花京院×7人目主人公
三次創作につき注意 (主人公は二週目、記憶あり)
和姦ではないので無理矢理が苦手な人も注意
私は負けた。
今度こそ彼らを助けなくてはならなかったのに、最初の最初で敗北した。
一周目と明らかに違う強さは、彼の魂にも記憶が残っているせいなのか、今となっては知る由もない。
目の前で、本来なら死ぬはずがなかった承太郎が崩れ落ちる。
かつて、遠い遠い昔に仲間だったはずの花京院典明は、私を傲然と見下ろしていた。
「身の程知らずな女が……助けになど入らなければ死なずに済んだものを」
乱暴に髪を掴まれ、頭を持ち上げられる。濁った目が私の目を真っ直ぐに覗き込んだ。
そのとき、花京院の目に昔と同じ光がほんの一瞬だけ宿ったように見えた。しかし、
「このまま殺してしまうのは……勿体ないな」
そう言った唇が浮かべていた酷薄な笑みは、俄かに芽生えた希望を打ち砕いた。
標的のをを始末するのは赤子の手を捻るよりも容易かった。
あれ程主が警戒していたのにこんなものかと、拍子抜けしてしまった程だ。
今、花京院の興味は一人の少女に移っていた。
突然戦いに乱入してきたものの、あっけなく倒れ伏した少女。
すぐに殺すつもりだったが、止めを刺そうとして間近で見た瞬間、思ったのだ。
「欲しい」と。
不思議なことだが、ずっと前からこの女を知っていたような気がした。手に入れなければならないと感じた。
花京院が操られておらず、いつも通りの人格を保っていたなら、それは慕わしさとして感じられていたのかもしれない。
だが歪められた精神において、その慕情は欲望として発現した。
ここには直に人がくるだろう。確か、この学校の裏手に廃屋があったか。
「さあ、行こうか」
哀れな獲物の体内に、緑色に発光するスタンドを滑り込ませる。
操られて立ち上がる少女に、あくまで優しげな笑みを向け、手を貸してやった。
ゲスなスタンド。少女の脳裡を承太郎の台詞が掠める。少女は今、そのスタンドを、その真の恐ろしさを肌で感じていた。
身体の芯から、指の先の微細な神経にまで、自分ではない「何か」が入り込んでいるのが分かる。
それらがときに不気味にうごめき、身体中に寒気が走る。
気持ち悪い。
感覚はあるのに指一本自分の意志で動かせず、精神までもが鍵をかけられたような感じになっていて、スタンドも出せない。
どんなに不快でも、悲鳴は勿論、涙すらも出すことができなかった。
わざわざ自分を生かしておいて、花京院が何をするつもりなのか。
台詞が、目つきが僅かにその答えを示してはいたが、少女は必死に否定していた。
そうでもなければ、耐えられなかったから。
(ここは…廃屋)
少女の後ろで、錆びた扉が閉じられる。室内にはまだ調度品がいくらか残されており、思ったよりも汚くはない。
その気になれば住むことも出来そうだった。自らの意志と関係なく少女が座らされたのは、古びた大きめのソファだった。
花京院が少女の上に屈み込み、頬に手を添える。
これから何をされるのか。虚ろな瞳に覗き込まれ恐怖する少女の唇に、花京院はぞろりと舌を滑り込ませた。
ぬるぬるとした感触が容赦なしに少女の口腔に押し入ってくる。頬の内側を、歯の裏側を、舌までもを舐め回される。
不快感と舌を押し込まれる苦しさとに、思わず涙がこぼれた。
(……?泣ける?)
