僕の部屋にあるのはテーブルにはビールやらチューハイの缶の山
大量のアテやらお菓子の食い散らかされた跡
大きな何かの音
そして、僕のよく知っている女
「ぐー」
なんの因果か僕の部屋で三日月君が無防備に寝息をたてている
しかも酔いも手伝ってなかなか起きてくれない
「三日月君起きなよ」
話し掛けるのはこれが何回目なのか
「ムニャ…霧山君もう食べれない」
漫画でしか聞いた事ない寝言を聞きながら、口から涎を垂らし体を掻いている食いしん坊女を冷たい目で見つめた
「ちょ、本気で帰って」
強めに体を揺さぶるのに三日月君からは目覚める気配は見えない
「悪戯しちゃうぞ〜」
手をワキワキしながら自分なりの悪戯のイメージを演じてみるがやっぱり反応がない
むしろ寝てる人にこんな事してる自分が恥ずかしくなってしまう
それにしても喰って、呑んで、寝てってどんなに本能に忠実な女なんだ
「い〜の、い〜の、ブライアンイ〜ノ」
「や、よくないから」
困り果てている僕を無視して三日月君はゴロリと体を動かした
(彼氏でもない男の部屋で酔っ払って爆睡する
パンツ見えてるし、こんなんじゃ絶対まともな恋人なんかできやしないな)
でもいつものあれとは違って、静かな三日月君の寝てる姿が気になっている自分がいる
悪戯心からほっぺをと軽く引っ張ると、プニと柔らかな肌は伸びてすぐに元へと戻った
それでも三日月君は起きる気配はない
寝る人に悪戯するなんて子供の時に戻った様で面白くなってきた僕は指でおでこやら鼻ををなぞりだした
虫が止まったと勘違いして顔をポリポリと撫でた部分をかき返す
夢中になって動きまわる指が唇に到着した時、三日月君が何を思ったのか僕の指をパックンとくわえてしまった
僕の驚きを無視して、三日月君は美味しそうに僕の指をしゃぶっている
赤ん坊の様に吸い付いたかと思うと、指全体を生暖かくて柔らかい感触が生き物の様に動き回る
意識している事はないんだろうけど指の腹をチロチロと擽る様にしたり、ほっぺの力で口から出し入れをしたり
(三日月君以外とテクニシャンだな、って)
指の神経に意識を集中していると突然痛みが走った
ガブリと甘噛みながら歯を立てた事に驚き、強引に指を上に引き上げるようとするがなかなか離してくれない
回転させたり、横に縦へと動かすとようやく心地よい音と共に口から指を抜く事ができた
「もっとちょうらい」
催促求める寝言を発した口のまわりは引き抜いた時の涎で濡れていた
呼吸の回数と心臓の鼓動が明らかに早くなっている
噛まれた指は少し歯型がつき三日月君の唾液でテカテカと濡れている
それを何秒か凝視すると自然に口に運んでいた
オシャブリみたいにくわえて間接ディープキスを当たり前に楽しんでいた
(いやいや、そんな馬鹿な事やってる場合じゃ)
自分を否定しながらもキョロキョロと周りをみて三日月君に顔を近づける
間近で目に入ってくる三日月君の顔
確かに綺麗だったがそれよりも気になる事
微かな柑橘系の香水と汗の混ざった独特な香が鼻を通して入ってくる
(わ、わ)
中毒性のパフィームに頭がおかしくなった僕は首筋に狙いを定め思いより顔を近づけ鼻から息を深く吸い込む
そこは香水の香りより三日月君自信の臭いがきつく感じる
「ん、やぁ」
僕の呼吸が首筋に触れたのがこそばゆいのか、反応して三日月君の声が漏れる
(ヤバイ)
三日月君の声もいつもより艶っぽいし、呑んでいるせいか自分にセーブが効かない
しかし、三日月君の臭いを嗅ぐ度に脳が痺れる感覚が心地よくてよりキツイ臭いを求めてしまう
はだけている胸の谷間につかつかない位に鼻を近づける
クンと鼻を動かすと、さっきより汗が強くてしっとりと重い酸っぱくて三日月君な臭いが入ってきて頭を痺れさした
もう我慢出来ないと思うと行動は早かった
人形を着替えさせる様に三日月君が上に羽織っている服のボタンを上から外していく
全てのボタンを外すと中に着ている紫色のTシャツが姿を現す
その下にはインナーを着ているいる気配は見えない
三日月君のTシャツを下から捲くり上げるとカワイイお腹がヒョッコリ現れる
大食いの癖にバランスのとれたお腹には縦型に切れた綺麗な形のおへそ
