ベッドの上で一夏と対面する形をとっていた私は、彼を寝かせると、その上にしなだれかかる。  
抱擁とキスをしばらく交した後、私は体をずらし、彼の乳首を口に含む。  
塩の味がするだけでなく、コリコリとした感触が小気味良い。  
もちろん、もう一方の乳首を指の間に挟んで刺激することも忘れない。  
彼が小さく声を上げるのを心地良く聞きながら、私はどこか不満がつのるのを感じていた。  
先程彼は私をあんなにあえがせたのに。  
彼にも声をあげさせてやりたかった。  
汗の味にも、彼の体を舐め回した後には慣れてしまって、物足りなさを感じていた。  
もっと彼の汚い部分を味わってみたい。  
彼の乳首に口での奉仕を続けながら、私はめう一方の乳首を刺激していた手を、ゆっくりと下げていき、彼の隆起したそれをスーツ越しに触った。  
彼がこれまでにないうめきを上げる。  
「箒……!」  
「ここも、してほしいのだろ?」  
優しく言いながら、テントを張っているそれの頂点に手の平を当ててて、ぐりぐりと回す。  
「いや、そこはいいって……」  
「嘘だな」  
私は手の動きを早くした。  
「ここはしてほしいと言っているぞ」  
彼はしぶしぶ私の言葉にうなずく。  
 
一夏の正面に回り、彼の下半身を覆うスーツに手をかける。  
一瞬の躊躇の後、一気に引き下ろす、つもりが、何かに引っ掛かってしまった。  
何度やってもうまく脱がせない。  
私が戸惑っていると、一夏が私を制止して、「自分で脱ぐから」と言ってきた。  
「下半身が元気になってるから、引っ掛かるんだよ」  
彼は赤面しながら苦笑する。  
私も赤くなる。  
彼の言葉にではなく、彼が一気にスーツを脱ぎ、男の下半身を露出させたからだ。  
彼のものがぶるん、と飛び出す。  
私は息を呑んだ。  
それが美しい形をしているものとは思っていなかったが、想像以上に醜悪な形状だった。  
それは、グロテスクな花を思わせた。  
根元の部分には、黒々とした葉が生い茂り、膨張した茎の先には花と呼ぶには小さいつぼみがついていた。  
茎の下の方には剥き出しの球根のようなものがついている。  
汗のにおいと、それとはまた違ったすえたような臭いも感じる。  
 
裸の幼児についたものは可愛らしく見えるのに、どうしてこんなに醜くなってしまうのだろう。  
ずっと彼のものに目を奪われていると、強い視線を感じた。  
顔を上げると彼と目があう。  
彼の顔は羞恥によるものか、先程よりも赤く染まっていた。  
私が黙ってずっと見ているのに(視姦というらしい)、いたたまれないのだろう。  
また、苦しそうな顔は私に何かを訴えているようでもある。  
奉仕をしてほしいが、私には直接言えないのであろう。  
私は覚悟して彼の下半身に手を伸ばし、その剛直を握った。  
「あっ」声を上げる彼と共に、剛直の方も私の動きに反応して、びくびくと痙攣したような動きを見せる。  
私もそれの感触に驚いていた。  
「……すごく熱くて、……堅い、のだな」  
スーツに覆われていた剛直は汗に少し湿っていた。  
おぞましいと思いつつも、力強さを感じるそれから手を離せない。  
私の言葉に彼は再び声を上げた。  
「箒、あんまり言葉で責めるのは……」  
「いつも、こうなのか?」  
彼が何か言った気がしたが、私には聞こえなかった。  
彼は苦笑しつつ答えた。  
「いつもはもっとおとなしいよ。ただ、興奮したり、刺激を受けたりするとこうなる」  
「私が相手をしているから、こうなっているのだな?」  
「まあ、そうなるかな?」  
「そうかそうか」  
私は何度も頷く。  
「では、期待に応えてやらねばな」  
 
