「きゃっ…な、何するんですかぁ!?」  
「今なら真中も映画に夢中だからねぇ…ちょっとだけ、入部試験させてもらうから」  
外村は体育館倉庫の扉を閉めた。其処には暗闇しか残らず、ちなみはただ彼の居る筈の場所を睨みつけた。 
文化祭の真っ最中、何の催し物もないここには誰もこない。  
突き倒された背中を受け止めたマットレスに、ちなみは外村の計画性を悟った。  
「本当は、適当にカワイイ娘を連れてこようって思ってたんだけどねぇ…まさか入部試験をするなんて 
思わなかったよ」  
布の擦れ合う音がする。暗闇に慣れて来た瞳に、学ランを脱いだ外村の上半身が白く映った。  
「演技なんだろ? その甘い声…俺には通用しないよ」  
冷めた声音が、ちなみの耳元を掠める。  
「っ…ちょ、こんな、いきなり困りますぅ…っきゃ!!」  
外村の肩を押し返そうとした途端、ちなみの手首を冷たい金属が拘束する。  
それが手錠であることを、経験上ちなみは悟った。  
「20万円欲しいんだろう? ……俺は真中みたいに甘くはねぇんだぜ」  
 
「やっ……入部試験がこんなのなんですかぁ…っ?」  
あっという間にカーディガンとセーラー服をはだけられ、ちなみの童顔に似合わない豊かな胸元が露になる。  
「大きさは東城には劣るかな…まあ、問題は質だけど」  
外村は真っ白のブラをたくし上げ、寒さでピンと立ち上がったピンクの乳首を強くつまんでみた。  
「っきゃあん…! 外村さん、やめてぇ…」  
ちなみは耳まで赤くしながら、いままでどんな男でも手なずけられた甘い声音で懇願した。  
だが外村はそんなちなみににやつきながら、両手で乳房を掴みその弾力を楽しんでいる。  
「やあん…ぁ…駄目え…っ…ちなみ…そんなにされたら……」  
「されたら? どうなんだ?」  
短いスカートの下で、ちなみの腰はぴくぴくと動く。  
『てっちゃん』と一方的に別れて既に1ヶ月。  
ちなみの身体は、否応なしに男を求めていた。  
外村はちなみの足をM字に開く。  
幼さを残す綿のパンツは、既にぐちょぐちょに湿っていた。  
スカートの中に頭を突っ込むようにして、外村は音を立ててそこの臭いを嗅ぐ。  
固定された体勢と小さな芽を掠める鼻先に、綿パンツは更に湿り気を増してきた。  
「あん…っ…外村さん……っ…恥ずかしいです……」  
「演技力は申し分ないね、新入り。…身体は全然恥ずかしがってないくせによ」  
 
外村はちなみのパンツを引きおろした。  
「きゃっ…や…痛…っ!!」  
反射的に閉じようとする太ももを掴み、もっと良く見ようと更に開かせる。  
股関節の痛みを訴えるちなみの悲鳴を楽しみながら、外村はひだを広げてそこを更に曝け出す。  
淡い産毛のような茂みがうっすらと見えるそこは、いままでの刺激で既に艶かしいぬめりを帯びていた。」  
指を差し込んでみると、熱い内壁がきつく絡み付いてくる。  
確かめるように指しきりに動かすと、ちなみは愛液を溢れさせながら悶える。  
「ひゃあん…ぁん…あっ…外村さぁん…っ」  
「やっぱり膜、無いじゃん」  
快感の涙で潤んだちなみの顔を覗き込み、隠れた切れ長の瞳を外村は歪めて笑う。  
「処女っぽいナリしてるくせに。…いきなりこんなコトされてもこんなに濡れてさぁ…淫乱ちゃん」  
「淫乱って…ひゃん、…そ、外村さんがするからぁ……っきゃあ!!!!」  
ちなみの甘ったるい声が突然悲鳴染みる。  
外村が自分のモノのあてがったからだ…ちなみに、違う穴に。  
 
