とある日曜日、蘭からメールが来ていた。  
内容はこう書かれていた  
「一夏さん、今日の正午にこの公園へ来てください」  
 
そして今、俺は蘭の指定した公園にいる。  
蘭は何かトラブルでも起きたのか、まだ来ていなかった  
蘭を待つ事数分、公園の入口から赤髪の少女がやってきた。――蘭だ  
 
「ぜえっ、ぜえっ、ぜえ……」  
「ら、蘭。大丈夫か?」  
「だ、大丈夫です。お、遅れてすみません…」  
蘭は笑顔で返すと、いきなり俺に抱きついてきた。  
彼女の汗ばんだ香りが、ほのかに鼻を擽る。  
「一夏さん…今から私の言う事を、抱きしめるか頭を撫でるかで決めてください」  
「あ、ああ」  
俺の胸に顔を埋めたまま、蘭は深呼吸をして喋った。  
 
「一夏さん、私…五反田蘭は、貴方の事が…」  
一段落置くと、蘭は息を整えて再び喋り出す  
「す、す……好き…です!私とつつ付き合ってください!!」  
 
途中で声を震わせながらも、蘭は言いきった。  
そして俺は突然の告白に混乱していた。  
「い、言っておきますけど、友達とかじゃなくて、こここ、恋人として好きなんです!」  
続けて言葉が出される中、俺は惑いを隠せずにいた。  
蘭が、弾の妹が、俺の事をーー  
 
「お、お願いです!この想いの答えを直結に表してください!」  
ギュッと強く抱きつくと、蘭は顔を埋めたまま何も喋らなくなった。  
 
待つ事数分、俺の中で全てのけじめが付いた。  
俺はーー  
 
ぎゅっ  
 
「ーーー!!」  
「いいぜ。こんな唐変木って呼ばれてる俺でよければ」  
 
蘭と一緒に、同じ道を歩んで行く事を決めた。  
 
「は……はうぅ…」  
「おいおい…泣く事はないだろ…」  
蘭は俺から離れると、ニコッと笑った  
「だって…一夏さんにフラれたら、どうしようと不安で仕方なくて…」  
流れている涙を拭き取ろうと近寄った時、突然強風が吹いた。  
「きゃっ!」  
蘭の穿いていたスカートが強風で捲られる。  
絶対領域がギリギリで見えなくてよかったのか残念なのか、微妙な気分だった  
「………」  
蘭はムスッと頬を膨らませると、また俺に抱きついてきた。  
「一夏さん、見たでしょ?」  
「いや、見てない」  
「嘘です!絶対に見ました!」  
俺の発言を即座に却下される  
何だこの不条理…  
「見た罰として、わ、私の家に来てください!」  
顔を赤くして蘭は喋った。  
恋人同士が誰もいない部屋でする事といえばー  
「あ、でも弾や厳さんがいるんじゃ…」  
 
「大丈夫です!部屋に入ってこない様に言い聞かせますので!」  
キリッ、と蘭は言い切った。  
「じゃあ…蘭がいいって言うなら…」  
「は、はい!」  
目の前の彼女ーー蘭は目を輝かせながら、自宅へと足を進めていた。  
 
 
場所は変わって五反田宅の蘭の部屋。  
ベッドの上で二人の「始めて」が行われようとしている  
因みに弾は見かけなかった。蘭が何かをしたのが考えやすい事だが…あまり考えない様にしよう  
他の五反田家の人達は諸事情でいないらしい。蘭…この日を狙ったな  
「いい、一夏さん!」  
「あ、あぁ」  
蘭に呼びかけられて我に還る  
「よ、よろしくお願いしますっ!」  
横になると、蘭は眼を閉じて準備万端の体制に入った。  
「いいんだな、本当に?」  
「お構いなくっ!」  
息を乱しながら、蘭はまだかとモジモシさせてきた。  
軽く深呼吸をして心を落ち着かせると、蘭の服を脱がし始める  
徐々に露出していく素肌や下着に俺の理性は崩れつつあった。  
「…今日は白なんだな」  
「い、言わないでください…」  
下着の色を指摘すると、蘭は更に頬を赤く染める。  
 
