「西野。俺、西野が好きだ。他の誰でもなく、西野を幸せにしたい」  
 
ああ、あたし、きっとこの瞬間のために生まれてきたんだね・・・。  
どうしよう、涙が止まらないよ。顔、くしゃくしゃになっちゃってるかな。  
でも、でも、嬉しくて。  
「淳・・・平くん・・・淳平君!」  
淳平君の胸・・・腕・・・あったかい。やっと、やっと願いが叶ったんだ。  
「西野・・・西野・・・。」  
あ・・・淳平君の顔、こんなに近くに・・・。これからは、もっともっと、近くで・・・。  
「ん・・・んんぅ・・・。」  
キス・・・淳平君とあたし、キス、してるんだ・・・。ぁ、淳平君の舌が・・・入ってくる・・・。  
「んむぅ、ん、ふぅ、ハァ・・・」  
「西・・・んん・・・野・・・西野が・・・欲しい」  
あたしのこと、求めてくれるの?あたしのこと、愛してくれるの?  
「淳、平、ン・・・君・・・ン・・・抱いて・・・いっぱい、愛し、て・・・」  
いつも淳平君のこと考えてたベッドで・・・あたし、淳平君に・・・抱かれるんだ。  
「西野の胸・・・柔らかい・・・」  
「ア・・・ッ」  
どうしよう、声が出ちゃう・・・。恥ずかしい・・・。でも・・・止まらない。  
「服・・・脱がせるよ。俺も脱ぐから。」  
「うん・・・」  
あ。淳平君の・・・体・・・。すごく意識しちゃう。  
「西野・・・このいちごパンツ、俺のために・・・?」  
「うん・・・昨日、ね。買って来たの・・・」  
やだ、今日のこと、期待してたって思われちゃったかな。恥ずかしい・・・  
「嬉しいよ、俺」  
 
「淳平君の事・・・好きだから・・・喜んで欲しいから・・・」  
「西野・・・」  
「もっと、ぎゅってして・・・」  
淳平君の肌があたしの肌に吸い付いてくる・・・こんなに気持ちいいなんて。  
「このブラもお揃いなんだ・・・せっかく可愛いけど、取っちゃおう」  
「ぁ、やんッ!」  
「キレイだ・・・西野、凄くキレイだよ」  
あ、あ、淳平君の唇が…  
「ヤ・・・ぁ。ソコ、舐めちゃ…ダメ…」  
「どうして?胸、ダメ?」  
だって、だって。  
「気持ち、よすぎちゃうよ…」  
「もっと、気持ちよくなって、西野」  
あ、そんな、に、つまんだりしたら…やだ、硬くなっちゃう。  
「ふぁ、ぁ、ぁぁんッ」  
「不思議だ…そんなはずないのに、凄く甘いんだよ。西野の乳首…」  
「ぁあ…恥ずかしいよ、淳、平…君」  
淳平君が、赤ちゃんみたいにあたしの胸、咥えてる…。  
「西…野…ココも、触っていい…?」  
「う、ん…。淳平君が、したいコト、して…」  
淳平君の指、長いんだ…。男の人なのに、キレイ。キレイな指が、あたしの体を  
なぞっていく。  
「パンツ、濡れてる」  
「あ、ヤだ…見ないで…」  
恥かしくて死にそう。これからどうなっちゃうの、あたし。  
 
「じゃあ、脱がせるから」  
胸が、めちゃめちゃドキドキしてる…。頭も割れそうだよ。淳平君、そんなにゆっくり脱がせないで!  
「わ…ぁ…」  
淳平君、絶句しちゃってる…?  
「あ…何か…ヘン?あたしの…」  
ダメ、もう恥ずかしくて淳平君の方を見れないよ…。  
「あ、ゴメン!違うんだ…その…西野の…が…あんまりキレイで…あの…」  
「本当…?本当に、ヘンじゃ、ない?」  
「うん、凄く、キレイだ…。ゴ、ゴメン、月並みな言葉しか出なくてっ!」  
「良かった…」  
「ここなんて、こんなに濡れて光ってるよ…」  
(くちゅ…。)  
「ヒャぁッ!!」  
体に電気が走ったみたい…。淳平君の指が、ちょっと触れただけなのに…。  
「わ、痛かった!?大丈夫、西野?」  
「ううん…痛くは…なかった。大丈夫。」  
「そっとするから、触っていい?」  
「淳平君…さっきから「していい?」ばっかり…」  
ふふ、ちょっとおかしくなっちゃった。  
「え、そうかな…」  
「淳平君、もう、西野つかさは淳平君のものだよ。淳平君が、したいようにして…」  
 