「別に処女ハンターってワケじゃないから、慣れたほうでもいいんだけど…キミ見たいな女の本当の顔、 
見たくてね」  
「嫌っ!…やめてぇ…そっちは無理だから…!…きゃあ…っ!……止めてってばぁ…!!」  
ちなみは本気で嫌がり始めた。  
先ほどまで赤く染まっていた頬は青ざめ、手錠をかけられた手首が擦れて赤く染まっている。  
外村は先端をそっと押し込んでいく。  
何の準備もしていなかったそこは、さすがに気持ちいいといえるような程よい締め付けはしなかったが、  
涙を零して顔をゆがめるちなみは絶景だった。  
全て入れてしまわずに、外村はちなみを見下ろした。  
「…止めてほしいか?」  
激痛と屈辱に顔をゆがませたちなみは、半ばすがるように外村を見つめる。  
「お願い……止めて……っ…お願いします…」」  
 
「感情がこもってない」  
「そんなっ…嫌っ!…ひぐぅ…きゃああんっ!!!!!」  
外村は思い切りモノを根元まで突きこんだ。途端に生暖かい液体が結合部に流れてくる。  
激痛のあまりに、ちなみは失禁していた。更に無理にねじ込まれたせいで、穴からは血が滲んでいる。  
「おやおや、可愛い可愛いちなみちゃんのオシッコも臭いんだねぇ…」  
外村はひゅう、と口笛を鳴らす。  
ちなみは自分が信じられないというように瞳を見開き、みるみる涙を溢れさせた。  
カタカタと震える唇と赤く染まった頬は、演技ではない本当のちなみの姿だった。  
尿と血を潤滑液にして、外村は徐々に腰を動かしだす。  
一度溢れた尿意はとまらず、布団代わりのマットに黄色い染みが生じた。  
「もう…やめてぇ…あん…っ…痛いってばぁ…っん…」  
「処女の頃を思い出したか?…中に注いでやるよ、便秘が治るぜ」  
「!!嫌ぁああっ!!!…!ぁああ…ひゃああん……!!!」  
外村はちなみの腰を掴み、最奥にたまりきった白濁を注いだ。  
 
体育館倉庫の暗闇の中、二人の乱れた呼吸が重なる。  
体育館のすぐ横に仮設されたステージからのロックソングが、今更のように耳に入ってくる。  
 
静かなテンポの着メロが、脱ぎ捨てられた外村の学ランのポケットから鳴り出す。  
舌打ちをして電話に出ると、真中の悲痛な声が響いた。  
「外村ぁ!!さっきの一年どこにやったんだよっ!! 
上映終わったってのに出てこないってお客がブーイングしてんだよ!!」  
「あー…わかったわかった、すぐよこすから。さつきに何とか持ちこたえさせとけ。5分で来るから」  
電話を切ると、外村は溜息をつきつつちなみにかけた手錠を外す。  
「ほら、仕事だ。行って来い」  
無言で、乱れた制服を手早く身に着けるちなみ。  
「…悪ぃな、怖かったのか?」  
言いふらされるとヤバいな、そう思いながら外村が話しかけると、ちなみは赤くなったままの頬で外村 
を見上げる。  
その表情は普段のブリっ子の甘えた表情に変わっていた。  
「…怖かったですけどぉ……お金のためですし、仕方ないですから…。それに」  
「それに?」  
聞き返した外村の前髪を不意に持ち上げ、ちなみは至近距離で見つめて微笑んだ。  
「ちなみ、外村さんの顔結構好みですから。あの真面目そうな妹さんには黙っててあげますよ」  
にこり。  
天使の微笑みは、外村を急激に青ざめさせる。  
 
「同じ学年だしぃ、同じクラスだしい…久しぶりに女の子の友達作っちゃおうかなっvなんてv」  
「…頼む、妹にだけは」  
「あ、あたしが急がなきゃ真中さん達大変なんでしょ?もう行きますね」  
ちなみは立ち上がり、体育館倉庫のドアを開く。  
外村に向かって振り返る。逆光で表情は伺えなかった。  
「また今度、遊びましょうねv」  
駆けてゆくちなみ。  
 
 
「…まいったな」  
外村は座り込んだまま、ちなみの増えた新たな映研の日々を思い、苦笑いを浮かべた。  
 
 
 
終。  
 
 

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