ホームルームも終わり生徒たちは部活動の準備をしたり、帰路についたり、話に花を咲かせたりと各々の行動をとる。  
 本日柔道部はなく、林田たち3年一同柔道部員たちも別れの挨拶を交わし、それぞれ帰路につくのだった。  
  皮村、藤原と教室を去っていき、林田、桃里は二人で帰り、同じく東、中村奈月がセットで教室を出る。  
「ミウミウ帰ろう!」   
  そして綾川苺は今日もいつものように三浦単一と一緒に帰るのだった。  
                                                                                                                          
 そんな暢気なカップルを物陰から野望を秘めた三橋麻綾の視線が二人に標準を定めていた。  
「ふっふっふ今日こそあの二人を引き裂いて、三浦を虜にし綾川の野郎に赤っ恥と屈辱の味を教えてやる。」  
 そう心に誓い、呟きながら後を付けていくのだった・・・  
 
  三浦単一の下宿先の簡素なアパートに着くとドアを開けて上がりこむ  
「なっ!?あの二人…何の遠慮もなく上がりこむような仲なのか!?」  
 改めて驚くも次の瞬間には  
「(ますます許さんぞ!綾川苺!!私より先に経験しているとは!……だが、そんな熱々の二人を引き裂きがいがあるってもんよ…くっくっく……)」  
 前にもまして気合が入る。  
 今乱入しようか、それとも合体時に乱入しようかなどと悩みつつも、とりあえず麻綾はベランダ側に回り込み二人を偵察することにしたのだった。  
 
「ミウミウ!バズーカの練習だヨ!」  
 ベリ子が単一の口内に入る。  
「く、喰われやがった!!」  
 その直後、加減気味だが勢いよく単一の口からベリ子が飛び出す。  
「今度は吐き出しやがった!!…」  
 初めて目にする光景、苺と単一にとっては当たり前日常も麻綾にとっては斬新すぎる衝撃を次々と与える。  
   
  そのままベリ子は三浦の口の中に入ったり出たりと繰り返していた・・・  
「あ……」  
 単一とじゃれ合う時たまにある不思議な感触  
「(また…この感じが…)」  
 三浦の口内でフトモモに舌が絡まる時・・・それが脚の付け根に近くなる程苺は妙な気持ちになるのだった。  
「(アレ?ナカナカ デテコナイナ?)」  
 なかなか飛び出して来ない時があったが、その時三浦はいつも不思議に思っていた。  
 口内に長く留まれば留まるほど、唾液が増していき、元の鞘に納まらない三浦の舌は居場所を求めてベリ子の脚を這い回る。  
「(なんか…変…だ…ヨ)」  
 いつもならここらへんで飛び出してくるのだが、今回はその原因を突き止めようとベリ子は決心した。  
 したというより、決心しており実行する事にしたというのが正しい、そのための秘密道具も持参済みだ。  
 
「ミウミウ。今からいい物をあげるから、丁寧に舐めるんだヨ!…絶対に噛んじゃダメだヨ!」  
「ウン、ワカッタ」  
 ベリ子は衣服のポケットから、普段は肌のケアに使うための高級蜂蜜入りのエキスを取り出す。  
 食用にもできるのだが、これを薄めてエステ用に使えるのは流石は大金持ちの成せる業であった。  
 その液体を取り出すとまるで取り出せば用はなしとばかりに衣服も脱ぎ始める・・・  
 
 ぺっぺっぺっぺっ  
 
 三浦の口から飛び出したのはベリ子ではなく、ベリ子の着ていた服であった。  
「ナ、ナニ?コレハ?…コンナモノマデ…」  
 吐き出された衣類に下着も混じっているのも見て、紅潮しながら戸惑う三浦。  
「大丈夫だヨ!ミウミウいった通りにしてみて!」  
「ウ、ウン。ワカッタ」  
 
「(西瓜の種のように服だけ吐き出しやがった…今度こそ!本当に食われたのか?)」  
 三橋麻綾は手に汗握り不可解な行動を覗き見していた。  
   
  ベリ子は蜂蜜入りエキスをボディソープのように全身に塗りたくると、足のつま先から三浦の舌にすすりつけるのだった。  
 
「(アマ〜イ!)」  
  素直に味わう三浦  
 味を覚えた舌が動き、蜜のついた塊を余すところなく丁寧に舐めあげていく  
 ベリ子もエキスを少しずつ加えながら三浦の舌を徐々に足の先から、上半身に向かって誘導する。  
「はぁ〜…(なんかおかしな気分だヨ)」  
 食欲は増進されて唾液が供給され、三浦の舌は更に優しく激しく嘗め回す。  
「ひゅぅん…ん…」  
「(オイシイ、トッテモオイシイ!)」  
「…最高のマッサージだよ…ミウミウ…」  
「?」  
 訳も解らずに三浦は美味しく舐め続ける。  
「…うぅん……にゃっ!…はぁん…」  
「ナニ?ナンカ…アソコガ…」  
 自分の口の中から漏れてくる女性の卑猥な声に三浦単一の本能が反応しつつあった。  
 ベリ子は巧みに体をくねらせて、噛み砕かれないように、飲み込まれないようにベリ子は自分の位置を調整する。  
 
