今日も二人で帰宅するふたり・・・・  
 
林田「も、もももも森さん・・・・」  
 付き合い始めた頃のように不自然でぎこちない様子で林田が話しかける。  
 桃里も只事でないことを察しつつも  
桃里「はっはい」  
林田「あ、あの今度の日曜お、おお俺の家に遊びに来ませんか?」  
桃里「えっ!?う、うん」  
林田「ち、ちなみに両親は用事でいなくて明日香もデートでいないんで・・・・・」  
桃里「えっ・・・・・・・・・・・・」  
 暫く無言の気まずい静寂の間が続き林田は例のごとく  
 桃里にいやらしいと思われ嫌われる妄想を抱き、取り消そうとすると  
林田「あ、いや」  
 といいかけた時に桃里が  
桃里「・・・うん」  
 と俯きながら返事をしたのだった、頬は確実に紅い。  
 そのまま無言で分かれ道まで来てしまった二人は  
林田「じゃあ、メールでまた連絡するから・・・」  
桃里「うん・・・・またね。」  
 と互いに照れつつ帰路についたのだった。  
 
 その夜林田は興奮が抑えきれない様子で筋トレに励んでいた。  
林田「つ、遂に森さんと・・・(妄想)ふんっ!ふんっ!ふんっ!・・・・・(腕立て)」  
   
 同じくその頃、笑福軒の2階、桃里の部屋では桃里がベッドの上で考え事をしていた。  
 林田に誘われた桃里はドキドキしている反面少し不安でもあった。  
 といっても決して嫌がってるのではなく、お笑いと同様外さないかどうかだが・・・  
 皮村の  
「極彩色のパンツなんてうんざりなんだよ!やっぱ白が一番なんだよ!」  
 という台詞を思い出し、翌日、皮村を呼び出して尋ねてみた。  
 
皮村「え!?いきなり何を・・・・・?」  
桃里「いや、だからそのー・・・男の子はどそういうのどうなのかなーっとか思って・・・・」  
皮村「まあ、別に俺は思ったとおりの事を・・・(ピキーン)」  
 皮村の目が怪しく光る。  
皮村「・・・男になるのか林田・・・ツー(涙)」  
桃里「え!!いや、そんなんじゃなくて、女同士でそういう話題がでたから・・・」  
 桃里が紅潮しながら必死にごまかそうとするが、皮村は全てお見通しのようだった。  
 付け髭と○眼鏡をかけた皮村はこう切り出した。  
皮村「ふむ、好みは人にもよると思うがオジさんが考える所、林田君にはオーソドッグスな純白が良いだろう。」  
桃里「そ、そうなんですか・・・。」  
皮村「下手に大人びた色気のあるやつもいかん!だからといってロリロリの可愛過ぎるのもいかんぞう!高校生らしいのが一番だ!」  
桃里「そ、そんなもんなの。」  
皮村「ところでそのお友達とオジさんも一緒にチョメチョメしたいな!」  
 桃里の胸を指でつつこうとするが、あっさり回避される。  
桃里「あ、ありがとう。皮村君」  
 というと桃里は小走りで去っていった。  
皮村「・・・・・・うまくやれよ林田・・・・・・・・・」  
 とつぶやくと軽いため息をついた。  
   
 同日の別時刻やはり林田に呼び出された皮村  
皮村「なんだよ。こん所に呼び出しやがって。」  
林田「いや、な、なに!あはははははは!・・・その、あの・・・」  
皮村「用がねーなら俺は戻るぞ。」  
林田「ま、待て、その・・・」  
皮村「なんだよ、早く言えよ。」  
林田「ビデオ貸してくない。・・・・だからそのお前の好きな類の・・・」  
皮村「あん!俺に頼まなくても、オメーも親父名義でレンタル店から自分でこっそり借りたりしてんだろ!」  
 ギクリとしつつ林田は  
林田「いやだから、その筆卸しっていうか、初体験ものっていうか、そういった部類の行き付けの店に少なくて・・・」  
皮村「・・・・・・・・ ちょっと待ってろよ。・・・・・ほらよ。」  
 といいつつ真意を察した皮村は鞄からとある本を林田に渡す。それは男女共の初体験に贈るHOW TO SEX系統の本だった。  
林田「な!?ちょっと待て俺は(実はこういうのが欲しかった)」  
皮村「例え戦場に出たことがなかろうと、武器や具足は揃えて置く、武士のいや、大和男児の嗜みだぜ。」  
 といううとコンドームも渡し皮村は去っていった。  
 
