「一夏さ、まぁ……」  
壁に両手をついて尻をつき出したセシリアが切なく喘ぐ。  
 
大きく股を開いたまま腰を浅く落とした格好――いわゆるガニ股立ちは俺の趣味なんだが…  
強要しているわけでもないこの卑猥なポーズを毎度律儀にとるってのは案外本人も気に入っているのか?  
……幼なじみの箒にこれをさせた時も、恥ずかしいと喚く割にはしっかり濡らしてたよな。  
 
「んっ、ぁ……もっと…舐めて…  
……あ、満足…んっ、んん…させて、下さい……」  
 
俺は黒のパンスト越しにゆっくりとセシリアの秘部を舌でなぞってやる。  
時折アナルに鼻を押し付け貪るように動かせば何かを期待するかのようにそこをヒクつかせるさまが可愛いかった。  
 
揺れる腰を背後から抱えこみ舌先を使った愛撫でさらに焦らし続けていると、  
もどかしさに耐え兼ねたセシリアが身体を反転させ正面に向き直る。  
 
「なぁ、セシリア。舐めて気持ち良くしてほしいときはどうするんだっけか?」  
俺は上目遣いに尋ねた。  
 
「ぁひ…、ふ、ぁ……一夏様ったら、意地悪…ですわ」  
「嫌なら無理強いはしないぜ?」  
「…イヤだなん、…あっ、ンッ……あ"あ"あっ、言っておりません……!」  
「ならさ、いつもみたいにお願いしてみな?」  
口での愛撫を止めると、赤く潤んだ目元が恨めしげな視線を送ってきた。  
俺は構わずに極上の笑顔をもって微笑み返す。  
 
制服の裾を胸元までたくし上げたセシリアが壁に背を預けたまま重心を下へ落としてゆく。  
膝をいっそう大きく開いて愛汁と俺の唾液で染みの浮かぶ黒のストッキングに包まれた下半身を晒す。  
細い指先がゆるゆると、自らパンストの薄布を裂く。  
パステルカラーの下着をクイ、と横へずらす。性器が…丸出しだ。  
「……それでおしまいか?」  
あぁ、確かに今日の俺は少し意地が悪いかもしれないな。  
目元を赤くしたセシリアはとんでもなく卑猥な格好をしている。  
だけど俺はもっといやらしいセシリアを見たいのだ。  
 
「わたくし…の、……お…んこ…です、わ……。一夏様に、よく見ていただきたいですの…。  
……ここを、一夏様の舌で…舐めまわして……唾液を沢山つけて…  
スケベなわたくしの…おま…こを、気持ちよく、して下さいませ……っ!」  
がに股立ちになり、充血した性器を指で開いて見せつける。  
くぱりと奥まで開かれたそこはヌラヌラ濡れ待ちきれないとばかりにヒクついている。  
「おま、こっ……舌でグチュグチュして下さいましっ……!  
気持ちよく…、一夏様のお口で……、あんっ、早く……ん、」  
腰を浮かせ俺の目前へと誘う。  
 
もう少しこの視姦を愉しむのもいいなと思っていた矢先、セシリアの指が俺の後頭部へ伸びて柔らかいソコへと押し付けられた。  
「ごめんなさいまし…わたくし、もう…我慢できませんわ」  
「…まったく。お嬢様ってのは、我慢弱くて、いけません、ね。セシリアさん?」  
びしょびしょに濡れたソコを口で可愛がりながら俺は愚痴をこぼす。  
実際にはモゴモゴ、とした音にしかならず当のお嬢様には伝わっていないのだろうが構わない。  
「っんんんああ!…ぁ、、あああいいですわ……ひぅ、ん、気持ち、いっ  
一夏、さ、まぁ……何を…ぅアアンンっ!おっしゃって、おり、ます、の…?あ"あ"んん!ふっ、はあっ」  
 
――ああ。やっぱり伝わっていない。  
 
「何でもない」と言う代わりに、舌に唾液をたっぷり絡ませて充血したクリトリスに吸い付く。  
このまま舌の全面を使って柔らかい刺激で焦らされるのがセシリアのお気に入りだ。  
くちゅり、くちゅり、…俺はゆっくりと下半身を味わっていく。  
 
「…あっ……一夏様の、舌…とても熱くて…いい、ですわ…  
おま、こ、…の…奥のほうが…、キュンキュンして…」  
ぐちょぐちょになった下半身からは内腿にまで愛汁が伝っている。  
ヌルヌルした膣内にぐいっと舌を突っ込み、上唇を巧みに動かしてクリトリスを刺激し、  
熱くこもった俺の鼻息さえ快感の一つにする。  
 
尻へまわした両手に力を込めて下半身をさらに顔へと密着させた。  
既に何度かイッたのだろう。  
セシリアの下半身は本格的に脱力し始め、だらしなく開いた膝は今にも崩れそうだ。  
「ゃ…あ――あああ、いちかしゃ…、、ひぅぁぁ、ああああ……!イキ、ア"""ッ、イイイイっ!  
わたくし、も、う…ああっ、あっ、、キュンキュン、でしゅ…わ……!  
やっ、んんんっ、…あぁぁあ、許して、も…ぃぃぃいいいあああ  
そう、ですわ……んっつ、んんん!いい!  
熱い舌で、あ…あああ、もっと、ベロベロ舐めてくださいっ…ませえぇぇ!  
わたくしの、スケベな…マ、コ……かわいがって、ひああ!!!っ、  
イキ、イキますわ!んんんんん……!!!ひぁあっ、ああああああ」  
 
盛大に潮を吹き、腰を卑猥に蠢かせ、セシリアは達した。  
愛液をもろに受けた俺の顔はといえば、勿論びちょ濡れだ。  
「はぁ、はぁ、一夏様…とても、素敵で…ございましたわ……」  
細い指先が俺の顔を優しく拭う。  
「セシリアの乱れっぷりもなかなか最高にエロかったぜ。くあー、ちょっと休憩な」  
互いの指先を愛しく絡めて繋ぎ、柔らかくて大きなセシリアの胸に顔を埋める。  
目を閉じた俺の額に一つ、優しい口付けが降ってきた。  
 
 

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