注意:このSSは西野を主人公とした架空のキャラによるレイプ物です。  
   レイプや架空キャラが苦手、または西野や純愛物が好きという方には  
おすすめできません。  
 
 
その日は2人にとって特別な日だった。  
初めて淳平がつかさに真っ向から気持ちを伝え、身も心も結ばれた記念日。  
待ちわびた告白から一年。つかさは、今日の記念日をどう過ごそうか、  
待ち合わせ場所の公園で一人考えていた。  
「ちょっと早く来すぎちゃったなあ…」  
ミニスカートから覗くスラリと長い足をぴんと伸ばし、つかさは  
小さく溜息をついた。時計を見るとまだ朝の9時半。待ち合わせは  
10時だったが、あまりにも待ち遠しく、つい早く家を出たのだった。  
「淳平くん、早く来ないかな。」  
自然と頬が緩む。最初は映画でも観て、あのカフェでお昼御飯を食べて、それから…。  
それから…。  
つかさは淳平との夜に思いを馳せた。あの日以来、2人は会う度に体を  
重ねてきた。その度に心のつながりも強くなっているように思う。  
淳平の優しい愛撫を思い、さっき緩んだ頬が今度は赤くなってしまった。  
「うわ、赤くなっちゃった…」  
そのとき、誰かがつかさの肩を叩いた。  
「淳平くん?」  
しかし振り返ったつかさの目に映ったのは、見知らぬ男の姿だった。  
 
 
「ん…んん…。」  
酷い頭痛がつかさの意識を覚醒させた。ゆっくりと目を開けると、  
視界には全く見覚えの無い景色が飛び込んできた。  
「ぇ…。えっと…。」  
深く息を吸い、上半身を起こす。そこは広い部屋。家というよりも、  
屋敷と言った方がよりふさわしいような豪奢な部屋だ。そしてその  
部屋の右の方に置かれたベッドの上につかさは横たわっていた。  
「何、これ…。」  
あたし、どうしたんだっけ、と必死に思い出そうとした。  
「そうだ。淳平くんを待ってて、それで…」  
がちゃり、と音がして、重そうな木製の扉が開いた。  
「ああ、目が覚めたんだね、つかさちゃん。」  
声の主は、最後に公園で見た男とは違い、随分と若く小太りだった。  
年はつかさと同じくらいだろうか。歪んだ口元がつかさの生理的嫌悪をよんだ。  
「あなた誰よ…。あたしをどうする気?」  
精一杯気丈に、つかさは胸を張って男をにらみつけた。  
「わあ、そんな顔も可愛いんだね。やっぱりママにムリを言って良かった」  
 
「ママ?」  
男が笑うと、その後から2人の人間が部屋に入ってきた。一人は40代後半と  
思しき女性、メガネをかけ、髪を結った姿はいかにも教育ママを思わせる。  
そしてもう一人は公園で見たあの男。体格は淳平よりやや大きめで、鋭いが  
どこか陰湿な目つきをしている。  
「ノボルちゃん。ほんとにこんな女がいいの?ママ、ちゃんとした子を  
用意していたのに…。」  
女はいきなり、冷ややかな目でつかさを見つつ言い放った。  
「こんな女なんて言い方しないでよ、ママ。ボク、  
つかさちゃんじゃなきゃイヤなんだ。ゼッタイ、イヤなんだ。」  
幼児のような口調で、唇をとがらせて抗議する「ノボル」。  
「…わかったわ。ノボルちゃんがそこまで言うならママも認めてあげる。  
柴田に教わって、ちゃんと立派な男の人になるのよ、ノボルちゃん。  
柴田、ご苦労だけど頼むわね。」  
「柴田」と呼ばれた男はうやうやしく頭を下げる。  
「ほんとに、こんな小娘のどこが…」  
と小さく愚痴りながら、女は部屋を後にした。  
「何なのよ、あたしをどうする気なの?!」  
今までの会話を聞いている限り、とても尋常な状況に  
自分がいるとは思えないつかさは、身を硬くして声を荒げた。  
 
「ボクね、つかさちゃんの大ファンだったんだ。前から、初めて  
女の子と「する」ときはつかさちゃんと、って決めてたんだよ」  
ウフフ、とどこか女のような含み笑いをしつつ、「ノボル」は  
つかさがいるベッドに近づいた。  
「ボクもさ、もう年頃だからさ、そろそろ女の人を知らなきゃダメって、  
ママが言うんだ。だから柴田に頼んで、つかさちゃんを連れてきて  
もらったんだ。」  
 
