「お……?」  
 
 授業と個人的な特訓を終え部屋へ帰ると、ドアの前に誰かが立っていた。  
 当然女子だ。  
 って言うか俺以外女子いないしこの学園。  
 いやそんなことはどうでもいいんだ。  
 
 ソワソワと周りを気にしながらそこにいるのは……  
 
 「……簪?」  
 
 俺の呟きが聞こえたのかビクッと身体を震わせてからこっちを向いた。  
 
 「あ……い、一夏」  
 「どうしたんだ、こんなところで」  
 
 視線を下に向けるとその手には何やらジュースとお菓子らしきものがぶら下げられている。  
 楯無さんにパシリにでもされたのだろうか。  
 
 「まぁとりあえず入れよ」  
 
 女の子を1人廊下に立たせておくようなことはしない。そんなことをしたら千冬姉に思いっきりぶん殴られる……ような気がする。  
 
 「う、うん」  
 
 ドアを開けて室内へ。  
 予想通りというかなんというか、楯無さんがベッドに寝転がって本を読んでいた。  
 
 「あ、おかえりー」  
 「いい加減ちゃんと服着てくださいよ……」  
 
 最初こそ色っぽさというか性的な興奮を感じたが、年上だということもあり今では家ではずぼらな姉とイメージが重なるだけ。正直下着くらいだとあまり気にしなくなってきた。  
 いかんな。  
 
 「あ、簪ちゃん言ったものもってきてくれた?」  
 「う、うん」  
 
 スナック菓子とお茶、炭酸ジュース、それと……牛乳?  
 
 「簪ちゃんは炭酸苦手だからね」  
 「うん……」  
 「もちろん一夏くんにはお茶」  
 
 ありがとうございます。良くわかってらっしゃる。  
 では……。  
 
 「「「かんぱーい」」」  
 
 言っておいてなんだが何に乾杯したんだろう……まぁいいか。  
 うむ、最近のお茶はペットボトルのもうまいな。なかなか侮れん。  
 
 「あれ、ちょっとごめんなさい」  
 
 楯無さんが携帯電話を取り出し怪訝そうに席を立ちあがる。  
 どうしたんだろう。  
 
 そのまま簪と談笑していると楯無さんが戻ってきた。  
 
 「ごめんなさい、ちょっと急用みたい」  
 
 あとは2人でごゆっくり、と部屋を出て行ってしまった。  
 
 
 
 「ふふ……そろそろ、回ってくる(・・・・・・)ころかな」  
 
 お膳立ては完璧。あとは彼次第。  
 そうなってもそうならなくても進展になることには間違いない。  
 
 「いつまでも待ってちゃだめよ、簪ちゃん」  
 
 ただでさえスタートが違うのだから、せめて1、2組の彼女らと並んでほしい。  
 妹の恋路を心配しつつ、彼女は部屋を後にした。  
 
 
 
 「なんだったろうな」  
 「……」  
 
 話を振ったが返答はない。疑問に思った一夏が簪のほうを振り向くと彼女は顔を俯かせていた。  
 
 「おい、簪?」  
 「ふにゅう……」  
 「わっ」  
 
 コテン、と顔から一夏の胸元に倒れこんでくる。  
 覗き込んで見てみるとその顔は赤く、わずかにアルコールの匂いも感じられた。  
 
 「酒……まさかこれか!?」  
 
 牛乳だと思っていたものを少し舐めてみる。予想に違わず、カルーアミルクだった。  
 酔うのも早かったようだから下戸か、それに近いのだろう。楯無さんに甘い牛乳とでも言いくるめられていたのだろうか。  
 
 「簪、大丈夫か……?」  
 「ぅ〜……? わぁ、いちからぁ……ん〜」  
 「お、ちょっ、んむっ!?」  
 「んふ……んん、はぁっ、れろ……ちゅぅ」  
 「〜〜〜!! ぷはっ……お、おい、いきなり何を……ってなにボタンを外してるんだよ!」  
 
