「じゅ、じゅんぺー、たのみがあるの。」
珍しく唯が神妙な顔してやってきた。
「?どうしたんだよ、急に改まって。」
「じ…じゅんぺーにキスしてほしいの!!」
「!!!?い、いきなり何言い出すんだよ!?」
「あのね、唯の周りでキスしてないの唯だけなんだよ。唯も早く大人になりたいもん。」
オレは驚きつつも、出来るだけ平静を保ちつつ唯を諭そうとした。
「い、いいか唯。そういうのはだな、周りがどうとかじゃなくて、本当に好きな人とやるもんだぞ。そんなその場の勢いでやっちゃダメだ!」
「だ、大丈夫、大丈夫。唯、初めてはじゅんぺーなら平気だよ。それともじゅんぺーは唯のことキライ?」
う…唯の透き通った瞳で見つめられると何もいえなくなった。
「ねえ、じゅんぺーは唯の味方だよね?」
くそう、そんな眼で見つめるなよ。何だか吸い込まれそうだ。
「ああ、オレはいつでも唯の味方だよ。」
「ならじゅんぺーキスしよー!」
一瞬気を許したスキに唯がオレの上に飛び乗り、ベットに押し倒した。
「じゃあ、行くよ?じゅんぺー。」
そういうと唯はオレの唇を奪った。
しかし…
「!?」
オレの口の中に唯の舌が侵入してきた。
まさかいきなりディープから来るとは思わずオレは唯を振り払った。
「唯!バカじゃねえの!?いきなりファーストキスからディープキスやるやつがあるか!」
焦るオレと対照的に唯はあっけらかんと答えた。
「だって唯の友達言ってたよ。舌入れた方が気持いいって。なにそんな焦ってんの?」
「ふー。唯、だからってせめてもっと段階踏めよ。なに大人の階段三段ぬかしで駆け上がってんだ。」
「そんなのより、続きしよ?」
「は!?続き?チューだけじゃないの?」
予期してなかった続きにオレが戸惑っていると唯はオレのズボンをずりおろした。