 ピンポーン  
 林田の家の呼び鈴がなる。  
林田「森さんだぁ(ほわぁ)・・・って明日香、お前出かけるんじゃなかったのか?(早く行けよ)」  
明日香「何よ、もう少し時間があるの!ってお客さんじゃないの?」  
林田「そ、そうだった いらっしゃい!」ガラガラ  
桃里「ど、どうも・・・」  
明日香「あーーお兄ちゃんの彼女だぁ!」  
桃里「え!?」  
林田「あ、あはははは、(赤面)と、とりあえずあがって、」  
桃里「うん、お邪魔しまーす(赤面)」  
明日香「お兄ちゃん、もしかしてぇ」  
林田「違うよ。柔道部の連中とあつまるんだよ」  
 林田の意図を組んだ桃里もフォローする  
桃里「藤原くんとか少し遅れるって。」  
明日香「え、藤原さんもくるの?」  
 と明日香の目が輝く  
 
林田「(いかん、逆効果だ。このまま残られて邪魔されてたまるか)」  
林田「ああ、藤原なら今日は体調悪いから休むって。」  
 とあえて明日香ではなく桃里に話しかけるようにしてうまくごまかした。  
明日香「なーんだ。」  
 と残念そうな明日香  
   
 その場をうまくごまかした林田は緊張しつつ  
 桃里を自分の部屋へ通し、明日香が出かける迄雑談したりして適当に過していた  
 ・・・・・・・・・・  
 明日香がドアごしに声をかける  
明日香「お兄ちゃん 留守番よろしくねぇ!」  
林田「ああ、気をつけろよ。」  
 明日香が階段を下る足音が聞こえ  
明日香「じゃあ、いってきまーす」  
 ピシャッ  
 
林田「・・・・・・・」  
桃里「・・・・・・・」  
 赤面した二人の間に恥ずかしさと気まずさの空気が流れた。  
 
林田「あははは まあ遠慮せずにくつろいでよ」  
桃里「う、うん」  
 とりあえず桃里は林田に勧められてベッドに気楽に腰かけた。  
 ちょっと硬い空気の中、桃里は部屋を見回すと林田の机に目がいった。他の雑誌が  
  重ねて置いてあるが、その中に『男女共の初体験に贈るHOW TO SEX』があった。  
桃里「あ、あれって」  
 と桃里は重ねてある本の中からそれを取り出すと  
林田「!!・・・・・・・・・・いや、・・・・」  
桃里「・・・・これあたしも読んできたよ・・・」  
 と恥ずかしげに返す。  
林田「え!?」  
桃里「えへへへ、買うの恥ずかしかったけど・・・」  
林田「ははは・・・」  
 と微笑み会うと気まずさは解消された気がした。  
 と林田は桃里を見ると  
林田「も、森さん。(ゴクン)パンツ見えてる。」  
 桃里は本を手にとりながらこじんまりと体育座りをしていたのだが、  
 緊張のあまり気が回らなかったようだ。  
 