 フラフラとした足取りで立ち上がり、制服のボタンを外していく。  
 上着を脱ぎ終えるとスカートのチャックに手をかけ、下着だけの姿となった。  
 
 「いちかぁ……」  
 
 必死に目をそらそうとする一夏の頬を両手で挟み、無理やり自分のほうを向かせる。  
 
 「……だめ?」  
 「だ、だめってなにが」  
 「私……そんなに魅力、ない……?」  
 
 そういうと彼女は悲しげに目を伏せてしまう。  
 
 「確かにお姉ちゃんみたいに明るくないし、胸もないし」  
 「かん、ざし……?」  
 「他の専用機持ちの人たちと比べたって、私……」  
 「……簪」  
 「ふえ……?」  
 
 一夏は彼女の両肩を掴み、自分の身体から離した。  
 顔を上げた簪の両手を見つめながら、離す。  
 
 「ごめんな、気づいてあげられなくて」  
 「いちか……」  
 「簪はいっつも自分のことを卑下するけどさ、簪だって1人の女の子として、その……十分魅力的だと思う、ぞ」  
 
 酔いとはまた違った赤みが、彼女の頬に生まれた。  
 何かを小さく呟くとカルーアミルクの入ったコップを手に取り、一気に飲み込んだ。  
 
 「お、おい?」  
 
 飲み込んだ……のではなく、口に含んだまま一夏に口づける。  
 
 「んっ、く……こく、こくっ」  
 
 急なことに驚き、一夏もそれを嚥下してしまう。  
 一夏もそれほどアルコールには強くなかった。  
 
 「う……」  
 「いちかぁ」  
 
 すべてを飲み干した後も、簪は一夏の舌を離そうとはしない。  
 一夏もそれを受け入れ、暫くのあいだ舌を絡ませあった。  
 
 「はふぅ……」  
 
 ようやく離した舌先からは銀色の雫が垂れ落ち、彼女は恍惚の吐息を漏らした。  
 
 「……ん」  
 
 再び立ち上がって背中に手を回すと、彼女自身によって外されたピンク色のブラが床へはらはらと落ちてゆく。  
 
 「下は……一夏が、脱がせて……?」  
 「あ……ああ」  
 
 おそるおそる、と言った手つきで下着に手をかけゆっくりとそれを下ろす。  
 
 「う、わ」  
 
 まだ毛もはえていない秘部。  
 その割れ目からはぬらぬらと光る液体が彼女の大腿を伝っていた。  
 
 「一夏との、キスの……せい」  
 「簪って意外と……エッチなんだな」  
 「い、言わないで……」  
 
 赤らめた顔を両手で覆う彼女の両足を開かせ、一夏はそこに顔を近づけていった。  
 
 「い、いち―――あふぅんんんっ!」  
 彼の舌がその割れ目を丁寧になぞっていく。  
 
 「ん……くちゅ、ぺろっ」  
 
 一通り終えると、その先を内部へ侵入させた。  
 
 「あ、あ……一夏の舌が、入って、くるぅ……っ」  
 
 ぢゅううぅぅぅぅぅぅぅっ!  
 
 舌で膣内をかき回し、同時に思い切り吸い上げる。  
 
 「ひあぁぁぁぁぁぁぁぅんっ!」  
 
 ぷしゅうっ……、一夏の顔中に愛液が降り注ぐ。  
 できる限り一夏はそれを飲みこんでいった。  
 
 「あっ……あふっ……」  
 
 絶頂に達したのだろう、簪は一夏のことを気遣うこともしないままプルプルと体を震わせている。  
 
 「ん……」  
 
 一夏はそれを終えると立ち上がって、ズボンのベルトを外し、パンツも脱ぎ捨てた。  
 
 「わっ……」  
 
 初めて見る、異性の象徴。  
 正気に戻った簪はそれを目にし、吸い寄せられるようにして目を離せない。  
 
 言葉も交わさないまま簪は自然と跪き、そそり立つ彼の逸物をその小ぶりな口内に咥えこんだ。  
 
 「ぁむっ……んんっ」  
 
 体格差もあるのだろう、その大きさは最深部まで入れると喉に突き刺さる。  
 それでも彼を気持ちよくして上げたいと、簪はそのままチロチロと舌を動かし始めた。  
 それに合わせて一夏も少しずつ腰を前後させてゆく。  
 
