「せ、せんぱぁい 離してくださーい」
「嫌 あんたのその格好カメラにでも撮っておこうかしら」
「いやぁ!」
ここは部活が終わった後の映研部。
そこには紐で縛られた後輩とそれを眺める先輩。
「ちなみ手が痛いんですけど・・・」
「あんたこの状況分かってる?」
「き、北大路先輩もあたしの魅力に取り付かれちゃったんですね ちなみって罪な人間ですぅ」
にこりと笑って見せる後輩。八重歯が覗く。
「あんたのそうゆうとこが嫌なのよ!」
そう言うと縛り上げられた後輩の髪をつかむ。
「いたぁい! 先輩酷いです!」
その男に媚びを売る言葉、声、上目遣い、全てが彼女を逆立たせる。
「ちなみが先輩に何したってゆうんですかぁ?」
「真中に色目使ったでしょ えぇ? おい」
「先輩の方がお色気作戦しまくりですぅ」
「真中に手ぇ出したらどうなるか教えてあげる」
「真中さんは先輩のものじゃないでしょー」
小さな声で呟く後輩。
「あぁん?」
髪を引っ張り顔を無理矢理あげる。
今の後輩の姿はまるで首をつままれた猫のようだ。
抵抗出来ずに鳴き声ばかり上げている。
「みんなに教えてあげなきゃ あんたがこんなに変態なんだって事」
「こんな事して変態なのは先輩の方じゃないですかぁ!」
「そんなのみんな知ってるじゃん」
「きゃー」
後輩の制服に手を入れ下着のホックを外す。
拘束から解放されたそのふくらみはまだ若さがある。
「み、みなさーん この人変態ですー スケベですー」
「自分の心配したら?」
ふくらみの先端を思い切り指でひねる。
「やぁん!」
座っていた体に急に力が入り中腰になる。
「まだまだこれからよ?」
指で転がすように撫でる。
「あぁ・・・ いやぁ・・・」
「いや? 喜んでんじゃない これだけで硬くなって――」
「うぅ」
その先端は既に硬くピンと立っていた。
今まで散々反抗的だった後輩がこんなに変わるものか。
ハァハァと息苦しそうに小さくなっている。
その姿勢が逆に火をつける。
さらに爪でつまんだり、引っかく。
「あぅ・・・! やぁっ!」
「やらしい声出さないでよ 気色悪い」
「せんぱい、が・・・」
「何?聞こえないわよ?」
「・・・」
面白い。いや、堪らないと言うべきか。
反抗的な後輩のこの姿。
もっと見てみたいと単純にそう思った。
「感謝しなさい あたしが舐めてあげるんだから」
そうゆうと制服をたくし上げ顔を近づける。
「やめてくださ、・・・」
力無く話す後輩の言葉を無視し硬くなったそれを口に含む。
「うぁ・・・」
口に入れられただけで声を上げる。
生温かい口内でとても敏感な箇所が舌で転がされる。
「ああぁ・・・」
丹念に舌で遊ばれると理性も吹っ飛びそうになる。
今度は歯でそれを刺激される。
「いっ・・・! やぁ・・・」
びくりと体を強張らせて、脚を震わせる。
いつもの彼女からは想像もつかない姿。
初めてさつきは彼女が可愛いと思った。
普通の『可愛い』とは何か違う気がするが。
「じゃ、今度はあんたの番」
「えっ・・・」
「あんたがする番だって なんかムズムズすんのよね あんた見てると」
そう言ってにやりと笑うと後輩の目の前で下着を脱ぎだす。
「はい舐めて あんたのせいなんだから綺麗にね 汚したら許さないから」
後輩の目の前にやったさつきのそれは濡れていた。
お世辞にも綺麗とは言えない、人間の女のそれ。
「ゃ・・・」
顔を背ける後輩。無理もない。他人のものなど早々口に入れられるわけがない。
しかしそれをやらせるのが堪らないのだ。
「ほらっ!」
もう一度髪をつかみ無理矢理に顔を持ってくる。
もう彼女に逆らうとゆう事はできないのだ。
「うっ うっ・・・」
泣きそうになりながら、鼻を突くそのえも言われぬ独特の臭いにえずきながら、
舌でそのぬめりのある彼女の体液を舐め取る。
「やればできるじゃない」
さつきはそう言って彼女の頭を撫でると軽くキスをした。
なぜそうしたかは本人にも分からないが後輩のいつもとは
違うそのギャップに魅かれたのかも知れない。
「ご褒美あげようかなぁ」
後輩の下着を脱がせる。すると自分とは比べ物ならないほどの量の透明なその液体が糸を引く。
「あんた敏感ねぇ いや、あたしのテクニックか?」
そんなことを言っていると彼女が何かもの欲しそうな上目遣いでこちらをうかがう。
「なぁに? ちなみちゃん?」
さつきは焦らすように後輩に聞く。
彼女は何も言わないがその目はもう待ちきれないといった感じだ。
「なにして欲しいか言ってみて?」
さつきは普段なら言わないような優しそうな声で問いかける。
「ちなみの、に・・・」
「うんうん」
「い、れて・・・」
「先輩にはなんてゆうのかな?」
「い、れて くだ・・・さ、い」
「可愛いっ」
そうゆうと膝をつかみ開かせた。
「あんたのすっごいぬめぬめ」
「うぅ」
「やらしいなあ」
「・・・」
言葉攻めにされた彼女に、もういつもの姿はどこにもない。
もう言いなりのペットだ。
しかし従順なペットにもご褒美はやらなければ。
びちょびちょのそこに指を這わす。
「あんっ!」
彼女はもう待ちきれなかった様子だ。
「せんぱ・・・」
「可愛い顔して――」
指を入れた。ぬるりとした感触、熱い、狭い。
「ふぁっ・・・!」
「こんな事させるなんて」
どくんどくんと彼女の鼓動を感じる。
さらに奥まで指で擦ったり突いたりと。
「はぁん・・・! な、なんかでそうぅ・・・」
「いいわよ しても」
「んんっ・・・!」
ぶるりと体を震わせる。さつきの指は今までにない締め付けを感じた。
するとふっと彼女の力が抜けいく。
ぐったりとした彼女にもう一度キスをする。
「よくできました」
そう言うと縛っていた手を解いてやる。
小生意気な猫ほど馴らせば可愛い、と思う飼い主であった。
終