先程までは涙も出せなかったはずだ。試してみれば、完全ではないが手足も動く。
スタンドは出せないが、何もしないよりはと、少女は必死に暴れた。
やっと少女の口を解放した花京院は、意地の悪い笑みを浮かべていた。舌が引き抜かれた次の瞬間、口から幾本もの触脚が伸びてきたのだ。
「ッ……!」
「やはり半分だけでは完全に支配出来ないか。だが……お前を無力化するには十分だ」
ハイエロファントは半身を少女の体内に残し、もう半分を触脚にして、少女の服と肌の間に滑り込ませた。
得体のしれないものが全身をはい回る。身体を無数の手で撫で回されているようで、支配を解かれた少女の唇から嫌悪のうめき声がもれた。
(温かい……柔らかい……肌が滑らかで……これが、女の子か)
目の前ではよく知った顔が、欲情して少女の知らない邪悪な笑みを浮かべている。
せめて悪夢であってほしいと願った少女を、更なる悪夢が襲った。
大量の触脚の一部が、軽く胸の頂を愛撫している。
気持ち悪いだけの行為のはずなのに、あろうことか、それは少女に微かに甘い刺激をもたらした。
(んっ……や……嘘)
少女の白い頬に僅かな赤みが差す。
目を潤ませながらも、その感触から意識を離そうと唇を噛み締める少女の変化に、聡い少年が気付かないはずがなかった。
「どうした女?まさか…感じているんじゃあないだろうな」
「……!違うッ!」
話している間にも少しずつ、しかし確実に増していく快楽を振り払うように、少女は首を横に振った。
その敏感な箇所を、触脚のどの部分を使って、どう刺激してやればいいのか。
花京院は僅かな表情の変化を正確に読み取り、触脚の動きは確実に精度を増していく。
少女は胸から得られる甘い感覚が、じわじわと全身に広がっていくのを感じていた。
気を逸らそうとすればするほどそれは強度を増し、ついに秘部にまでその波が達する。
(嘘……濡らして……しまった……)
更にまずいことに、一本の触脚がショーツに潜り込んできた。
(ああ……バレちゃう……)
触脚が嫌らしくうごめき、くちゅり、と小さくしかしはっきりと水音が響く。
「ふふ……僕のハイエロファントはそんなに気持ち良いかい?」
「違う……違う違う違うッ!」
「気持ち良くないのにそんな顔になるのか?それにこんなにして」
そういって、触脚の動きを激しくする。淫猥な音が辺りに響き渡った。
「〜〜ッ……」
「まさか……こういうことをされたくて、わざと加勢して負けたのかな?」
「違……んあぁん……」
違うそうじゃない。あなたを助けようとしたんだ。そう言いたくても、口が舌が満足に動かない。
手よりも遥かに細かく動く触脚が、少女の秘部に未知の快楽を叩き込んでいた。
頬を紅潮させ、どこか苦しげな表情で熱い吐息を零す少女は、最早誰の目にもよがっているようにしか見えないだろう。
その痴態は、ただ眺めていた少年の身体にも、確実な変化を及ぼしていた。
「僕もそろそろ……良くして貰おうかな」
そう言うと花京院はもどかしげにベルトを外し、ものを取り出した。
「……ッ!」
「それ」は、幼い頃に友達と水浴びをしたり、父親と風呂に入ったりしたときに見たものと同じもののはずなのに、全く違っていた。
想像を超えたグロテスクさに、少女は本能的な恐怖を覚えた。その怯えた表情が、益々興奮を刺激する。
花京院は少女の右手を取ると、ものに触れさせた。瞬間、威圧的だった視線が蕩け、薄い唇から声が漏れる。
「ふぁっ……」
自分のそれよりもずっと小作りで、桜色の小さな爪を備えた、人形のような白い手。
その手が醜悪な肉塊に寄り添い、先走りに汚される様はこの上なく嫌らしい。
ただ自分でするのと、こんなにも違うものか。
「あはぁっ……あはっ……かわいいぃ……」
衝動のままに少女の服を捲り上げ、上半身を露出させる。
甘い香りに包みこまれ、脳髄が麻痺していく。
触脚を退け、長い舌で白い膨らみをベチャベチャとなめ回した。
「う……嫌っ……こんなの……嫌ぁ……」
手に触れるものの熱さも、ぬるぬるした得体のしれない液の感触も辛い。
まるで肉塊に乗っとられたかのようによがり、胸に吸いついてくる仲間の姿を見せ付けられることも辛かった。
そして何より、仲間を救えず、快楽にも抗えない自分が悲しかった。
(……変……さっきから……あそこがぁ……)
本来なら碌に開発もされていない花芯で、ここまで感じることはなかっただろう。
しかし、触脚の繊細な動きと、適度な硬度と形状とが、少女に強い快楽をもたらしていた。
これ以上気持ち良くなってしまったら、もう、戻れない。
まだ絶頂を知らないながらに、少女はそう悟った。
「うう……取ってぇ、これ取ってお願い……」
自分から腰を振り、秘部を擦りつけて達してしまいたくなる衝動を必死で押さえ付けながら、少女は懇願した。
だが、その声にかつての仲間は応えない。
形の良い眉の間に深い皺を刻み込み、大きく開けた口から意味を成さない言葉と涎を垂れ流しながら、、
狂ったように自らのものを少女の手に擦り付けていた。
そうしている間にも、快楽は着実に少女の身体を蝕んでいく。
「うあああ……嫌ぁ……いきたくないっ嫌だいきたくない……嫌嫌嫌嫌あぁぁぁああ゛あ゛!!」
この上なく甘美な波が秘部に走り、少女は悲鳴を上げながら自らの性器が激しく収縮し痙攣するのを感じていた。
その刺激の去り際に、生暖かい液体がお腹に、胸に降り注いだことも。
負けた。敗北した。もう、運命を変革する資格は失われた。
果てた少年に覆いかぶさられながら、少女は滔々と涙を流していた。
やがて、回復した花京院が身を起こした。未だ濁った目を少女に向けると、
「邪魔だ」
ぐちゃぐちゃになったショーツとスカートを脱がせにかかった。
「……っ!!」
ひやりとした空気が秘めておきたい場所に触れる。いつの間にか、ものは再び硬度を取り戻していた。
悪夢はまだ、終わらない。