガーはそれでも、かろうじて、レッスンの体裁をとろうとした。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「もう、奥様がお帰りになる時間ですわ」 彼らの逢瀬の時間は、限られている。
「シュガー・・・。その、ココのことなんだが」
彼には、言いにくいことがあるようだった。彼の視線は、彼の下半身に向かっていた。
「まぁ」
腰の下に押し付けられている、彼のモノはズボンの上からも分かるぐらい硬直していた。
この数週間のレッスンが始まってから、彼の下半身については放っておいたままだった。
彼だって、男なのだ。このままだと、蛇の”生殺し”だ。
「こんなこと、この35年間、初めてだ・・・」
男性機能の復調は、夫婦にとっても喜ばしいことだ。自分がそれに役に立てたようで嬉しい。
だが、「どうしていいか分からない」とでも言うような表情を彼は浮かべていた。この分だと、一人でするやり方も知らないのだろう。
「今日のレッスンはこれでおしまいにしましょう」と、彼女は、彼の膝から降りた。
彼をこれ以上、刺激するわけにはいかない。
しかし、このまま、放っておくのも可哀想だ。奥様との夜に暴発してしまうかもしれない。
なんとかしてあげたいと思う。
「どうすればいいんだ」
「失礼します。」
「おい、なにをするんだ?」
シュガーは、チャックを降ろした。ぶるんと、彼のそこは、下着に包まれたまま、飛びだした。
見ているだけで、辛そうなのが分かる。
「大きい・・・」シュガーは、思わず、感想を漏らした。
「ここ、お辛くありませんか」
「だめだ、触らな・・・うっ・・・」
少女の人差し指がその先端部に触れた瞬間。彼のモノは暴発していた。
下着の中で、彼のモノは律動し、どくどく、どくどく。。。とイってしまったのだ。
「あ・・・・」
下着がその粘っこい液体で、びちゃびちゃに濡れていく。あたりには男特有のすえた匂いが立ち込める。
「旦那様。。。」
彼は、がっくりとうなだれた。シュガーの前で恥ずかしいことをしてしまった。
「気になさらないで。初めての男の子にはよくあることです。」
メイドとして、汚れた下着をお洗濯をしなければといけない。
「お着替えを用意します」と、シュガーは、下着を脱がした。
出してしまったばっかりのそれは、白い白濁液にまみれながら、小さくなろうとしている。
「み、見ないでくれ、こんなところを」
彼としては、下半身裸で、股間を女性に見られるだけでも、恥ずかしいことだった。
そのうえ、こんな惨めなところを、年下の女の子に見せてしまったのは、男として屈辱的だろう。
まずい。このままでは、また「自信」を無くして、消極的になってしまうのかもしれない。
彼のペースも考えず、生殺しにしてしまったのが良くないのだわ。(ダメよ。これ以上は)そう思いながらも。
シュガーは、彼のモノをふにゃりと掴んだ。
「綺麗にさせていただきます」
跪き、小さくなろうとするそれに口を付けようとする。
「ダメだよ、シュガー。そんな汚いところを」
その男臭い匂い。出たばかりの白濁液を舐めて、綺麗にして差し上げる。”苦い味”だ。
シュガーがそんなことをするなんて、スティールにとっては驚くばかりだ。
ぺろ ぺろ
丁寧に彼の男性器を舐めていく。敏感だった、そこが、風船で膨らませたように、また堅くなっていく。
「これが・・・」
初めて見る、彼のモノ。身長190センチメートルの彼の巨体に比して、彼のモノもまた大きかった。
「もう、綺麗になっただろう。止めるんだ」
シュガーが、右手で掴もうとすると、太くて、掴みきれない。(こんなに大きいの、入るのかしら)
「旦那様、おおきいです。立派なものをお持ちだと思います」
「そうかい・・・」 大きさを褒められて、悪い気はしなかった。
シュガーは、大きくなったソレに、頬を擦り寄せた。これが、旦那様のモノだと思うと、それだけで愛おしい。
男の赤黒い男根に少女の白い頬が擦り付けられ、イヤらしいコントラストを生んでいた。
「旦那様が今までLESSONを頑張った、ご褒美です♥」
そして、ちゅっと、先端部にキスをする。
どう見ても、おままごとの範疇を越えている。過剰サービスだ。
這いつくばり見上げるように、舌から、裏柄の筋をひたひたと舐めていく。
少女の小さい舌が、チロチロと、敏感な部分を刺激していく。初めてで、これは刺激が強すぎた。
シュガーは、大きく口を開けた。
「はむっ」
「おおっ!」
男の赤黒い男根が、少女の小さな口に飲み込まれていく・・・。
じゅっぽ じゅっぽ
彼は、性的な具体的な知識がまるで無かった。フェラチオなんて行為も知らなかった。
「シュガー、君がこういうことを知っているなんて」
男心は繊細だ。清楚なシュガーがこんなことをするのは、ショックだった。
(嫌われてしまうかも)
それでもシュガーは、旦那様に男として「自信」を持ってほしかった。熱心に愛撫を続ける。
下半身は正直で、彼女の愛撫に応えるように、屹立していく。
清楚に見える少女が、こんな卑猥なことをするギャップは凄まじく、それだけで男を興奮させる。
「こんな・・・気持ちのいいことが・・・この世にあったとは・・・何故、ここまでしてくれるんだ・・・」
「じゅるっ・・・・旦那様が、『魅力的』だからです・・・んぐっ」