「おい…本当に喰うっちまったのか?…殺人だろ…」  
 
  ベリ子は得体の知れない快適な触感を堪能しつつ、ドキドキしながら謎解きの最後の砦に挑む。  
 大きく開脚し、その周辺や真ん中に蜂蜜エキスを大量に投下した。  
 糊を広げるように自分の手で伸ばすが、大事な所に撫で回すと、なんともいえない感じにちょくちょく動きがとまる。  
「!っ…とても危かった、謎を解くどころかお漏らしそうだったヨ…」  
 そんな恐れを抱いた直後に三浦の舌が這いず回る   
   
 ぬるぬるぬる ぴちゃっぴちゅぺちゃ・・・  
 
「やぁっ!!……あふぅ…」  
 
 ぺろぺろ びちゅびちゃ ちゅうちゅぱ  
 
「…きゃん……あ…」  
 よがりながらも  
 尿意だと勘違いして我慢していたものが、体内より激しく湧き出すのを感じたベリ子は思わず  
「やめてっ!!!!」  
 と激しく拒絶しようとしたが、三浦は自分に言われた通りにしているだけで何の罪もない。  
 その上で乱暴な物言いをしたり、楽しく味わっているのを妨害したら可哀相だと思い耐える事にしたのだった。  
 だが心のどこかではそんな大義名分よりもこのまま続けてほしい、もっとこの感触を味わっていたいとベリ子は望んでいた。  
「??????」  
 三浦は自分の股間が何故膨張しているのか、何故自分が興奮しているのかが判らない・・・  
 普段は聞かないベリ子の声が自分に異変を与えているのだけはわかった。  
「…ダイジョーブ?」  
「大丈夫だっ…から…ん…ふぁんっ!…だからもっと続ける…ん…だヨ…」  
 口内にベリ子を入れつつも無理して問いかけると続投の返事が返ってくる。  
「ああぁ…(ダメ…もう耐えられないヨ)」  
 三浦の舌に嘗め尽くされベリ子は思い切り愛液と快感を開放した。  
 絶頂に達したわけではないが、下半身に力を入れることをやめたベリ子の器官はひくついて言葉以上に  
 刺激を求めた。  
「ふぅふぅ…ちょっと、ストップだヨ…はぁはぁ…」  
 勢いよく飛び出してくるいつもの様子とは違ってクタクタになって崩れ落ちるように  
 三浦の口から出てくるベリ子、言葉にも元気がなく呼吸が途切れ気味だった。  
「??!!! 」  
 衣類が飛び出したときに全裸であることは察しがついていたが、いざ全裸となると三浦も混乱に近い状態になる。  
 いつもなら鼻血が間欠泉のように吹き出すのだが、今の三浦はなぜか噴出さない。  
 
 警察に通報しよかどうか迷っていた麻綾はただ覗くことしかできなかい  
「不味いからなのか?…それとも消化できなかったのか?…」  
 吐き出されたと推測しているようだ・・・  
 
 少しの間ぐったりと倒れこんでいたベリ子は持ち直しオロオロする三浦を見つめる  
「ミウミウ…」  
 柔道部で最も幼い綾川苺も高校生で生理もある。それなりに体は成長しているのだ。  
 徹底的に舌で嬲られた体はベリ子表情に艶を出し、三浦単一の本能を引寄せる。  
 それは今までのショック症状の鼻血ではなく、大人の男しての状態を示すものである。  
「なんか変だヨ…変なのに…もっとしてほしいんだヨ」  
 その言葉でベリ子の身に何が起こっていたのか理解した三浦はベリ子を舌で愛撫する事にした。  
「ジャ、ジャア…」  
 ベリ子は体を這い、秘所を舐められ時には震え、悶えに悶える  
「ああん…あはっ…恥ずかしい………なのに…気持ちいいヨ……ミウミウ…ぅん…」  
 普段は見境がつかなくなり暴走したりする三浦、興奮して鼓動が早いには違いないのだが妙に落ち着いた気分だった。  
 当の本人自身がそれを自覚しつつもわからないままベリ子を可愛がる。  
「ナンカボクモオカシイ…」  
 豪快に時には繊細に舐めあげる三浦の大きな舌は休まずに動く  
 
