「も、もうこのへんで…」  
 
公瑾の目の前に並々と注がれたビールは、いまやその決め細やかな泡を失い  
どんよりと黄色く濁った液体へと変化していた。  
飲めないわけではない。ただ、自分がここで酒に身を任せてしまうと  
間違いなくこの酒宴の散々な有様にピリオドを打つ者が居なくなる。  
その思いが、公瑾のともすればこの席に交じって我を忘れたいという欲望に歯止めを利かせていた。  
 
「あぁら〜、公瑾くんぜぇんぜぇん飲んでない〜〜」  
しどけなく友禅の着物をはだけ、胸元を強調どころかその立派な双乳を惜しげもなくさらした呉栄がしなだれかかって来る。  
「ちょ、ちょっと、飲みすぎですよッ…!」  
公瑾の腕を取り、ぎゅうぎゅうと胸に押し付けてくる呉栄に、公瑾は慌てて腕を振り解く。  
呉栄は一瞬だけ残念そうな表情をして、再び酒宴の真っ只中へと戻っていった。  
「ったく…あの人が一番の年長者なのに一番べろんべろんじゃないか…」  
まあそれもいつものことだけど、と胸中でつぶやく。  
そこへ、左慈が杯を持って公瑾の隣に腰を下ろしてきた。  
呉栄と同等の酒量を嗜んでるのに、まったく酔った風を見せない。  
「左慈さん、もうお開きにさせてくださいよお…」  
嘆息しながら言う公瑾に、左慈は微笑む。なぜか顔が近い。  
「左慈さん?」  
更に顔が近づく。少し潤んだ左慈の瞳が公瑾を捕らえる。  
「…お前、よく見ると可愛いよな…」  
 
酔ってる。  
完全に完膚なきまでに酔っ払っている。  
「ちょ、何言ってるんですかッ!!あーもー!!呂蒙さんッ!この人どうにかしてください!!」  
こちらも同じく片隅で静かに杯を傾けていた呂蒙が何を想像したのか顔を真っ赤にし  
「…どうにか…って、そんなことを大声で言うんじゃない…!」  
「何でもいいですから!押し倒そうが引き倒そうが何でもいいですから!」  
チラ、と左慈を見て、そして公瑾をみる呂蒙。  
やがてすっくと立ち、左慈の襟首をつかんで引きずりながら酒宴の場から姿を消した。  
 
「…やれやれ…そういえば伯符は…?」  
己の後ろの貞操を守れた安堵から、本日数え切れない回数のため息を突く公瑾。  
今だ騒いで踊り続ける呉栄、酔いつぶれて眠る楽就、延々と笑い続けている陸遜。  
そのまったく互いが互いを干渉しあっていない混沌とした輪の中に伯符の姿はなかった。  
それもそのはずで、いつの間にか伯符は輪からはずれて縁側の渡り廊下で  
安らかな寝息を立てていたのだ。  
 
「あーあ…まったく…本当に本能的なヤツなんだから…」  
苦笑しつつ、公瑾は伯符を起こそうと肩を揺らす。  
数瞬後、まつげが震え、ゆっくりと伯符は目を開けた。  
「ん…にゃ…こーきん?あれ?どしてあたしここで寝てるの?」  
「知らないよもー、もう布団に入りなよ。ここで寝てたら風邪引くよ」  
目をこすりながら「はぁい…」といいながら離れへとよたよた歩く伯符に肩を貸す。  
自分より細い体。胸元を緩めて着くずした制服。酒気のせいで上気した頬。  
いつも見ている伯符とは違った雰囲気に、なぜか公瑾は自分の胸が高鳴るのを感じた。  
 