私は握っているだけだった剛直に、手の上下運動を加えた。  
彼のあえぎが聞こえる。  
さらにもう片方の  
手を球根のような膨らみに伸ばす。  
ぎゅっと掴むと、袋は簡単に形を崩し、それに反応して剛直がまたも痙攣した。  
「……気持ちいいか?」  
彼が声を上げたのに、私は微笑みながら質問する。  
「……ああ、箒。……すげえよ」  
私は「ふふ」と小さく笑う。  
「まだまだ、こんなものではないからな?」  
私は彼の茎と球根に刺激を与え続けながら、つぼみに顔を近付けた。  
すえた臭いをより強く感じながらも。  
彼のつぼみに目をやると、先端の部分が濡れ光っているのが見えた。  
先端には赤い線が走っており、口の様に開く機能を持っているようだった(鈴口と言うらしい)。  
そこから、透明な液が漏れ出て、光っているのだった。  
わずかにためらった後、私は彼の鈴口に舌を伸ばした。  
彼の体が大きくのけぞる。  
私はそれを押さえつけて、先走りの汁を舐め取った。  
思っていたよりも臭みも苦みもなかったのだが、それは私の口の中で異様にねばついた。  
 
物足りない。  
男の汁を味わいつつ、私は感じていた。  
もっと汚くてもっと臭いものを、私は味わいたかった。  
「……手だけでいいのに」と、息を荒げている彼の言葉を聞きつつ、私は鈴口に口を被せた。  
彼と初めてキスをかわしたわずか十数分後、私は彼のペニスともキスを交していた。  
 
「あっ……駄目だって、箒……」  
ちゅうちゅうといやらしく音を立てて、私は彼のものから流れる汁を吸った。  
「何が駄目なんだ?」  
意地悪く問う。彼の液を舌で味わいながら。  
「私に反応してこんなにも汁を出しているくせに」  
「だっ、だから駄目なんだよっ」  
「何故?」  
「このままじゃ出しちまうって……」  
「それの何が駄目だと言うんだ?」  
私の言葉に一夏は唖然としていた。  
「言っただろう?お前の欲望は全て私が受け止めてやる、と。このまま口の中に精を放ってしまってもいい。  
顔にかけたって……」  
私は再び彼の股間に顔を埋めた。  
「箒にそんなこと出来ないよ……」などと一夏は言っていたが、彼の意思など関係なかった。  
彼が私にしたいことではない。  
私が彼にしたいことだった。  
私が口での奉仕を始めると、彼は何も言えずにただあえいでいる。  
その表情からは彼の苦悩が見て取れた。  
女にしゃぶってもらっているという快楽と、幼馴染みを汚してしまうという恐怖の2つがせめぎあっているのだろう。  
いいぞ、もっと苦しめ。  
その苦しみが結局は己の昂ぶりをより大きくする。  
彼のものに舌を這わせながら私はそんなことを思っていた。  
行為を続けながら、違和感も覚えていた。  
彼の剛直に口で奉仕をしているといっても、全体を深くくわえるという形でなく、亀頭の表面を舐めている  
だけという、まだ浅いレベルのものだった。  
もちろん、彼のものを口の奥までくわえてみたいという想いはあった。  
だが、そこへどういったらいいのか経験のない私には分からなかった。  
彼のものから、口を離す。  
そうすると、彼は切なげな表情になった。  
「手だけでいい」と言っていたくせに。  
「一夏のこれ、なんかカタチが違うような気がするのだが……?」  
彼のものに手を這わせながら私は問う。  
「ああ……」  
 