ようやく話が飲み込めてきた。  
「ちょっと待ってよ…じゃああたしのことを…」  
「うん、今からつかさちゃんとエッチするんだ、ボク。初めてだけど  
柴田がいるから大丈夫。きっと上手にやるよ。」  
つかさは気が遠くなりそうになった。狂っている。この男は、  
いや、こいつらは皆狂っている。  
「…冗談じゃないわ。あたし帰る!」  
勢いをつけて立ち上がると、つかさは走って先ほど女が閉めた  
扉に向かった。ガチャ!ガチャガチャ!  
しかし無常にも扉は開かない。  
「ムダだよ、さっきママが鍵を外からしめちゃったからさ。  
ついでに言っておくけど、どんなに叫んでもムダだよ。  
この部屋、防音だから。ボクさ、ピアノとか得意なんだよ」  
にじりよる「ノボル」と「柴田」。つかさは頭を振った。  
「嫌…お願い、帰して…。お願い…。」  
「ダメだよ、つかさちゃん。せっかくこうしてつかさちゃんと  
会えたんだからさ。それにつかさちゃんが帰っちゃったら、  
彼氏が酷い目にあっちゃうよ?」  
彼氏。その言葉が激しくつかさを揺さぶった。  
「淳平くんの…こと…?」  
「男の名前なんて興味ないけどさ。ちょうどつかさちゃんを  
ここに連れて来る時に出くわしちゃってさ。めちゃくちゃに  
暴れたから柴田がボコボコにしちゃったよ。バカな男だね」  
「う…そ…。嘘よ…。」  
嘘であって欲しい。それしかつかさには祈りようが無かった。  
自分が開放される事よりも、淳平が酷い目にあっていないことを  
つかさは心から祈った。  
 
「つかさちゃんに嘘なんてつかないよ。じゃあちょっとだけ  
顔を見せてあげる。」  
「ノボル」が頭をしゃくると、「柴田」は無言で鍵を開け、部屋を  
出て行った。そして、二分とかからず戻ってきた。淳平を連れて。  
「淳平くん!!!」  
つかさは絶叫した。しかし反応は無い。「柴田」が手を離すと、  
淳平はごとりと床に倒れた。  
「気を失ってるみたいだね。まあ、骨の一本や二本は折れてるだろうな。」  
「そんな…。病院に連れて行ってあげて!あたし、なんでもするから!  
お願い!!!!」  
悲痛な叫びをあげるつかさを、「ノボル」は淫蕩な目でねめつけた。  
「ほんとに?ほんとに何でもしてくれる?」  
「する…するから…。だから、淳平くんを…。」  
「えへへ、わかった。ちゃんと連れて行くよ。でもその前にさ、  
ボクとキスしてよ、つかさちゃん」  
遂に逃れられない距離まで近づいた「ノボル」。  
つかさは小さく唾を飲み込んだ。  
「…いいわ…。キス、するから…。」  
「やった!早く早く!!」  
ノボルはつかさを手を取り、ベッドサイドに連れて行った。  
つかさを腰掛けさせると、自分もその横に座る。そしてその唇を  
突き出した。  
「んー。」  
つかさは、嫌悪の表情を隠せない。しかし、そのとき「柴田」が  
淳平の頭を踏む真似をして見せた。  
「…っ!」  
覚悟を決めるしかない。淳平くんを助けるために。  
 
つかさはおそるおそる、その愛らしい唇を「ノボル」のそれに  
近づけていった。「ノボル」の吐き出す鼻息が顔にかかり、  
まだ何もしていないうちから体を汚されたような絶望感に襲われる。  
今日つかさがつけているリップは、淳平と一緒に選んだものだ。  
「やっぱりこれが一番可愛いよ、西野!」  
子供のような笑顔を向けてくれた淳平を思い出し、つかさの  
目に涙が浮かぶ。  
「もう、何してるのさ、つかさちゃん!」  
「ノボル」はそんなつかさの頬を両手で掴むと、一気に唇を  
奪った。  
「んんんん!!!!」  
キス、というよりも、ただ強引に唇を押し当ててくる「ノボル」。  
嫌な生暖かさが伝わってくる。  
「坊ちゃま。キスというのは、舌を絡めあうものでございます。」  
事の成り行きを見守っていた「柴田」が、ようやく「ノボル」に声をかけた。  
 
