「はは、森さんの家に行ったことは何度かあるけど、中山の家に来るのはこれが初めてだなぁ。  
お邪魔しま〜す。」  
そういって、林田は靴を丁寧にそろえて玄関に上がった。  
「あ・・・その・・・実は、今日両親が2人とも都合で出かけてまして・・・。今日、家にいるの  
私一人なんです・・。」  
朔美は、モジモジしながら切り出した。  
「なんだ、そーなのか。じゃあ気兼ねなくいられるな・・!!・・・そういえば偶然だな。今日、うちも  
家空いてんだ。明日香は明日香で友達の家に行ってるか、ケンジとデートでもしてんだろ。ったく、  
羨ましいもんだ・・。いつも俺一人だけ、さえねーよな・・。はは・・。」  
そういって、林田は苦笑いした。  
「えっ・・・。」  
朔美は、一人赤くなった。鈍感な林田は、その表情を掴みきれなかった。  
「あの・・先輩、今日、夕食はどうされるんですか?」  
「え?んー、そだなー。コンビニの弁当で一応すませとこっかな、って感じだけど。」  
「あの・・・じゃ、じゃあ私何か作ってもいいですか?先輩のために人肌脱ぎたいんです!」  
「おお、そうか!じゃあちょいと御馳走させてもらおっかな。いつかお前に作ってもらった  
ロールキャベツ、すごく上手かったよ、ありがとう中山!」  
「あ・・・は・・・はい(赤)」  
朔美は、冷蔵庫に残った食材を使って、林田のためにいろいろ料理を振舞った。  
林田の好きな料理がカレーライスということを聞いて、カレーにサラダやスープなど、  
さまざまな品々をテーブルの上にのせた。  
「うぉぉ!すごくうまそうだな!いっただきます〜!」  
「あ・・あの、、食べ終わったら気軽にくつろいでおいてください。なんなら私の部屋にいて  
もらってもかまわないんで。」  
朔美は勇気を出して、切り出した。  
「いやぁ・・はは、まいったな、そこまで気をつかってもらわなくても。まあ適当にいさせてもらうよ。」  
林田は手をふりながら苦笑いで答えた。  
 
朔美は、林田に部屋を案内した。  
「へぇ・・ここが中山の部屋か・・。やっぱかわいい部屋だな。」  
「いっいえ、そんなことないですから(汗)」  
かわいいという言葉に朔美は反応してしまったが、努めて冷静に振舞った。  
「じゃあちょっと休憩させてもらおうかな。」  
林田は朔美の部屋のカーペットに寝転がって明日の想像をした。  
ここ一番の勝負に勝って、桃里に告白。そんな都合のいいイメージは相変わらずだ。  
しかし、いつのまにか疲れがどっと噴き出し、眠りについてしまった。  
それを見届けた朔美は、にこっと微笑むと、シーツをそっと林田にかぶせてお風呂に入った。  
「はぁ・・・どうしよ、もし先輩このまま帰らなかったリとかしたら・・。」  
朔美は、シャワーを浴びながらさまざまなことを思い巡らせていた。  
いま、自分の部屋にあこがれの先輩がいる。それだけでも、自分でも心臓の鼓動がわかるくらい  
ドキドキする。その中で、朔美は数日前の皮村とのやり取りを思い出していた。  
---------------------------------------------------------------------------  
「え・・・?好きな人に告白する方法?」  
「あ・・・はい。皮村先輩なら何かわかるかなと思って。唐突な質問でごめんなさい。」  
「ホント唐突だな。他に誰か尋ねるやついねーのかよ?」  
「えっと・・・さっちゃんたちには、私が成功するイメージのことしか見えないみたいで・・。  
森先輩は魅力的ですけど、なぜか彼氏いないみたいですし・・。綾川先輩は三浦先輩と熱々で  
すし・・。藤原先輩にはきついこと言われそうですし・・。東先輩は・・よくわからないです。」  
「いや、それは分からなくていいから。ふぅーん・・・で、何で林田にはたずねないのかなぁ?」  
皮村は、ひやかしのつもりでちゃかしてみた。  
「あっ!えっと・・それはそのう、えっと・・・。」  
朔美が泣きそうな表情になるのを見て、皮村は慌ててフォローした。  
「ああああ、はいはいはいはい。林田はそういうの疎いもんねえ、尋ねても仕方ないもんなw」  
「あっ・・えっと・・・は、はい・・。」  
朔美が安堵した表情になったのを見て、皮村はまた溜息をついた。  
 
