事の発端はある日のセックス
その日、一夏は鈴のGスポットを執拗に責めた
腰砕けになって潮を吹き、一夏にしがみつきながら泣きじゃくる鈴の姿はさらなる加虐心を煽り
結局、鈴が力無い嬌声をあげながら痙攣し、失禁するまで続けられた
それが数日前の話
そして今日。一夏の部屋
ベッドの上には全裸で大の字に縛られるという、なんとも情けない姿の一夏が寝かされていた
その横には不適な笑みを浮かべるISスーツ姿の鈴
「ふっふっふっ。いい格好ね、一夏!」
「り、鈴! いったい何をするつもりだ!」
「決まってるじゃない。この前の仕返しよ!」
「仕返し?」
「忘れたとは言わせないわよ! 前回のえっちの時の事!」
「前回…鈴が潮吹きながらイきまくった時?」
「何度も止めてって言ったのに、お、おしっこ漏らしちゃうまで続けるなんて…!」
「でも気持ちよかったろ? トロットロに惚けた顔をしてたし」
「は、はあ!? そんな顔してないわよバカ!」
「いやいや、してたよ」
「と、とにかく! 今日はあの時の仕返しをするんだから! 泣いたって許してあげないわよ!」
「ところでなんでISスーツ?」
「なんか女王様っぽくない?」
「いや…どうだろ」
鈴は一夏の腕をまたいで座り、半萎えの肉棒を握った
「ふふ〜ん。うり、うり」
「う…く…おおお」
その細く小さな指から与えられる刺激に一夏の股関は反応してしまう
瞬く間に肥大した肉棒はビクビクと脈打ち
赤黒く膨らんだ先端から透明な液体を滴らせ、鈴の指を汚した
「いつ見てもグロテスクね…」
エラの張った亀頭を手のひらですっぽりと包み込み、我慢汁を付着させる
いくら拭き取っても溢れてくるそれを潤滑油に、円を描くように動かす
その後は手のひらを鈴口に乗せたまま指を曲げ、中指と薬指の側面でカリ首を挟むようにして刺激する
「くあ…鈴、そこ…!」
「知ってるよ。一夏はここが弱いんだもんね?」
小悪魔的な笑みを浮かべながら愛撫を続ける鈴
一夏は切なげな声を上げ僅かに腰を引き、その問いに応えた
度重なる性交で、他ならぬ一夏によって仕込まれたそのテクニックは想像以上の快感を伴い、一夏の射精感を煽る
「一夏のおちんちんビクビクしてる。イきそうなの?」
「あ、あぁ、ヤバい…鈴…もうイきそうだ…!」
「あたしの手、そんなに気持ちいいんだ?」
「…っ! うぁ!」
「ねえ一夏、答えてよ…」
「き、気持ちいい! すげえ気持ちいい!」
一夏の脳は早々に肉欲に支配され、オウム返しのような言葉しか出てこない
さらなる快感を求め腰をせわしなく動かし、鈴の手に亀頭を擦り付ける
肉棒が大きくなり、一夏の表情が強張ったその時
「はい終わり〜」
不意に鈴の手が亀頭から離れた
「なっ…!?」
「ふふん、言ったでしょ? 今日は仕返しだって!」
小さな胸を大きく張り、満面のしたり顔で告げる
「あたしがイって良いって言うまで射精しちゃだめだからね?」
言って、再び肉棒に触れる
「あっ…鈴…!」
「イっちゃダメよ?」
「こ、こんなむぐっ!?」
「んん…ちゅう…いちか…」
何か言おうとした一夏の口を鈴の唇がふさいだ
一夏が口を閉じるより早く舌を突き入れ、上顎を舐め唾液をすする
「んみ…はむ、動いちゃ、ん…ダメ…」
「んぐっ!んんん!」
貪るような口付けの最中でも肉棒を扱く手は動きを止めない
ストロークは徐々に早くなり、一夏を再びの射精へと誘う
が、またしてもすんでのところで鈴は手を離した
「おっと、危ない危ない」
「く、くうう…」
「にひひ。まだまだいじめてあげるわよ」
鈴は一夏の脚の間に伏せ、そそり立つ剛直を舌で舐め始めた
チロチロと、鈴の小さな舌が禍々しい男性器を上下に伝う
四つん這いで上半身を落とし、お尻を突き出したその姿勢や
顔を上下する度に耳のように揺れるツインテールが、まるで主人にじゃれつく子猫を彷彿とさせる
「ぇあ、ん…はむ…ちゅう…ちゅう…」
子猫は嬉しそうに肉棒に舌を這わせ、カリ首を舐り、突端にキスをして我慢汁を啜った
「〜〜〜ッ!」
先ほど同様に的確な、しかし射精に至るほどでもない刺激
一夏は腰を浮かせながら、獣のようなうなり声を漏らす