「え、舌?ふーん」  
いったん唇を離すと、「ノボル」は感触を味わうように自分の唇を舐めた。  
ヒルのような動きをするそれが、つかさの目には何か醜悪な違う生き物の  
ように映る。  
「じゃあつかさちゃん、ちょっと舌出してよ」  
従うしかない。それしか淳平を救う方法が無いのだ。つかさはぎゅっと  
目を閉じ、薄く唇を開くとなまめかしい舌を出した。  
「どれどれ…」  
「ノボル」も分厚い舌を出しつつ、わざとゆっくりとつかさの舌に近づいた。  
ねちゃ、と濡れた音を立てて「ノボル」の舌がつかさの舌と触れ合う。  
くちゅ、ねちゃ、ぴちゃ…  
「ノボル」の舌はじっくりと、しかし確実につかさの舌を捕らえ、  
その唾液を纏わせつつ蠢いている。やがてつかさの口腔内まで侵入し始め、  
つかさの歯茎をつつき、舌を吸い上げ、唾液を飲ませ、思うまま蹂躙した。  
「ふう…」  
満足げな溜息をつく「ノボル」とは対照的に、つかさは嘔吐感を必死に  
堪えていた。たった今口から入ったものを吐き出したい。  
 
「う…。」  
こみあげてくる嘔吐感を必死にこらえると、代わりに瞳から涙が溢れてきた。  
「ショックだなあ、そんなに嫌なの、つかさちゃん。」  
「ノボル」は不満を露骨に表してつかさを見た。  
「お願い…。早く淳平くんを病院に…。早く…。」  
涙混じりの目で哀願するつかさをみて、「ノボル」は逆に劣情を煽られてしまった。  
「ちゃんと連れて行くってば…。それより、ボクのこと、もっと満足させてよ。」  
舌なめずりが癖なのか、「ノボル」はしきりに唇をぺちゃぺちゃと舐めながら、  
つかさの肩に手をかけた。  
「柴田、これからどうすればいいんだっけ」  
「とりあえず衣服を脱がせてみてはいかがですか、坊ちゃま」  
 
つかさはぴくりと体を震わせた。  
「そうか、そうだよね。えへへ、つかさちゃんの裸、ずっと見たかったんだ。」  
いやらしく顔を歪めながら、つかさのチャコールグレーのセーターの裾を  
つかむ「ノボル」。思わずぎゅっと体を硬くするつかさ。  
「ノボル」は、ねめあげるような目線を送りながら、「彼氏がいつ病院に  
いけるかは、つかさちゃんの態度次第だよ。わかるよね?」  
と脅迫めいた言葉を口にした。  
「…卑怯者。」  
精一杯の嫌悪と怒りを込めて、つかさは「ノボル」を罵った。  
「フフフ、怒った顔もかわいいよ、つかさちゃん。今日は泣き顔も見れたし、  
ほんと最高だ。」  
あとは…と、「ノボル」は続け、そして一気につかさのセーターを捲り上げた。  
「あっ!」  
「つかさちゃんの気持ちいい顔も見ないとね。」  
ぐふ、と含み笑いをしながら、「ノボル」はセーターの下に着ていた  
黒のタンクトップの上から、つかさの胸を指でなぞる。  
「これがつかさちゃんのおっぱいか…。思ってたよりも小さいね。  
でも心配しなくていいよ。大きなおっぱいはボク嫌いだから。」  
だってママが、おっぱい大きい女は馬鹿だって言ってたもんね、  
とつぶやきながら、シルクの肌触りと胸の弾力を確かめるように  
手のひら全体で胸のラインを触ると、今度はその醜い顔を  
小ぶりな胸の谷間に押し付けた。  
 
「嫌…。」  
「ふんふんふん…いい匂いだなあ。直接触ってみちゃおう。」  
脱がせるのかと思いきや、「ノボル」はつかさからいったん身を離すと、  
「ね、自分で脱いで見せてよ」と要求した。  
「…。」  
「彼氏、心配でしょ?」  
つかさはわずかに視線を淳平の方に動かした。淳平はまだ意識が無い。  
小さく、しかし深く息を吸い込むと、つかさは一気にタンクトップを脱いだ。  
「わあ!」  
「ノボル」は嬉しそうだ。続けて、淡いピンクのブラに手をかける。  
「ああ、ちょっと待って。まだ取らないで」  
「ノボル」はストップをかけると、つかさのブラの中にゆっくりと手を差し入れた。  
「ヤ、だ…」  
「ボクさ、好物はなるだけ後回しにして、自分をじらすのが好きなんだよ」  
太い指が、胸に密着したブラの中で蠢く。  
「っ!」  
つかさが声を上げそうになる。  
「コレ、つかさちゃんの乳首かな?コリコリしてて、美味しそうだな」  
「…っ。」  
必死に声をこらえるつかさの顔は、あまりにも淫らで、「ノボル」は我慢が  
できなくなった。乱暴にブラを引き剥がす。ついにつかさの胸があらわになった。  
「きれいだな…。乳首ってピンクなんだね。あ、今揉んだところが赤くなってるや。」  
いじられ、赤みがさした場所に「ノボル」はねっとりと舌を這わせた。  
「んっ…」  
つかさは、決してこれからは声など上げまいと心に固く誓った。  
こんな男の愛撫なんて、感じるもんか、と。  
 
