〇月×日  
今日は久しぶりの一人で過ごす休日だった。  
最近は専用機持ちによる訓練以外に生徒会の仕事やクラスの皆にお菓子を配ったり(主にのほほんさん)、  
事件が多すぎてゆっくり過ごす暇がなかったので、このさい一日使って新しい冬服や足りなくなってきた購買では買えない  
日用品を買い足すことにした。  
 
街を歩いていると、ア〇メ〇トという店に並んでいる簪を見つけた。  
声をかけたら、物凄く狼狽した顔をし、徐々に赤くなっていった  
大丈夫か?ときいたら噛みながらも大丈夫と応えてきた。  
何でも限定のDVDが先着で販売されるらしく朝から列んでいるらしい。  
休憩はとってるのか聞いたら、列から離れたらいけないのでとってないと言われた。  
流石に女の子が寒空の下で長時間外にいるのはよろしくないので、かわりに列に並ぶことを申し出たら、  
凄く驚いた表情された。が、どうやら外で待つのが限界だったらしく小さい声でありがとうと言われた。  
 
その後無事に限定のDVDを買えた簪と俺は、時間も昼に近かったので、近くのレストランで食事をし、  
午後は列を変わってくれたお礼にと、簪と一緒に俺の買い物をすることになった。  
正直男物の服を買うので嫌がると思っていたが、簪が物凄く嬉しそうだったので良かった。  
 
〇月△日  
どうやらこの前簪と買い物をしていたのがシャルに見られていたようだ  
どうして僕を誘わなかったのと物凄いどす黒いオーラ(?)とレイプ目(?)で迫ってきた  
簪とは途中で合流したことを説明したら、しぶしぶ納得してくれた。  
しかし、納得する代わりと、今度の休みに料理の味見をすることを約束せられた。  
今度の休みは家に戻って冬用の千冬姉のスーツを出すつもりであったが、  
他の専用機持ちに知られて、ややこしくなるのは避けたかったので同意することにした  
と、そこで思いついたのがだったら家で料理をすれば良いと  
そのことをシャルに提案すると、物凄く顔を赤らめ、大声で驚いて、いいの?と聞いてきた  
嫌だったらやめようかといったら思いっきり肩をつかまれ、嫌じゃないよむしろお願いしますと言われた。  
あの時のシャルの顔は物凄く眼が血走ってて怖かった  
 
〇月□日  
今日は家でシャルの料理の味見をする日だ。  
取り敢えず早めに帰って千冬姉のスーツを出しておこうと思っていたら、何故か既に家にシャルが居て料理を作っていた。  
あれ?鍵渡したっけ?とシャルに聞いたらラウラが持っていた鍵を使って入ったらしい。  
…恐らくクラリッサという人の助言で勝手に家の合鍵を作ったみたいだ。  
いや、それ犯罪だから…嫁とかどうとかの前に一度常識を叩き込まなければ…  
後、シャル…鍵使って入っても、勝手に入ったら不法侵入だからな  
それと、そのリビングの片隅に置いてある旅行カバンはなんだ?  
道具は家のを使うし、食材はそんなのには入れておかないし、着替えだとしても多過ぎる…  
 
物凄く嫌な予感しかしないんだが…  
 
 
案の定、予感は的中。どうやら今日は泊まる気でいたらしい。  
いやいや、年頃の女の子が、年頃の男の家に泊まるのは非常に不味い。ましてや恋人でもないのに。  
それに客人用の布団など家にはない。本来ならひと組ほど買っておこうかと思っていたがいろいろ立て込んで忘れていた。  
とりあえず、泊まるのは無理だどそれとなく伝えたのだが、  
「大丈夫だよ、前までは一緒の部屋で寝ていたし、その…お風呂にも入ったんだから…」と言われてしまった。  
多分ここで、完全に断ると後が怖いうえに、正直…その…シャルの上目使いは…逆らえそうにないし…可愛い…  
まぁ、仕方ないから泊まることを了承したが、千冬姉にバレたら…考えたくもない…  
 
寝るところは取り敢えず、シャルを俺の部屋で、俺はリビングのソファで寝ると告げると、一夏が自分の部屋で寝なよといってきた  
それじゃ、女の子をソファで寝せるのか?いやいや出来ない。そんな事させたら体を痛めてしまう。ここは食い下がるわけには…と思い  
シャルと話し合いをすること数分、一緒にベットで寝ることになったしまった。  
いや…その…やっぱり上目使いな上に涙目は卑怯だと思う…なんかシャルがあざとく見えてきた…  
 
 
 

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