少し上には薄い緑色のブラジャーが大きな膨らみを隠す様にそこにあった
三日月君の臭いだけでもクラクラきているのに、今まで隠れていた三日月君の色白の肌を見てしまうと自分に抑制が効かなくなっていくのを感じた
(お、おきてないよね)
胸についている膨らんでいる部分に手を伸ばしブラジャーのフロントホックを静かにはずした
パチンと左右に弾かれたモノの隙間からは白肌の膨らみと綺麗なピンク色が見えている
(三日月ごめん)
ピンクではなく緑の方へと引き寄せられる
ブラジャーの裏側の中心部分、つまり三日月君の乳首が触れていた部分に向かい震える舌先が触れた
ピリッと繊維に染みた汗が舌に塩気を感じさせる
舌の腹をそこに深く当て味わうとゆっくりと離した
本体がそこにあるのに疑似的に三日月君のを舐めているのは確かにおかしいが、言葉通り味をしめた僕はもう止まらない
次は表側へと舌をブラジャーに埋める
さっきとは違う味の濃さと舌ざわり
すると舌ざわりの違う場所を求めてもう一度
違う味を求め場所を変えもう一度
僕の舌はブラジャーを味わう為にしつこく隅々動いていた
気付けば三日月君のモノだったブラジャーは僕の唾液でベタベタになっている
「ん」
反応したのか三日月君が先程と同じ様にゴロンと寝返りをした
(起きるな)
目を閉じて次の瞬間に備える
「ZZZZ」
三日月君の口からアルファベットが流れるとホッと胸を撫で下ろした
額の汗を拭きながら本当に三日月君が起きていないか確かめる為に目を移す
三日月君はさっきの体制と違い腕を大きくバンザイの形にしていた
腕の付け根
普段は隠れているはずなのに、寝返りのせいであらわになった部分を見てドキンと大きく心臓が跳ねた
視線の先には脇
僕は一度だってマジマジと女性の脇なんて見た経験なんてないからなのかグイグイ引き寄せられる
スゥーッと長く白い細い腕のバンザイでできた微かな凹み
ズボラそうな三日月君の割りに毛は剃った跡もほとんど残ってなく、三日月君の持つ色白な肌とうっすらかいた汗で輝いている様に見えた
その凹みが毛のない女性器みたいな感じで…
そこに僕のを挟んでズリズリとスライドしたしたらと想像してしまう
ほんのりと温かい人肌、目で見えない微妙な毛の感覚、プニプニと持ち前の餅肌の柔らかさが相俟って気持ちよさそうだ
「エロぃ」
思わず声がでていた
自分にこんなフェチがあったなんて
溜まってるのもあるけどギンギン勃ってる
その膨らみを見ながら、僕は変態なのかと少し凹んでしまう
しかもあの三日月君に欲情するなんて酔っているとはいえ一生の不覚だ
どちらにしろもう止めたほうがいいな
捲くり上げた服を戻そうと小さくなりながら三日月君にソロリと脚の方から近づいていく
三日月君の脚が動き、僕に軽く触れる
(マジですか!なにこの不思議で素敵な感触!)
ストッキングの細かい繊維のサラサラ感に脚のムッチリ感
それに魅力され服を直す行為を躊躇している自分がいた
どうする
どうするの僕!!
まずはあの感覚を、少しスカートをめくり掌をそっと外腿に当てる
(これだよ)
ストッキングの木目の細かさはシルクの様にスベスベしてサラっとしている
指を優しく力をいれると、肉のムチとした反動が返ってくる
上から下へ往復が繰り返される度、直肌では味わえない感触に体が震えた
よりそれを味わおうと、手の代わりに腿に左頬を擦り寄せる
手で味わうよりもずっと三日月君の体温がはっきりと感じる
頬の形が変わるほどべったりとつけて、ゆっくりと下へと移動していく
意外にも頬には毛の感触が一切感じれないのが不思議だ
下までいくと左頬から右頬へ変え、視界の中に脚を入れて上がっていく
僕の中では臭いを求めているのか、すぐに足に向けて顔は下がっていった
(きっと酸っぱくて凄い臭いだよね)
溢れてくる期待に呼吸が乱れてしまう
足の指の間を開きストッキングごしに鼻を動かす
「あれ?」
足のイメージといえば臭いがキツイはずなのに、思ったより臭いがしない
(しょうがない)
臭いは諦めて味で勝負して貰おう
舌がチョンとストッキングに触れる
しょっぱさよりもストッキングの素材によるゴムのような感じが強い
(指なら濃いかな?)