「ノボル」はそんなつかさの決意をよそに、つかさの乳房を揉み、  
乳首を音を立てて吸い、その先端を指でなぞってはまた舐め、  
を繰り返していく。飽くことを知らぬように、夢中になってむしゃぶりつく。  
やがてつかさの白い胸は、激しく吸われた跡やいじられた跡で彩られ、  
唾液でてらてらと濡れ光った。  
「たまらない…。いやらしいよ、つかさちゃん」  
「ノボル」はハアハアと息を荒げ、言葉でもつかさを辱めていく。  
「もう我慢できない。つかさちゃん、ボクのおちんちん、入れちゃうよ」  
「!!!」  
つかさは目を見開いた。  
「お待ち下さい、坊ちゃま」  
「なんだよ、柴田!邪魔するな」  
「いえ、今挿入したとしても、恐らくすぐに果ててしまわれるでしょう。  
一度お出しになられてからのほうが、より長く持続しお楽しみが続くかと。」  
「そういうもんなの…?じゃあどうすればいいのさ」  
柴田は、冷たい目でつかさを見ると、  
「まずは口にでもお入れになればよろしいかと存じます。」  
と答えた。  
思わず自分の口を手で押さえるつかさ。  
「そうか、フェラチオとかいうやつだね!」  
柴田は小さくうなずいた。  
「つかさちゃん、ボクのおちんちん、咥えてくれるよね?」  
嫌などという選択肢が初めから無いとわかっているのに、「ノボル」は  
わざと質問口調でつかさに声をかけた。  
「…。」  
 
「ノボル」は腹に食い込んだベルトを引き抜くと、パンツごと  
ズボンを下ろした。見苦しく勃起したペニスをみて、  
つかさは気が遠くなりそうになった。  
「おっきいでしょ、ボクのおちんちん。ママが誉めてくれるんだ」  
確かに、淳平のものよりも一回りは大きい。しかしそれだけに、  
つかさは恐怖を感じた。  
「さ、舐めて」  
つかさをベッドの上で四つんばいにさせると、「ノボル」は  
膝立ちになって腰を突き出した。  
淳平くん…。ここで自分が絶望してしまったら、淳平は助からない。  
もはやつかさは「淳平を助ける」という使命感のみで動いていた。  
「ん…。」  
唇を開き、おそるおそる「ノボル」のそれを口にするつかさ。  
淳平にすらしたことがない行為だけに、何をどうしたらいいかわからない。  
「お舐めしろ。舌を動かせ」  
「柴田」がつかさに指示を出すと、ようやくつかさの舌が「ノボル」のペニスに触れた。  
「うっ!気持ちいいよ、つかさちゃん…」  
ぎこちない動きで必死に舌を動かすつかさ。  
「ん、ん…」  
息が苦しい。あごも痛む。しかし続けなければ。  
「うう、うう、いいよ、いいよ、つかさちゃん」  
「ノボル」は恍惚とした笑みを浮かべてつかさの頭を押さえる。  
ざらり、と先端をつかさの舌が舐めた瞬間  
「うっ!!!!」  
と「ノボル」は一気に果てた。びゅくるるるっと音を立てて、  
濃いねっとりとした精液がつかさの口内に注がれた。  
「んんん!!!!」  
「ノボル」のペニスをくわえたまま、その先端からほとばしった粘液がのどの  
奥にあたり、生臭い匂いが鼻の中に上がるとつかさの目からまた涙が溢れた。  
 
「ふう…」  
最後の一滴まで搾り出したのか、ようやく「ノボル」はつかさの  
口を開放した。げふっ、げふっ!と咳き込むつかさ。  
「ちゃんと飲んでくれたんだね、嬉しいよ、つかさちゃん…」  
「ノボル」はつかさの手を取り、同じように膝立ちさせる。  
「ああ、今ボクの出した精子が、つかさちゃんの口から入って、  
喉を通って、こうやって胃の中に落ちていってるんだ…」  
と、つかさの顎から喉、胸の谷間、ヘソの上までを  
じゅるりと音を立てながら舐め降ろした。  
「体の中までボクのモノだね、つかさちゃん」  
無邪気に喜ぶ「ノボル」の言葉はもはや、つかさの  
耳には入っていない。汚された。汚されてしまった。  
深い絶望の淵に立たされたつかさ。しかし狂うわけにはいかなかった。  
早く全てが終わればいい。レイプでもなんでもすればいい。  
受け入れる。抵抗もしない。だから早く淳平くんを助けて。  
「つかさちゃん、ボクのつかさちゃん…」  
人形でも撫でるようにつかさの頭をさする「ノボル」。  
「つかさちゃん、ボクにつかさちゃんの一番大事なところ見せて。」  
おねだりのポーズつもりか、首を小さくかしげて、「ノボル」は頼む。  
つかさは目を合わせず、ただ黙ってうなずいた。  
上半身裸のつかさは、ミニスカートの下にはいた黒いストッキングを  
脱いだ。白く美しい足が姿を現す。  
 
