【LESSON 2】
今日も、彼とシュガー、二人だけの時間。
「『おままごと』しましょうか?」
「今日も、しよう・・・か」
二人の間では、これは、『おままごと』という事になっていた。いくら夫婦のするようなことをしても、『おままごと』だから問題無いというわけだ。
たじたじとなりながら、彼女を呼び寄せる。
「帰ってきたよ。可愛いシュガーよ、こっちへおいで」
演技を始める。途端に、この場は新婚夫婦が、お迎えをする場面となった。
「はーい?」とシュガーは彼の膝に馬乗りになる。そこがすっかり定位置となっていた。
「お帰りなさいませ、旦那様」
「逢いたかったよ、可愛いシュガー」
演技だと分かっていても、彼にそんな事を言われたら、ドキドキしてしまう。
そして、彼女を抱きかかえながら、そっと唇を近づける。
「ちゅっ」
「(ああ、旦那様、嬉しいです)」
彼もだんだんと大胆になってきた。唇を押し付けるだけではなくて、舌を口の中に入れることを覚えた。
「んぐっ んぐっ」
念入りなディープキスで、シュガーの柔らかい唇を味わいつくすと、彼はようやく唇を離した。
「はぁはぁ♥おつかれさまでした」
「今度は、上手くできたかな。」
“先生”に聞くように、彼は尋ねた。二人の唇の間に糸ができていた。
「たいへん、よくできました。いい子でしゅね〜♥」
そう言ってシュガーは、彼の頭を撫でてやった。そうされると、本当に彼は嬉しそうな顔をした。
「そうか、良かった。合格点が貰えたな」
無邪気に笑う彼を見て、おそらくは奥様も知らない旦那様の一面を知っていってるのだと思った。
「旦那様、次はレッスン2です。どうぞ、私を旦那様の『好きにしてください』」
彼は、戸惑った。キスの次にはなにをすればいいのだろう。
「そう言われても・・・『どうしていいか』まるで分からないのだ」
「なにか、心境の変化はないですか」
「・・・君を見ていると、君のキスの『ぬくもり』を思い出すようになってね。
正直に言うと、今まで気にならなかったのに、君のことをよく『見る』ようになったよ」
子どもだと思っていた時は、何ともなかったのに、急にシュガーを「意識する」ようになったのだ。これは大きな進歩だ。
女を「意識」できるようになったのだ。彼にそういうふうに見られてシュガーも嬉しい。平静を装って、彼女は続ける。
「私の事は、お気になさらず。奥様を見るときはどうですか。なにかしたいと思わないですか」
「こんなことを君に、言うのもどうかと思うが…『触れたい』と思うようになったよ」
シュガーとキスするようになってから、急に妻も意識するようになったらしい。
「だが、妻は、とても、気が強い。変なことをして、嫌われたくないんだ」
『異性に拒絶されるのが怖い』…思春期の男の子なら、よくある感情かもしれない。カワイイ人。
「私ならどうですか?私なら、旦那様になにをされても怒りませんよ」
「な、なにを言っているんだ」
憤慨しつつも、なにをされても怒らない、と言われて、彼は生唾をごくりと飲み込んだ。
「私は、旦那様に自信を持ってほしいんです。」
「だめだ…まずいぞ」
彼は、今さらながら、うろたえる。シュガーとこれ以上の関係になることを恐れているのだった。
「妻のこともある。私は、君の両親から、責任を持って君を預かっているのだ。
それなのに、こんなことをしているなんて・・・」
「旦那様。お忘れですか。これは『おままごと』ですよ」
「『おままごと』、そうだったな」
彼は、自分に言い聞かせるように呟いた。
「女の子に慣れるためですよ。どうぞ、私で練習してください」
だが、実の娘のように可愛がっている子にセクハラするなど、許される世界ではない。
「どうぞ、私の好きなところに触ってください」
そう、言われると、あらためてシュガーの全身をジロジロと見てしまう。
「さぁ、私のどこに、触りたいですか?」
シュガーは巧みに誘導していく。”触る”ことを前提として、どこを触りたいか?というクローズなクエスチョンに繋げているのだ。
「シュガー・・・こんなことを言うと嫌われるかもしれないが、いつも目のやり場に困っていてね。君はスカートが短すぎるんだ。
パンティがよく見えるんだ。その・・・君のお尻だとか太ももだとか・・・を触りたい・・・じっくりと・・・」
傍から聞いていたら、キモいエロ親父の台詞かもしれない。そこらのオヤジに言われていたら、シュガーも軽蔑しただろうが、