やがて、伯符の寝所にたどり着いた公瑾は  
縁側のふすまを開き、月光で部屋の中を照らしながら伯符をやさしく布団に横たえた。  
「ん…」  
布団の冷たさに反応したのだろう。  
現とまどろみの間をさ迷う伯符は、小さく呻いた。  
「こーきん…」  
「ごめん、起こしちゃったか」  
半分寝ぼけている伯符に、苦笑交じりに公瑾は声をかける。  
「こーきん………よ」  
「え?」  
最後がよく聞き取れずに伯符の顔に耳を近づける。  
「なに?伯符、聞こえな…んうッ!」  
白くて細い伯符の手が公瑾の顔を包み、その唇に己の唇を重ねた。  
急いたキスに、互いの歯がかつん、とぶつかる。  
歯の隙間から伯符の舌が軟体動物のように公瑾の口腔に忍び込み、余すことなく舐めまわした。  
「ふ…ッんは…」  
悩ましげな声を上げて唇を先に放したのは公瑾のほうだった。  
口元から伯符から送り込まれた唾液が月光を反射して艶めかしく糸を引いた。  
「なに…するんだよッ…」  
月光に感謝せねばなるまい。  
この時の公瑾はあまりにもあまりな展開に半分涙目になっていたのだから。  
「こーきん、して、いいよ?」  
同じように潤んだ瞳で決定的な言葉をつむぐ伯符。  
その表情は羞恥と期待とほんの少しの淫靡な色に彩られていた。  
「して、ッて…!!あのなあ伯符…!」  
「意気地なし。こーきんっていっつもそう。いいコちゃんぶってさ。」  
目線をそらして頬を膨らませる伯符。  
「それに…私より…弱いし。」  
 
公瑾の頭の奥で、金属音とともに何かが揺れた。  
ソンナコトハ ボクダッテ ワカッテイル…!!!  
 
一番言って欲しくない人から、一番言われたくない言葉に公瑾は自分の中の何かが鎌首をもたげるのを感じた。  
瞬時に沸騰した感情は、乱暴に伯符の肩を押さえつけ噛み付くようなキスを伯符にもたらした。  
伯符の唇から、公瑾の急な変貌に驚きと戸惑いが公瑾に伝わるが、構わない。  
今、この場で自分のプライドを震撼させたこの少女に制裁を------------  
 
「ん…っふ…ちゅ…くちゃ…」  
濡れた音が互いの唇からもれ出る。その音が想像以上に夜の空気を震わせる。  
自分の唇から漏れる音に伯符は恥らいながらも、自分の奥から何かが溢れ出すのが判った。  
互いの唾液が溶け合い、一つになりそうな感覚。  
その感覚を不意に切断され、公瑾の唇が離れた。  
名残惜しむように伯符の舌が空を舐める。  
 