今まで、異性に、男性として、褒められたことが無かった。男としての「自信」を取り戻すには、女性に認められることだ。
シュガーは、大きいとか、魅力的だと褒めてくれる。こうして、尽くしてくれる。
そして、絶えず続けられる快感。長くはもたなかった。
「ああ、ダメだ、シュガー」
このままでは、可愛いシュガーの口の中で、出してしまう。必死に堪えようとする。
「どうぞ、お出しください」
「おおっ」
抗っても我慢できるものではなく、ほどなくして、彼はシュガーの口の中でイッてしまった。
初めて、異性によって、導かれる射精。それも、孫ぐらいの年の子なのに。
どくどく、、と彼の男性器がシュガーの口の中で震えて、射出を繰り返す。二回目とは思えないほどの量。
むせ返るような匂いと、苦い味が、咥内を充満していく。
「スマない。。。。その汚いものを口から出すんだ」
「ごっくん・・・」
「おい、まさか」
(これが、旦那様の匂い、味・・・)
彼は、放心状態のままだった。この世にこんな気持ちのいいことがあったことを初めて知ったのだ。
シュガーは、イッたばかりのそこを舐めて啜り、綺麗にしていった。
シュガーは、してしまったことにハッと気付き、我に返った。取り繕うように、彼の汚れた下着を畳む。
「お着替え、持ってきますね」
家事の続きをしに、退出するのだった。
シュガーは、また、一歩進んでしまったことを、奥様に正直に告げた。
「差し出がましいことをしてしまいました」
シュガーに許されているのは、旦那様に、「女の子の扱い方」を教えて差し上げること。
自分から、旦那様に奉仕するのは、過ぎたことだ。
「そう、彼は、『元気』なのね。あなた、よくやってくれているわ」
ルーシーは、冷静すぎる口調で答えた。
「彼の”欲求”にはこれからも答えてやって」
「そのことなのですが。わたし、もう『止めよう』と思うんです。今日は、その話をしようと思ってきました」
「どうして?」
「旦那様は、奥様を愛してらっしゃいます。奥様に悪いです。旦那様も、悩んでおられるかもしれません」
「旦那様は、『奥様だけ』であって欲しいんです」
『夫人から、旦那様を奪う』なんて、彼らの幸せを壊すなんて、考えたくもない。
「『女性に慣れる』なら、もう十分だと思います。旦那様は立派に成長なさいました」
夫人は、それも、『想定内』というように、答えた。
「あなたって、はっきり言う時もあるのねー、好きよ♥」
「でも、あなたは、自分の気持ちについて、もっと正直になるべきだわ」
「?」
「率直に聞くわ。あなた、私の夫に抱かれたい?」とルーシーは核心を突く質問した。
シュガーは固まってしまった。夫婦の交わりをするのは夫婦の間だけだと思っていた。
自分が差し出がましくでしゃばるなんて、あってはならないこと。
確かに、救っていただいた時から、尊敬していた。恩に報いたいと思っていた。
わるいこととは思いつつも、誘惑するなんて話に乗ったのも、そういう気持ちがあったからかもしれない。
男として、カワイイ人だと思っている。でも。
シュガーは、『泉の番人』の頃から、自分の気持ちを隠し、耐える癖があった。
サービス精神旺盛で、頼まれると、断れない性格もその裏返しだった。
自分の幸せよりも、自分の大切な人の幸せが、大事だった。
ルーシーは、シュガーを抱き寄せると、彼女の秘所に手を伸ばした。
彼に、抱かれることを想像するだけで、とろとろに濡れてしまっていた・・・。
「ああんっ♥」
「ここは、正直ね。ほら、言ってごらんなさい」
彼には男としての魅力も感じている。はっきり言うなら、好きなのだ、彼のことが。
最初に会った時からも、これからも。もしかしたら、会う前から「運命的なもの」を感じていたかもしれない。
だが、奥様の前で言ってしまったら、このレッスンも「これで終わり」になるかもしれない。
自分の「本心」を、奥様の前で言うなんて、できない。この家を追い出されるかもしれない。
「はい、旦那様に抱かれたいです。」シュガーは、悩んだ末、正直に答えた。
「正直ね。それなら、夫に抱いてもらいなさい。あなたなら後もう少しでしょう」
夫人は、あっさりと夫を“譲った”。
「奥様は、それでよいのでしょうか。お辛くないのですか」
シュガーは、ずっと疑問に思っていることを聞いた。夫が、余所の女を抱くだなんて、普通なら耐えられない。
旦那様に、自分をここまで、けしかける理由は、何なのだろうか。
「ええ。構わないわ。何があっても、私は『信じている』」
自分は、夫婦を『誤まった道』に進ませようとしているのではないだろうか。
「お願いがあるんです。どうか、なにがあっても、旦那様を責めないでほしいんです」
そう言われて、初めて、夫人は驚いたような顔をした。
「貴方って、ほんと”イイ子”ね〜♥
どんな時でも、人のことを、おもいやれる、優しい子・・・」
「でも、夫があなたのことをどう思っているのか。考えるべきはそこなんじゃないかしら」
旦那様は、私の事を、どう思っているのだろう。それも分からないことだった。
彼の本当の気持ちは、奥様?それとも、まさか、わたし?
振られるのが怖い。でも、もし、『本気』なら、それは夫婦にとって”悲劇”でしかないのではないか。
「”夫婦の絆”を甘くみないことね」
奥様が何を考えているのか分からない。だが、彼女は先に進むしかなかった。その終着駅は近付いていた。
To Be Continued