「もっと気持ち良くしてあげる。もちろんまだイっちゃダメ」
「鈴…も、もう限界だって…」
「だ〜め。もし射精したら一夏の事嫌いになっちゃうから」
「なっ…!?」
「んふふ、んぁ…はーむっ…んむ…」
一夏が腰を動かさないように両手で竿を握り、巨大な亀頭を口いっぱいに頬張る
「んん、ん、じゅぷ…じゅぷ…」
鈴は非常に緩慢な動きで、わずかに顔を上下させる
舌を亀頭に押し当て、ねっとりとした刺激を与える
可憐な唇がどす黒い肉欲と交じり合うその光景は、たまらなく背徳的な劣情を一夏に感じさせた
「にぅ、れろ…ちゅる…ちゅううう」
今度は動きを止め、舌で尿道口をほじくる
「んん、いひは…ひもひいい…?」
カリ首に触れる唇
尿道を責め立てる柔舌
かすかに当たる八重歯の感触
発声により生じる口内の振動
その全てが一つとなり、一夏の身体を強烈な快感電流が駆け抜ける
脳が痺れ、呼吸が荒くなり、身体中から汗を吹き出す
先ほどの鈴の発言が引っかかり、今の一夏は必死に射精を堪えようとしていた
「ふふ…ん、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ」
鈴はそれを理解したかのように笑い、激しく頭を振り始めた
「くっああああっ!?」
かつて一夏が無理やりした時のように、喉奥まで剛直をくわえ込む
イラマチオの容量で突き込まれた肉棒は震え出し、射精の予兆をみせ始める
しかし、やはり射精はさせない
「んべぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
肉棒を一気に口から離し、呼吸を整えながら言う
「はぁ、はぁ、一夏、いま、イきそう、だったでしょ?」
「く、はあ…はあ…」
対する一夏は虚空を見上げ、荒い息を上げることしかできない
楽しそうに微笑む鈴とは裏腹に、苦渋ともとれる表情を浮かべる一夏
「普段は良いようにされてばっかりだから、こういうのもたまにはいいわね〜」
上機嫌で言いながら一夏の胸板に顔を落とし、今度は甘えるようにほおずりをした
「一夏、射精したい?」
人差し指で肉棒の突端に触れながら、上目遣いで問いかける
「そ、それは…」
「はっきり言いなさいよ…えいっ」
「ほわぁっ!?」
一夏は不意に陰嚢を掴まれ、情けない声をあげてしまった
手のひらに包まれたそれが、絶妙な力加減をもって揉みしたがれる
「ほんとはいっぱい出したいくせに」
鈴は続ける
「この中にたっくさん溜まった精子、出したいんでしょ?」
「あたしの手でおちんちんシコシコされて、ビューって射精したいんでしょ?」
「ねえ…一夏…」
普段の鈴とは違う、蠱惑的な音色を含んだ物言い
一夏は自分の胸にほおずりをする少女を見つめる
視線に気づいた鈴は、上目遣いで一夏を見返しながら頬を上気させた
「……い」
「ん?」
「い…イきたい…頼む…」
「えへへ…じゃあ、あたしを気持ち良くさせてくれたらイかせてあげる」
鈴は満足したように微笑みながら立ち上がり、一夏の顔の両脇に膝をついた
「あたしのココ…なめて?」
前屈みに上半身を倒し、ベッドのヘリにもたれかかる
その状態で少しずつ膝を広げ、ISスーツに包まれた秘部を一夏の顔に近づけていく
一夏はピンク色のISスーツが近づくにつれて、汗と女の匂いを感じた
そして、あと少しで口に触れる距離になった時、首を上げて自らかぶりついた
「あッ!? ひぁあう!」
不意打ちに腰の力が抜け、股関をさらに押しつけてしまう
「んじゅっ、じゅぱっ、じゅっちゅぶっ」
「ひゃうぅ…はぁ…んぁ…そこ…!」
開発され尽くした鈴の身体はすぐさま反応し、一夏の唾液と鈴の愛液でISスーツが瞬く間に変色する
「んぶっ…べろぉ、じゅる、ちゅっ」
「ふぁぁあ…あっ、あ、く、クリトリス、もっとぉ…」
ISスーツが肌に吸い付き、クリトリスとその下にあるスリットが浮かび上がる
一夏は巧みに鼻で呼吸しながら、鈴の蕾を舌で弾いた
鈴もISスーツの上から与えられるもどかしくも甘い快感に打ち震る
「ひにゃ、だめッ…いく…もうイく…!」