「あ、スカートははいたままがいいな。パンツもまだ脱がないで」  
さっき自分で言っていた「自分へのじらし」をここでも実行する  
「ノボル」。つかさは言うとおりにするしかない。  
「四つん這いになって、向こう向いて。」  
つかさが自分の思うとおりに動く事に気を良くしている「ノボル」は、  
鼻歌まじりで自分が着ていたシャツを脱いだ。  
そしてスカートとパンツだけを身につけたつかさの体に後ろから覆い被さる。  
「つかさちゃんの肌、スベスベしてるね。」  
ハアハアという息遣いが耳にあたり、つかさは嫌悪に身悶えた。  
「…。」  
眉根をよせ、苦しそうな顔をうかべるつかさ。体を密着させたまま、  
「ノボル」の指が、パンツの上からつかさの割れ目をこすっていく。  
「ここ?ここにボクのおちんちんを入れればいいんだよね?」  
「ノボル」の声が上ずっていく。自分の言葉に酔っている。  
「ああ、濡れてきてるよ、つかさちゃん。」  
非情にも、淳平との情事に慣れたつかさの体は、その意思とは  
無関係に男を迎え入れる準備を始めた。  
「う…。」  
 
少しずつ、しかし確実に自分の指先が湿り気を帯びているのを感じ、  
「ノボル」は満足げな笑みを浮かべる。  
「こっちもいじってあげるよ、つかさちゃん。」  
空いた手でつかさの胸に手を回し、乳首を強くつまむと、  
つかさの体の奥からまた、愛液が溢れてくる。  
「んっ」  
「おっぱい、気持ちいいのかな?」  
つかさは答えない。返事を催促するように、より力をこめて  
絞るようにいじると、ようやく  
「やぁっ!」  
とつかさは声を上げた。  
「そろそろつかさちゃんのココ、どうなってるか確かめようかな」  
ぶよぶよとした太目の指が、じっとりと濡れたパンツの脇から  
差し入れられる。  
「うわあ、もうぐちょぐちょになってる…」  
薄布の下でぐちゅり、ぐちぃ、と淫らな音を立てながら、  
「ノボル」の指が激しく動く。まるで、意志をもったヒルが、  
つかさの蜜を吸うべく蠢いているように。  
「これが女の子の穴かあ…初めて触るよ」  
つかさの体はもう、「ノボル」の指を拒絶する事などできず、  
ただなすがままに弄ばれてしまう。  
「へへへ…あったかいなあ」  
つかさは四つん這いになってシーツについた手を、ぎゅっと  
握り締める。  
 
「こんな風に襞がついてたりするんだね。あ、これは何かな?」  
割れ目をいじっていた指が動き、ついにつかさの一番敏感な部分に触れた。  
「ふぁっ!」  
声を堪えようと必死に耐えてきたつかさだが、徐々に息も荒くなり、  
口からいやらしい声が漏れてしまう。  
「ねえ、教えてよつかさちゃん。このぷっくりしたモノ、なぁに?」  
つかさは顔が火のように熱くなった。  
「なあに?」  
「ノボル」は容赦なく訊ねる。  
「ク…」  
「ク?」  
恥かしさに消え入りそうになるつかさ。このまま気絶してしまえたらどんなに  
楽だろうか。そして、目が覚めたら全ては夢で…  
「ほら、ちゃあんと答えて?」  
しかし現実には意識は覚醒しており、女の子として一番大事なところには  
嫌悪する男の指が挿しいれられている。  
「クリトリス……」  
「えへへ、ちゃんと言えるんじゃないか、つかさちゃん。」  
「ノボル」は上気した顔を後ろからつかさの頬にすりつける。  
「ご褒美にいっぱい舐めてあげるよ。」  
言いながら、「ノボル」は仰向けにベッドに横たわった。  
「さ、またいで。つかさちゃん。」  
「ぇ…。」  
「だから、ボクの顔をまたぐの。ほら、早く。」  
とんでもない要求だった。力ずくで足を広げさせられるのではなく、  
自らの意思で「ノボル」に秘所を曝け出し、そして愛撫を求めなければならないのだ。  
つかさは涙で濡れた目で宙を仰いだ。…やらなきゃ。  
 