桃里「あ、やだ」  
 というと桃里はすぐに隠した。  
 体育すわりパンチラで林田の男は今にもあふれ出しそうだったが心の紳士(ジェントルマン)  
 が彼を叱った。  
紳士(林田の脳内)「かーーーーつ!!あせるな若人よ!!その時迄あくまで理性を保つのじゃぁ!!」  
林田「はっ!!(思わず襲いかかる所だった)」  
 桃里は照れ恥じらいながら  
桃里「見られちゃったね・・・・ でも・・・・興奮した?」  
林田「うん、・・・とても興奮したよ。」  
 不思議に素直にに返すと徐々にに距離を互いに詰めていた。  
桃里「林田くんのエッチ。」   
 とからかい半分でいうと  
林田「森さん」  
桃里「林田くん」  
 二人は互いに抱擁しあい見つめ合うと自然に唇を重ねた。  
 
  唇を離すと林田は優しく桃里を布団の上へ体を敷くように体勢をうまく誘導させた。  
 桃里も林田を見つめながら無言で流れに逆らわずに仰向けの状態になった。今日はそれなりに  
 決めてきた服装だ。ミニを履くのもちょっと照れがあったが積極的になってる自分が嫌いではなかった。  
林田「森さん…きれいです…」  
 ただただ緊張で見つめ合うしかできなかったが確実に前進していた  
桃里「(カァ)ありがと」  
 林田が押しかぶさるようにして再び唇を重ねた。  
桃里「!!……」  
 手を繋ぐのと同時に林田が舌を入れてきたのに桃里は少し戸惑ったが、桃里もまた受け入れて自ら舌を這わせた。  
「んん、はぁ〜」  
 少し息苦しそうにぎこちなくキスを終えると、繋いでいた手を離して桃里の衣服を脱がせに入った。  
桃里「やん、なんだかくすぐったい」  
 体を被う物は上下の下着一枚になった桃里を林田は無言で見回していた・・・  
林田「ハァ〜…ハァ〜」  
桃里「林田君…も、もう少し落ち着こうよ…」  
 
 もう林田の下半身の暴れん坊天狗の鼻は血管ぎちぎちで天を突き指して  
「あべしっ!!」  
「ひでぶっ!!」  
 と弾けんばかりであった、その衝動が林田の顔や呼吸に諸に表れていたのだ。  
林田「うん、ごめん…」  
桃里「うん」  
 というと桃里は林田を抱き寄せて胸板にしがみついた。  
桃里「うん、…あ」  
 林田は桃里の首筋をキスや舌で愛撫しながら桃里の胸を揉み解していった。  
 耳を唇で軽く挟むように噛みつつ、耳の裏まで舐めると  
桃里「んん!!」  
 と体をビクンっと振るわせた。  
 それが林田の興奮を徐々に高めていく…  
林田「んんん〜」  
 首筋からゆっくりと下へと愛撫していく過程で桃里の胸もとへと顔が移動しきた  
 林田はじっくりと桃里の胸へ顔をうずめて擦り付けた。  
 そのまま腹や臍へと桃里を可愛がる…  
桃里「ふぁ! あう」  
 と今までに味わったことのない感触にどうしようもなく林田のなすがままにされる桃里。  
 股間付近は触ってもわざと触れずに太もも膝へと撫で回して桃里は不意を疲れた。  
桃里「ひゃん!!」ビクンッ  
 今までの硬直とは違い明らかに腰が浮いた。  
 一回だけだが林田は下着の上から股間をなぞっただけだったが、桃里には大分ショックだったようだ。  
 
 林田も驚いた感じで  
林田「ごめん、だ、大丈夫?」  
 と不安気に心配すると  
桃里「ううん。ちょっと変になりそうな感じがしちゃって、大丈夫だよ」  
 林田はホッとすると下着姿を堪能したこともあり桃里のブラジャーへ手をかけたが  
林田「………(ど、どうすれば)」   
 外し方が解らない。  
 桃里も背中を浮かして林田の手が入りやすくしているのだが外れない。  
 「HOW TO本」にも書いてあったのだが、そんなことはもう頭にない。  
 林田は焦燥感に駆られて必死にブラジャーを外そうとする。  
 めくり上げるという手を忘れてしまうぐらいに・・・  
桃里「(あ、そうか。男の人ってつけてる訳じゃないからわからないんだ)」  
   