目を細め、舌を突き出し、恍惚の表情を浮かべる鈴
ベッドのヘリを掴んでいた手は力を失い、ヘナヘナと上半身が倒れ込む
一夏の頭を抱えるように身体を丸め、盛りのついた獣のようにカクカクと腰を振る
「はっ、はぅ、あっ…い、イく…いちかっ、イく! あたしイっちゃうよぉ!」
一夏もラストスパートとばかりに激しくクリトリスをなぶり、吸いついた
全身を紫電が駆け抜け、下半身の甘痺れがどんどん強くなり
「ひあっ、イくうぅううううう!」
鈴は一夏の頭を一際激しく抱きしめながら絶頂に達した
雷にうたれたかのようにガクガクと痙攣しながら膝を震わせ、秘部から潮を吹く
ISスーツに染みきれなかった分の潮が失禁したように溢れ、秘部や膝を伝って一夏に降り注いだ
「ぁ、かひゅ…はっ…はひ…」
鈴は頭の中が真っ白になる程のアクメに酔いしれた
一夏はしばらくの間、鈴が落ち着くのを待った
「…もう落ち着いたか?」
「…うん、大丈夫」
鈴は絶頂の余韻が残る身体を起こし、四つん這いで一夏の下腹部へと向かう
「や、約束したから、射精させてあげる」
そう言って肉棒を跨いで膝をつく
「特別に今日はあたしが動いてあげる。一夏は動いちゃダメだからね」
「んしょ…と」
左手でISスーツをずらし、秘部を露わにする
薄く恥毛の生えた丘の下部にはピッチリと閉じ、愛液を滴らせる秘唇が見えた
右手を肉棒に添えて秘部にあてがい、ゆっくりと腰を落としていく
愛液にまみれた秘唇はすんなりと口を開き、待ち望んでいたかのように膣内へと迎え入れる
「ふ、んぅ…ふあぁ…」
徐々に下腹部を押し上げられる圧迫感に自然と声が出た
同時にゾクゾクとした快美感が背中を駆け抜け、上半身を倒してしまいそうになる
3分の2程が膣内に埋まった時点で一夏の腰に手を置き、根元まで一気に腰を下ろす
「んくぅぅ! あ…ふか、い…」
鈴の狭膣に不釣り合いなほど巨大な肉棒が根元まで埋まる
先ほどの絶頂と、重力によって降りてきた子宮に亀頭がめり込み、少し動いただけでも悶えるような快感が走った
これまでのセックスで一夏のペニスの形を覚えた膣内が、その侵入に喜び蠢く
「ぐっ、鈴、すごい…なかが…!」
一夏も強烈な快感を得ており、精液を絞り出そうと収縮する肉壁に気を抜けば射精してしまいそうだった
「ん…いちか、うごく、ね?」
「お、おお。きつかったらゆっくりでいいからな」
一夏の腰に置いた手に重心を傾けて、お尻を上げていく
エラの這った亀頭が肉壁をなぞり、内臓を引っ張られるような感覚に襲われる
「んん…ん〜〜ッ!」
口を真一文字に結び、身体を小刻みに震わせながら膣内から亀頭以外の部分が露出するまでお尻を浮かせる
その後、巻き戻すようにゆっくりとお尻を下ろす
一夏は鈴の言いつけを守り、動かないようにしていた
「ふぁ、ひ…いちか、きもちいいよぉ…」
ぶるりと身体を震わせ、うっすらと涙を浮かべながら感極まった声を漏らす鈴
「ううぅ…俺も、こうしてるだけでイきそうだ…!」
腰を突き上げたくなる衝動を必死に抑えながら、次の動きを待つが
「ひぁ…ぁ…ひゃぅん…」
鈴はうつむき、か細い喘ぎ声を漏らすばかりで、一向に動こうとしなかった
「鈴、どうした? 俺はまだ大丈夫だから、もう少し動いていいんだぞ?」
「だ、だって…っあ、んん!」
「ど、どうした? どっか痛いのか?」
「ち、ちがう…んだけど、その…はっ、あぁ…」
だらしなく口を空けた鈴が一夏を見る
「ひ…ひさしぶりの…いちかの、おちんちんがきもちよすぎて…ふぁ、か、からだ…ちから、はいらな…あ、また…」
鈴が再び震える
一夏の剛直を受け入れた直後から、鈴は軽い絶頂を繰り返していた
短い間隔で襲ってくるアクメに身じろぎし、その僅かな動きがまた快感を与える
その循環に鈴は堪えるように座り尽くすのが精一杯だった
「いちかぁ…どうしよぉ…」
そんな鈴に、一夏は静かに話しかけた
「だったら鈴、俺にやらせてくれないか?」
「え…で、でもこれは仕返しで…」
鈴が迷いの表情を浮かべる
「この前のことなら謝る。ごめん、もうしない」
「ほ、ほんとに?」
「本当に」
「優しくしてくれる?」