 
体をゆっくりと起こし、そしてにやついた「ノボル」の顔の上をまたぐつかさ。  
スカートの裾がひらりと捲くれ上がる。パンツはまだ脱いでいない。  
「ヘヘヘ、いい匂いがする…」  
「ノボル」はつかさの太ももをつかむと、ぐいとつかさの秘所を自分の顔に  
押し付けた。指を差し入れ、まるでみかんの皮でもむくかのように  
パンツを片方に食い込ませると、その中から濡れそぼった肉の割れ目が姿を現した。  
「こんないやらしい形なんだ…。めちゃめちゃ濡れてて、熱くて、湯気が出そうだ」  
そういいながら、「ノボル」は3日ぶりにエサにありつけた獣のように、猛烈な勢いで  
つかさの秘所にかぶりついた。  
「ハァっ!ン!」  
つかさが激しく頭を振る。生暖かい舌が、ぐちゃぐちゃ、びちゅ、ねちゃあ、と  
淫らな音を立てながら、つかさの割れ目を思う様嬲っていく。  
「すごい、すごい、泡が立ってきた!」  
夢中で指を挿し入れし、中から溢れる愛液を舌ですくい舐め取る「ノボル」。  
「さっきはボクのを飲んでもらったからね。今度はボクが一杯舐めてあげる。」  
じゅるるっ、ぐちゅう、ずぷぷっ…。  
「うう、うう、ふうううう!」  
首を上下左右に激しく振りながら、貪りを続ける「ノボル」。さっきつかさの  
口内で達したばかりだというのに、そのペニスは再び熱く硬く反り上がってきた。  
「つかさちゃん、もういいよね!もう、ボクたち、ひとつになってもいいよね!」  
ついにその瞬間が来てしまった事を、半ば朦朧とする意識の中で感じたつかさ。  
 
「つかさちゃん!」  
興奮が高まったせいで、大きな声を上げながら、「ノボル」は乱暴につかさを  
押しのけ起き上がった。そしてあぐらをかくように座ると、傍らの「柴田」に  
「柴田!やれ!」  
と命令した。すると、「柴田」はゆっくりとつかさに近づき、わきの下から手を入れると、  
つかさの体をぐい、と持ち上げた。そして半立ちになったつかさを、間髪入れず  
腰から抱え、足をMの字に大きく開かせ、母親が幼児におしっこをさせるような格好をとらせた。  
「なっ…!」  
つかさは思わず叫んだ。  
「さあ、おいで、つかさちゃん。ボクのおちんちんの上に!!」  
両手を広げ、つかさを招く「ノボル」。挿入すら、自分の力では出来ないのだった。  
わざとゆっくりと、「柴田」はつかさの体を「ノボル」の屹立したペニスに近づけていく。  
つかさは、いや、いや、と小さく首を振った。まるでスローモーションのように、  
耐え難い時間がゆっくりと流れていく。  
「ああ、おいで…おいで…。」  
「ノボル」は待ちかねたように腰を大きく突き出した。そして。  
ぬぷり。  
ついにその先端がつかさの割れ目に触れた。  
「おおおおう!」  
それだけで「ノボル」は大きくのけぞった。  
「くぅ!」  
つかさが悲壮な鳴き声をあげる。  
ぬぷぷっ。  
 
3分の1ほどめり込んだところで、「柴田」はいきなり手を離した。  
支えを失ったつかさの体が重力にしたがって一気に落ちる。  
ぐぷうう!  
「―――――!!!!」  
つかさが首をのけぞらせ、声にならぬ叫びを上げた。  
忌まわしいものが、体の中に入ってきたのだ。強烈な異物感と嫌悪感に、  
体中が総毛立つ。  
「おおおおお!!!うう!!うおおお!!」  
「ノボル」はつかさを抱き寄せると、その胸に顔を押し当て、狂ったように  
腰を突き上げ、人間とは思えぬうめき声を上げた。  
「っ!く…っ!!っは!んんん!!!」  
がくがくと揺れるつかさの体はあまりにも凄惨で、そして美しく、  
「柴田」すらその姿に生唾を飲んだ。  
「ノボル」のペニスが、他人の体の一部が、自分の体の中で暴れている。  
体を突き上げられるたびに、その反動とでも言うかのようにつかさの目から  
涙があふれ、頬に幾筋もの濡れた跡をつけていく。そしてその粒は  
「ノボル」の顔にもぽろぽろと落ちてくる。  
「つかさちゃん!!つかさちゃん!!んんんん!!!」  
「ノボル」は顔についたつかさの涙をつかさの胸に塗り、そしてそれを  
夢中で舐めた。じっとりと汗ばんだ背中や腰に手を回しその肌の滑らかな  
感触を確かめ、時にはつかさの腕を上げさせ、脇の下まで舐めしゃぶった。  
まるで匂い付けでもするかのように、執拗に、かつ激しく、つかさの体に  
唾液をなすりつけていく「ノボル」。ついには己の指を舐め、そしてその  
唾まみれの中指をつかさの後ろの穴にまで挿し入れた。  
 
