「武器を捨てろ!」  
警備員の手にしたライトに照らし出されたのは長身の女だった。  
白いロングドレスを纏うスレンダーな美女。  
胸元からはムッチリと柔らかそうな双乳の谷間が溢れ出し、  
ドレスの上からでもわかるほどに悩ましげに腰はくびれている。  
その優雅で気品漂う衣装に不釣合いな妖艶さ。  
その典雅な微笑が浮かんでいた瞳と唇に挑発的な色合いが加わった。  
「残念だけど…死んでもらうわ!」  
目を血走らせながら下心丸出しの顔でミドラーの体を  
飽きることなく舐め回している警備員の銃を持つ手が  
宙に舞った。  
 
 
すでに足の踏み場もないほどの観客がつめかけている。  
熱気と興奮、これから始まるステージへの期待が  
そう広くもない劇場を満たしていた。  
 
その露出の多い踊り子の衣装をまとった美女はいかにも自信に満ちた足取りでステージに現れた。  
彼女の名はミドラー。  
目元のくっきりした輝く美貌としなやかで流れるような身のこなしで  
現れたその刹那に、詰め掛けた観客の目を奪い去る。  
美しい漆黒の長い髪をなびかせながら詰め掛けた群衆の熱い視線をものともせず  
ミドラーは舞う。  
悩ましく体をくねらせながらすらりと伸びた脚線美で踏むステップに地面を蹴るたびに  
心地よい音がする。  
艶のある黄色い絹の腰布が彼女のステップに合わせて揺れ動く。  
その白いたおやかな指が挑発的に客に向けられるたびに  
おのおのがそれで自分の大事な部分をしごかれる妄想に陥る。  
豊かな胸の膨らみが、むっちりとした太股が、  
観客を悦楽の境地まであっさりと連れ去る。  
顔はその強い意志を感じさせる瞳だけが露出しており  
その肉感的な唇は黄色い布で隠れている。  
 
 
「助けてください!」  
甘く、艶を含んだ声で  
突然呼び止められて、ポルナレフは振り返った。  
そこいたのは抜群のプロポーションを持つ、  
美女だった。  
磁器のように白い肌にムッチリとした二つの大きな胸の膨らみが  
星型の胸当てからはみ出しているのが目に飛び込んでくる。  
重量感のある白い輝くような巨乳が  
ミドラーの歩みに合わせて激しく揺れる。  
むっちりとしたとろけるようにミドラーの柔肌がポルナレフに近づく。  
甘い香水の香りがポルナレフを包み込む。  
ポルナレフは口の中に唾があふれてくる。  
グラマラスな肢体を惜しげもなくさらすミドラーはポルナレフの視線が  
己の胸や足に突き刺さるのを感じながら、彼の内心をみすかしながらも、  
「怪物が襲ってくるの!」  
「何!?どこだッ!」  
あたりを見回すようにして視線をはずすポルナレフ。  
 
そのとき突如としてポルナレフの立つ地面に  
巨大な顔が浮かび上がり、口を大きく開けた。  
ポルナレフのスタンド使いとしての本能が危ういところで  
彼を宙に飛ばせて難を逃れた。  
が、ミドラーのほうが一枚上手だった。  
ポルナレフが飛んだ瞬間、地中の顔面は突如、車へと変わる。  
それに突き上げられ、ポルナレフは吹き飛ばされる。  
「ぐっ……」  
鮮血滴る顔で地面にうずくまりながら  
ミドラーをにらみつけるポルナレフ。  
ミドラーは挑発的な笑顔を浮かべながら腰に手を当て前傾姿勢をとる。  
「ふふっ、だらしないねぇ!」  
 
「できることならコイツは使いたくなかったが…!」  
ポルナレフは懐から刀身の折れた刀を引き出した。  
ポルナレフはスタンド、「シルバー・チャリオッツ」を出現させ  
滅多やたらにミドラーにむけて突き立てる。  
が、ミドラーはそれを蝶が舞うかのように、ひらり、ひらりとかわしてゆく。  
ミドラーがおよそ戦いに不似合いな露出過多の衣装で  
戦闘に望むのはなにより己の身のこなしへの絶対的な自信からだった。  
相手のいかなる攻撃よりも、己のほうがすばやく動ける、  
それが彼女の暗殺者としてのプライドだった。  
ポルナレフは呟く。  
「さすがだな、相当すばやい動きだ。  
しかしその動き……:今ので憶えたッ!」  
ミドラーにとって退屈だった状況が激変したのはその呟きが終わった直後だった。  
(次の剣突きをかわして、背後に回りこむ、それから  
ハイプリエステスで消化してやるわッ!)  
 
ミドラーにとっての予想通りの剣突きが来た直後、  
ポルナレフ本体の持っていた刀剣がミドラーの体を払う。  
「そこだーッ!」  
上のブラ、そして下の腰布の紐が切り裂かれる。  
やはり女である、  
右手で胸を、左手で股間を隠し、  
強く唇を噛み締めたまま怒りと屈辱、羞恥心で潤んだ瞳で  
ポルナレフを睨み付ける。  
ポルナレフの視線が、服を切り裂かれ両手で胸と股間を隠すだけの  
肉体を舐めまわすように這い回る。  
艶かしく汗に濡れたままミドラーは  
なすすべもなかった。  
超能力を操る凄腕の暗殺者ミドラーもこうなっては  
かたなしだった。  
「最高の眺めだぜ!  
取って置きの、ダメ押しというやつだッ!」  
口元を覆い、髪を結わえる、ミドラーの頭部巻きつく黄色いベールが  
切り裂かれた。  
ベールの上からではわからなかったが  
艶やかに濡れるグロス輝く紅唇がわずかに震えている。  
「さぁて、今度の攻撃には耐えられるかな?」  
好色な声が響く。  
 

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