「はは、んなの簡単じゃん。普通に『好きです』って堂々と言えばいいのよ。」  
「そ、そんなの唐突すぎて、はや・・い、いや、相手の人ひいちゃいますよぉ!」  
一瞬しゃべりかけたが、朔美は慌てて口をつぐんだ。皮村は、しらんぷりをしておいた。  
「要は気持ちだよ!熱意が伝わりゃいいの!下手な小細工よりよほどいいぜw んで、(林田)が  
『中山・・おれもだ。』とだきかかえる!そして、濃厚なキスの後、そっと(林田)が中山の  
スカートに手を入れ、陵辱プレイ!そんでベッドイン!そして2人は本能の赴くままに・・・w」  
「やー!どうしていきなりそうなっちゃうんですかぁ!まじめに考えてくださいよぉ!」  
「ふぅ・・冗談はさておき、おれみたいなブサイクスケベキャラ(by森さん)なんかでホントに  
いいのかよ?恋愛のことはよく分かってるつもりだけど・・力にはなれねえかもな。」  
「あ、その・・ど、どんなことでもいいんです!」  
「気持ちが大事ってのはホントだぜ・・。百万回でも『好きです』っていってやりゃあいいさ・・。  
そうすりゃ思いだけでも十分に届くさ。ふられることを気にしちゃ彼氏どころか何もできやしねえよ。  
つらい思いをするのは、オレだけで十分さ・・・。」  
「え・・?先輩、何かあったんですか?」  
「ああ、いやいや、こっちのこと。まあ臭いことばっか教えてもいけねえから実践テクだ!簡単に男を  
オトス方法教えてやっよ!いいか、男を家に呼び込んでだな、まずは料理をいろいろ振舞う!  
んで、男が家にもう少しいるようなら長居させろ!もしかしたら夜まで寝ることもありうる。  
んで、風呂から出てだな、バスタブのまま本人の前に立つ!そしてタオルを剥ぎ取って、『先輩!  
好きです!私の思い受け取ってください!』これで完璧!ま、頑張れ!」  
やはりこの男には男臭さのかけらもない。どこまでも最低なやつだ。  
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「・・・絶対に騙されてるですぅ・・(泣)」  
朔美は憮然とした表情でシャワーを浴びていた。もっとも、途中までは偶然にも事がそう運んでいるが。  
部屋では、林田がようやく目を覚ました。  
「う〜ん・・。中山に黙って帰るのも悪いな・・。上がってくるまで待とう。」  
その後に迎える急展開を、まだ、誰も知らない。  
 
朔美は、意を決してタオル1枚のまま、部屋に乗り込んだ。  
柔道着の下には何も着ないという勝手な風習を信じ込んでしまった朔美には、無理もなかった。  
「おー、なかや・・・ぶふぉゥエ!!何してんだ中山!そんなんじゃ風邪ひくだろ!」  
そういって、林田は逆にシーツを朔美に羽織った。  
「せんぱ・・・」  
しかし、その先が出てこなかった。やはり、自分には、無理だった。  
「こんなに暗くなっちまった・・。鍵はおれが持ってるから、明日香のやつ怒るかもしんねーな。」  
「あ・・・。」  
林田が帰ってしまう。しかし、朔美には引き止める勇気はなかった。しかし・・!!  
「ん?なんだこれ?お、占いの本じゃないか。何だ、中山、占いに興味あるのか?意外だなー、  
ちょっと見せてくれるか。」  
それは、昨日見た本だった。林田は、自分の運勢を占おうと本を手に取ったが、本の中には林田の  
名がいっぱい書き込みされてあった。ぱっと開くだけでも、目に当たる可能性は高い。  
「あー!!や、だ、だめですぅー!!」  
「なんだよ、ちょっとくらいいいだろ?見せてくれても。」  
「だめ、だめですよぉー!」  
「お、おい、そんなに動くなって!!」  
ハ  ラ  リ ・・・・  
朔美を唯一守っていたタオルが、シーツもろともはぎ落ちた。  
 
