チュン…チュン…
「んぁ……もう朝か…」
いつも通りに一夏は寮の自室で目を覚ました。
「顔洗ってくるか…」
気だるげな体を起こしにベッドに手をつこうとしたが…
ふにっ
「へ?」
そこにいたのは---
「ラ、ラウラ!?」
「ん…んぅ…」
---一糸纏わぬ姿のラウラだった。
「ハァ…コイツまた勝手に人のベッドに入ってきやがって…」
半ば呆れた風に呟き一夏は
珍しくまだ寝ているラウラを起こそうとした。
が、出した手をピタッと止めた。
「ラウラの寝顔…可愛いな。」
その幼い容姿とは裏腹に過酷な人生を歩んできたラウラの寝顔を見て一夏はそう漏らした。
「………。」
ぷにっ
「おぉ、ラウラの頬柔らけぇ。」
プニプニプニプニ
だんだん楽しくなってきた一夏はラウラの頬を指でいじりまくっていた。
すると…
「んん〜…」
「!!」
「すぅすぅ…」
「ホッ…。よかった…。」
一瞬本気で焦った一夏は、落ち着きを取り戻し、
未だ眠ったままのラウラをまじまじと見つめた。
(こいつもこうしていればただの可愛い女の子なんだよなぁ)
IS起動訓練のときなど忘れがちだがラウラもれっきとした15歳の女の子なのだ。
人に言えない悩みだとかあるはずなのだ。
どうすれば力になってあげられるだろうか。
などと考えていると
「んぅ…一…夏…---」
「! なんだ寝言---…」
「---大…好きだ…。」
不意に…そんなことを言った。
「!?」
寝言とはいえ突然の告白に一夏は驚きを隠せなかった。
一夏はいつも「私の嫁だ」などと言っているのをいつも、冗談だと思い流していた。
それだけに衝撃は大きかった。
一夏がポカンと呆けていると
「助けて…たすけて…一夏ぁ…」
ラウラは悪夢に震え、泣き、一夏に助けを求めていた。
「大丈夫。俺はここにいるよ。」
そういって、眠っているラウラの頭を撫でた。
すると次第にラウラは泣きやみ再び穏やかな寝息をたてていった。
そして一夏のなかにある感情が芽生えていった。
(ラウラを一生守ってやりたい)
一夏の脳内にはラウラの映像が流れていた。
怒った顔、泣いた顔、ふくれた顔、自慢気な顔、照れた顔、そして----笑顔。
(あれ?俺って…ラウラのこと--)
「好きなんじゃん」
わかってしまえば簡単なことだった。
「そっかぁ。俺はラウラが好きだったんだ…。」
しみじみと呟いていると
「ん…んぅ…いちか?」
「お。起きたか?」
問題があるとすれば----
「ん…まぁな」
----この寝ぼけたお姫様にどう伝えればいいかってことだな。
目が覚めたラウラはまだ眠い目をこすりながら一夏に言った。
「…どうした?一夏。」
すこし悩んでいたのが表情にでていたらしい一夏の顔を覗きこみ少し心配そうな顔をした。
もっとも、最近わかるようになってきた些細な変化だったのだが。
「…大丈夫だ。」
そう言って一夏はラウラの頭を優しく撫でた。
「〜〜〜〜ッ!? /////」
ラウラは、顔を真っ赤にして体をビクッと震わせて反応した。
その反応が可愛くて一夏はラウラの頭を撫で続けた。
「んぅ…。///お前は私の嫁なのだから、悩みがあるのなら遠慮せずに言え。///」
くすぐったそうにしながら、しかし芯の通った声でそういった。
一夏はそれに「あぁ」と応え、しばらく沈黙が続いた。
何分経っただろうか…。ずっと一夏はラウラの頭を撫で続けていた。するとラウラが抱きついてきた。
「!!」
忘れかけていたが、ラウラは眼帯と待機状態のISしか身につけていなかったことに一夏は気付き焦った。
「ちょ…ラ…ラウラお前服を------んっ!?」
そんな一夏にラウラは-----
「ん…ちゅ……。」
------キスをした。
「…ぷはっ…///ラウラお前いきなりなにを-----」
解放された一夏はラウラに言い寄ろうとした…が続く言葉は紡がれなかった。
目の前にはラウラが頬を朱に染めて今まで一度も見たことのない顔をしていたから…。
それは、女の子の表情だった。ドイツの冷氷といわれた少女の歳相応の表情。
言葉を失っている一夏にラウラはおずおずと告げた。
「聞いてくれ…一夏。」
一夏はそれに無言で応えた。
「私は…ラウラ・ボーデヴィッヒは---織斑一夏のことが…好きだ--------。」
初めて聞くラウラの不安で今にも消えてしまいそうで、しかし決意が感じられる声。
それを聞いて一夏は改めて一生ラウラを隣で守りたいとと思った。
そして…応えた。
「俺も…ラウラのことが好きだよ。」
そうして今度は一夏からキスをした。
「ん…ちゅ…んぅ…//」
一夏はラウラの口の中に舌をいれた。一瞬ラウラはビクッとしたが、すぐに自分の舌も絡め始めた。
「じゅるっ…ぴちゃ…んっ…はぁ…///」
部屋に淫猥な音が響く。数分後互いの唇は輝く橋を作り離れた。一夏は顔を赤くしながらも言った。
「ラウラ…その…いいか?///」
「ああ///」
「だが…その…なんだ///」
「ん?どうした。」
「…優しく…してくれ…///」
ガバッ
その言葉に引き金を引かれた一夏はラウラを押し倒した。
「キャッ…!」
「あ、悪ぃ!」
「ん…大丈夫だ//」
一夏はまじまじとラウラの体を見た。
「そ、そんなに見るな…。恥ずかしいではないか…///」
「綺麗だ…」
絹のように白く透き通ったそれでいてしっかりと鍛えられていることがわかるなだらかなラインを描くその体に、一夏はそう漏らした。
「じゃあ、触るぞ…」
一夏はラウラの控えめな、それでいて〈女の子〉を感じさせる胸に手を伸ばした。
ふにっ
「んっ!」
ふにっ ふにっ
「んっ!はぁっ」
揉む度に悩ましげな声をあげるラウラ。
(う、うわ…すげぇ柔らけぇ…)
そんなことを思いながら次にラウラの桜色をした乳首に吸いついた。
「…っ!」
ちゅっ…ぺろぺろ
「あっ…//んぅっ!…あはぁっ////」
ラウラは感度がいいらしく、なめるたびに反応する。そんなラウラをとてもいとおしく感じていた。そして一夏は手をラウラの秘部へと伸ばした-----。