親指をフェラチオするように口に含み舌を指に絡めていく
今度はストッキングより三日月君から出てくるしょっぱさが勝っている
最初は塩気が強かったが、舐めているとマイルドになってあとを引く味に変わっついく
足の指を口でしゃぶりつきながら上へと目を移すと、スカートの隙間から覗く黒の中にうっすらと見える緑色
こうして見ると、ストッキングと下着コントラストはベージュではなく黒の方が個人的に得点高い
下着が緑ではなく白ならもっと得点が高かったのに
色々と遠回りしたがメインディシュをいただく時がきた
僕が入れる様に脚をグイと広げスカートの裾を上げ頭を入れていく
ストッキング越しの三日月君の大事な部分を隠す緑色の下着が目の前にあった
遠目よりも下着の色と形がはっきりと見える
視覚的には最高のアングルといえる
スカートに篭もっている濃い空気が鼻を通る
汗よりはもっと酸味が効いたチーズ臭
一般的にはいい臭いとは言いがたいが、僕とってどの香水よりも魅力的で痺れさせる臭い
せっかく吸ったこの臭いを吐くのすら勿体ない
ただひたすらに息を吸う機械になった僕
勢いが良すぎて鼻がそこにあたると三日月君の体がビクと小さく動いた
「霧山くぅん」
自分の股間を必死に嗅いでいる僕の名前を寝言で呼んでいる
いまさら自分の行為の異常さを自覚させられると興奮が高まっていった
求められているのなら答えてあげよう
まず鼻の先を完全に下着へと沈める
鼻だけでなく、下着に染み込んだ臭いを外へと出させる為に口をべったりとあてて息を吐く
鼻の位置はちょうどクリトリス辺り、口は割れ目の位置にある
「やらっ」
空気が刺激するのか、呼吸をする度に三日月君の口からは小さな吐息が溢れていた
息の水分せいでストッキングは黒を強く目立たせ、下着の中心はうっすらと線が浮き出ている
臭いが強くなってきているのだから、きっと三日月君自身の液体でこの線が出て来たのだろう
三日月君の挑発に負けないように行為をひたすら続けていく
充分に堪能した時には三日月君の発せられた臭いのせいで、お腹ではなく股間が限界まで大きく固くなっている
そろそろ色々楽しませて貰った三日月君に恩を返すとしよう
どうせ出すなら普段では味わえない場所がいい
三日月君の体の中にあるはずのベストスポット
まずはそれを捜す
髪なんてどうだろ
髪を僕のモノに絡ましてオナニーみたいにワシワシと動かすのだ
今日の髪型はツインテールと言うやつかな?
分けられた二つの髪は軽くカールがかっている
毛の独特なキシキシという感触
時々チクりと亀頭をに刺さる刺激
カールがかってるおかげでよく絡みそうなサラサラな髪
射精するとどうなるかわからない所も魅力の一つといえよう
乳首だけ使う乳首ズリもいいかもしれない
パイズリじゃないところがなかなかの味噌といえる
ピンク色の蕾に向かいペニスを銛の様に突いていく
最初は変化がなかった乳首が刺激で次第に固く変化していく
弾力を持ちながら芯がある一つの精器に
スムーズだった滑りをそれの固さが邪魔し亀頭をクニクニと刺激する
まだ勃起していない反対の乳首を見ながら突きたてていく
右と左を交互に突いて違いを楽しむのもいい
そして、射精した時にピンクを汚す白い液体の色のグラデーション
脚には色々な箇所がたくさんある
オーソドックスに折り曲げて脚に挟みゆっくりと腰を動かす
そして、膝の皿を回すように擦りつける
ストッキングがあるからだろうから、あのざらざら感は弱まるだろうけれど、いざとなれば破いて感触の違いを楽しんでもいい
足の指の間に無理矢理入れ込んで上下させてしごかしたり、踵にガツガツとぶつけて固さの違いを感じてみたりとバリエーションは豊富だ
頭の中では色々な候補があがってきたが、やっぱり三日月君の顔を見ながらやらして貰う事にしよう
三日月君の顔に向けて足を二歩ほど前に進めた