「きゃああああああああああああああああ!!」  
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」  
ド  サ  ッ  
生まれたままの姿の朔美を目の当たりにした林田は、ベッドに崩れ落ちた。  
「せ・・せんぱ・・い?」  
タオルを適当に身にくるめながら、朔美は恐る恐る声をかけた。  
目を覚ました林田は、明らかに何か違っていた。  
 
「中山・・・。」  
ゆらりと林田は朔美に近付くと、全身で朔美を抱擁した。  
「中山・・・こんなにオレのこと・・好きだったんだな・・。」  
林田の名前がたくさん書き込まれているページが、開かれたままカーペットに落ちている。  
「・・・!!先輩・・・!?」  
朔美は何がなんだかわからず混乱した。しかし、自分の思いを林田が受け取ってくれたことを確信した。  
 
「先輩・・・ごめんなさい・・。今まで黙ってて・・。わたし・・初めて中学の時にお会いしてから  
・・・先輩のことが・・・ずっと・・好きでした!!」  
知らず知らずのうちに、涙がとめどなくあふれてくる。  
林田は、そんな朔美の涙を直接指で拭き、頭をゆっくりなでた。  
「バカだな・・そんな・・・おれのために剣道や柔道を・・無理してやることもないじゃないか・・」  
「無理なんかじゃ・・・ないです。先輩のためなら・・・私何でもできます!」  
「中山・・・。オレもお前が好きだよ。」  
下半身からそそり立つ肉棒を抑えながら、林田はうっすらと苦笑いを浮かべた。それが何を意味するか、  
朔美にもなんとなくは理解できた。  
 
「ごめんな・・。こんなはしたないもの見させちまって・・。すぐに・・。」  
林田は部屋を出ようとしたが、林田の腕を小さな腕がそっと握り締めた。  
「・・・・・・・中山・・・・・・・・・・・・」  
「せん・・・ぱい・・・私の・・私の思い・・全部受け取ってくれま・・せんか・・。」  
朔美は震えた声のまま、皮村が教えてくれたあの一言を、言ってしまった。  
 
か細い声で大胆な発言を口にした少女の意図を把握した林田は、一時唖然としたものの、次の瞬間、  
自分の欲望によって、理性が駆逐されていくのを感じた。自分より首一つ背の低い少女を  
すっと抱き寄せ、やや不器用に、しかしゆっくり唇を重ねた。  
朔美も、緊張した表情を浮かべながらも、全てを林田に任せるという意志を示すがごとく、  
林田の背中に腕をまわし、目を閉じた。  
 
「お前を・・・全部感じたい。中山・・・」  
「先輩・・・私も・・・」  
 
いくらか昼間にかわした以上の濃厚な口づけを行った後、林田は朔美を抱きかかえて  
ベッドに連れて行った。少女の、小さくしなやかでたわわな肉体が横たわり、  
スリムだが、しっかり鍛えられている年頃の少年が、ゆっくりと覆いかぶさっていく。  
 
「・・・・あ・・!!」  
 
抱き合った時から勃起してきた、胸に突出している2粒のまめが、林田に交互に指で動かされ、  
舌で舐め取られる。朔美も、自分の淫乱さを、理屈ではなく、肌で感じ取っていた。  
 
「んぁ・・・・ああ・・!!」  
 
幼い乳首が少年の舌になぶられるたび、朔美は快感に近いような悲鳴をあげる。  
キスもしたことのない少女には、いいようもない感触だった。  
もっとも、それは林田も同様であったが。  
ランドセルを背負っている小学生と間違われそうな自分の、小さく脆弱な乳を、  
あこがれの人が舐め取ってくれている・・・  
朔美は、それだけでもいいようのない嬉しさと気持ちよさを感じていた。  
頭の中に描いていた普段の雰囲気が、桃里が、ベリ子が、みんなが消えていく。  
目の前にも頭の中にも、林田のことしか思い浮かべることしかできなかった。  
 