 「んっ……んっ……んんっ」  
 
 要領を掴んだのか、やるべきことが分かったのか。  
 彼女自身が頭を前後に動かし始めた。  
 一夏もそれに任せ、動くことをやめて簪の頭を撫でることに集中する。  
 
 「じゅぷっ……じゅぷっ……じゅぷっ、じゅぷ、じゅぷ、じゅぽっ」  
 
 だんだんとそのスピードを上げていくにつれて一夏の手が時折撫でるのをやめる。上目遣いで彼の表情を伺ってみると、快感に表情を歪ませていた。  
 それが嬉しくて、簪はさらにスピードを上げる。頭を動かす速さも、舌でペニスの先をなじるのも。  
 
 「簪、出るっ……!」  
 「んぐっ!?」  
 
 一夏の両手が簪の後頭部を押さえつけ、離せない。  
 喉の奥を彼の精液が突き刺し、覆っていく。  
 
 それでも自分がしてもらったのと同じように、懸命にそれを飲みこんでいく。  
 すべてを飲み干したころには一夏の束縛も解け、唇を離して喋ることが出来た。  
 
 「い、一夏……苦しかった」  
 「あ……ご、ごめんな」  
 「……ううん、いいよ」  
 
 慌てふためく彼が可愛い。それだけで、それだけで許してしまえる。  
 立ち上がった簪は一夏の首に両手を回す。  
 
 「きて……?」  
 「……ああ」  
 
 優しく彼女をベッドに押し倒す。  
 触れるだけのキスを1回彼女と交わすと、肉茎の先端を簪の蜜壺にあてがった。  
 
 「いくぞ」  
 「うんっ……」  
 
 ぎゅう、と彼女の両腕に力が入る。  
 耳元で「どれだけ強く抱きしめてもいいから」と囁き、一気に肉茎を差し込んだ。  
 
 「っ……! あ……でも、思っていたよりあんまり」  
 「ちゃんと濡らしてたのが良かったみたいだな」  
 
 それでも結合部から流れ落ちる赤い液体は、彼女の初めてを奪ったのだということを物語っていた。  
 
 「動いて……」  
 「わかった」  
 
 簪のおねだりに応じ、一夏も腰を動かしていく。ぎこちない、けれど優しい。  
 最初はゆっくり、ゆっくり……決して繊細なそれを傷つけてしまわぬように。  
 
 だんだんと彼女の喘ぎ声が大きさと甲高さを増していく。  
 
 「あっ、あっ……いちか、いいよぉっ……」  
 
 一夏からもうまくできるのかという不安は徐々に薄れ、自然と腰のグラインドを大きくしていった。  
 
 「ひああっ、あぁっ、ん、はぁぁんっ」  
 「簪、かんざしっ……!」  
 「いちかっ、いちかぁっ!」  
 
 ひたすらに2人でこの快感を享受しようと、互いの名を呼びあいながら、強く抱きしめあいながら。  
 ぐちゅぐちゅと、淫靡な水音が響いていく。  
 今だけは何もかもを忘れて、2人の世界で愛し合う。  
 
 そして―――。  
 
 「簪っ、もう……でるっ」  
 「うん……うんっ、だしてっ、膣内に……だしてっ」  
 「うくっ……くはあぁぁぁ」  
 「ひうぅぅぅぅぅぅぅんっ!」  
 
 同時に絶頂が訪れた。  
 
◇  
 
 事後。  
 2人はベッド上でタオルケット1枚を共有し、寄り添いあっていた。  
 簪は一夏の伸ばした左腕を枕に、自分の左手は彼の胸元に。  
 
 「男の子、って感じがする」  
 「そりゃあ……それなりに鍛えてるからな」  
 「ふふっ……」  
 
 彼の腕の中で丸くなる。  
 この時間がずっと続けばいい。  
 
 
 
 「たっだいまー! ってわお、一夏くんも簪ちゃんもだいたーん♪」  
 
 
 
 一瞬でその希望がうち破られた。  
 
 「ね、姉さっ……!?」  
 
 ベッド傍までによってきて、薄っすらと頬をピンク色に染めながらも妹の幸せをなじり続ける。  
 と。  
 
 「いやー、まさかここまで行っちゃうとは……って、わっ」  
 「……」  
 「あ、あのー一夏くん? この手を離してくれると嬉しいかなー、なんて」  
 「こうなったら楯無さんも道連れです。簪っ!」  
 「あっ……うん!」  
 「か、簪ちゃんまで……ひゃうんっ」  
 
 ――――――。  
 このまま姉を交えて事を終えたのは、翌朝になってからのことだった。  
 
 おしまい  
 
 

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