彼が言うなら、別だった。私のそんなところを魅力に思っているんだなと、思う。
「どうぞ、旦那様のお気に召すままに・・・」 シュガーは、彼に膝の上で、身を乗り出した。
これほどの美少女に誘われて、いつまでも理性的でいられなかった。
彼が、今まで女性に「奥手」だったのは、女性に拒否されるのを恐れてのことだった。
だからこそ、妻に対しても”潔癖”と言える態度を取っていた。
そこを、シュガーは、100%何をされても、受け入れると言っているのだ。
「い、いいんだな」
少しぐらいならと、自分に言い訳しつつ、スティールはようやくそっと、膝の上に乗ったシュガーの太ももに、触れた。
シュガーが怒らないことを確認すると、手をするすると移動させ、小さなお尻にそっとタッチした。柔らかい。
彼女のパンチラを、ずっと視姦していたけれど、女の子の柔らかさはこういうものなのか。
「ほら、もっと遠慮しないで♥」
彼は、もう抑えきれずに、ショーツの上から彼女の尻を撫で始めた。可愛らしいお尻だ。
こんなことをしていいのだろうかと思いつつ、男の本能を抑えきれない。
「ふふ、くすぐったいです」
シュガーは自分の胸を指さした。
「こちらも、どうぞ」
彼は、手を宙に泳がせた。まだ、迷っているらしい。
「小さいのはお嫌いですか」
彼は、シュガーのブラウスに包まれた胸の”膨らみ”、上から見える小さい胸の谷間にも、興味津津だった。
「そんなことないよ、シュガー」
「どうぞ」
シュガーは、さ迷う旦那様の手を握ると、自分の胸に導いた。彼は、服の上からそこに、触った。
むにゅっ
初めて、触れる「おっぱい」の感触。女性らしい丸みを感じた。案外、大きい。
彼は、触るだけでは、満足できず、揉みあげる。手が勝手に動いてしまう。
実の娘のように思っていた子にこんなセクハラ紛いのことをするなんて。
嫌われないか、変態に思われないか、不安だった。
シュガーは、自分のおっぱいが、旦那様に気に入られたみたいで嬉しかった。私のおっぱいで良ければ、遠慮することなんてないのに。
「女の子の服の脱がし方、分かりますか。どうぞ、脱がしてください」
彼は、もたつきながらも、シュガーの胸のところにある葡萄の形の飾りを下にずり下げようとした。
女の子の服の構造も考慮していない。荒々しい脱がし方だ。なんとしても、生でおっぱいを見たい、男の本能がそうさせるのか。
両肩の袖を左右に伸ばして、インナーごと強引に押し下げる。
シュガーは、(まだ必要ないと思っていたのか)ブラジャーを付けていない。
すぐに、シュガーの形の良いおっぱいが露わになった。
「これが・・・」
50数年生きていて、初めて、生で見る女の子の乳房だ。まじまじと見た。
シュガーが小さいとコンプレックスに感じていたのは、長い間、一人で比較する相手も無かったからだろう。
おそらくCカップぐらいはあり、垂れることもなく、ピンと突き出ている。
顔はまだあどけない子どもなのに、首から下のおっぱいもお尻も、大人らしい身体つきなのだ。それが、ギャップとエロスを醸し出していた。
服の下にこんなものを隠していたのだと分かったら、もう彼女を「子ども」という目で見れないだろう。
「きれいだ・・・」
旦那様の目の色は明らかに変わっていた。
「そんなに見ないでください。恥ずかしいです。」
「ああ、すまん」
「ぜんぶ、あなたのものよ♥どーぞ♥」
彼は、また躊躇いながらも、そっと、直に触れる。体温を感じる。
雪国育ちのきめ細やかな白い肌は、手に吸い付くようだ。掴むと、若々しい張りがあった。
もにゅ むにゅっ
初めは、優しく、しだいに、大胆に指を動かして、ゴツゴツとした両手で、荒々しく揉み始める。
優しいのと、荒々しいのの中間が無いのは、手加減が分からない、経験不足と言えるだろう。
「落ち着いて。”ゆっくり”でいいですから♥」
シュガーは、彼のプライドを傷つけないようレクチャーしていく。
「あ、ああ」
彼は、我慢し切れず、律義に尋ねた。
「す、吸ってもいいかな」
「どうぞ♥」
彼は、小さな乳首に吸い付いた。
ちゅーー
「あっ、旦那様、強すぎです。もっと、優しく」
彼は、がっついていると思われるのを、恥ずかしく思ったのか慌てて紳士的に答える。
「ああ、すまない。これならどうかね」
ちゅぷちゅぷっ