「先輩・・・あ、あ、気持ち・・・いいで・・す・・」  
 
朔美の率直な気持ちを肌で感じ取り安心した林田は、より大胆な行為を始めた。  
 
乳首を舐め続けていた舌先がみぞおちに滑り落ち、くびれをなめながらゆっくり  
へその方向に流れはじめた。  
林田の舌先とその舌使いを、朔美は肌で感じ取る。  
 
「ああんっ!!」  
 
体が、熱いものに触った時の反射神経のように波打つ。  
 
だが、林田はそんな朔美の声も耳に留めることもなく、くるったように舐め続ける。  
へそを通り過ぎ、その下の、ジャングルのない秘密の花園へと舌が到達した時、  
全神経を使って、朔美は体を震わせた。  
 
「うあん!いや・・・」  
 
本能に従って、林田はゆっくり朔美の脚を広げさせていく。  
関節を痛めないように、すぅっと。  
ピタリと閉じられていた朔美の秘唇が、ゆっくりその全貌を現していく。  
あまり色づいてない薄いピンク色の大陰唇が口を開け、まだ小陰唇の発達があまり見られない、  
性器とは一途に呼べない形状の秘裂が、しかし色っぽく余すところなく目の前に現れた。  
 
「やだ・・・そんな・・恥ずかしい・・・です」  
 
大きく広げられた股の間に、林田はゆっくり顔をうずめた。  
まだ複雑な形状になってない肉粒の秘宝を、自身の舌先で、林田はゆっくりもてあそび始めた。  
 
「あ!!あん、ふぁぁ・・!!やん・・」  
 
自分で触ったこともないクリトリスの感触を、朔美は楽しむ暇もなかった。  
全身を震わせ、目を閉じて林田の行為に身をまかせている。  
むしろここまで覚悟ができているのかということに、林田の方が驚いた。  
 
「ふぅ・・ん!!ひ・・あん!!」  
 
あえぎ声を発し続ける朔美は、辞書でしか見たことのなかった「官能」の世界に引きずりこまれていく。  
 
敏感な肉芽をしゃぶられ、未熟なスリットを左右交互に舐められ、  
朔美は自分の体がとろけていくような不思議な気分を感じ取っていた。  
林田は、クリトリスをいたぶっている舌先が濡れている事をじかに感じた。  
朔美の感性がいっきに高まろうとしているのだ。  
 
「いくぞ・・中山。」  
 
顔を近づけた林田の鼻先に、尿とはまた違う、異臭の、いや、朔美の場合はそんな低次元な  
世界などではない。  
朔美の放つフェロモンの成分を感じた林田はさらに興奮し、思わずクリトリスの肉芯をここぞ  
とばかり思い切り舐めあげた。  
 
「ひ、あん、あっ、ああん、あっ・・・・!!!」  
 
舌で敏感な突起物を弄ばれた朔美は、全身をダイナミックに震わせ、  
今までとは違う最高の高鳴りの叫び声を発した。  
 
「ごめんな・・・中山・・・大丈夫か?」  
「いえ・・こ・・これくらい・・・大丈夫・・です。」  
「・・・・中山・・・。」  
「・・・・・?」  
 
不意に、林田の舌が秘部から離れた。  
自ら衣服を脱いで裸になり、勃起した肉棒をうらめしそうに見つめている。  
それは、欲望よりもこれから自分が行うことへの罪悪感だった。  
 
朔美は、林田の思いを、なんとなくではあるが感じ取った。  
 
「・・・・・・・」  
保健の授業中に、なんとなく聞かされていた性体験の話し。  
自分には縁のないものと思っていた。関係のないものだと思っていた。  
しかし、現実に目の前で行われようとしている。  
朔美は、さまざまな考えを巡らせていた。  
 
「中山・・・ごめんな。これがどういうことか・・・分かるか?」  
「は・・・はい、何となくは。」  
「・・・・・いれても・・・・いいか・・」  
「・・・・で、でも無理です。先輩のそんな大きいの・・・入らないです。」  
「いや、大丈夫だ。そんなに濡れてるんだ。あまり抵抗もなく入るさ。」  
「先輩・・・」  
「さ・・・中山、おいで。」  
 
