俺のファーストキスは何の前触れもなく奪われた。  
経緯はこうだ。  
シャルロットが自分は女だと暴露し、すぐ後に鈴がISで壁を破壊して俺の前に現れ、生身の俺に衝撃砲を撃ってきた。  
しかし敵対していたはずのラウラがISのAICで俺を守ってくれた。礼を言ったらいきなり胸ぐらを掴まれ、唇を重ねてきた。そして一言、  
「お前は私の嫁にする!異論は認めん!」  
 
そうそう、こんな感じで今に至る訳で・・・  
「い〜ち〜か〜!」  
その一言を聞き、思考を中断して鈴の方に顔を向けると、  
 
「公衆の面前で堂々と不埒なことをするとは・・成敗してくれる!!」  
「おほほほほ・・・一夏さんったらわたくしの射撃の的になりたい様ですわね・・」  
「今すぐ地獄に送ってあげるから動くんじゃないわよ・・・」  
 
鬼神が三人いた。ポニーテールと金髪とツインテールの。  
この後どうするか考えていると背中に何か当たった。何が当たったのかと、振り返ろうとすると声が聞こえた。  
 
「ねぇ一夏、一夏ったら僕の目の前で他の女の子とキスするんだ・・へぇ・・」  
目の前にはISを左手だけ展開して俺に突きつけているシャルロットが。  
その顔は天使のようにかわいい笑顔だった。  
 
ーー目だけを除いて  
さて、現在俺の周りには四人、鬼がいる。  
 
(ヤバい!このままじゃ消されちまう!え、えーと・・・そうだ!!)  
俺は今考えた作戦を実行に移す。失敗したら俺に未来はない。  
教室後方にある窓の外を指さしながら叫ぶ。  
 
「ああっ〜〜!あんな所にイケメンが!!」  
「「「えっ!ホント!」」」  
うまい具合に全員そっちを向いてくれた。今だ!  
「白式急速展開!!瞬時加速をフルパワーで使用!!」  
白式を展開させ、シャルロットを抱き抱える。  
 
「い、一夏!?」  
「しっかり捕まってろよ!」  
そして開いていた窓から脱出する!  
 
「うおおぉぉっ!」  
一瞬で教室が遙か後方に流れていく。脱出成功だ!  
 
一方教室では、  
「逃げたっ!」  
「追いかけますわよ!」  
箒、鈴、セシリアも窓から飛び出そうとすると、  
「いいかげんにしろ!」  
千冬の一喝and出席簿が飛んできた。  
「ISを個人的な理由で使うな、バカ共。凰、自分のクラスに戻れ。罰則は後で伝える。篠ノ之、オルコット、席につけ。第一、篠ノ之はどうやって追うつもりだったんだ・・ここは二階だぞ・・」  
「「「すみませんでした・・」」」  
そして予定通りに授業は始まるのであった。  
 
脱出した後空を飛びながらシャルロットにを潜伏モードにするよう指示を出し、俺もモードを切り替える。  
そしてバレないように寮に戻る。まさかここにいるとは思わないだろ。  
ちなみに部屋に入るまでシャルロットは何も聞いてこなかった。  
 
部屋に戻った後、お茶を入れて一息つく。  
そしてシャルロットに話しかける。  
「いきなりさらってすまなかったな。とりあえず質問があったら聞くぜ」  
「・・・なんでさらったの?」  
シャルロットは少し刺のある声でそう言った。  
「あのままあそこにいると殺されそうだったし、話したいことがあったから」  
「・・・話したい事って?」  
「今は秘密だ。ちょっと話変わるけどさ、シャルロットって誰かとキスしたこと、ある?」  
そう聞くとシャルロットは顔を真っ赤にしながら首を振った。  
「な、無いよ!?いきなりなんて事言うの!?」  
「まあまあ。じゃ、ちょっと目を閉じて」  
「なんで?」  
「いいからいいから」  
シャルロットが目を閉じたことを確認して行動を起こす。  
手っとり早く言うと、俺はシャルロットにキスをした。  
「んっ!?」  
いきなりの事にシャルロットは目を開け、体を離そうとするが、先に肩を掴んでおいたので離れられない。  
 
