許昌学院の校舎内をとぼとぼと、足取り重く歩く人影があった。
賈栩「はぁ〜っ……、緊急召集の勅が来たけど一体なんだろ?」
賈栩「曹操さま、賈栩文和ただいま参りました」
曹操「おぉ、賈栩。来てくれたか。少し話したい事があって、お前を呼んだんだが…」
賈栩「話とは何でしょうか?」
曹操「うむ、季節はいよいよ夏本番だ」
賈栩「……?はぁ、そうですね」
曹操「夏と言えばやっぱりプールに行ったり、浴衣で夏祭りに行ったり、花火をしたりとイベントが盛沢山だ」
賈栩「はぁ、そうですね」
曹操「そして委員長と言えば輪姦だな」
賈栩「はぁ、そうですね……って、違いますよ!」
これはまずいと賈栩は思った。今までは委員長やらツンデレやらと、嫌だけど、害のある物では無かった。しかし、輪姦となれば話しは別だ。
曹操「なぜ違うのだ?委員長は輪姦されてなんぼじゃないのか?」
賈栩は「何言ってんだ、こいつ?」という様な顔で断言する曹操に少し恐怖を覚えていた。
賈栩「どういう思考回路してんですか!!」
曹操「よし、早速だが輪姦するぞ」
賈栩「よし、じゃねえよ。話聞いてねえし。ていうか、こんな事郭嘉が許さないはずよ!!」
郭嘉「俺を呼んだか?」
賈栩「あっ、郭嘉!ちょっとこの頭痛い人に言ってあげて」
郭嘉「賈栩、おとなしく輪姦されるんだ」
賈栩「へっ?」
郭嘉「実は俺………寝取られスキーだったんだ!!」
曹操「眼鏡っ娘委員長を寝取られる上に輪姦。ふっ、まさに神の奇跡」
賈栩「神の奇跡じゃないわよ。きゃっ、ちょっと何するの!!」
曹操「さあ、おとなしく輪姦されるんだ。」
賈栩「ちょっ、いや、イヤーーーーーーー!!!」
※輪姦中
数時間後、賈栩のシャワールームにて
賈栩「はあ、もう、妊娠してたらどうするのよ」
?「に、にん、しん……」
賈栩「な、何者だ?」
曹操「に・ん・し・ん・だ・とー!」
賈栩「そ、曹操さま!何してるんですか!ていうか、いつの間にバスルームに」
曹操「ハァ、ハァ、妊娠したのか?妊娠したのか?」
賈栩「い、いや、あの、まだ分かりません」
曹操「腹ぽてか?腹ぽてなのかー!」
賈栩「だからまだ分かりませんって」
曹操「ハァ、ハァ、ハァ、腹ぽて、お腹ぽっこりの腹ぽて。腹ぽてセックス。眼鏡っ娘委員長が輪姦された上に腹ぽてセックス〜!!」
郭嘉「甘いぞ孟徳!!」
賈栩「ま、またこの展開!?」
郭嘉「確かに腹ぽてセックスは魅力的だ。しかし“孕ませ”最大の魅力はもっと別の所にあるんじゃないか?」
曹操「っ!!?」
郭嘉「まだ分からないのか、孟徳。“孕ませ”最大の魅力………そう、それは母乳ぴゅーぴゅーだー!!」
賈栩「頭痛過ぎるよこいつら」
曹操「ふっ、俺とした事が、腹ぽてに惑わされて大事な物を見失っていた様だ」
郭嘉「分かってくれたか、孟徳」
曹操「ああ、男はいくつになっても乳離れできないと言う事だな。賈栩、母乳が出るようになったらすぐに俺に言うんだぞ」
こいつらいつか殺そうと心に強く決めた賈栩だった。