「ゃ、あ!!!!」  
おぞましい痛みが下腹部に走る。これで、膣内を残し、  
つかさの体は完全に「ノボル」の体液によって汚されてしまった事になる。  
そして、ついに最後の一瞬が訪れる。  
「つかさちゃあん!!ボク、もうイっちゃうよ!」  
つかさは、早くこの悪夢が終わればいいと願いながらも、同時に、その  
最後の瞬間だけは迎えたくないと首をふりたくった。  
淳平君…あたし…汚されちゃう…淳平君…  
無意識に、目線が淳平の方へと泳いだ。  
そのとき。  
「じゅ…!淳平くん!!」  
なんと、意識が無く、もののように横たわっていた淳平が、「柴田」に  
体を押さえられながらもその目を開けていたのだ。  
 
 
に  
 
し  
 
の  
 
 
淳平の口が動いたが、声までは出なかった。しかしつかさにははっきりと、  
その愛しい唇が、自分の名前を紡いだのを見た。  
 
つかさは大きく目を見開いた。  
「い…」  
愛らしい顔がくしゃくしゃに歪む。そして。  
「嫌ァァァーーーーーーー!!!!!」  
それまで耐えていたつかさが、初めて絶叫した。そしてその瞬間  
「うううっ!!!つかさちゃん!!!」  
 
「ノボル」はついに、その汚れた精液を、つかさの膣内に放出した。  
「ぁぁぁっ!!!!」  
それを本能的に感じ取ったつかさは、絶望の声を上げる。  
「ううっ!うっ!!」  
「ノボル」のペニスからは、一度では出きらないほどの大量の精液が  
迸り、つかさの子宮の内を汚していく。  
「西、野…っ!!」  
ようやく淳平は声を振り絞った。なんとか動こうと激しくもがくが、  
「柴田」がっちりその体を抑え、腕の一本も自由にならない。  
「淳平君…見ないで!!見ないで!!」  
「あ、は、ハハハ!!つかさちゃん、びっくりだよね!キミの彼氏、  
ケガなんてしてないんだよ!クスリで眠らせてただけなんだ!」  
「ノボル」は感極まったように高らかに笑いながら、いまだそのペニスを  
抜く事も無く、つかさの乳首をねっとりと舐めた。  
今まで耐えていた事は全て無意味だったの…?西野は今という現実を  
受け入れられなくなっていく。  
「くそっ!!西野を…離せ!!!」  
「淳、平君!!」  
ふたりの悲痛な叫びが部屋にこだまする。そのとき。  
ガチャリ  
と音を立て、「ノボル」の母親が悠然と部屋に入ってきた。  
 
「あらあら、ノボルちゃん。ちゃんとできたのね。エライわ!」  
未だつかさとつながったままの我が子を見て、「ノボル」の母親は  
嬉しそうに目を細めた。  
「すっかり立派になったのね…ママ嬉しいわ…」  
そういいつつも、その目は淫蕩な輝きを放っている。  
「ノボルちゃんたちを見てたら、ママもなんだかしたくなってきちゃった…」  
吐息をこぼしつつ、その体をくねりとさせた。年齢の割には美しいともいえる  
容姿を保っている母親は、その赤く塗られた唇をぺろりと舐めた。  
「ふふふ…そうね…あなたの若さを味わってみたいわ…」  
なんと母親は、組み伏せられた淳平に目を向けたのだ。  
つかさは思わず叫んだ。  
「ヤだ!!お願い!!!やめてよ!!」  
離れようともがくつかさの体を、しかし「ノボル」は離そうとはしなかった。  
「つかさちゃんにはボクがいるじゃないか。」  
「やめてくれ!西野を離してくれ!俺たちを帰してくれ!!」  
淳平は声を荒げ、首を横に振りたくった。  
しかし母親は構わず淳平の傍にかがみこむと、その顎に指を這わせ  
「よく見るといい顔してるのね…」  
と微笑んだ。  
「柴田。」  
目配せをされて、「柴田」が淳平の腕を柱に縛り上げた。  
「くそっ!!やめろぉ!やめろってば!!」  
淳平は足をばたつかせようとするが、薬でも効いているのか、思うようには動かない。  
「淳平君!!嫌!!!」  
 