彼は何か恥ずかしいのかうつむきながら答えた。  
「俺の…少し被ってるからな……」  
「被ってる……?」  
彼は苦笑して頭をかくと、彼のものをしごいている私の手を掴んだ。  
私はびくっと反応する。  
掴まれたのは手首で、私が彼に無理矢理奉仕をさせられているようにも見える。  
彼はそのまま私の手を引っ張って下へ下ろす。  
つぼみが中にあったものを露出させる。  
鞘に包まれた刀のように、彼のペニスは今まで皮を被っていたのだ。  
道理でカリと呼ばれる部分が見えないと思った。  
彼の顔に目を向けると恍惚となっていた。  
私の手を掴んで、皮を剥かせた時も、剥けたのが快感だったのか息をもらしていた。  
そのまま私の手に奉仕させる。  
強がりを言うものの、やはり私に奉仕されるのが気持ちいいらしい。  
皮から露出され、より攻撃的で醜悪な印象を見せる赤黒い肉を擦らされながら、私は口の中をそれが犯すのをぼうっと頭の中で想像していた。  
ふいに、擦らされている手に何かが付着するのを感じた。  
彼の先走りの汁のことではない。  
たしかにそれもまとわりつくが、液状の汁に対して、それは固形物というか、何かの粒のような感触だった。  
 
私が怪訝な顔をしているのに気付いたのか、彼が掴んでいた私の手を離す。  
私は剛直を握っていた腕の、てのひらに目をやった。  
何か白い粒のようなめのが所々についていた。  
顔を近付けると、思わず鼻をしかめた。  
猛烈な異臭。  
何かが腐ったような臭い。  
チーズのような発酵品の臭いだろうか。  
不潔な人間からも漂っていそうな臭い。  
そんな悪臭が私のてのひらに付着した粒つぶから発せられていた。  
恥垢、という言葉が思い浮かんだ。  
これがきっとそうなのだろう。  
「凄く臭いのだな……」  
思わずつぶやいてしまう。  
「だからいいって言っただろ」  
一夏が言葉を返してくる。  
言葉とは裏腹に、どこか残念そうな口調だった。  
私に奉仕されたいが、恥垢まみれの自分のペニスを口に含ませるわけにはいかなかったのだろう。  
だから、シャワーに入ると言い出したり、遠慮したりしたのだ。  
彼の次に言うであろう言葉が私にはわかった。  
「箒、一旦風呂に入ろう」  
 
私の予想と一字一句間違いなく発せられた彼の言葉に、だが私は首をふった。  
「無用だ。このままでいい」  
「なんでだ?だって汚いだろ、俺の」  
「……だから言っているだろう?」  
私は恥垢の付着したてのひらを顔の前に持ってくる。  
相変わらずの異臭。  
だが、もうひるみはしなかった。  
「汚くなんてない、と」  
彼が息を呑んだのが聞こえた気がした。  
私はてのひらに舌を這わした。  
 
ぺろぺろと、付着している白い粒つぶを舐めとる。  
舌が猛烈な臭みと苦味を伝えてくる。  
味覚が麻痺しそうな刺激だった。  
咳き込んだり、吐いてもおかしくはなかったが、生理的な嫌悪も麻痺してしまったのか、私は躊躇なく、てのひら全体をまんべん舐め、付着した恥垢を回収していた。  
口の中にそれらがおさまる頃には、味わう余裕すらあった。  
やはりどこか麻痺してしまったのかもしれない。  
彼の根から生まれた、悪臭を放っているはずの恥垢を美味しく感じていた。  
汗よりも遥かに臭くて、おぞましいと言ってもいいそれら。  
口の中で転がして長いこと味わったあと、私は飲み込んだ。  
すぐに物足りなさを覚えた。  
ああ……。  
私は切なさを感じていた。  
もうはしたない自分を覆い隠せはしない。  
もはや完全に引いている彼の顔に目を向けた。  
「汚いと解釈するかどうかはお前の自由だ。お前が汚いと思うなら……」  
私は彼の皮の剥けたイチモツを掴んだ。  
「私が綺麗にしてやろう」  
 
