いちご100%  

「真〜中っ、今度の日曜、カラオケ行かない?  
テストも終わったし、バイトもないし!!」  
元気よく声をかけてくるさつき。  
それとは少し対称的な不機嫌な真中。  
「…別にいいけど」  
「じゃあ、12時に駅前のレンタルショップで。  
待ってるから。」  

 

−日曜日  
「真中ごめん!!」  
「おせぇ…」  
真中は言葉に一瞬つまった。  
そこにいるのはいつもの制服のさつきではなかった。  
「?どうしたの?」  
「…いやなんでも…」  
(さつきがいつもと違ってなんだかさらに…色っぽい…)  
真中には今日のさつきに対していつもとは違う感情がわいたのであった  

「早く行こうよぉ寒いし」  
とさつきが手を引っ張る  
「!!」  
その手がとても冷たかったことに驚き手を引っ込めそうになった  

「じゃ、4時間でお願いします!!」  
さつきはそういうと指定された部屋へ  
真中もあとに続く  
「なんだ狭いじゃん」  
「仕方ないでしょ、2人なんだから」  
そういうと早速さつきはリモコンで予約を入れる  
1曲目が流れ始める  
「では、北王路さつき、歌いまぁす!!」  
(ったくよくあんなに元気ではしゃいでいられるよな…  
 俺はさつきと東城のことがいっぱいでそんな元気もねえのに…)  

「あ〜暑い!!もう何時間歌った?」  
「まだ1時間だぞ」  
「え〜まだそれだけしかたってないの?  
 もう真中も歌いなよ!!」  
「俺今あんまり歌う気分じゃないから…」  
「じゃあ、私と一緒に歌おう!!この曲が最後だからさ、それから」  
有無を言わせず勝手に決めるさつき  
「それにしても暑いわね。」  
ばっとトレーナを脱ぐ  
その下からは半そでのTシャツを着ていた  
体のラインがくっきりと見える  
真中の感情を高ぶらせる  
さつきの歌っているとき「はぁ」と息継ぎをする  
真中の感情を余計に高ぶらせる  

「ほら、一緒に歌うんでしょ、マイク」  
さつきにマイクを手渡された  
曲が始まる  
なんとなく寂しさが漂うバラード系の曲  
「あ、マイクが壊れてる!!一緒のマイクで歌わして真中」  
真中の手の上に手を重ねてくるさつき  

さつきの息が時々手にかかる  
息継ぎがよく聞こえる  

そのとき真中の中で何かが切れた音がした  

真中はマイクの電源を切ると同時にさつきの唇に自分のを重ねた  
一瞬東城の笑っている顔が浮かんだ…  
「!!」  
なぜ自分でもこんなことをしたのかわからない  
さつきの大きな目がさらに大きく開かれている  
真中はさつきの口の中に自分の舌を入れる  
さつきの舌に絡ませようとするとさつきから絡ませてきた  
深く深いキスをする…  
「っ…はあ…はあ…」  
唇を離す  

「真…中…」  
さつきが涙を流す  
真中は何も言わない  
「あのね…今日カラオケに誘ったのは  
真中が最近寂しそうな顔ばっかしてるから  
元気にしてあげられないかなと思って  
あと私が東城さんに負けてるかなって感じたから  
リードしなきゃまずいなあと思ったからなの」  
そういって一息つく  
「いつもの私じゃ効果ないから自分なりには  
 かわいくしてきたつもりなの、がんばってさ」  

「そしたら真中がキスしてくれたの  
 私…す…っごく…うれしかっ…」  
さつきがまた涙を流す  
たまらず真中は抱きしめた  

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