楯無の淡いピンク色のブラが外され、一夏の大きな手が楯無の大きな乳房を包み込む。
……いや、正確には楯無の乳房にはボリュームがあるため、包み込めていないのだが、
縦無自身には一夏の男を感じさせる、その手が大きく感じられた。
ああ、やっぱり一夏くん男の子なんだな、と思っていると、
一夏はむしゃぶるように乳房を揉みほぐしてきたので、
それが恥ずかしいのと、可愛いのとで愛おしくなった。
そもそもどうしてこのような状況になっているかと言うと、
一刻程時間をさかのぼる。
……
楯無「一夏くーん、マッサージしてー」
一夏「もう、本当にマッサージしたらそれだけで帰ってくださいよ」
楯無「んー、どーしよーかなー」
楯無がドアをこじ開け(壊すとも言う)一夏の部屋に侵入し、
半ば脅迫のごとく一夏はマッサージを了承するという、普段の生活の流れである。
ただ、この日は「普段」ではなかった。
唯一のイレギュラーとして一夏がベッドの裏に隠していた「インフィニット・セックス」という
中高生に大人気のえっちい雑誌で己の愚息を扱いていた最中だったのである。
そして、急いでソレをベッドの裏に隠したものの興奮は簡単におさまるものではない。