「西野…わかったよ。でも、真中淳平も西野のものだから、してほしいことがあったら言ってくれよ」  
「淳平君…」  
じゃあ、キス、してほしいな…。淳平君、わかるかな…。  
「西野…ん…ちゅ…」  
わあ、わかってくれたんだ…。淳平君の唇、熱い…。  
「は・・・ぁ、ん、んん、…んんん!!」  
淳平君の指が…!  
(くちゅ、つぷ、つぷ、くちゅちゅ…)  
「ヤ…ヤぁぁん、ん、んむ…はぁふ…んっ!」  
「西…ん、ぁむ…野…、西、野…ん」  
キスで、溶けそう…淳平君の指で、溶けそう…。  
「好きだよ…西野…好きだ…」  
「キャアッ!あぁ、ん!耳下で、ささやいちゃ…ダメ…エ!!」  
右の耳、弱いの…体が震えちゃうの…  
「俺の…ハァ、西野…俺だけの…」  
「ァ、ァァァ、ダメ、ダメ、ダメ…」  
淳平君の息が耳にかかって、もう…あたし…  
「はむ、かふっ、んちゅ…」  
「んッ!ア、ハァン!!噛まないで…舐め…ないで…ぁうっ!」  
(ぴちゃ、にゅるる…、くちゅぅ…)  
(ちゅく、ちゅぷぅ、にゅちゅ…)  
淳平君、の、指、すごい…どうしよう、もう、何にも、考えら、れ、な、い…  
「ぁアアアンッ!!!!!」  
 
「西野…ひょっとして、イった?」  
「ん…ん…わかん…ない…わかんない…」  
頭の中、真っ白になっちゃった…。これが、イクってことなの?  
「西野…可愛い…」  
「ふぁぁぁぁん!!」  
胸も、耳も、アソコも、淳平君の舌や指のせいで過敏になってる。  
「そろそろ…挿れて…いいかな…」  
「んぅ…また、いいかな、って…言う…」  
「あ、そうだった…俺、すごく緊張しちゃってて…」  
淳平君も、ドキドキしてくれてるの…?  
「じゃあ、ちょっと待ってて…」  
あ、ちゃんと、アレ着けてくれるんだ…赤ちゃん、できちゃったら大変だもんね…  
でも、いつか淳平君の赤ちゃん、産みたいな…  
「ごめん、お待たせ…」  
「っ…!!」  
「そ、そんなに見るなよ、恥ずかしいじゃん…」  
だって、男の人の…初めて見るんだもん。あんなおっきいのが、あたしの中に入るの…?  
「いくよ。力、抜いて…痛かったら、言ってな?」  
「うん…」  
本当は怖い。怖いよ、淳平君…  
(くぷっ…)  
「んん!!!」  
痛い!!!こんなに痛いの!?  
「西野、痛い?」  
「ん…」  
「今日は、やめておこうか…俺、無理強いとかしたくないし…それに、俺も初めてだから、西野、辛くしちゃうかもだし」  
淳平君、あたしのこと、考えてくれてる…あたしだって、淳平君のこと…  
 
「いいの。続けて、淳平君…」  
「でも…」  
「お願い、一つに…なりたいの…淳平君と…」  
「西野…わかった。思い切って、いくから…」  
(ぐっぐぷぷ…)  
「ン!!ア、ア、ア、アァッ!!!」  
痛…い!!!焼けるみたいに…熱いよ…  
(ぐぷぅっ!)  
「ヤァァァァァん!!!!」  
「西、野!」  
あ、あ、淳平君が…淳平君があたしの中に…入ってる…!  
「西野…全部、入った…クゥ…」  
「淳平、く、ん…淳平君…」  
「西野…平気か?…動くよ…」  
「ん、うん、いい、よ…」  
(じゅぷっぐぷぷっぐちゅぅっ)  
「ハァ、ん、あぅ、ああ、ん、い…た…い…あん、ハァん…」  
「西…野…西、野ォ!ゴメン、俺、止まら、ない…!」  
「ヤ…ぁぁ、あ、んふっ、淳、平、くぅん…!!イ、いの…いっぱ、い、いっぱい、シ、て…」  
あ、また、体の中が、ざわざわ、してる…波…みたいなのが…クる…!  
「西野、西野、西野…」  
淳平君の声が、あたしの体の中を埋めていく…  
「ハァ、フ、ん、も、ぉ、淳平くん、ァン!あたし…あたしっ…!」  
「西、野っ!しっかり…しがみ…ついて!ちか、ら、いっぱい、しがみついて!!」  
「淳平君…淳、平……!!!」  
「西野ッ!!!!!!!」  
 
「…でね、淳平君。あたしあのとき…」  
淳平君?あれ、寝ちゃってる…。もぉ。たった今まで起きてたのに。  
せっかく、笹舟になんて書いたか教えてあげようと思ったのにな。  
でもいいんだ。願い、ちゃんと叶ったから…。  
 
淳平君…あたしの、淳平君…  
 
大好き。  
 
 
END  
 
 
 

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