最初は抵抗していたシャルロットだが、すぐにそれは弱まり目がトロンとしてきた。  
それから少しした後、唇を離すと俺はシャルロットを抱きしめ、思いを告げた。  
「俺、シャルロットが好きだ。付き合って欲しい」  
「一夏・・本当?」  
「ああ、本当だ。」  
「・・・なんで僕なの?」  
「シャルロット、優しいし、可愛いし。それに俺はお前を守りたいんだ」  
そう言い、顔を見る。  
するとシャルロットは俺をいきなりベッドに押し倒してきた。だがしばらくそのまま動かない。  
心配になって声をかけてみる。  
「シャルロッ・・・んっ!?」  
「んっ・・いちかぁ・・・」  
名前を呼び終わる前にシャルロットからキスをしてきた。  
しかも舌を入れてくる。うわお、情熱的。  
「ん・・一夏・・僕も・・・好きだよ・・ふぁっ!」  
シャルロットからのうれしい告白、なんかいろいろもう無理だ・・・  
そう思いながら右手でシャルロットの胸を触り、揉む。  
その度エロい声を出すシャルロット。少しして、キスが終わった。  
「一夏のえっち・・はぁ、しょうがないなあ・・」  
そう言いながらシャルロットは制服の上を脱ぎ始めた。  
って、何故!?  
「一夏のせいで体が熱いんだ・・責任取ってよ・・ね?」  
 
シャルロットが上着を脱ぎ終わり、下着が露わになる。  
下着は白く、少しフリルが付いていた。  
シャルロットは脱ぎ終わった後恥ずかしさからか顔を赤らめ、腕を前でもじもじさせていて・・・理性の手綱を離してしまいそうになる。  
 
「一夏・・・ど、どうかな・・変じゃないかな・・」  
「変じゃないよ。というか・・すごくエロい」  
そうシャルロットに言うと赤かった顔が更に赤くなった。  
「・・・一夏のえっち」  
「その俺の前でそんな格好してるのは誰なんだよ?」  
「そ、それは・・その・・・ひゃんっ!」  
からかうと更にうろたえて、それが可愛くて俺は思わずシャルロットの胸を触ってしまった。  
シャルロットの胸は柔らかくて俺は我慢できず、そのまま愛撫を始める。  
「あっ・・・ひゃっ・・い、一夏ぁっ・・・あぁんっ・・」  
「シャルロット・・なんか・・すげーエロい」  
「・・いちかぁ・・んっ・・・そんなこと・・ふぁっ・・・いわないでよぉ・・」  
乱れていくシャルロットを見ながら今度はブラを外し直に胸を揉んでいく。  
「ふぁっ・・んっ・・きもちいっ・・・ああっ・・んぁっ・・」  
シャルロットはどんどん乱れ、エロくなっていく。  
 
そんなシャルロットの姿を見ていると俺の中でいたずら心と言うか嗜虐心?がめばえてきた。  
「気持ちいい?エッチなシャルロットさん?」  
「んぁっ・・・えっちじゃっ・ふぁっ・・ないよぉっ・・いじわるぅ・・んぁっ!?」   
シャルロットの声が一段高く響いた。その理由は俺が胸の頂点に吸い付いたからだ。  
片方は口で、もう片方は手で頂点を摘んだりつっついたり。  
「んあっ!・・・ひゃぁんっ!・・イっちゃうぅ!・・あぁぁっ!・・・はぁぁあぁぁぁっ!?」  
シャルロットの体が一瞬こわばり、倒れ込んできた。  
「あれ?シャルロット、もしかして胸だけでイったのか?」  
「い、一夏・・・酷いよぉ・・」  
シャルロットの呼吸は荒く、やっぱりイった様だ。  
そこで俺は愛撫を止めて、シャルロットを抱きしめ、頭を撫でる事にした。  
 