ずずずっ、と私は音を立てて彼のものをくわえこんだ。  
表面を舐めるだけという陳腐なものでなく、赤黒く醜悪なそれに全てを捧げるような奉仕、まさにフェラチオだった。  
喉の奥に届くまでくわえこんだので、口全体に臭みが広がってむせてしまいそうになる。  
それをこらえ、今度は勢いをつけて、口をペニスから離していく。  
すぼめた口で、肉棒を圧迫していき、口からペニスを離す寸前には、カリの部分を一際強くしごいてやった。  
「ずずずっ……ちゅ、ちゅっ……ちゅぽんっ」  
その二つの動きをひたすら繰り返す。  
先走りの汁とともに口全体に恥垢がまとわりついていくのが分かった。  
それによって舌はびりびりとした刺激を受け取り、味覚も嗅覚も麻痺していた。  
ただ、彼のものと彼から出たものが美味しく感じられるという錯覚があった。  
一夏はあまりの快感のせいか、声も出せずに何かに耐えるように体を震わせていた。  
 
もくろみが少し外れたのを残念に思いながら、すぐに策が頭の中でひらめいた。  
震えている彼の目を見つめながら、私は行為を続ける。  
「一夏、の……大きい……」  
「……!」  
しゃぶりあげながらそう言うと、彼がびくっ、と反応してわずかに声を漏らす。  
フェラチオをしながら発した言葉だったので、はっきり聞こえなかっただろうが、私が意味するものに察しはついたはずだ。  
もしかしたら、別の言葉に聞こえたかもしれない。  
私は再び言葉をつむいだ。  
「一夏の、……美味しい……」  
「……うっ!」  
今度はうめきと共に、連動して、くわえているものが脈を打ったのが分かった。  
「ん、んむっ!」  
彼が私の口に精を放ったのだった。  
熱い奔流が私の口ヘと注がれたのが分かった。  
でも、それは量にしてはわずかばかりというところだ。  
何故なら射精の寸前に私が彼のものの根本を掴んだからだ。  
「ほ、箒……?」  
「まだ駄目だ」  
果てさせてもらえなかったからか、不満げな顔をする彼に私は言った。  
さっき言ったこととは矛盾している。  
「……たしかに私の口に出していいと言ったな。だが、まずはお前のを綺麗にしてからだ」  
言って、彼のものを手でしごいていく。  
フェラチチオによって恥垢は取り除かれていたが、普通に口で奉仕するだけでは取れない部分もあった。  
その口の中では今吐きだされた彼の精をあじわっていた。  
わずかな量ではあるがそれはしっかりと生臭く、生温かさを持ったおぞましき液体だった。  
彼の汚くて臭いものがまた一つ私を犯していく。  
彼のものをしごく手にはまた白い粒つぶが付着していく。  
早く綺麗にしてやるには手で恥垢を除去してやる方が早いのだろう。  
だが、彼を味わいたい私にとっては効率など大した意味を持たなかった。  
名残惜しさを感じながら、口の中で味わっていた精液を飲み込んだ。  
彼の悪臭漂うペニスに顔を近付ける。  
「綺麗にしたら、いつでもぶちまけてかまわんからな」  
醜悪な赤黒い肉に舌を這わす。  
私の言葉に彼がまたうめいた気したが、射精を促したりはしなかった。  
激しく口を上下に動かしていくような刺激ではなくて、ねっとりなぶるような刺激を与えるつもりだった。  
カリの部分を中心に舌を這わしていく。  
白い粒つぶを見つけると舐めとり、舌で除去できない場合は口の中で唾液をつくり、それに浸すようにしてこびりついた恥垢を取り除いていった。  
「んっ…ちゅ、んちゅううぅ」  
 