朔美は、震える体で林田の元に歩み寄った。  
胡坐をかいた林田は、少女の両脇を抱え、塗れぼそった少女の秘唇に、自分の肉棒をあてがった。  
 
「あ・・・いや・・・あたってる。先輩の・・・。」  
 
朔美は、また目を閉じて、上を向いた。  
 
「はは・・おれのために・・・こんなに濡れるなんて・・悪い子だな、中山。」  
「わ・・・私、悪い子です・・。だから・・もっと・・私にいろんなこと  
・・教えて・・ください・・  
」  
朔美は、涙をためながら林田に抱きよった。  
 
林田は、朔美の気持ちの整理がつかないうちに、照準を定めた後、  
一気に腕だけで朔美の脇を抱きかかえ、肉棒の上に朔美の体を一気に降ろし、自身を貫いた。  
 
「ふっ・・・ああああん、あああん!!」  
 
ほとんど抵抗なく挿入がなされた瞬間、朔美は背中を反らせ、林田の肉棒を受け止めた。  
全開になった朔美の秘唇が林田の肉棒と密着し、卑猥な水音をたてている。  
 
「痛いか?中山・・・ごめんな・・」  
「大丈夫・・です。す・・少しだけ・・ですから。」  
 
クチャックチャッズリュッズリュッ・・・  
 
愛欲にいきり立った少年の肉棒が、幼い秘唇に激しく出入りを続けていく。  
 
「あん、ん、あぁ・・・はぁ・・ん・・・」  
 
ゆっくりとしたピストン運動が続けられていく。  
初めての経験ならば、当然少女には痛みと苦しみの方が勝っていた。  
しかし、少女の中には一方で林田の愛を全身で受け止め、一つになっていることへの喜びもあった。  
まだ得ていないヴァギナ感覚を、これから少し少しづつ身に付けていく・・・。  
少女は、自分でも信じられないような快感を、全身で感じ取っていた。  
これが、セックス。経験したものにしかわからない、快感。  
朔美は様々な思いを交錯させていたが、それらも脳裏の片隅に消えていった。  
 
「あ、あつい・・・・なんか・・・とけちゃいそうです・・せん・・・ぱ・・・い」  
「おれも・・・すごく気持ちいいぞ・・中山・・・」  
林田も目を閉じたまま、朔美とつながった世界を楽しんでいる。  
 
「いい子だ・・・いい子だ、中山・・・」  
林田は朔美の髪の毛をやさしくかきあげ、口づけをかわしながら腰を上下に動かしていく。  
 
「ど・・どうしよ・・・先輩・・・気持ち・・・いいです」  
お互いに口づけをかわし、離し、また口づけをし、しかし接合部のピストン運動だけは  
変わりなく続けながら、2人は悦楽の瞬間を楽しんでいた。  
 
ジュルッジュルッグチュッヌッヌッヌッ  
 
「んぅっふぅぅん・・・!!」  
朔美の柔らかい声と同時に、接合部の林田の肉棒からつぅと小さな液が染み出てくる。  
それは、アドレナリンを高め、林田のピストン運動を最終段階へと導かせるに至った。  
林田は組んでいた脚をのばし、気をやる体勢に没頭した。  
 
「ふあっ、あっ、んっ、は・・ああん・・・」  
 
朔美は、騎乗位の体勢で下から突き上げられる。  
林田は足と胴を90度に折り曲げながら、朔美の顔を見つめたまま腰を動かしている。  
 
「好きです・・・好きです・・・・・先輩っ!」  
朔美も、自らも快感に浸るため、少しずつからだが動いてきた。  
膣はよじれ、襞にお互いの愛液が少しずつ混ざり合い、子宮は少年の欲望を最奥で受け入れている。  
 
「うぉ・・あ・・し、シマってきたぞ・・中山!!」  
「あ・・・出して・・・出してください先輩っ!一緒にっ・・一緒に・・・っ!!」  
最後は、林田と一緒に朔美も全力で動き出し、お互いの腰の動きがクロスした。  
 