「うん」
「…ギュッてしてくれる?」
「ああ。鈴の好きなギュッとするのもやってやる…」
「…わかった」
一夏の上に倒れ込み手首の縄を引っ張ると、いとも簡単に枷は外れた
「ありがとう。鈴はそのままの体制でいいからな」
自由になった片腕で震える鈴を抱き、もう片方の腕を使って上半身を起こす
そしてそのままずりずりとベッドの端まで移動し、胡座を組む
「ほら鈴、ギュッてしていいぞ」
「…ん」
一夏の首に腕を回し、脚を腰に絡み付かせ、対面座位の格好になる
鈴が「ギュッとして」と言うときはこの体位を示すことが多い
互いに支えるように強く抱き合い、身体を密着させる
その挿入感も深く、先ほどまでと変わらない快感が続いている
鈴の顔が自然と上を向く
そこにあるのは世界で一番愛しい人の顔
目を瞑り、何かを期待するように顔を近づける鈴
一夏もそれに応じ、薄く綺麗な唇に口付けをした
ついばむようなキスから優しく舌を差し入れ、口腔全体を味わう
「いひかぁ…ちゅ…れる…んん…」
背中に回されていた一夏の腕が下がり、細腰を撫でながらお尻へ向かう
女性らしい柔らかさをもった尻肉を鷲掴みにし、ゆっくりと持ち上げる
肉棒を締め付ける膣壁が急角度で抉られて、鈴は膣内が外側にめくれられているかのような錯覚に陥った
「ひぅ…すご…ひッ、ひっぱられりゅ…」
「ああ、くぅ! り、鈴…締めすぎ…!」
鈴自身も無意識のうちに、引き抜かれていく肉棒を離すまいと亀頭を締め付ける
一夏は身体の緊張を保ったまま、再び鈴の膣肉へ侵入する
肉壁の凹凸一つ一つを堪能するかのような緩やかな挿入
「んひぁあッ…ま、た…はいって、きた…ぁ…」
激しいピストンによる電流のような快感ではなく、身体の芯を震わせる悦楽の波が鈴の全身を包む
鈴の膣を知り尽くした肉棒が抽挿を繰り返すたびに、抑えきれない嬌声が漏れる
一夏が上下の抽挿を止め、大きく腰をグラインドさせて亀頭を子宮口とその周辺にこすりつける
「ひにゃぁあ!? あ、んぅ…お、おちんちんがおくで…ぐりぐりってぇ…!」
「鈴、痛くないか?」
「いたくない、すごくきもちよくて…ひゃっ、あ…イくッ…イくぅ!」
鈴はほぐされた子宮口を刺激され、あっという間にポルチオアクメに達した
膣壁が激しく脈動し、肉棒を扱く
下腹部から広がる悦楽の熱に身体を焦がされながら、さらなる絶頂を求めて自身も悩ましく腰を振る
「うあっ! 鈴、そんなに動かれたら…出そうだ…!」
「う、うん! いいよいちか! このままだして!」
鈴は連続絶頂の中で細腰をさらに淫らにくねらせた
気が狂いそうな程の悦楽に涙と涎を垂れ流しながら、とろけきった表情で一夏の唇に吸い付き
腰に絡めた両脚もさらに強くしがみついて、肉棒を一番深い所までくわえ込む
「はむ、ちゅうう…んぷ、いひか、しゅきぃ…だひて、いっぱいらひて…」
「ちゅっ、じゅる、ちゅぱっ…鈴、イく…ああ…出る!」
肉棒がさらに膨れ上がり、次の瞬間にはおびただしい量の精液を噴出した
子宮に直接子種を注ぎ込み、漏れ出さないように肉傘でしっかりと栓をする
散々に焦らされた末の愛ある受精行為に、腰が砕けそうな快感を覚える
「んんッ! んん…んんん…」
子宮に吐き出される精子と脈打つ肉棒に、鈴もその日一番のアクメに達した
苦悦ともとれる表情を浮かべながら、しかし決して唇を離さない鈴
収縮する肉壁が精液を最後の一滴まで搾り取り、長い射精がようやく終わる
鈴が唇を離すと、2人の間を銀色の粘膜が伝う
「っ…ぷぁ…はぁ、はふ…ん…すごい…一夏の精液が、いっぱいなのがわかる…」
一夏は胸に力無くもたれかかってくる鈴を優しく抱き止め、髪を撫でる
「あ…んぅ…いちかぁ…」
普段は活発で元気一杯の鈴が、自分の前でしか見せない甘えた仕草
それは一夏の獣欲を再びたぎらせるのには充分なものだった
「ふぁ? また大きくなってる…」
「な、なあ鈴。続けてやってもいいか?」
「ん…いいわよ。ISスーツ脱ぐね?」
「あ、いや、待ってくれ」
「へ?」
「その…なんだ、できれば着たままがいいなあって…」
「……バカ」
2人の長い夜は続く
おしまい