 最も皮村は童貞なのにフロントホックだろうがどんな下着だろうがバッチリなのだが・・・  
 貞操帯ですらエロ根性でピッキング犯、鍵師顔負けで開けてしまうだろう。  
 
桃里「林田君」  
 といい林田を制止すると、自らブラをとる桃里  
桃里「はい」  
 と下着が外れ、溢れんばかりの胸がこぼれだした。  
 顔を赤らめ少しかくしつつも乳首はしっかり見えている。  
林田「うん(嬉しそうに涙目)…(俺の人生にはなかった感動がここにはある!)」  
   
 憧れの生ちちの拝んだ林田は更に刺激をあげていった。さっきまでの愛撫とは変わり  
 揉み解しながら乳首をしゃぶるのは勿論。指ではさんでしごいたり、優しく歯でつまんだりと、  
 かつての心の妄想を叶えていた。  
 まだ下こそ脱がしていないが積極的に股間を指でなぞりまわす。  
桃里「……あっ …はぅ ハァハァ ん! んんんんん〜 ひぁ!!」  
 と言葉にならない音を発していた。  
桃里「(恥ずかしいけど気持ちいい…なんか変…)」  
 林田も攻めているにも関らず桃里の感じる様を見て  
 パンパンに張ったパンツのテントがすこし擦れるだけで気持ちよかった。  
 体をくねらせたりと恥じらいつつもまだ少し防御本能が残っていた桃里も気がつくと徐々に受け入れ始めてきている。  
 最初は内股に膝を曲げていたのだが林田の愛撫に合わせるように、体を反応させていた。  
桃里「あ!…」  
 純白の下着姿を楽しんだ林田は自然に桃里のショーツに手をかけていた。  
桃里「……」  
 顔を被い瞳を閉じて腰を浮かして脱がせやすいようにすると  
 林田はゆっくりと脱がしていく。  
林田「(おおおお〜)」  
 感動と興奮が林田の心に染みていく。それは夢にまで見た未知なる世界が広がっていた。  
桃里「恥ずかしいよ。あんまり見ないでよ…」  
 というと  
桃里「私ばっかりずるいよ。…林田君も…脱いでよ」  
 というとパンツ一丁の林田のテントの支柱をぎこちなく握った。  
林田「はぅ!!」  
 と不意打ちな感触に負けそうだったがなんとか堪えた。  
 
桃里「あ、大丈夫?」  
 林田「ちょっと 気持ちよくなっちゃって…じゃあ脱ぐよ」  
 といい林田が脱ぐと二人は互いに生まれたままの姿を晒し合った。  
林田「森さん、俺、もう…」  
 ここまでくると林田は堪えきれずに理性が跳んで桃里に襲い掛かるように抱きついてむしゃぶりついた。  
桃里「や、ああん」  
 と突然の変貌に驚きつつも、むしゃぶりつかれる感触に応じていた。  
 露になったとき下半身から濡れていた桃里の下半身に林田の手が入る。  
 快感に呆けつつもその手の温もりと動きを感じ取る桃里。  
桃里「ん、気持ちいい…んん…気持ちいいよ 林田君」  
 自分の股間を桃里の尻へ押し当てつつ林田の手は優しく撫でる。  
 桃里の愛液を弄ぶように・・・  
 林田が優しく撫でていた股間の手が離れ、  
桃里「!!…ちょっ!あ!だめ!」  
 恍惚によいしれている隙に桃里の股間には林田の顔面が挟まれていた。  
 本能の赴くがままに、雌を悦ばそうとするままに林田はキスをしたり嘗め回したりする。  
 
