平日の夜、俺は自室で箒と幼い頃の話をしていた。  
普段は他の専用機持ち達が横入りして乱される二人の空間だったが、今ではこうして話していられる事に俺は満足している。  
…だが、この空間がある一本の電話で壊される事を互いに知りもしなかった  
 
ピリリ…  
 
「ん?電話だ」  
俺の携帯が着メロを発していたので電話に出ると、聞き慣れた声が耳に入ってきた。  
「はろはろ、いっく〜ん」  
「た、束さん!?」  
「姉さん!?」  
電話をしてきた主は束さんだった。  
しかし、こんな夜中に何の用だろう…  
「何ですか?今は箒と昔の話をしてたんですけど」  
「あ、箒ちゃんもいるんだ。グッドタイミング〜」  
「?」  
束さんはテンションを上げながら続けて話してきた  
「突然ですが、いっくんには束さんのクイズに挑戦してもらいま〜す!」  
「………」  
「一夏、何だって?」  
「クイズに挑戦とか…」  
「…切れ」  
箒に言われて通話を切ろうとした時だった。  
「え〜、クイズに挑戦してくれないの?しないのなら…」  
 
ビリッ!  
 
「き、きゃあ!」  
「!?」  
悲鳴がした方向に視線を向けると、箒の着ていた制服がボロボロになってベッドに落ちていた。  
 
…救いだったのは、箒がISスーツを着ていたお陰で全裸を免れた事だ  
「た、束さん!何を」  
「私のクイズに挑戦してくれないのなら、箒ちゃんをすっぽんぽんにしちゃうぞ?」  
「なーー!?」  
箒の裸の姿が脳裏に浮かび、顔が赤く染まる。  
…って、何を考えてるんだ俺は!  
「わ、分かりましたよ!その代わり、箒には手を出さないでくださいね!?」  
「うん、分かったよ〜。…いっくんが正解出来ればの話だけど」  
「え?」  
最後の一言に疑問を抱いた俺に、束さんは衝撃の発言をした。  
 
「いっくんが問題に間違える度に、箒ちゃんのISスーツに穴が空いていきまーす♪」  
「なっ!?」  
「更に、予め二人に注入しておいた媚薬の効果があるナノマシンの効果が出始めるという、ドキドキ仕様!」  
平然ととんでもない事を喋り続ける束さん  
箒には携帯越しに話が伝わっていたが、二人で唖然とするしかなかった。  
「………」  
「ね、姉さん!一体何の為にこんなー」  
箒の反論は途中で遮られた。  
「それじゃあ、束さんのドキドキクイズショー開幕〜!」  
「「……」」  
こうして命(?)をかけたクイズが始まった。  
 
「す…すまない…箒」  
「お、お前が謝る事じゃない…っはぁ…」  
クイズが始まって数分、あの束さんが優しい問題を出してくれる筈が無く、俺は一問も正解出来ずにいた。  
目の前には全身穴だらけになったISスーツから見える胸や秘部を腕で必死に隠す箒がいた。  
媚薬で理性が消えかけてるが、それは俺も同じだ。  
「そろそろ限界だねー?この最後の問題に正解出来なかったら、箒ちゃんがすっぽんぽんになるよー。更にナノマシンの効果も100%出しちゃいまーす♪」  
「くっ……!」  
この問題に正解出来なければ、俺は箒を襲ってしまうだろう。  
覚悟を決めて、俺は最後の問題に挑んだ  
 
 
「ざーんねんでした♪」  
…残念ながら結果はこの通りだった  
束さんなら最後ぐらい手を抜いてくれるだろうと思ってたが、甘かったようだ。  
「それじゃ、クイズ大会終了〜。後は二人でごゆっくり〜」  
 
ピッ  
 
電話が切れると同時に、破ける音と共に箒は全裸になった。  
そして俺の体にナノマシンによる媚薬の効果が襲いかかった  
「ぐっ……箒、悪いが、もう限…界だ…」  
「はぁ、はぁっ…いち、か…」  
理性が吹き飛んだ俺はズボンとパンツを脱ぎ捨て、箒に襲いかかる。  
 
深い口付けを交わして舌を暴れさせると、膨張したペニスを箒の秘部に躊躇い無く突き挿した。  
血が流れていた様な気がしたが、今の俺にそんな事を気にする猶予がある筈が無い。  
「あああぁぁぁっ!!」  
「箒、動くぞ!」  
根本まで入ったのを確認すると、休む暇無く腰を動かし続ける。  
ぷるん、と揺れる乳を揉みしだきながら乳首を舐めると箒は大きく震えて俺のペニスを強く締め上げた。  
「い、いちか、凄く気持ちぃ!!」  
「箒!俺も、お前の中がすげぇ気持ち良すぎて、出ちまいそうだっ!」  
腰を動かしていると、限界が訪れて箒の中で大量の精が吐き出された。  
「はぁ…はぁ…一夏…」  
「箒、悪いけど…まだ俺足りねぇよ…!」  
こうして俺と箒は数時間に渡り、性交を続けた。  
ナノマシンの効果が切れたのは三時間後だった。  
 
翌朝―  
「ん……朝か…」  
「ふあぁ……」  
互いに裸のまま目を覚ます。  
昨日の事を思い出して、背中を向ける  
「(まずい…色々まずいぞ…)」  
妊娠してもおかしくない程中で出してしまった。  
気まずい空気の中、箒から言葉が出される  
「い、一夏!」  
「え?」  
「その、気にしなくていいぞ?私は、お前と一緒に…将来過ごしていくつもりだったからー」  
「え?それって…つまり…」  
箒の言葉を理解していくと、徐々に顔が熱くなる。  
それを見た箒が突然  
「ふ、深く考えるなーっ!!」  
…部分展開したISでパンチをくらわせてきた。  
再び眠りにつく前に、俺は箒の揺れる乳を見た。  
 
―――――――  
 
その頃、束は  
「うん、このナノマシンの効果は本物だね!ちゃんと避妊できるようにもなってたし!」  
…自分の開発したナノマシンの効果に満足していた。  
 

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