昼休み、天気がいいので外でお弁当食べよう、と言う伯符にひっぱられ、  
芝生の上で僕らは昼ごはんをしていた。  
伯符の食べっぷりはいつ見ても楽しい。  
すっごくおいしそうにご飯を食べる。昼はパンでなくて良かったなとか  
思ってると、声が聞こえた。  
「タカシ君、ほら、あ~ん。」  
少し離れた所でカップルがお約束のいちゃつきをしていた。  
伯符がそれに反応した。  
 
「...ねー公瑾、食後のデザートってぇ、欲しいよねー??」  
背筋がぞくっとした。...まさかな...ここ野外、おまけに学校。  
「はい、公瑾。あ~ん。」  
あ、違ったか。あれ?  
伯符いない...?と思ったら、僕の脚の間にいた。  
「はい、あ~ん。」  
嬉しそうに口を開けて催促している。  
やっぱり僕がデザートにされるのか。  
「何考えてるんだよ!学校だろ、ここ!」  
「やだもう!硬い事言わない!言わない!お互い人生、短いかもしれないんだよっ?!」  
ジッパーを降ろされる。ちょ、まずいって!!引っ張り出した上に頬擦りすんな!  
咥え込まれそうになるのを押さえ込む。  
...逆に押し倒された...。  
 
伯符!おまえいい加減にしろ!!」  
「やぁぁーん...はぁん...硬い公瑾っ...大好きっ!」  
人の話を聞けよ...ってもう入ってるし。  
人の意思を無視して勝手に上下運動始めるし。  
伯符の中...すごく気持ち良いし。  
「あぁん!好き...好きっ!公瑾のコレ...大好きっ!」  
「僕も...」  
「あぁっ...いい...!好きなの...大好きなのっ」  
「好き...っ」  
動きが一気に早くなった。  
「あたしを...いっぱいにして...!」  
だめだ...そんな事を言われたら...。  
 
 
さっきのカップルはどうしたんだろうなーとぼんやり考えていると、  
伯符が僕の上でニッと笑いながら、指差した。  
なるほど、あっちの揺れてる茂みで。  
...男が下だな。  
 
南陽高校は今日も平和だった。  
 
 
 
糸冬。  
 

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