 ぴちゃ くちゃ  
   
桃里「あ!ああ!?ああん!?」  
 やめさせようとする桃里の動きが止まる、  
 今までの経験にはない未知なる感触が彼女を支配していく。  
 桃里の茂みを掻き分けて林田は溢れる液を更に舐めすすり丹念に舐める。  
桃里「ぅあ! あ! ううん (これ以上は…本当におかしくなっちゃう)」  
 と快感に不安になりながらも、気がつくと桃里の女の本能もまた覚醒し林田の舌に合わせて  
 桃里は喘いでいた。  
桃里「あっ!あっ!ふにゅ ふわ!林田君 林田君 ん、 んんーーーーーーーーーーー」  
 ビクン!!   
 激しく腰がのめり、体全体でうねった。  
 
林田「森さん?…」  
 桃里は遠い目で虚ろな表情をしていたが、絶頂を迎えた余韻を残しながら正気を取り戻してきた。  
 息も絶え絶えで疲労気味に見えたがどこか満足した表情だった。  
桃里「なんかねおかしくなっちゃって、頭が真っ白になっちゃって…これがイクってやつかな?…えへへ」  
林田「……」  
 林田は心配そうに桃里を眺めているだけだった。  
桃里「林田君…」  
 無言の林田を桃里は自分から抱き寄せて軽めのフレンチキスをした。  
 それが愛しく感じた林田は桃里の抱擁に呼応するように抱きしめるのだった。  
 互いに無言で体をすり合わせて聞こえるのは呼吸音だけだったが、林田は万感の思いだった。  
林田「(森さん、森さ〜ん)」  
 少し後、桃里が口を開いた  
桃里「…私だけ気持ちいいんじゃずるいよね。」  
林田「えっ!?」   
 抱擁し合いながら押し当てる林田の熱く硬い者を桃里は敏感に感じ取っていた。  
 
 そう言ったかと思うと桃里は林田の突きそそる物を両手で柔らかに包み込んだ。  
林田「あっ!」   
桃里「よく解らないけど、やってみるね。」  
 不慣れな手つきで握っているものを上下させる桃里、もう片方の手で震えるような感じで  
 根元の袋の裏を撫でる。  
林田「あっ!あっ!森さん」  
 自分の手以外の物でいじられる感触に林田はもうどうしようもなかった。  
桃里「だ、大丈夫?」  
林田「うん、あんまり気持ちいいから…」  
桃里「…じゃあ、さっきのお返しだよ」  
 というと顔を林田の股間へ寄せていき、ぎこちなく咥えたりとし始めた。  
 桃里は桃里なりに本で見たように舐めたり、接吻したりと、しごきながら桃里なりに精一杯  
 尽くしていた。  
林田「うう…森さん…俺もう…!」  
 たまたま桃里が咥えた状態から接吻しようと口を離した時、勢いよく林田は昇天した。  
林田「……俺もいっちゃいました。」  
 「くすり」と笑うと桃里は林田の腹部から腿に渡るまでかかった精液を桃里はやさしくティッシュで拭き取った。  
 
 とりあえず抱擁し合うしかないなかった二人だが、林田が悪戯するように腰や胸を撫で回したりすると  
桃里「やだぁ」  
 といって軽く体を捻る、がそれは拒絶の仕草では当然なかった。  
桃里「裸で抱き合うのって気持ちいいね。」  
 と微笑むと  
林田「森さ〜ん」  
 と甘えるような声を出して子猫のように桃里とじゃれ合う。  
 濃厚な愛撫でこそなかったが、乳首や股間などに触れ合ううちに   
 桃里の反応が性的なものになっていった。それに伴い林田もまた復活していた。  
桃里「ん、あん…」  
 一度絶頂を迎えた体は先ほどの不安は殆どなく、林田の愛撫に素直に反応している。  
 林田も緊張が解け互いに経験がないなりに自然な感じに楽しんでいた。  
林田「森さん。いきますよ。」   
桃里「うん」  
 と掛け合うと林田は自分の股間を桃里の割れ目にこすり付けようにしていった。  
桃里「…ん」  
 やがてゆっくりと桃里と一体化していく。   
   