50代の中年童貞が、遥か年下の10代の女の子に、手ほどきされ、おっぱいにむしゃぶりついていている。
シュガーは、腕を回して、彼の頭を抱き締めた。
彼の顔におっぱいが押し付けられる。
むぎゅぅ
「よしよし、いい子でしゅねぇ〜〜♥」(もう、赤ちゃんみたい。可愛い。)
旦那様の愛撫は、荒々しくせっかちで、シュガーを気持ち良くさせようという余裕はまだ無かった。
初めて触れる、おっぱいを味わうことに一生懸命になってしまっているのだろう。
技術という意味では、ルーシーの方が、よっぽど上手かったけれど、そのことを知ったら、彼は傷ついてしまうだろう。
テクニックは、少しずつ身につけて、もらえばいい。
シュガーはそれでも嬉しかった。自分の貧相な胸に夢中になってくれて。ルーシーの言う通りだ。自分でも旦那様を喜ばすことが出来るのだ。
そのままの姿勢で、10分間はそうしていただろうか。もはや、彼は、何のためにそうしていたのか忘れ、
子どもに返ったように、シュガーのおっぱいを吸っていた。こんなに、なにかに夢中な旦那様は見た事がないかもしれない。
このまま、させてあげたかったけれど、シュガーには家事の仕事もある。
「は〜い♥今日はこれでおしまい」
シュガーに告げられて、ようやく彼はおっぱいから、唇を離した。
「ふぅー」彼は、名残惜しげに、頷いた。シュガーのおっぱいは、彼の執着を示すように唾液まみれになっている。
白い肌は赤くはれ、薄らと、歯型が残っていた。
こんなところを奥様が見たらどう思うか。シュガーが、ずり下げられたワンピースの肩口をかけて、服を着直す。
旦那様はまだ、ぼーっとしている。まだ、物足りなそうな顔をしていた。
「女の子には、馴れました?」
「ああ」
「女性に積極的なのは、イイ事です。ですが、もっと、女性のことも考えるといいでしょう♥」
シュガーは講評を加えた。
「夢中になってすまない。君に、軽蔑されたかな・・・・」
「男の子なら、『普通』ですよ」
「その・・・また、『教えて』くれないか・・・」
一度、味を覚えて、病みつきになってしまったのだろう。
「もう、しかたないでしゅね♥おっぱいちゅきになったんでしゅか♥」
シュガーは、にっこり笑って言った。
「明日も、わたしのおっぱい、ちゅーちゅーしていいでしゅからね♥」
そんな「てほどき」をする日々が、また一週間続いた。
ルーシーからも、最近、夫婦の寝室で、夫からの触れ合い、ペッティングをするようになったと聞いた。
異性との触れ合いに慣れたら、後少しのはずだ。
女二人の連携に気付く日はあるのか、気付いているのか。夜、二人の寝室を通り過ぎる時に、二人の楽しそうな声が聞こえる。
「仲が良くていいわ」そう思いたいのに、胸が熱くなって締めつけられるようだ。何故なのだろう。
外に散歩したり、買い物をしたりする時は、彼はいつも手を握ってくれる。最近は、手を握っているだけで、顔が温かくなる。どうしてだろう。
毎日、報告を受けるルーシーは、相変わらずだった。
「こんなふうに、彼にされたの?」とシュガーを愛撫し、責め立てる。
「はぁはぁ」
「いけない子ねぇ。人の旦那になのに」
「ああ、すいません!」
奥様は本当に怒っているわけではないようだった。“言葉攻め“の一環として、シュガーを責めていた。
それでも、シュガーにも人の旦那様としている罪悪感はあった。言われながらも、責められるて、ますます感じてしまうのだった。
彼に愛撫され、火照ってしまった身体を、慰めるように、奥様は彼女をイカせてしまう。
お返しに、奥様の下半身に口付けして、奉仕させていただく。いつの間にか、女の子同士の事に慣れ、自分からもするようになった。
「ねぇ、シュガー。彼からだけじゃなくて、貴方も彼にシテあげたいと思わない?」
確かに、女の子の扱いを教えるという話だけだったけれど、彼にばかり、愛撫させている。
奥様は、シュガーに、彼を「誘惑」するように言った。
でも、それは、あくまで、女の子に慣れて、奥様との仲を円滑にするためのはず。彼に、奉仕したりするためではないのに。
奥様はいったいどういうつもりなのだろう。
「もし、彼にシテほしいと言われたら?断れる?」
「・・・」
断れる自信が無かった。もはや、彼になにを言われても、尽くしてしまうだろう。
彼に求められたら・・・想像するだけで顔が真っ赤になってしまうのだった。
To Be Continued