行為に及ぶ為にズボンのボタンを外す
「凄いな」
勢いよく飛び出した僕の分身は重力に抵抗し反り上がり血管が浮き出ていた
この原因を作り出した相手にようやく出会えた喜びで、張り切っている様に見えた
「いくよ」
ほっぺに勃起してカチカチになったペニスを擦り付ける
「やば」
気を抜けば一気に突き抜けてしまう快楽
ペニスを押せば柔らかな肌が適度に押し戻し、餅肌のおかげで肌がそれにくっついてくる
それでいて皮脂のおかげでブレーキがかかる事なく滑らしていく
まさに、ほっぺズリの為に生まれてきたような名ほっぺ
ツルツルなほっぺが僕のが動く度に我慢汁でテカリを増していく
三日月君のだけでも気持ちよかったのにヌメリを増したほっぺはよく滑り亀頭を刺激する
綺麗なものを汚す快感もあいまってこれ以上ない位にパンパンに膨れあがった
爆発しそうな感覚に腰がスピードを上げる
「でる、三日月君のプニプニのほっぺに出すよ!」
射精宣言をしてからすぐにペニスが大きく跳ねた
三日月君のほっぺが音が出そうな勢いで飛び出した白く濁った液体で染められていく
大量な為にほっぺだけでは許容出来ずに顔の他の部分にまで飛び散っている
粘度を持っている精子は流れ落ちる事無く顔に居続けていた
「おぅ」
ついでと尿道に残っている分を絞りながらリップクリームの様に三日月君の口に塗りたくる
グロスのテカリとは違う艶が唇に浮き上がっていた
「ん」
違和感に気付いたのか、寝ぼけている三日月君が上唇を舌でぺろりと舐めた
無防備でいるのに挑発する行為に出したばかりのペニスがムクリと大きくなっていく
次はどこに出してやろうという時、カーテンの隙間から微かな光が目に入ってきた
三日月君が起きてしまっては意味がないどころかエライ事になる
さすがにあのままにしておく訳にはいかなかったので、体を綺麗に拭いて服装も元に戻した
僕は高まる射精感を我慢し床についた
次の朝
僕は少し早目に起きてある準備をしていた
それが終わってしばらくすると
「おはよ」
「………」
昨日のお酒がまだ残っているのか、挨拶の返事もなくコメカミをおさえて僕の方をボーッと見つめている
どうやら昨日の事はばれていないみたいだ
「ま、座りなよ」
昨日の事がばれてないとわかると事は進めやすい
いつもの僕らしく接させてもらう事にする
「……」
僕の指示通りに三日月君が覇気無くペタンと座った
「はい」
水の入ったコップを渡すと一気に飲み干す
続けて三日月君の前に朝ご飯が並べる
鼻が少し動くと死んでいた目が生き返った
食いしん坊の本領発揮というところか
「いただきまーす」
どうという事ない普通の食事に三日月君は本当に嬉しそうにはしゃいでいる
「味噌汁まである」
三日月君がお椀を持ち上げると口へと運ぶ
軽く啜ると喉がコクンと動いたのがわかった
「おいしい」
三日月君の目がパチと大きく開いた
三日月君の嬉しそうな姿に僕は心から喜んだ
同時に心とは別に股間が反応しているのは気付かれていない
「これのせいかしら」
箸で掴むとトロロの様にプルプルと震える物体
それだけを口に入れると何か当てようと舌で転がしている
「どう?」
興奮を内側に抑えて感想を素っ気なく聞いてみる
三日月君はそれを飲み込み口を開く
「不思議な食感で独特な風味」
お碗からそれだけを取り出すともう一度口にいれた
今度は喉ごしを楽しむ為に余り噛まないでゴックンとする
「これかなり病み付きになりそう」
三日月君は喉に通っていく感触に恍惚の表情を浮かべる
多分本当に何かわからないのだろう
知っていながら欲しがっているとしたら三日月君はなかなかの変態といえる
「また食べたいな」
三日月君は結局三日月君はよほど気に入ったのか味噌汁が無くなるまでおかわりした
「心配しなくてもまた食べさせてあげるから」
三日月君の大好物になった物が僕の中で慌ただしく動いた気がした
おおししままいい