気が付くと蘭は一糸纏わぬ姿になっていて、胸と股間の部分を腕で必死に隠していた  
 
「恥ずかしがるなよ、 恋 人 同士なんだし」  
「それでも、はは恥ずかしいのは……きゃっ」  
胸を隠している腕をどかすと、露になった胸を揉み始める。  
「ひゃうぅっ……い、一夏さん、焦らすの上手すぎじゃない、ですか…」  
「そうか?それにしても蘭の胸…可愛いな」  
「もう…何を言って、るんですか……んん…」  
胸の快楽だけでは足りないのか、蘭は声をあげる気配が無い。  
乱れた姿が見たくなった俺は、彼女の胸に顔を近寄らせ、乳首を口に含んだ。  
「ふああぁぁっ!!」  
大きな声を出すと、電流が流れたような反応を見せる。  
休まず乳首を口に含みながら胸の愛撫を続けていると、ビクビクっと震えて絶頂を迎えた。  
「はぁ……はぁ…」  
「胸だけでイっちゃったんだ?蘭はエッチだなぁ」  
そう言って股間を隠している腕をどかすと、そこは十分な程濡れていた。  
「蘭……入れていいか?」  
「は…はいっ……遠慮せずに、お願いしますっ!」  
膨れ上がったモノを秘部に当てると、一気に根本まで埋没させた。  
「ああぁぁぁっ…!」  
悲鳴の様な声をあげると、俺の肩に手を回してきた。  
「蘭、痛くない…か…っ」  
「だ、大丈夫です。い…一夏さんと…私、1つになれたんだ…」  
 
彼女の安否を確認すると、腰を動かしてピストン運動を始める  
「ふん、あ、あんっ!」  
奥に突き当たる度に蘭はビクっと震えて声をあげる。  
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響き渡り、部屋の中がその音で満たされる様になった  
「あぁぁっ!一夏さん!段々、激しくなってますよ…っ!」  
「ら、蘭の中がとても気持ちいんだ……仕方ない…さ!」  
モノの締め付ける強さが増すにつれ、腰を動かすスピードも速くなる。  
蘭の顔は涙や汗でびしょびしょになっていて、普段見る彼女とは思えないぐらい乱れていた  
一層締め付けが強くなると、強い射精感が襲ってきた。…そろそろ限界の様だ  
「蘭、もう…限界だっ……」  
「はいっ!いつで…も、いいです!」  
腕を回したままの蘭に深い口付けをすると、腰をグっと強く送った。  
そして蘭の中がきゅうっとモノを強く締め付ける  
「っ……!!」  
「ふぁ…あああぁぁぁぁぁぁっ!!!」  
蘭の胎内に大量の精が注ぎ込まれる。  
射精が続いてる最中でも、俺と蘭は深い口付けをし続けていた  
「ふうぅ…一夏さんで、お腹がいっぱい…」  
「蘭…」  
口付けをやめてモノを秘部から引き出すと、ゴボっと精が流れ出てきた。  
 
「一夏さん、今日はありがとうございました!」  
「い、いや…」  
夕日が赤く染まり始めた頃、俺は玄関先で別れの挨拶をしている  
それにしても蘭、あの後ずっとニコニコしっぱなしだな。  
そんなに俺と恋人になれたのが嬉しいのだろうか  
「一夏さんっ!」  
「ん?」  
帰ろうと背を向けた途端、声をかけられた  
「休日、またお願いします!」  
ブンブンと手を振りながら笑顔で喋る。  
「……考えておくか…」  
ボソッと呟くと、俺は学園への帰路を歩き出した。  
 
 

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