……先生、またお入れになるんですか?
あまり多くなさるのはどうかと……朝もたっぷり注いでらっしゃったじゃありませんか。
あぁ、またそんなに濃いのを……眠れなくなってしまいます……。
わ、私は先生がどうしてもとおっしゃるから仕方なく用意して──
ああっ……またいっぱい入れて掻き混ぜてる……。
お好きなのは分かりますけどもう少し抑えて……
喜んで頂けるのは嬉しいですけど……さすがにこれでは体がおかしくなってしまいますっ……
「相変わらず旨いな、洋子君」
「先生、夜のコーヒーの飲み過ぎは体に毒ですよ。それにまたミルクとお砂糖そんなに入れて……」
「俺はコーヒーは甘いのが好きなんだよ」