射精するような刺激ではないにせよ、彼がぴくぴくと腰を動かしているのを見て、私は微笑んだ。  
「幼馴染みに恥垢掃除をしてもらって気持ちいいか?」  
口を離して言う。  
彼は体をのけぞらせた。  
「気持ちいいだろう」と言って、私はまた口の中のものを名残惜しく感じながら飲み込んだ。  
彼の顔を見ながら微笑んだ。  
「……さあ、綺麗になったぞ。いつでも果てていいのだぞ」  
ペニスを再度深くくわえこむ。  
「んっ、んっ、んっ……」  
まずは激しい口での  
上下運動で刺激を与えた。  
さらに、まっすぐにしゃぶるのをやめ、斜めにくわえこんで、頬の内側の肉が先端に当たるようにした。  
口を離して、裏筋に舌を這わせる。  
色々な動きをしてみたがどれもペニスを中心にする奉仕で、もう少し変化をつけてみたくなった時、目に入ったものがあった。  
皺だらけの、毛だらけの球根。  
醜悪さでは肉棒に負けず劣らずだった。  
というか、毛を直にまとわりつかせている分、汚らわしく見えた。  
私はペニスから口を離すと、球根を掴んで顔を近付けた。  
ペニスよりいっそう生臭いにおいと濃密な汗の臭いを感じた。  
次の瞬間には躊躇なく彼の玉袋を口に含んでいた。  
ペニスと違ってぐにゃぐにゃとした感触。  
不定形なのか口の中で圧迫したら、私の好きに形を変えそうだった。  
だが、口の中でしごいてみると、固い豆のような感触があるのが分かった。  
口の中でそれをもてあそぶと、口の代わりに手で刺激を与えていたペニスからびゅっと液体がほとばしった。  
また射精してしまったらしい。  
あわてて根本を押さえ、勢いはとまったが、さっきからあえぎ続けていた彼は不満そうな顔をした。  
「そんな顔をするな。ちゃんと私の口の中でいかせてやるから……」  
私は微笑んで、そう言ったのだが、彼が急に立ち上がったので言葉が途切れた。  
「……一夏?」  
彼の挙動に私はぽかんとしてしまった。  
彼は切迫した表情をしている。  
次の瞬間には、頭を両手で掴まれていた。  
引き寄せられて、彼の昂ぶりをつきつけられる。  
私は何が起こるのか理解した。  
「もう……我慢できないんだよっ!」  
一夏は叫ぶと、ペニスを私の口に押し付けて唇を割り開かせ、中に押し込むと、腰と私の頭を掴んだ両手を激しく動かし始めた。  
「んっ、んっ、んっ……」  
私の意思とは関係なく、肉棒が口の中を暴れ回った。  
喉奥を先端がついてきて思わずえずきそうになるが、激しい上下運動がそれを許してくれない。  
 
自ら奉仕する時と違い、呼吸をする余裕もなかった。  
すぐに息苦しさを覚えた。  
無理矢理されているから、口の中の負担も先程とは違う。  
いくつも抗議するような要素が組み合わさっていたにも関わらず、私は抗議も抵抗もしなかった。  
ただ、彼の暴力的な動きを受け入れ、されるがままになっていた。  
いわゆるイラマチオ、無理矢理にペニスをくわえこまされる行為は彼が攻撃的にでもならない限り、味わえなかったのだった。  
そう、彼に無理矢理されるという行為も私は味わっていた。  
これで本当の意味で彼のペニスが私の口を犯したのだった。  
彼に汚される喜び、暗い快楽に私は恍惚となっていた。  
やがて、彼にも限界が来た。  
「出すぞ、箒っ!」  
言って、腰と手の動きを一層早くした。  
溢れ出すよだれを、だらしなく口から垂らしながら私は身構えた。  
玉袋が収縮したのが見えた。  
びゅく、びゅくと肉棒が大きく脈を打って、私の口の中に欲望を放った。  
喉奥に飛んできた最初の奔流に、軽くむせてしまったが、あとは彼の精を優しく受け止めた。  
射精を境にして、彼の動きも止まっていた。  
ただ、ペニスの脈動のままに体を震わせていた。  
射精は長く続いて、口から溢れてしまいそうだった。  
次から次に吐き出されてくるそれは、先程とは量も違えば、味も違った。  
より生臭く、より  
熱かった。  
量が量だけに味わう余裕もなく、次々に私は飲みこんでいくが、粘るザーメンは喉にひっかかる。  
ようやく、彼が精を放ち終え、私が彼の液を飲み込み終えると、私は快楽のあまりか、疲労のせいか、ベッドに倒れ伏した。  
 
 
 

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