「はぁぁぁぁぁんっああああああん!!」  
「中山っ・・・・うああああぁぁ!!!・・・・・・・・・・」  
 
ビュルッリュッビュッドクッドクッドクツ  
 
極限の中で、2人は、同時に果てた。  
 
朔美の中に、熱い液体が放出された。  
朔美は、全てをさらけだしたかのように安心すると、林田にもたれかかり動かなくなった。  
林田は、肉棒を引き抜こうとしたが、少し間をおいて止めた。  
「まだ・・・この時を楽しんでいたい・・・。」  
林田は、気を失った朔美に再び口づけをした。  
そして、つながったまま、眠りについた。  
----------------------------------------------------------------------  
翌日。体育祭を目の前に、部員たちは部室に集まっていた。  
ガチャ  「・・・・・・・・・・・・・オハヨ」  
「うわぁ!?どうしたんだ皮村!!前にやせ薬を飲んでたときよりひでぇ!!」  
「昨日ね、夢を見るときだけ皮村を部長の姿にして菊に襲わせるって設定だったの。  
夢の中のオレは林田だって連呼させたのよ。一晩中菊の夢を見たからこたえたでしょうね。」  
「・・・・・・・・・(この男だけは未来永劫敵に回したくない)・・・」  
全員が、同時に間違いなくそう思っていたはずである。  
「そういえばどうしたの?林田くん、股間なんかおさえちゃって。トイレに行きたいの?」  
「いや・・・どうもヒリヒリするんですよ。おかしいなぁ、病気かな・・・。」  
「・・・・・・・・・。」  
朔美は、林田の様子を伺っていた。林田は、本当に昨日の事をはぐらかしているだけなのか、  
それとも本当に忘れているのか、朔美には分からなかった。  
「そういえばさ、昨日あんたがこの子と一緒に帰るのを見たって人がいるわよ。  
よっこの色男、この子の家で上手いことやったんじゃないの!?」  
「何いってんだ馬鹿!皮村じゃあるまいし。たしかに中山の家にはいたよ・・・。夜帰ったけどな。  
ちょっとウト寝しちまってたのかなぁ。おかげで明日香にはこっぴどく怒られたし最悪だよ・・・。」  
「まあ冗談は抜きにして、昨日最後に皮村が唱えた呪文て、よく調べたらあまり  
術にかからない人もよくかかるすごいやつだったらしいのよ。だから、部長みたいな単純な  
人間には体の中に浸透しちゃったんでしょうね。もっとも、なんらかの強い外的ショックで効果が  
遅れて出ることもあるってことだけど、ま、この男のことだから大丈夫でしょ。」  
「ほっとけ!!」  
ともかく林田の豹変の謎は解けたが、朔美には気が付かなかった。  
 
いよいよ体育祭の開会式が始まり、生徒たちは校庭へ飛び出した。  
朔美はグラウンドに行く前に、皮村にそっと耳打ちした。  
(あ、あの・・・皮村先輩、あ・・・ありがとうございます。)  
「・・・・・・・・・・ヘ、ソ、ソリャドウモ・・・」  
皮村は、普段自分から謝るようなことはたくさんしていても、なぜ感謝されるのかは  
分からなかった。もっとも、神経はかなり衰弱しており、それどころではなかった。  
今日一日足をひっぱりまくり、林田たちに叱られるのは自明のことであった。  
朔美は、林田を見ながら時節赤くなった。  
(先輩・・・私と先輩、2人だけの秘密ですよw)  
「おーい、中山ちゃーん!!」  
「あ、さっちゃん!」  
山咲幸子たちがかけてきた。朔美も、彼女達のもとに向かうべく走り出した。  
しかし、腰がうずき、思わず腰をおさえた。  
まだ体の中に何かが挟まってるような感触が、うっすらと残っていた。  
「どうしたの?中山ちゃん、どっか痛いの?」  
「い、いや、何でもないよ・・いこいこっ♪」  
(ふぇ〜ん、今日一日上手く動けないかも・・・どうしよ〜)  
秋風が、ちょっぴり身にしみるそんな日々の中のできごとだった。  
 
 
 
----------------------THE END-----------------------------------------------  
 
 

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