曹操が倒され、成都学園は平和な日々を送っていた。
「関さーん!!」
向こうから、元気に少女がかけてくる。
「玄徳、どうかしたのか?」
「おいしいお菓子があるから、関さんも一緒にって、誘いに来たんです。」
「そうだな。私も、いただこう。」
「やったぁ!!実は、そのお菓子、30分も並んで買ったんですよ。
ほかの人の分のお菓子が買えなかったから、皆さんには内緒にしておいてくださいね♪」
「ああ。でも、私なんかが食べてもいいのか?」
「もちろんですよ!!だって・・・」
劉備は頬を赤らめ、少し俯いて
「私は、関さんが一番好きだから・・・」
「なっ・・・」
一瞬驚いた顔をして、関羽も頬を赤らめた。
「私、関さんが・・・大好き。同性なんだけど」
「私もすきだ、玄徳・・・」
そして、二人は口づけを交わした。浅く、短かったが二人はそれで満足だった。
「さ、早くお菓子食べましょう。」
「そうだな。」
関羽は小さく微笑んだ。
こんな幸せな日々が長く続きますように・・・
そして、いつまでも二人が一緒にいられますように。
と、二人とも願ったのであった。
END