「今日も授業難しかったね〜、東城さん。」
「そうね、向井さん。もうみんな受験前だしね。」
泉坂ゼミに入塾して数ヶ月。
東城とこずえはいつものように塾の帰り支度をしていた。「ねえ、東城さん、ところでさ、そろそろアレしようよ、アレ。」
「え?アレ?、今日時間ないのよ……じゃあちょっとだけね。とりあえずトイレ行きましょうか。」
そういって、二人は連れだってトイレにたった。
それはごく自然なことだった。−が、しかしー
「ん、くちゅ…れろ…」
狭い個室の中、二人の舌が絡めあい、荒い息つかいが響く。
「んむ…と…東城さん…」
東城の柔らかい唇を味わうこずえに東城は応えるように舌を絡めた。
互いの唾液をまぜあい移し会うように二人の濃厚なキスは続いた。
二人の息遣いが荒くなるにつれどちらともなく二人は互いの秘所をまさぐり始めていた。
「ふふ…向井さんもうこんなに濡らしちゃって…」
東城は向井のスカートから手を抜くとぬらぬらと光る指先をこずえにみせつけた。
「ぴゃわわああ!そ、そんなのみせないでよう…東城さんだってもうヌルヌルなのに…」
「あら…そんなこというなら…」
そういうと、東城は再び手をスカートに戻した。
そして、さっきよりはやく普段自分がやるように指を動かす。
自然と分かる敏感な部分を、東城が執拗に攻めればこずえもそれに比例して矯声をあげる。
「ん…っひゃああ…やめてええ…イッちゃうよおお!」
「いいわよ…それ!! ギア 2 !!」
東城の指が加速していく。まるでピアニストのように。
そして…
「んんっ…ん…ひ、ひゃわ、ぴゃわわああ!!!!」
…東城の指が一秒間に16連射を記録した瞬間、こずえも絶頂に達した。
「ひゃわあ…東城さん…私、東城さんも男の人苦手でよかった…また一緒に予行練習しようね…」
「…ふふ…そうね…」
真中が入塾するのはそれからしばらく先のことだった。