 ズズ、ズ  
 
桃里「!」今までの快感とは異なる痛み、自分の体内に異物が押し分けて入ってくる痛みが走る。  
林田「痛い、やめようか?」  
桃里「やめないで、少しずつでもいいから」  
林田「…はい…」  
 
 途中止めたりしながらなんとか全部入った状態で二人は見詰め合っていた。  
 というよりは林田が桃里に気を遣っているといった方が正しいだろう。  
桃里「林田君、動いてもいいよ。」  
林田「ほんとに大丈夫?あんまり痛かったらやめるよ。」  
桃里「痛くてもいいから、ちゃんと最後までしたいの。」  
林田「うん じゃあゆっくり…」  
 というと林田もぎこちなくピストン運動を開始した。  
林田「(俺、遂に森さんと…)」  
    
 ヌチャ メチャ ズチュ ・・・・・・  
 
桃里「ぅうん くぅ」  
 時間がどれ程経ったのだろうか、実際にたいした時間は経ってないが桃里にも僅かながら  
 快感が感じ始めてきた。  
林田「ん、ん…」  
桃里「ん、…はっ」  
桃里「ねえ 林田君…気持ちいい?…」  
林田「…うん とても気持ちいいよ…森さんは?」  
桃里「よかったぁ、私も何だか少しずつ気持ちよくなってきたよ。」  
 そう確認しあうと桃里も林田の動きに精一杯ながら合わせようとする。  
桃里「ん、ん」  
 林田もわずかだがスピードを上がった。  
 
   
ヌチャ メチャ ズチュ ヌチャ メチャ ズチュ ・・・・・・  
 
まだ激しい運動ではなかったが今の二人にはそれだけでも十分だった・・・  
 
   
林田「森さん 俺、もう……」  
桃里「っは、ん 林田君」  
 林田は絶頂に達し桃里の上へ崩れかかって来た。  
 それを抱きとめる桃里。暫くの間その状態で結合部はそのままの状態で抱き合っていた。  
桃里「林田君 涙で顔がぐしゃぐしゃだよ。」  
 というと  
林田「そういう森さんだって…」  
 と答える  
桃里「ふふふ…」  
林田「ははは…」  
 二人は軽く笑いあった。そして熱い口づけを交わして互いに向き合って自然に眠った。  
   
 1時間後ぐらいで目覚めると  
 林田の呼びかけに対して桃里が抱きつくことで応えた  
桃里「にゅ〜ん(ゴロゴロゴロ…)」  
林田「ちょっと森さん」  
 林田の肩にから胸に渡る所に甘えるように顔を頬すりする。林田は幸福をかみ締めながら  
 腕枕にもっていった・・・  
 
 ・・・・・・・・・  
 林田は桃里を家まで見送ることにした、  
 桃里が少し歩きずらそうであった。  
林田「本当に大丈夫?」  
桃里「大丈夫だって」  
 と明るく笑顔で返す。  
 林田が手を繋ごうとすると桃里は  
桃里「たまには…」 ギュッ  
 腕を絡ませて体に密着させて頭を寄りかけてきた。  
林田「(ほわぁ〜この時間が永遠に続けばいいのに…)」  
 もう日が暮れて薄暗く人気はなかったがそれすらも幸せに感じる・・・  
 二人は笑福軒まで脚を進めた・・・  
 
 店の前までくると  
桃里「じゃあ また明日学校で。」  
林田「うん じゃあね。」  
 と挨拶を交わし桃里は店へ向かおうとした  
 が踵を返して再び林田の傍へ来て・・・  
桃里「じゃあね。」  
 と軽くキスをして照れくさそうに小走りで笑福軒へ入っていった。  
林田「うん(ジ〜ン 感涙)」  
 林田は天にも昇るような心地で帰路についた。  
 が、あることを思い出した。  
林田「やべ!家族が帰る前に布団のシーツ替えて、森さんの血の着いたシーツ洗わなければ…」  
 桃里は洗って帰るといったが余韻を壊したくない林田は「いいよ」と断っていちゃついていた。  
 以前から寝鼻血したこともあるのだが、流石に親も破瓜の血と鼻血の違いは気づくだろう・・・  
 林田は笑顔でほころびつつも足をちょっとだけ早めて急いだ。  
 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−翌日−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
    