シャルロットの呼吸が治ってきた頃、俺はシャルロットのスカートとパンツを脱がした。  
「は、恥ずかしいよぉ・・」  
「いいか?シャルロット」  
「うう・・や、優しくしてね・・・?」  
「ああ」  
こっちも初めてだけどな。  
さて、いざ事を始めようとして、俺はまだシャルロットのあそこを馴らしていないことに気づいた。  
 
「シャルロット、まずは馴らすからな」  
そう言いながら手をシャルロットの股に伸ばし、触る。  
「ひゃっ!く、くすぐった・・んっ!」  
 
まだ中に入れていないのに愛液が触るごとに出てくる。既にベッドには水溜まりができていた。  
そんなシャルロットを見ているとある疑問が浮かんだ。  
「なあ、シャルロットは自分でこういう事したことないのか?」  
「・・んぁっ・・あ、あるけど・・いちかがやる方が・・すごい・・ふあっ・・・気持ちいい・・あっ・・」  
「そ、そうなのか?」  
「う、うん・・ふぁっ・・んっ・・ひゃぁっ!・・す、すご・・んぁぁっ!・・」  
指を少し中に入れただけでこの反応、俺は本番をしたらどんな声が聞けるのか想像し、結果更に股間の活動が活発化してしまった。  
 
「あっ」  
「ひゃぁぁっ!?」  
想像していたせいで手がシャルロットの股にある突起・・陰茎だっけ?に当たってしまった。  
当たった瞬間シャルロットはびくりと体を震わせ、愛液が溢れてきた。  
シャルロットは潤んだ目で俺を見て一言、  
「・・ひ、ひどいよ・・いちかぁ・・・・」  
「すまんすまん。でも気持ちいいだろ、これ?」  
「あぁっ!ひゃあっ!ら、らめぇっ!んあっ!」  
 
陰茎をつつくとシャルロットはその度体をビクビク震わせ、声で鳴く。  
当初の目的はどこへやら、俺はシャルロットのそんな姿を見続けた。  
 
「んぁっ!・・らめっ!・・イっちゃ・・あぁっ!・・・ひぁっ!・・・んああぁぁぁああぁぁっっ!!」  
シャルロットは一際大きな声を出し体をこわばらせ・・・動かなくなった。  
「?おーい、シャルロット?」  
いつもならここで非難の言葉が来るはずだったが、それがないのを不思議に思い顔をのぞき込んでみると、  
 
「寝てる?・・いや、気を失ったのか・・やりすぎたかな」  
シャルロットは目を閉じて浅い呼吸を繰り返していた。  
相手が寝て(気絶して)しまったならしょうがないと言うことで、俺は部屋を片づける事にした。  
 
 
(ん・・・なんだか下半身がへんな感じ・・・?・・頭、撫でられてる?)  
そう思いながら目をあけると、一夏の顔が見えた。  
「いちか・・?」  
「お、起きたか。あー・・シャルロット・・・その・・」  
「?」  
「さっきは・・すまん!!」  
起きて早々、一夏に謝られた。  
「え?ちょっ・・さっき、って・・・?・・っっ!?」  
さっきとは何だろうと記憶を辿ると、あの一連の行為を思いだし、一瞬で顔が赤くなった。  
 
そして一夏にこう言った。  
「一夏のえっち、ばか」  
「返す言葉もございません・・」  
一夏は頭を下げ、反省しているようだった。  
そんな一夏の姿をしばらく見ている、と許してやろうと言う気になった。  
しかし普通に言ったのではおもしろくないと思い、  
「ねえ、一夏」  
「・・・何でしょうか  
「この後どうするか選んで、僕とISで勝負するのとーー」  
もう一つの選択史を一夏に抱きつきながら耳元でささやく。  
 
「ーー僕をお嫁さんにするのと、どっちがいい?」  
 
そう言うと一夏に抱きつく力を強める。  
顔は見えないが、それでもいい。  
何故なら、一夏も強く抱き返してきているから。  
 
「ずっと離れないでいようね、一夏」  
 
end  
 
 

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