いつもの休日。  
ただ一つ、いつもと違うといえば今日は親がいないって事。  
「今日は二人きりだね 美鈴」  
「何気色悪いこと言ってんの!」  
「あれぇ? 昔はよく二人っきりの時はさぁ――」  
「な、何のことよ・・・」  
「覚えてないの?」  
俺はわざとらしく聞く。  
「し、知らない!」  
美鈴は強引に答える。けど兄ちゃんにはバレバレだ。  
美鈴は嘘つくのが苦手なんだから・・・  
「じゃあ今日は久しぶりに、ねっ?」  
「えっ・・・?」  
小さい頃はなんの意識もせずやっていた事。  
兄妹で手を繋いだり風呂に入ったり一緒に寝たり。  
いや、それ以上の事だって・・・  
けれどいつの間にか恥ずかしがって俺の事少し避けるようになった。  
ほんとは美鈴がすごく兄ちゃんっ子だって事、俺は知ってるけど。  
反抗的な事言うけどほんとは兄ちゃんの言う事逆らえないんだ。  
 
「何・・・?」  
「覚えてるよね?」  
「何がよ・・・」  
こうやって言われると美鈴いつもは見せない顔をする。  
ちょっと泣きそうな恥ずかしそうな顔、堪らなく可愛い。  
一線は越えたことはなかった。  
けれど今日は駄目みたいだ。  
美鈴がそんな顔すると・・・  
「ちょっ――!?」  
俺はたまらず美鈴を傍にあるソファーに押し倒した。  
「なっ・・・ 何するの・・・?」  
「分かってるよね」  
「いや・・・」  
「いやなの?」  
「・・・」  
黙っちゃったけれど体は反応してるみたいだよ?  
耳は赤くなってるし、握っている少し強張った腕は熱くなってる。  
ほんとは覚えてるってことだ。  
俺は黙ってる妹にキスをした。  
「ん・・・」  
嫌がってない、って事は良いってこと。  
嫌がるのを無理矢理、ってのも良いかもしれないけど・・・  
可愛い妹だから。  
俺はそんな事を思いながら彼女の服を脱がす。  
 
「やっ・・・!」  
ブラジャーに手をかけた時、美鈴が嫌がった。  
「どうしたの?」  
「は、恥ずかしい・・・ 見られるの・・・」  
「いいじゃん 兄妹なんだし」  
「お兄ちゃんだから恥ずかしいの!」  
もう限界だ、恥ずかしがりながらこんな事言われたら。  
俺は一気に下着を外す。  
北大路や東城達のそれからは遠く及ばない大きさ、  
けれどとても整った綺麗な胸。  
美鈴は気にしてるみたいだけど俺は大好きだ。  
いや、女の体で嫌いなとこなんて無いけれど。  
「うぅ・・・」  
彼女は見られているだけでも限界みたいだ。  
俺と目を合わせられないでいる。  
「すごい綺麗だよ美鈴」  
そう言うと俺は妹の桃色の乳房に吸い付く。  
左手はもう片方のふくらみを責め、  
右手では下着に手を入れ既に濡れ始めたそこを責めた。  
「ふああぁ・・・!」  
同時に三箇所を責め立てられ声を荒げる妹。  
「んぁ! おにぃ・・・ ちゃ――!」  
「可愛いよ 美鈴」  
妹の硬く起った乳房を弄んでいると彼女のそこはもう愛液でびちょびちょだ。  
俺はさらに敏感なそこの小さな突起を弄り始めた。  
「あぁっ・・・! やっ やぁ・・・!」  
快感でびくびくと体を震わせる妹を見ていると、  
冷静に考えているつもりでも理性なんてもう無いようなものだ。  
「んん! おにっ――!」  
彼女の声、息遣い、一挙一動が俺を掻き立てる。  
 
今度は舌で敏感なそこを愛撫する。  
「お、にぃちゃ・・・ ん!」  
わざとぴちゃぴちゃといやらしい音をたてる。  
「やだぁ・・・ やめ、て・・・」  
すっげぇ気持ち良さそうだよ?  
そんな事言って苛めてみたくなった。  
「俺の指 美鈴ので、すっげぇぬるぬる」  
「やっ・・・」  
「兄ちゃんの指 舐めて」  
「え・・・ や、やだぁ」  
「美鈴はいい子だからお兄ちゃんのゆうこと聞いてくれるよね?」  
意地悪っぽく言った。俺は美鈴の口に指を入れる。  
温かくて湿った美鈴の舌。ゆっくり丹念に舐めてくれる。  
自分の体液が付いた兄の指を舐める妹。  
そう考えただけでも快感だ。  
俺のはもう限界に近づいている。  
美鈴の口から指を引き抜くと雫が糸を引いて垂れた。  
「美鈴 触ってみて」  
もう抵抗なんかしない。すごく恥ずかしがってるけど。  
妹の細い指が俺のものに触れる。  
「いいよ、美鈴 動かして」  
美鈴は言われるままに手を動かす。  
まだまだ不器用だけどすげぇいい。  
「すっげぇ気持ちいいよ・・・」  
ずっとこうしていたかったけどもうだめみたいだ。  
「美鈴 ごめ――」  
「えっ・・・」  
俺はその瞬間、頂点に達しどろりと白く濁った液体を妹の顔にかけた。  
綺麗な黒髪も台無しだ。快感と罪悪感とが混ざり合った気分になる。  
 
「ご、ごめん 美鈴」  
「・・・ん」  
「今度は最後までしてあげるね」  
「・・・ ばかっ」  
こんな可愛い妹を誰にも渡したくないという独占欲。  
少しの間だけ、想い合える優越感。  
「久しぶりに一緒にお風呂入ろっか!」  
「馬鹿!」  
「いいじゃん 洗いっこしてさー」  
「黙れっ!」  
結局、俺は美鈴に敵わないんだ・・・  
 
 

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