母親は黒のストッキングに指をかけ、するりと足を抜くと、シャツの上から  
自らの乳房に指を這わせ、舌なめずりをした。そして黒のシルクのレースショーツを  
脱ぎ捨てた。その間、「柴田」は淳平のズボンとパンツを無理やり下ろし、  
まだ勃起すらしていないペニスを露出させた。  
「かわいいわ…。」  
存在そのものが淫らとしかいいようが無い唇を、ゆるりと舐め濡らしながら、  
母親は四つんばいの姿勢をとり、淳平の股間に顔をうずめた。  
「ヤダァァ!!もう嫌ぁぁ!!!」  
つかさは母親の痴態に興奮し股間を屹立させた「ノボル」によって、  
再びその体を蹂躙されていく。  
「ぅぅっ!!!」  
なすすべもなくペニスをしゃぶられる淳平。顔は苦痛の表情だが、  
確実に快感を与えられているのが見て取れる。  
やがて淳平のペニスはかつてないほどそそり立ってしまった。  
「凄いわ…こんなになるなんて…」  
つかさを犯され、自らは人妻に性器を弄ばれ、その異常な状況に  
淳平の理性は追いつかなくなっていった。  
「くっ!や、…めろ…!」  
うふふ、と笑いながら、母親は淳平の股間にまたがると、一気に  
腰をおろした。  
「あはぁあん!!!!」  
母親はその細い顎をのけぞらせ、歓喜の声をあげた。  
「うう、つかさちゃんっ!ボクのつかさちゃん!!」  
息子もまた額に汗を浮かべつつ、つかさの膣を攻めていく。  
そして「柴田」だけが、その異様な光景を冷ややかに見ていた。  
 
「イイ、イイわ、素敵よ!」  
思うがまま腰を大きくグラインドさせ、母親は快楽を貪っていく。  
「やめ…やめてくれ…!」  
淳平の意思とは裏腹に、母親の淫らな蜜壷は、淳平の若いペニスを  
高みへと妖しく誘っていく。  
「うふふ…イってもいいのよ…。中にいっぱい、あなたのを頂戴…」  
母親はねっとりとした少し厚めの舌を伸ばすと、淳平の唇を舐めた。  
「ううっ!」  
思わぬ快感に、淳平は腰を振るわせた。  
「あぁっ!イイ!もっと動かして!!」  
シャツをはだけて自ら胸を揉みしだく母親の声に合わせて、  
「ノボル」もまた嬌声を上げていた。  
 
「またイクよ!!ボクの精液、注いで上げる!!」  
 
「イイわ!イきそう!!」  
 
「イ、ヤ、だ…!!」  
 
「ヤ、ぁ…!ヤメ…もう…抜い…て…!」  
 
快楽、絶望、それぞれの声が交差しては消えていった―――――。  
 
 
 
「彼らをどうなさるので?」  
「柴田」は「ノボル」の母親の胸を揉みしだきながら訊ねた。  
「ぁぁ…、んん。あとで…ドクターを呼ぶわ。今日の記憶を飛ばして、  
もとの場所に帰してあげる…。」  
「柴田」は「ドクター」と呼ばれた初老の男性の顔を思い浮かべた。  
催眠術による医療の権威と呼ばれる男だ。彼なら、確かに今日の  
悪夢を忘れさせる事も可能だろう。  
「慈悲、でございますか。」  
「慈悲…?うふふ。まさか。」  
母親はしきりに舌なめずりしながら、右手でズボンの上から「柴田」の股間をまさぐる。  
「あとあと、面倒になると嫌なだけよ。それより…」  
「それより?」  
母親の指の動きに合わせて、「柴田」もその太い指を母親の股間に  
すべりこませた。ぬちゅ、と濡れた音が響く。  
「私がせっかく用意していた娘がムダになってしまったのが心残りね…」  
「ああ、先日さらってきたあの娘のことですか。」  
「ノボルちゃんのはじめての相手は、処女でなくてはと思って選んだのに。」  
今更ながら、母親は悔しげな表情を見せた。しかしすぐ、割れ目に与えられる  
快感に身悶え、淫らな吐息をもらす。  
「せっかくです。明日にでも与えてみてはいかがですか。今度はご自身で  
すべてなさるということで。」  
「そう、ね…。そうしましょう…ぁ…イイ…。もっと奥まで…。」  
「柴田」の脳裏に、昨日自分がさらってきた黒髪の少女の姿が浮かんだ。  
清楚そうな、しかしどこか憂いを帯びたような少女。  
「東城、綾…」  
どちらともなくつぶやき、ふたりはベッドの上に重なり倒れていった。  
 
 
<FIN>  
 

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