六巻直後、一夏の誕生日会。
「一夏、お前結局、どの娘が本命なんだ?」
「そう言われてもなあ……一番具合が良いのは箒だと思うけど」
「ほう」
「あいつの締まりもいいし、挿れたときの気持ち良さがハンパないんだ。病みつきになるぜ。射精したあとの余韻も凄くいいし。
同室だったときは、それこそ毎日毎朝毎晩だった」
「じゃあ箒ちゃんでいいじゃん」
「でもあいつ、マグロなんだよ。やってる最中もずっと目つぶったまんまで、されるがままだしなあ」
「鈴は?」
「あいつめちゃくちゃ敏感なんだよ。アニメつぽい声もいいし、カラダいじってると面白い。乳首舐めただけでイッちゃうんだぜ。
貧乳は感度いいって本当だったんだな」
「良さそうじゃないか」
「でも敏感過ぎるのも問題なんだよ。最初は良いんだけど、二回三回するうちに白目むいて気絶されたりすると……。
アヘ顔って言うの? 好きなヤツはいるんだろうけど、俺は正直ドン引きだった」
「金髪の子は?」
「どっちのことだ?」
「んじゃ髪長いほう」
「セシリアか。あいつすげーエロい。最初はそうでもなかったんだけど目覚めたっていうか、ああ淫乱ってこういうヤツのこと言うのかって思ったよ。
背面騎乗位でガンガン腰振られるともう辛抱たまらん」
「良さそうだなあ」
「でもエロすぎるとセックスっていうよりスポーツみたいになるのがなあ。もっとしっとりヤりたい時だってあるじゃん。
でもあいつとヤルと常にもっともっと! って感じで、ちょっと萎える。悪くは無いんだけど」
「もう一人の金髪の子は?」
「シャルか……(カチッ)」
「おいなんか今、あの子ビクっていったぞ」
「何でも言うこと聞いてくれるんだ。同室だった時は男子の制服着てた時からヤりたい放題やらせてもらったなあ。寮の廊下でもやったし、教室とか保健室とか。ああ、野外でヤッた時は燃えたな。
で、今日はリモコンバイブ入れっぱなしにするよう命令しといたんだけど、ちゃんと守ってるみたいだな」
「従順な女の子か……いいな」
「ただちょっとやり過ぎたみたいで、何かに目覚めちゃったみたいでな。普通じゃ満足できなくなりつつあるらしいんだ。ヤッてる時も、尻の穴にバイブ入れて欲しがるし、さすがに引くわー」
「お前のせいだろ。で、最後のあの子は? お前にそのナイフくれた」
「ラウラか? いや、あの子とはヤってない」
「何だって? 意外だな」
「いや挿れてないって意味でな。身体ちっちゃすぎて入らなかったんだよ」
「あー、お前のデカいもんな」
「だからフェラでご奉仕してもらってる。おかげでめちゃくちゃ上手くなったぜ。元々凝り性なんだろうな。
でもやっぱり本番ができないのは物足りないんだよなあ」
「お前の性生活が充実してる事は良く分かった」
「いや、弾。そうでもないんだ。もうさすがに五人毎日相手するのは辛くなってきちゃってさ。飽きてきたんだ」
「何だって? お前、じゃあまさか」
「俺にはお前しかいないんだ、弾。いいだろ?」
「アッーーー!」
「楯無さんは?」
「なんつーか……ふつー」
「ふつー?」
「キャラの割に普通すぎてつまんなかった」
「そうか……」