「あっ…くぅ……くぅうん…ミウミウ…変…本当に……変になっちゃうヨっ……ひゅん…」  
   
 ちろちろ べろん! ぴちゃぴちゃ ぬちょみちょ・・・・  
 
「あっ!!やぁ…あああああああああっ…ああぁぁーーーーー………」  
 
「…ダイジョーブ?」  
 あられもない格好のままくたびれていたベリ子に声をかける。  
 意識を取り戻したベリ子はニッコリ微笑んで  
「とっても気持ち良かったよ!ミウミウ!」  
 脱力気味だがいつもの調子で返すのだった。  
 
「ミウミウも気持ちよくしてあげるヨ!」  
 下半身の膨張物にすこし苦しそな単一を見てベリ子も恩返しする事にした。  
「アッナニヲ?」  
「あたちからのほんのお礼だヨ!」  
 戸惑う三浦をよそに、ベルトを外しチャックを開け。ズボンを下ろし、パンツも下げる。  
 その動作は思い立ったら即行動のベリ子らしく、あっという間の早業だった。  
「これがミウミウの……」  
 標準よりはわずかに大きめだが子孫繁栄のためだろうか…頭のなりとは異なりイチモツは一般女性にも十分納まるサイズであった。  
 恥ずかしそうに振舞う三浦だったが、お構いなしに触れてみる  
「アッ!!」  
「わっ!!驚いたな!もう…」  
 びくりと元気に震える三浦の象徴にちょっとおどろきつつも、再び触れてみる。  
 最初の得体の知れない感覚の正体を確かめる事を忘れ、性教育や友達との話題でしった知識を試そうとするベリ子であった。  
 
 控えめながら単一の男根を撫でていたベリ子  
 途中からいつもの調子が戻り、触る箇所でいろいろ反応するのが面白くなってきていた。  
「ミウミウ、気持ちいい?」  
「キモチイイ…」  
 袋の裏を摩ったり、カリを舐めたりと大忙しだ。  
「アア…ボクモヘン…」  
 
「はっ!!な、なんなんだ?奴らは?なんだ今度はやってやがるのか!?」   
 呆然と眺めていた麻綾が我を取り戻す。もう猫を被ることすら忘れ、言葉遣いではなく顔色も地が剥き出しになっている  
「…なんて言ってる場合じゃねぇな、今こそ好機!!綾川苺ぉ〜…男を寝取られる悔しさを存分に味わらせてやる!!」  
 当初の目的を思い出した三橋麻綾の怨念に火がともる。  
 
「モ、モウ…」  
「ミウミウ。血管がドクドクしてはち切れそうだヨ。」  
「アア…」  
 
ガラッ  
「綾川ぁ〜今までの恨みを…」  
 ベランダ側のの戸が開き乱入しようとしたその時・・・  
 
 ズッドーーーーーーーーン びちゃぁっ・・・  
 
「ぎゃああぁぁーーーーーーーーーーーー」  
 
「すごいヨ!今までのバズーカなんか比較にならないヨ!ミウミウも気持ちよくなっちゃったんだネッ!」  
「……ウン…」  
「あれ?でもさっきなんか聞こえたような…なんでガラス戸が開いてるんだろ?……まっいっか  
   ミウミウスーパーバズーカの誕生だよ!!…でもこの技は二人だけの時しか使えないけど……」  
 
「じゃあ、今日はあたちの家でご馳走するよ!爺に部屋も用意してもらうから泊まっていきなヨ!!」  
 こうして二人は綾川家へと向かうのだった。  
   
 夢精ひとつしたことのない上に溜まりに溜まった三浦単一の精液は爆発したのだが、  
 初射精を無事済ませた三浦はこれ以後は普通に射精するようになる  
 新必殺技だと思っていたベリ子は少し残念だが…  
 二人は初体験こそまだだったもののマイペースで親交を深めていくのだった・・・  
 
「ん?ここは…くせぇーーーなんじゃこりゃぁ〜」  
 強烈な水圧砲?でぶっ飛ばされ木に引っかかっていた三橋麻綾が目を覚ました。  
 日も落ちかけて辺りも薄暗い。  
「んだよ、汚ねぇな!くせぇ上に服がパリパリしてやがる…」  
 三浦の精液が乾き最悪の状態だ  
「これもすべて綾川苺!奴のせいだ!!今日のところはこのくらいで勘弁してやる。  
            だが、いつか必ず奴に敗北をもたらしてやる!!覚えてやがれ!!」  
 誰も聞いていない捨て台詞を吐くと、麻綾はイカ臭いまま引き返すのだった。  
 彼女が勝利する日は来るのだろうか・・・  
 
   
 おしまい  
   
 

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