ある日  
「三日月君、早いね」  
「べ、別に霧山君と会うから早めに来たわけじゃないんだからね!」  
「三日月君いつも以上におかしくない?」  
「バカ!そ、そんな訳ないでしょ!」  
「服薄着で寒そうだし」  
「もう、どこ見てるのよ。イヤラシんだから。み、見たかったら見てもいいけどね!」  
「ならいいけどさ。じゃ、行こっか」  
「し、しょうがないから一緒に歩いてあげる。嬉しくなんかないんだから!」  
「三日月君怒ってるの?」「怒ってなんかないわよ。わ、私の勝手でしょ!」  
「ま、いいか」  
(ツンデレは駄目と。べ、別にキャラを変えようなんて思ってないんだからね!)  
 
 
またある日  
「三日月君、早いね」  
「君に会いたくて少し早めに家をでた」  
「三日月君いつも以上におかしくない?」  
「そんな訳ないだろ?」  
「服薄着で寒そうだし」  
「君に見せたくて頑張ってみたんだ」  
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」  
「一緒に歩こうか」  
「三日月。ショックな事でもあった?」  
「気にするな。大丈夫だ」「ま、いいか」  
(素直クールキャラも駄目と)  
 
 
んでもってある日  
「三日月君、早いね」  
「霧タンに会いたかったから早めに来たんだニョ」  
「三日月君いつも以上におかしくない?ニョって一体何?」  
「シャクパーいつものしずかニャンだニョ」  
「服薄着で寒そうだし。頭に付けてるの猫の耳?尻尾もついてるし」  
「これはしずかニャンの耳と尻尾だニョ」  
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」  
「一緒にゴーだニョ」  
「三日月。何か拾って食べた?」  
「プンプン。ひどいニョ、霧タン。そんな事なんかしないニョ」  
「ま、いいか」  
(不思議キャラ駄目ニョ)(三日月君おもしろいな。次はどうくるかな?)  
 
いつかのある日  
「三日月君、早いね」  
「バーローwwwwwww」  
「三日月君いつも以上におかしくない?」  
「バーローwwwwwww」  
「服薄着で寒そうだし」  
「バーローwwwwww」  
「ならいいけどさ。じゃ、行こうか」  
「バーローwwwwww」  
「三日月」  
「バーローwwwww」  
「ま、いいか」  
(バーローwwも駄目と。ってバーローwwwww)  
(三日月君。バーローwwwwwww)  
 
 
違うある日  
「三日月君、早いね」  
「まーね」  
「あれ?今日の三日月君普通だね?」  
「な、何の事」  
「服も普通だし」  
「おかしいかな?」  
「うーん。逆に新鮮な感じかな?そろそろ行こっか」「うん」  
「あのさ、やっぱりいつもの三日月君が一番いいと思うよ」  
「え」  
自然に霧山の手が三日月を優しく包んだ  
「天気いいな〜」  
「霧山君」  
嬉しそうに微笑むと、手を握り返すと大きく頷く  
「今日は時効の趣味を止めてどっか行こっか。ずっと前言ってた穴子寿司でも食べにいく?」  
「穴子寿司♪♪」  
(霧山君は素朴なキャラがいいんだ)  
二人は趣味を後回しに、デートへと向かったとさ  
オチマイ  
 

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