「お嬢さん、私には息子がいるんだが、一度あってみないかい?」
DIOはトリッシュの肩を抱きながらジョルノの写真を見せる。
「ジョルノなら知り合いですけど・・・貴方がジョルノのお父さんなの?」
「あぁ。あまり会うことはないがな」
知り合いなら話は早い、
「ジョルノの嫁にならないか?そうすれば私が父親になるぞ?」
DIOが耳元で囁く。
あんな引きこもりより何倍もマシだぞ?
「で、でもジョルノは・・・友達だし、その、お嫁さんとかは・・・」
「戸惑っているのかい・・・?無理はない。だが考えてくれたまえ、トリッシュ・・・」
やっと解放されたトリッシュはばくばくなる心臓を押さえようと「落ち着きなさい、素数を数えるのよ」と神父のようなことを言い出した。
「何ですかボス・・・え、いきなりどうしたんですか!?DIOさんに日光浴びせろなんてまた無理難題な!!」