「いいっていったよな」  
月光を背にして自分に覆いかぶさる男の姿に  
伯符はなにか恐怖にも似た感情が胸をよぎった。  
 
無言で見つめる伯符の瞳の意味を、承諾か拒絶かの意図を伺うまもなく  
公瑾は伯符の緩められていた制服の胸元を乱暴に引き裂いた。  
手のひらには収まらないほどの大きな質量を持つ双乳がぶるんっ、とこぼれ出る。  
外気に触れたせいか、それとも先ほどのキスでそうなったのか  
既に乳首は硬く隆起していた。  
「!!ッ…や…!!!」  
いつも陽だまりのような優しさを持つ公瑾とは正反対のその素行に  
伯符は改めて自分が公瑾を怒らせてしまったのだと気がつく。  
「ごめ…ごめんなさいこーきん!ごめ…んなさ…ッ!」  
「うるさいな」  
もう一度乱暴なキス。くったりとなる伯符から唇を離し  
公瑾は自分も制服の胸元を緩めると、ネクタイを外し、伯符の両手を縛り上げる。  
無防備に胸をさらし、「バンザイ」の形になす術もなくされた伯符は、自然と身体が震えていた。  
その格好を満足げに見下ろした公瑾は、伯符の鎖骨からわき腹、  
仰向けの状態で寝ていてもまったく形と張りを衰えさせない乳房へと舌を這わせる。  
伯符の全身に怯えとはまた違った震えが走る。  
「僕に、こうして欲しかったんだろう?」  
くすくす、と邪悪に、しかし楽しそうに笑う公瑾。  
その間も公瑾の手は伯符の柔らかな乳房を揉みしだいてた。  
「っ…こー…きん……」  
その刺激に伯符の乳首は痛いほど隆起し、刺激を求めて天を向いている。  
「なに?どうして欲しいの?いえば?」  
普段の公瑾とは違う声が伯符の肌を滑る。  
「いじわる、しない、で…」  
「だからァ、どうして欲しいのか言えば?」  
ぎゅ、と唇をかみ締め、伯符は目線を公瑾から外す。  
その瞬間、鋭敏になっていた乳首に鮮烈な痛みが走った。  
「い…った…あああん、は…」  
公瑾が伯符の乳房に吸い付き、歯を立てたのだ。  
しかしそれすらも今の伯符には待ち望んだ快感に変わり、すり合わせた腿の奥から  
ぬるりとしたものがさっきよりも溢れ出していくのが感じられた。  
その機微を察した公瑾は、強く吸い過ぎたせいで痛々しい後を残す白い乳房から唇を離すと意地悪げに微笑み、覆いかぶさっていた上体を起こす。  
 
男の体温と重みから解放された伯符は、ほっとする間もなく  
両足を自分の頭の方に持って行かれ股間を公瑾にさらす体制を取らされた。  
「や、やだっ、だめっ…!」  
「駄目?なんで?こんなに凄いことになってるのに、何が駄目なの?伯符?」  
その台詞とともに、一番中心部を覆う布がずらされ、紅梅色に充血した秘部が外気にさらされた。  
強い雌の匂いを放つそこは、ぬめ光り、何かを待ちわびているかのようにひくひくと蠢いていた。  
「すごい…こんなにぐじゅぐじゅで…いやらしいなあ。伯符は。何考えてんの?」  
あはは、と悪意すら感じさせる笑い声を発しながら、公瑾はその秘壷へ舌を入れる。  
「ああああッ、ん、はずかし…!!こんなの…ッ」  
羞恥に顔を背ける伯符の声に、嫌悪はない。それは彼女の秘壷からも証明されるかのように  
公瑾の舌に反応して次から次へといやらしい愛液を沸きあがらせる。  
舌での膣口への刺激に加え、公瑾の喧嘩慣れはしていないが、繊細とはいい難い指が  
伯符のクリトリスを揉み込むように少し乱暴に弄られた。  
「やっ、やあああっ、イク、いっちゃうのっ、そんなことされたらっ」  
伯符の嬌声が、公瑾の支配欲を震わせる。  
舌は膣口から外陰、小陰唇全てを支配するように這い、めくり上げ、吸い上げる。  
それにあわせるように指はクリトリスをつまみ、撫で上げ、もみ込む。  
「…ッはああああああんッ!!!」  
伯符の汗ばんだ白い腿が緊張で張り詰めた。つま先がピン、と伸びる。  
きゅ、きゅと公瑾の舌を何かの生き物のように伯符の秘部は快感の余韻を伝えるように蠢いていた。  
 
「自分だけ、勝手にいっちゃってさ…僕はどうするわけ?」  
伯符の足を元に戻し、弛緩している少女を見下ろして、公瑾はつまらなそうに鼻を鳴らした。  
「自分から誘っておいて、相手は放置?」  
伯符はゆるゆると視線を公瑾に向け、何か声に出そうとした。  
「・・・舐めてよ」  
声を出そうとした伯符を制し、冷淡な微笑を唇の端に浮かべ、公瑾は自分のいきり立った股間を指し示す。  
「・・・は・・・イ」  
伯符の瞳にいつの間にか灯った淫猥な光。それは月光を反射して怪しく煌いた。  
「あの…こーきん…手、解いて…?」  
おずおずと今だバンザイのままの己の両手の開放をねだる。  
しかしそれに対しての公瑾の返事は酷薄なものだった。  
「だぁめ。手が使えなきゃ…口があるよね?伯符?」  
一瞬、屈辱的な表情を浮かべるが、しかしそれは新たな淫らな感情に変わり  
伯符は上体を何とか起こし、解いてはもらえぬ戒めの手を前に持ってくる。  
指先は使えるが-----------------  
 
