「これはとんだ男装のジョッキーだな」
いくらスタンドを使えると言っても
女の力では覆いかぶさってきた男をどうにか出来る筈も無く、
ホット・パンツはこの悪魔の様なジョッキーに
いい様にされていた。
荒い息が耳たぶにかかり、生理的嫌悪感から身を捩る。
その仕草に満足したのか、己のテクニックを披露したいのか
彼の指が敏感な頂点を優しく摘むと
喉から悲鳴に似た喘ぎがでてしまう。
これは生理的反応だと何度も自身に言い聞かせるも
神に身を捧げきれない自身に対する嫌悪感。
殺してやりたい程憎い男に良い様にされる屈辱に
心が焼き切れそうになる。
ホット・パンツの眼尻にうっすらと浮んだ涙。
ディエゴは長い舌で味わう用に舐めると
この女をどう調教してやろうかとほくそ笑むのだった。