 
  放課後に今日も授業が終わり部活動の時間だ。東は今日、芸能活動で学校を休んでいる。  
  同じクラスの3年はみんなで部活へと向かう。  
 
 林田、桃里から後方を歩く皮村が小声で藤原に話しかける。  
皮村「なあ、あの二人今までとは明らかに違うよな。」  
藤原「あたしも今それを言おうとしてたのよ。自然になったというか、でもちょっとギクシャクしてるといか…」  
 チョメジが人目を気にしてばれないように少しだけ身を乗り出す。  
チョメジ「拙者も同感だ!なにかあの二人に今までにない深い絆を感じる!」  
   
 部室へ着くと下級生はまだ来ていない。  
皮村「丁度いいし、チャンスだな。」  
チョメジ「うむ、確かめるんだ虎呂助!」  
藤原「ちょっと、あなたたち」  
林田、桃里「えっ!?何?」  
藤原「したでしょ…」  
林田、桃里「なっ!?」  
 二人は驚きつつ紅潮して戸惑う。  
チョメジ「契りを交わしたかと聞いておるのだ!」  
 
皮村「答えを聞かずとも…」  
藤原「その反応が答えになってるわね。」  
林田、桃里「………(どーー  冷や汗)」  
チョメジ「これで元服の儀を済ませたか亀太郎(うんうん)」  
皮村「男になったな林田(ツー… 涙)」  
藤原「じゃあ、二人が結ばれた記念に何か食べにいきましょ!当然二人のおごりで!」  
林田「ってちょっと待てーーー練習だ」!練習!お前らとっとと着替えろ!」  
藤原「まぁ 照れちゃって可愛い!」  
 流石に今の林田に説得力はない。  
皮村「所で森さん、林田君との初行為はもう済んだんだから、ちぃとばかりおじさんが触るくらい問題ないよね(ハァハァ)」  
 と髭眼鏡をかけいやらしい手つきで迫る  
桃里「ええーっ!ちょっと!!」  
 ゲシッ!!ゲシ!!ッゲシッ!!  
 林田の鉄拳がすかさず飛ぶ!  
 今日もいつもの日々が始まる。武道場の玄関の音が聞こえ下級生もきたようだ。  
よしお「チワッすッ」   
中山「どうもです。」  
春迫「ウぃス!」  
やがて新入部員の二人もやってきた  
 繰り広げられるいつもの楽しい光景を桃里は笑顔でを眺めていた。  
 
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−後日談−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  
 
桃里「♪〜♪」  
 桃里が上機嫌に鼻歌を歌いながら料理に励んでいる  
 それを怪訝な表情で見つめる父・桃児の姿があった。  
桃里「!あっ! もう少しで夕飯できるからちょっと待ってよ。あっ洗濯機鳴ってる!」  
 と気がつくとそこに立っていた父に驚きつつ、料理の片手間に逃げるように洗濯機へ向かっていった。  
桃児「…………(汗)」  
 
 
桃児  
  最近桃里の様子が変だ…  
 いや変というよりもなんといか、新婚時代の里子を見ているような…  
 林田君と付き合い出した頃とはまた違った感じだ。  
 単に充実しているといか、そんなんじゃなくてもっとこう女っぽいというか…  
 我が娘ながら色っぽいというか…大人っぽくなった感じだ…  
 フェロモン!?  
 !!!  
 雌だ!!雌の匂いがする!!  
 まさか桃里、女に…女になったのか!?  
   
   
・・・・・桃児の苦悩は続く・・・・・  
 
                           
 
 
                           おわり  
 

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