余裕の微笑を浮かべつつ、こちらを見る公瑾に視線を走らせ  
伯符は公瑾の制服のズボンのジッパーを口にくわえ、下に引っ張った。  
布地の凹凸に多少さえぎられたものの、最後まで引き下げた後、  
まるで母犬の乳をまさぐる子犬のように、伯符は公瑾の股間に顔をうずめた。  
唇にダイレクトに伝わる、熱。独特のにおい。  
「…ぅ」  
伯符の唇に横咥えされた己の分身から伝わる刺激に、思わず公瑾の唇から声が漏れた。  
その声に反応するように、伯符は公瑾の肉棒を表に出す。  
余裕な公瑾の台詞とは裏腹に、肉棒は既に先端からてらてらとした液をにじませながら天を突いていた。  
 
「ん…ぶ…じゅっ…」  
口を開け、深く公瑾をほおばる伯符。  
自分の唾液とは違う少し苦味と塩辛さを伝える液体を吸い上げる。  
鈴口に優しく舌を浅くもぐらせようとしたり、口を離して裏筋を舐め上げたり。  
公瑾の息が上ずっているのがわかると、伯符は嬉しくなった。  
ますます激しく、公瑾の肉棒を攻め立てる。  
含み、頬をすぼめ、口の中が真空に近くなるくらいの勢いで吸い上げる。  
それに比例して、自分の股間からどんどん愛液が再び垂れ流れてくるのも判った。  
「はくふ、も、もう…」  
口の中の肉棒が射精直前の動きを伝えたと思った数瞬後。  
予想外に大量の精が伯符の口腔に放たれた。  
「…っ!!!」  
受け止め切れなかった精液が、どろりと顎を伝い、胸にたれる。  
伯符はうっとりと口腔内の公瑾が放った精を反芻し  
愛しむように舌で転がし  
やがて、のどを鳴らして飲み込む。  
その様は酷く淫靡で、扇情的だった。  
伯符は今だ精液を吐き出し続ける公瑾の肉棒に再び咥えると  
残った精液全てを吸いだすようにちゅうちゅうと音高く吸い付いた。  
 
「う、あっ、は、はくふ、そんなことすると…ッ」  
ぶるっ、と公瑾は尿意を覚え、あわてて伯符を離そうとする  
しかし伯符は離れず、咥えたまま上目遣いで公瑾を見る。  
瞳から伝わる意思は「肯定」。何に対しての肯定かは公瑾には判っていた。  
「ちょ、伯符…で、でちゃうからっ…ほんとにっ…あああっ!!」  
放尿の開放感に身を任せる公瑾。射精後の弛緩した状態からなので  
放尿には勢いがないのが伯符には幸いしていた。  
伯符の喉が鳴る。------------やがて全てを飲み干してしまった伯符は  
ようやく肉棒から唇を離し、満足げに微笑んだ。  
 
開放感に身を弄していた公瑾は、そこで我に返る。  
「・・・ッあ…」  
かあーっと顔に血が上っているのに、頭の芯は冷めていった。  
とんでもないことをしてしまった、と後悔と自責の念が押し寄せる。  
「ご、ごめん!!!!伯符!!!」  
さらけ出していた股間をしまいもせず、土下座をする公瑾。  
今だとろんとした伯符は、そんな公瑾をみてにこりと再び微笑むと  
 
「こーきん、続き、しよ?」  
と小首をかしげながら脚をMの字に開き  
秘部を己の指でくつろげながら誘うのであった・・・  
 

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